SlideShare ist ein Scribd-Unternehmen logo
1 von 21
Downloaden Sie, um offline zu lesen
自己紹介
鈴木いっぺい
アメリカ:CA州在住
日本大手IT企業 + 北米IT企業4社 + M&A専門インベストメントバンキング + ITコンサル
創業
企業代表
MongoDB, RightScale, 他数社
Suzuki Consulting: 北米有望IT技術の日本市場インキュベーション事業
北米企業とのネットワーク、特にSCAM系のベンダー
今の時代:
過剰商材時代
何がヒットするか、予測が不可能
何もしなくても海を越えた商売が始まっている
目指すべきもの
顧客の目線に立った商材の抽出,評価、選択のプロセス
小さく生んで大きく育てる
売れなくても全然OK
ビデオを中心としたコンテンツの日本語化(Voice Over+Caption):
クラウドソーシング事業
Seminar, Conference, Training等、今はビデオコンテンツの時代
技術的なノウハウと、要点を押さえた翻訳能力(通訳技術とは異なる)
声優である必要は全く無い
人気のあるビデオコンテンツはタイムリーに日本語化すべき
クラウドソーシングによる、ビデオコンテンツの翻訳サービス
戦略的パートナーシップ/出資/JV/KK設立/買収:全てをカバー
Technology Due Diligence: ターゲット企業のCTO/CIOを対象とした企業の
開発能力Valuation
本当の顔:
Rock Musician
Beatles Tribute
80/90s Rock Cover Band
Christian Worship Music
ITバブルの到来
バブルの再来を示唆する多くの記事
異常なP/E Ratioを出している企業
LinkedIn(KNKD):942
Guidewire Software(GWRE):782
Amazon (AMZN):632
Netflix (NFLX):245
Facebook(FB):116
Twitter(TWTR):赤字経営で企業価値$300億ドル
IBM: 11.42
超高額な買収
FacebookによるWhasApp社の$190億ドルによる買収(創業4年、従業員55人 =
$345M per employee))
FacebookによるSnapchat社23歳経営者への買収オファーが$30億ドル
VCによる投資が高騰
IPO準備中の600社が$550億ドルの資金を調達(1社あたり$1億ドル)
47社が$10億ドルの企業価値を超える(Palantir, Pinterest, Box, Spotify, Fab, Square
他)
クラウド系ベンダーもバブル傾向
Workday, NetSuite, Salesforce.com等のSaaSベンダーは売上げの半分以上を営業/
マーケティングコストに消費するも、今だに赤字経営
Box.netがIPO計画を表明するも、2013年は$1.71億ドルを営業コストに消費する
も、$1.68億ドルの損失を計上
ハイテク業界のVC exitの動向
CBInsightsの報告
M&Aが大方を占めている
Facebookの動きが大きい
医療業界での伸びが顕著
パブリッククラウド事業の2極化
AWSモデル:セルフ型/Dev志向
AWSのビジネスモデル
マージンでは無く、Free Cash Flow(現金収支)を如何に増大させるか
マージンを減らす事でFCFを増大させる(シェア拡大志向)
長期的視野に投資(5∼7年):顧客第一、創造する力、そして冷静な判断
AWS市場シェア調査:$1bn/期の売上げ、しかし、MS, IBMの追い上げも強
い(Synergy Research Group)
Proprietary戦略
AWSのAPIに準拠したクラウドフレームワークを各社が提供しない理由
OracleのJava APIに対するコピーライト権が事例に(Google Androidに
対する訴訟)
独自チップ製造の動き(もはや汎用のチップ
AMDベースの独自チップがx386チップの1/10のコスト、半分の期間で
製造出来る分析
AWSが独自CPUをデザインして売る動き
Googleが自社のチップをデザインしている
Googleが独自CPUをデザインして売る動き
AWSが自社独自のチップデザイン事業に着手
価格競争(ほぼAWS, Google, Azureに限定)による価値提供
Bezosの法則:3年間で50%の値下げ
この法則によれば、早々に自社内データセンタを放棄し、パブリック
クラウドに移行する必要がある
Google分析:年間20~30%のHW値下げにクラウドサービスコストも同期す
べき
大手3社による価格競争激化の中で、それぞれの立ち位置が少し見えてきてい
る
クラウド運用が予測出来る企業の場合は、AWSの長期リザーブを利用
した方が得
オンデマンドとリザーブの混在環境の場合は、両社の比較で選択する
必要あり
ワークロードの予測が困難な場合は、Googleを使った方が有利
Azureは価格帯はマッチするが、PaaSレイヤーで差別化を図ろうとし
ている面あり
SIによるソリューション事業
DatapipeがAWSのクラウド管理サービス, Datapipe Cloud Analysisを開始
CSCがAWS事業戦略を発表:エンタプライズ向けのハイブリッドクラウドソ
リューション
IBM/SoftLayerモデル:コンサル/SIがつくOps志向
ビジネスモデル
プロフェッショナルサービス、コンサル、SI、アプリ開発/テストへのニーズ
に対応
セキュリティ、コンプライアンスを重視したソリューション
価格維持(競争激化、標準化ゼロ)
IDCの調査では、IBM, Cisco, HP, AT&Tがクラウドベンダーのトップとして評
価
既存のオンプレミスのユーザが販売対象:オンプレミス事業のクラウドへの
シフト(自分のレガシーの顧客層を浸食)
IaaSコストは安く押さえても、上位のサービスで高いマージンを確保する戦
略
クラウド事業社としてのポジショニング
両方を狙うのは不可能:どちらかのモデルに今は偏る必要あり
ハイブリッドクラウド事業に事業を集中化する事への課題
プライベートクラウドの市場の変化
プライベートクラウドが下降方向にある、という分析記事
プライベート運用コストが従来のデータセンタ運営と変わらない事が問題として大
きくなる
特にパブリッククラウドのコスト低減が続くとさらに明暗が
大手クラウド(AWS, Azure, Google)がデータセンタ運営の効率向上を極限までに高
める方向
限られた一部の企業内データがプライベートクラウドに残る (Data Gravity:重力の
大きいデータはクラウドに上らない)
カスタマイズ出来るパブリッククラウドも多く登場する
RightScaleのプライベートクラウド市場動向レレポート
実装レベルではVMWare仮想技術が大きな市場リードを取っているが、殆どが
vSphere/vCenterの導入ケースで、vCloud Directorは実装率が少ない。
OpenStackに関心は多く、ただし、実験中のユーザが多い上、
VMWare戦略を強化する必要あり
Positive
投資
OpenStackのベンダー、Metacloud社が$1500万ドルの出資を受
ける
パブリッククラウド事業
HPの$10億ドル投じて展開するHelionというOpenStackベースの
クラウド戦略を発表、OpenStackエンジニアを多数 Seattleで採
用、世界20カ所のデータセンタでサービス提供
Internap社がOpenStackベースのパブリッククラウドサービスを
スタート
プライベートクラウド事業
IBM Cloud Manager with OpenStackの発表:Icehouseを自社ハー
ドウェアで実装し運用管理するソフトウェア製品
Canonical社:Your Cloudを発表
OpenStack関連ベンダートップ15社の状況
他サービス
Atlantaサミットで発表されたOpenStack関連の新しいデータ
OpenStack MarketPlace:OpenStack関連ソフトウェア/
サービスのポータル
Mirantis社がStacklytics.comを発表:
Canonical社がOpenStackトレーニング:JumpStart
Negative
OpenStackの業界での予測:オープンソフトとして運命、エンドユーザ
での使われ方分析
OpenStackリリースから4年間、現在の状況は?
1/4のクラウドベンダーが2015年にはいなくなる、という予
測: Gartner Data Center Conferenceでの発表
IT企業トップ100社の内、25%がクラウド事業を断念する、という予測内容
主として買収(Consolidation)が主要因になる。
ユーザの8割がクラウドを利用する市場になる。
この動向は、顧客に対する不安に繋がるので、クラウドサービスの安定供給
をプロモートする事が重要。
IT市場の新しいプラットホームの登場
SCAM(Social, Cloud, Analytics, Mobile) が次世代のITを当面
牽引する。
IDC: 第3のプラットホーム
8割のアプリケーションはパブリッククラウド向けにで開発される。
パブリッククラウド事業は大手6社だけが残る。
AWS競合大手(MS, Google)はデータセンタ規模を倍近くに増強
2014以降、AWSはデータセンタ規模を20%増強する
プライベートクラウドの導入と比較してパブリッククラウド市場の成長
が著しく早い
2014年は$10億ドルがクラウド事業に使われ75%がパブリッククラウド
IBM: 次世代ITを構成するBig Four:Analytics, Social, Cloud, Mobileを推進
Cognosys : Social Mobile Analytics and Cloud (SMAC) Technology をコ
ンサル事業として進める。
Congnizant: 次世代ITモデルとしてSMAC (Social, Mobile, Analytics, Cloud)
コンセプトを提唱
SCAM市場への変遷
IoT(Internet of Things)市場にも影響を与えるSCAMモデル
データがこのSCAM市場を成長させる燃料になる
Data is the Next Oilという予測(実は、2006年からずっと語
られていた)
原油を掘削し、付加価値の有る商品(ガソリン、プラスティック製品,等)を生産
する事業が要
次世代ITの真の価値は今まで出来なかった(捨てていた、集める
事ができなかった)大量のデータを有効活用する事にある。
データが、SCAMのコンポーネントを支える重要な要素
データを共有し、戦略的な判断をするためのSocial
データを運用するプラットホームとしてのCloud(ビッグデータプラット
ホームも含む)
データを分析するためのAnalytics
データを収集/配信するためのMobile
データベースサービスがクラウド事業にとって最も重要な収益の
柱に成る可能性
DBaaSが次のキラーアプリになる、という予測
DynamoDBが2012年に発表された時点で、AWSにとって最も成長したサービ
ス
451 Research: MySQLのDBaaSは2012~2016の間にCAGR=81%の成長と遂
げると予測
Technology Business Reviewのレポート
トップ50社のクラウドベンダーは47%伸び、その多くがビッグデータアナリ
ティクスによるもの
Internet of Thingsの市場規模予測
IoT市場規模(wpengine)
79%の人間がコンピュータでインターネットアクセス
43.5%がモバイルデバイスを利用
17%がタブレットを利用
モバイルインターネットアクセスがデスクトップを超えつつ有る
80%のユーザに届くためには、156台のデバイスをサポートする必要あり
Best Computer Sciences Degrees
現在、100億個のデバイスがインターネットに接続されている、とされている。
この数、2015年には250億個、2020年には2000億個に増加する、と予測されてい
る。
Cisco
2015年には150億台、2020年には400億台のデバイスが繋がってネットワークを構
築する
2020年の台数の60%がIoE(Internet of Everything)系のデバイス
IoT市場の総利益は2022年には$14.4兆ドルにも登る
IDC
2020年までにデバイスは2120億台規模に
2020年には、売上げ$4.8億ドルに達する
Gartner
2020年までに、デバイスは 260億台に達する
業界は製造、医療、保険が最も伸びる
Juniper Research
1000万軒の家が2017年までにスマートホーム化する、との予測
医療業界
データ収集目的:リアルタイムでの人の健康状態分析に必要な
データを収集(心拍、体温、歩数、睡眠、等)
特定地域で生じた疾病のリアルタイムでの発見,分析、予防対策が可能になる
通院していない人も含めたデモグラフィックを収集(Meaningful Use準拠)
医療機器としての業界規制への対応に大きな注目がある
医療機関が絶対に収集出来ない非通院患者も含めた健康状況の把
握
mHealthの市場成長予測
BCC Research
2018年には市場規模は$215億ドルに達する
Allied Research
2013年には$83億ドルだった市場が2020年には$588億ドルに達する
Rock Health
2014年1Qだけで、Digital Health市場に対する投資は$7億ドルを超え、87%
の増加を継続
Telemedecine系への投資が最も多い
EMR市場
EMR市場が$230億ドルを超える、 という予測:Kalorama調査
ウェアラブル業界の大きな変化
Appleが狙っている、としている健康+フィットネスサービスプラットホーム
(AppleStoreと似たプラットホーム)
Appleが医療業界のスペシャリストを戦略的に採用している状況とiWatchと
の関連性
元Skypeの創業者が、ウェアラブルの新プロジェクト、Project Floridaを発足
データ収集の手法としてのウェアラブルデバイスの買収 がIoT/M2M事業にとって重
要なキーになりつつある。
買収戦略
FacebookのOculus社の買収はハードウェア事業の買収ラッシュを生むのか?
Intel社、ウェアラブルデバイスメーカ、BASIS Science社を買収
スマートウォッチ戦略:LG社が Androidサポートのスマートウォッチを発表
製品発表
Apple Healthbook: 来るiWatchをサポートするソフトウェア
Google Android Wear: Motorola, LGが出荷する腕時計装置をサポート
現在のウェアラブルの問題点を指摘したレポート(Endeavour Partners)
入手6ヶ月以内に、1/3のユーザは使用しなくなる
10人にActivity Trackerの所有者
3つの重要ゴール
習慣付けを促すデザイン
ソーシャル志向
ゴールの明確化
自動車業界
データ収集目的:リアルタイムの自動車/ユーザの行動パターン
の把握
ジオフェンシング(地域限定)、自動車保険の新たなソリューション(既に有り)
自動運転技術の実用化に必須
警察もDoT(米国交通省)も収集出来ないリアルタイムデータの
把握
主たる事業戦略
Apple CarPlay:車載OS
Android: Open Automotive Alliance
GoogleのWaze買収
自動車業界での動向調査
ABI Research社レポート
車載ナビの搭載率は2013年の22%から2019年には38%に伸びる
車内で利用されるスマホベースのナビ機能は遥かに数字が大きく、2019年に
は16.8億台出荷される予測
伸びる要因として、AppleのCarPlay、Car Connectivity Consortiumの
MirrorLink、GoogleのOpen Automotive Alliance等の浸透が大きい
Kontron社調査
自動車搭載PC市場は5つの分野に整理:警察、コマーシャル、公共交通、In-
Vehicle技術、農業
各社のConnected Cars戦略が活発
自動車メーカ
VW Chairman, Martin Winkerton氏がスマートカービッグデータの今後の方針
について解説:4つのコアステップ
アナログ技術をデジタルに変える
自動車のコンポーネントに戦略的にデジタル技術をEmbedする
デバイス間のコミュニケーションを向上する
自動車に関連するコンテンツの収集、提供
VolvoのConnected Cars戦略
Car-to-Car 通信をクラウド経由で提供:道路/渋滞情報を共有する実
証試験
雪道等の道路コンディションを検知、これから通過する自動車に通知
道路メンテナンスの最適化
テレコム事業者
Spireon と Sprintがパートナーシップを組み、Fleet Managementサービスを
共同で展開
Telefonica社がTesla Model Sの欧州でのネットワークサービスを提供する事
を発表
Sprintが Chryslerと協業、Connected Car戦略を進める
Nokiaが自動車IoT業界向けの投資ファンドを設立、$1億ドルの資金を調達、
Connected Carソリューションを狙う
IT企業
AppleのCarPlay準拠の車載ダッシュボードが登場
BlackBerryのQNX OSがイタリア企業、VisLab社によって車載OSとして 採用
エネルギー業界
データ収集目的:リアルタイムでの詳細な電力(他含む)消費パ
ターンの把握
スマートホーム市場の急速な成長
スマートホーム系のデバイスの数が2017年には1000万台を超えるという予
測:Juniper Research
TechNavio社の調査によると、家庭向けのM2M市場は2013~2016の間に年間
35.61%の成長率に達する、と予測。
電力会社が絶対入手出来ない、家庭内の電力使用状況の把握
GoogleのNest買収:Connected Homeデバイス
リアルタイムで家庭内の電力使用状況の正確な把握
節約策の提示
電力会社のdemand response対応に有益なデータ
家電品の利用状況を把握、製品サービスに適用
OPower社がIPOを達成
ユーティリティ事業者向けのSaaSベンダー
家庭や企業の電力使用状況をデータとして収集/分析、サービスを提供(州
によっては義務化)
料金請求の最適化
電力使用の節約提言
2014月時点で、2,200万軒の家庭で使用されている。
技術的には,ビッグデータ技術を駆使して、エネルギー使用状況に関する大量の
データを分析し、個別に顧客に対するソリューションを提供するBIシステムを運用
している
既に電力事業社と協業でソリューションを導入済み
Googleに買収されたNest社がIPO予定のOpower社より企業価値
が高い理由
価値 ハードウェア製造 ターゲッ
ト顧客
将来ビジョン
Nest 
 
買収金額:
$32億ドル
各家庭に設置するデバイスの
デザイン,製造を実施
コン
シューマ
ロボティクスに注力:製
品にそのコンセプトを投
入
OPower
  
資産価値:
$8.54億ド
ル
ソフトウェア開発で、ハード
はHoneywell等のメーカに依
託
ユーティ
リティ事
業者
スマートグリッド企業に
固執
このモデルにあまり合わないデバイス
Beats headphone:
音楽を聴いている時だけのデモグラフィック
fitbit, Nike等のフィットネス系のウェアラブル
運動/睡眠している時だけのデモグラフィック
スマホ
常に使用しているわけでは無い。
Human Interfaceはユーザ主導のアクションが必要
Google Glass
集める情報量は膨大だが、利用ユーザのプロファイルが限定
絶対的台数が少ない
データの時代
データ管理技術
NoSQL/Hadoopの台頭
勝ち組がかなり明確に:
バックエンドDWHデータソース:Hadoop: Cloudera: 投資額=
$900M(Intelが筆頭株主)
フロントエンドリアルタイムデータハブ:NoSQL: MongoDB: 投資額
=$243M(評価額$1.2B)
バッチ型Hadoop+リアルタイム型NoSQLの組み合わせが汎用的なモデル
高度な分析はHadoopで運用処理
リアルタイム型のSCAM型アプリにはMongoDBのデータハブを構築
IoT業界でもこのモデルがかなり汎用的になりつつある。
既存のRDB/データウェアハウスインフラに対してもフロントエンドにSCAM対応
データハブを置く
MongoDBでマルチRDBシステムからデータAggregationし、リアルタイムの
カスタマーサポートポータル、営業支援ポータル、企業内ポータルの構築
(ものすごく早く開発出来る)
SCAMモデルにはMEANスタックがよく合う
データ収集技術
ウェアラブル
facebookのOculus買収
JawboneのBodymedia買収
LG, SamsungがAndroid wearable対応のスマートウォッチ開発
AppleのHealthbook戦略
スマートメータ/サーモスタット
Google: Nest
Opower IPO
Silver Springs IPO
車載デバイス
Apple CarPlay戦略
自動車メーカ各社のConnected Car戦略
ロボティクス
Facebookが Droneのメーカ、Ascentaと協業、インターネットサービスを遠
隔地に提供する計画
Googleが合計7社のロボティクス企業を買収
GoogleがTitan Aerospace社を買収 (Gigaom
Boston Robotics社を買収
Amazon Prime AirはFAAの認可待ち
ビッグデータ/アナリティクス業界の動き(5月だ
けの動き)
投資/買収
買収
TIBCO Softwareが Jaspersoftを買収
Hortonworks社がHadoop SecurityのスタートアップであるXA Secure社を買
収
DellがStatsoft社というビッグデータアナリティクスを行なう会社を$200Mで
買収
投資
アナリティクスベンダー、New Relic社が$1億ドルの投資を受ける。
Pepperdata社、$500万ドルの投資を受ける:Hadoopの運用管理を行なう
ツール
アナリティクスベンダー、Sumo Logic社が $3000万ドルの投資をVCから受
ける
IBM Watson系投資
IBMがe-retailベンダであるFluid社に投資:Watsonの投資戦略の一環
IBMが医療アプリケーションベンダーのWelltok社に投資: Watson事
業戦略の一環
製品/戦略発表
Cloudera社とMongoDB社が戦略的提携:Hadoop/MongoDBの統合ソリューション
Oracle
Oracleが自社のNoSQL, Oracle NoSQL Database 3.0を発表
SAP
SAPがSAP HANAのリアルタイム分析ツールをバンドルで 提供
HPがConverged System for SAP HANAと呼ばれる開発支援ツールを発表
IBM
IBMがオンライン詐欺や金融犯罪による損害に対処するためのビッグデータ
アナリティクスソフトウェア事業を発足
Pivotal
Pivotal社が自社のビッグデータ関連製品をバンドルし、年間サブスクリプ
ションで提供開始
PivotalがHD 2.0を発表、Hadoopを正式に製品として提供開始、さらに
Gemfire XD:インメモリDBをPivotal HDと統合して
MongoDB
MongoDB 2.6を発表:高度なAggregation Engineのエンハンスでデータハブ
機能を強化
Teradata
Teradata社がQueryGridを発表、複数データストアをサポートするSQLインタ
フェースを提供、またJSONサポートを通してM2M業界への進出も図る
この考え方に基づく、幾つかの私見
プライベートクラウドの行き先は暗い
ビッグデータを運用するプラットホームでは無い
パブリッククラウドの価格戦略の最大の犠牲者
OpenStackのプロジェクトの動向
指向性が分散(ベンダーによってOpenStackビジネスモデルが異なる)
エンドユーザが増えない
Proprietary技術が市場の大部分を占めているIaaSの市場にオープンソースが
参入するモデル:Linux:Microsoft
リーダ企業のけん引力
全ての意味での標準化はあきらめろ
独自サービス、独自API、独自ハードウェア、独自CPUチップ、等の台頭
散々カスタマイズしたあげくにオープンソースとして公開:
Open Computing Project等:マザーボード、ストレージサーバ、スイッチ、
ラック、等
OpenStackの最終形はクラウドインフラを自由にカスタマイズできるオープンソー
ス
データを司るためのインフラを事業にする事がポイント
大量データを管理出来る事は当たり前
今はペタバイト級のデータベースは当然:RDBではスケール出来ない世界に
突入
大量のデータを単にストレージ管理出来るだけではため
Box.net, DropBox, etc…
特定の検索しか出来ない様では駄目
Key/Value Store, Memcached, DWH
変化の激しいSCAMに必要な機能をサポートする必要あり
機能性高いクエリー
インデックスによる高速化
アナリティクス/ビジュアライゼーション
複数データソースのアグリゲーション(レガシーデータ含む)
ジオスペーシャルアクセス
動的なスキーマ変更
とるべきSCAM戦略は、ITソリューションに限らず、IoTにも適用
すべき
クラウドインフラは、IoT業界の固有性にも対応出来るアーキテクチャ
IoT業界に於けるサーチエンジン技術の動向
デバイスの所有者情報、利用状況、顔認証、周辺情報(気温、気圧,
等)
Sigfox社が米エリアでIoT専用のセルラーネットワークサービスを開始
San Francisco市内でIoT専用のサービス(通信速度:遅、ノード数:
大量)
M2Mの時代に向けてセルラーキャリアが意識する必要の有る要件
IoT専用の周波数帯域
セキュリティの確保
IoT固有の顧客サポート
ローミング対応
IoTがネットワーク事業に与える影響を簡潔にまとめた記事
IoTノードは、自動車、ユーティリティ、リテール、医療で最も伸びが
顕著

Weitere ähnliche Inhalte

Ähnlich wie 次世代ITの時代に向けての提言:scamアーティストになれ!

PWC 第4回スライド(111120)
PWC 第4回スライド(111120)PWC 第4回スライド(111120)
PWC 第4回スライド(111120)zoesuke8592
 
日本ベンチャーにとってのシリコンバレーでのチャレンジと成功へのヒント
日本ベンチャーにとってのシリコンバレーでのチャレンジと成功へのヒント日本ベンチャーにとってのシリコンバレーでのチャレンジと成功へのヒント
日本ベンチャーにとってのシリコンバレーでのチャレンジと成功へのヒントブレークスルーパートナーズ 赤羽雄二
 
MAとか扱う前に知っておくべきマーケティング基礎
MAとか扱う前に知っておくべきマーケティング基礎MAとか扱う前に知っておくべきマーケティング基礎
MAとか扱う前に知っておくべきマーケティング基礎Yasunao Kikuchi
 
ソフト業界生き残りの条件
ソフト業界生き残りの条件ソフト業界生き残りの条件
ソフト業界生き残りの条件Katsuhide Hirai
 
Innovation, how to make it
Innovation, how to make itInnovation, how to make it
Innovation, how to make itOsaka University
 
これからの品質経営のあり方:企業価値最大化に向けた「顧客価値創造活動」と「組織能力強化」の連携
これからの品質経営のあり方:企業価値最大化に向けた「顧客価値創造活動」と「組織能力強化」の連携これからの品質経営のあり方:企業価値最大化に向けた「顧客価値創造活動」と「組織能力強化」の連携
これからの品質経営のあり方:企業価値最大化に向けた「顧客価値創造活動」と「組織能力強化」の連携Yuichiro KATO
 
【IMJ】オウンドメディアマーケティングの現在と未来 江端浩人(I・CON2014)
【IMJ】オウンドメディアマーケティングの現在と未来 江端浩人(I・CON2014)【IMJ】オウンドメディアマーケティングの現在と未来 江端浩人(I・CON2014)
【IMJ】オウンドメディアマーケティングの現在と未来 江端浩人(I・CON2014)IMJ Corporation
 
No codecamp weekly_output adalo database_20201112
No codecamp weekly_output adalo database_20201112No codecamp weekly_output adalo database_20201112
No codecamp weekly_output adalo database_20201112翼 宮崎
 
【Sales Marker】採用資料_2023_06.pdf
【Sales Marker】採用資料_2023_06.pdf【Sales Marker】採用資料_2023_06.pdf
【Sales Marker】採用資料_2023_06.pdfCrossBorder1
 
モデリングの彼方に未来を見た
モデリングの彼方に未来を見たモデリングの彼方に未来を見た
モデリングの彼方に未来を見たHagimoto Junzo
 
運用・保守性を高めるためにやった事
運用・保守性を高めるためにやった事運用・保守性を高めるためにやった事
運用・保守性を高めるためにやった事binaryta Narita
 
エンジニアのキャリアを考える
エンジニアのキャリアを考えるエンジニアのキャリアを考える
エンジニアのキャリアを考えるMKT International Inc.
 
座談会資料(討議メモ付き) 20120512
座談会資料(討議メモ付き) 20120512座談会資料(討議メモ付き) 20120512
座談会資料(討議メモ付き) 20120512知礼 八子
 
人類kintoneマスター化計画
人類kintoneマスター化計画人類kintoneマスター化計画
人類kintoneマスター化計画Cybozucommunity
 

Ähnlich wie 次世代ITの時代に向けての提言:scamアーティストになれ! (20)

Lean conference2013/TOC
Lean conference2013/TOCLean conference2013/TOC
Lean conference2013/TOC
 
PWC 第4回スライド(111120)
PWC 第4回スライド(111120)PWC 第4回スライド(111120)
PWC 第4回スライド(111120)
 
日本ベンチャーにとってのシリコンバレーでのチャレンジと成功へのヒント
日本ベンチャーにとってのシリコンバレーでのチャレンジと成功へのヒント日本ベンチャーにとってのシリコンバレーでのチャレンジと成功へのヒント
日本ベンチャーにとってのシリコンバレーでのチャレンジと成功へのヒント
 
081108 Web Strategy Presentation
081108 Web Strategy Presentation081108 Web Strategy Presentation
081108 Web Strategy Presentation
 
MAとか扱う前に知っておくべきマーケティング基礎
MAとか扱う前に知っておくべきマーケティング基礎MAとか扱う前に知っておくべきマーケティング基礎
MAとか扱う前に知っておくべきマーケティング基礎
 
ソフト業界生き残りの条件
ソフト業界生き残りの条件ソフト業界生き残りの条件
ソフト業界生き残りの条件
 
Innovation, how to make it
Innovation, how to make itInnovation, how to make it
Innovation, how to make it
 
SQiPシンポジウムアブストラクト作成のポイント
SQiPシンポジウムアブストラクト作成のポイントSQiPシンポジウムアブストラクト作成のポイント
SQiPシンポジウムアブストラクト作成のポイント
 
これからの品質経営のあり方:企業価値最大化に向けた「顧客価値創造活動」と「組織能力強化」の連携
これからの品質経営のあり方:企業価値最大化に向けた「顧客価値創造活動」と「組織能力強化」の連携これからの品質経営のあり方:企業価値最大化に向けた「顧客価値創造活動」と「組織能力強化」の連携
これからの品質経営のあり方:企業価値最大化に向けた「顧客価値創造活動」と「組織能力強化」の連携
 
【IMJ】オウンドメディアマーケティングの現在と未来 江端浩人(I・CON2014)
【IMJ】オウンドメディアマーケティングの現在と未来 江端浩人(I・CON2014)【IMJ】オウンドメディアマーケティングの現在と未来 江端浩人(I・CON2014)
【IMJ】オウンドメディアマーケティングの現在と未来 江端浩人(I・CON2014)
 
No codecamp weekly_output adalo database_20201112
No codecamp weekly_output adalo database_20201112No codecamp weekly_output adalo database_20201112
No codecamp weekly_output adalo database_20201112
 
【Sales Marker】採用資料_2023_06.pdf
【Sales Marker】採用資料_2023_06.pdf【Sales Marker】採用資料_2023_06.pdf
【Sales Marker】採用資料_2023_06.pdf
 
営業研修~押し売り営業からソリューション営業へ~
営業研修~押し売り営業からソリューション営業へ~営業研修~押し売り営業からソリューション営業へ~
営業研修~押し売り営業からソリューション営業へ~
 
モデリングの彼方に未来を見た
モデリングの彼方に未来を見たモデリングの彼方に未来を見た
モデリングの彼方に未来を見た
 
運用・保守性を高めるためにやった事
運用・保守性を高めるためにやった事運用・保守性を高めるためにやった事
運用・保守性を高めるためにやった事
 
エンジニアのキャリアを考える
エンジニアのキャリアを考えるエンジニアのキャリアを考える
エンジニアのキャリアを考える
 
座談会資料(討議メモ付き) 20120512
座談会資料(討議メモ付き) 20120512座談会資料(討議メモ付き) 20120512
座談会資料(討議メモ付き) 20120512
 
リーンスタートアップ時代の事業計画とサービス開発、資金調達のあり方
リーンスタートアップ時代の事業計画とサービス開発、資金調達のあり方リーンスタートアップ時代の事業計画とサービス開発、資金調達のあり方
リーンスタートアップ時代の事業計画とサービス開発、資金調達のあり方
 
半年の動き
半年の動き半年の動き
半年の動き
 
人類kintoneマスター化計画
人類kintoneマスター化計画人類kintoneマスター化計画
人類kintoneマスター化計画
 

Mehr von ippei_suzuki

グラフデータベース:Neo4j、そしてRDBからの移行手順の紹介
グラフデータベース:Neo4j、そしてRDBからの移行手順の紹介グラフデータベース:Neo4j、そしてRDBからの移行手順の紹介
グラフデータベース:Neo4j、そしてRDBからの移行手順の紹介ippei_suzuki
 
日本語:近年のデータベース技術がもたらすビジネス収益 --Google-slides
日本語:近年のデータベース技術がもたらすビジネス収益 --Google-slides日本語:近年のデータベース技術がもたらすビジネス収益 --Google-slides
日本語:近年のデータベース技術がもたらすビジネス収益 --Google-slidesippei_suzuki
 
日本語:開発者向けのMongo dbオペレーションガイド
日本語:開発者向けのMongo dbオペレーションガイド日本語:開発者向けのMongo dbオペレーションガイド
日本語:開発者向けのMongo dbオペレーションガイドippei_suzuki
 
日本語:Mongo dbに於けるシャーディングについて
日本語:Mongo dbに於けるシャーディングについて日本語:Mongo dbに於けるシャーディングについて
日本語:Mongo dbに於けるシャーディングについてippei_suzuki
 
MongoDB: システム可用性を拡張するインデクス戦略
MongoDB: システム可用性を拡張するインデクス戦略MongoDB: システム可用性を拡張するインデクス戦略
MongoDB: システム可用性を拡張するインデクス戦略ippei_suzuki
 
MongoDB日本語紹介資料
MongoDB日本語紹介資料MongoDB日本語紹介資料
MongoDB日本語紹介資料ippei_suzuki
 
MongoDBご紹介:事例紹介もあり
MongoDBご紹介:事例紹介もありMongoDBご紹介:事例紹介もあり
MongoDBご紹介:事例紹介もありippei_suzuki
 
MongoDB概要:金融業界でのMongoDB
MongoDB概要:金融業界でのMongoDBMongoDB概要:金融業界でのMongoDB
MongoDB概要:金融業界でのMongoDBippei_suzuki
 
Cloud Computing Business Model
Cloud Computing Business ModelCloud Computing Business Model
Cloud Computing Business Modelippei_suzuki
 
Ippeis Cloud Computing Presentation(Tokyo2.0)
Ippeis Cloud Computing Presentation(Tokyo2.0)Ippeis Cloud Computing Presentation(Tokyo2.0)
Ippeis Cloud Computing Presentation(Tokyo2.0)ippei_suzuki
 

Mehr von ippei_suzuki (10)

グラフデータベース:Neo4j、そしてRDBからの移行手順の紹介
グラフデータベース:Neo4j、そしてRDBからの移行手順の紹介グラフデータベース:Neo4j、そしてRDBからの移行手順の紹介
グラフデータベース:Neo4j、そしてRDBからの移行手順の紹介
 
日本語:近年のデータベース技術がもたらすビジネス収益 --Google-slides
日本語:近年のデータベース技術がもたらすビジネス収益 --Google-slides日本語:近年のデータベース技術がもたらすビジネス収益 --Google-slides
日本語:近年のデータベース技術がもたらすビジネス収益 --Google-slides
 
日本語:開発者向けのMongo dbオペレーションガイド
日本語:開発者向けのMongo dbオペレーションガイド日本語:開発者向けのMongo dbオペレーションガイド
日本語:開発者向けのMongo dbオペレーションガイド
 
日本語:Mongo dbに於けるシャーディングについて
日本語:Mongo dbに於けるシャーディングについて日本語:Mongo dbに於けるシャーディングについて
日本語:Mongo dbに於けるシャーディングについて
 
MongoDB: システム可用性を拡張するインデクス戦略
MongoDB: システム可用性を拡張するインデクス戦略MongoDB: システム可用性を拡張するインデクス戦略
MongoDB: システム可用性を拡張するインデクス戦略
 
MongoDB日本語紹介資料
MongoDB日本語紹介資料MongoDB日本語紹介資料
MongoDB日本語紹介資料
 
MongoDBご紹介:事例紹介もあり
MongoDBご紹介:事例紹介もありMongoDBご紹介:事例紹介もあり
MongoDBご紹介:事例紹介もあり
 
MongoDB概要:金融業界でのMongoDB
MongoDB概要:金融業界でのMongoDBMongoDB概要:金融業界でのMongoDB
MongoDB概要:金融業界でのMongoDB
 
Cloud Computing Business Model
Cloud Computing Business ModelCloud Computing Business Model
Cloud Computing Business Model
 
Ippeis Cloud Computing Presentation(Tokyo2.0)
Ippeis Cloud Computing Presentation(Tokyo2.0)Ippeis Cloud Computing Presentation(Tokyo2.0)
Ippeis Cloud Computing Presentation(Tokyo2.0)
 

次世代ITの時代に向けての提言:scamアーティストになれ!