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スクー「ゼロ秒思考」のメモ書き実践による、仕事の質とスピードを早く上げる方法(新入社員向け)

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スクー「ゼロ秒思考」のメモ書き実践による、仕事の質とスピードを早く上げる方法(新入社員向け)

  1. 1. 「ゼロ秒思考」のメモ書き実践による 仕事の質とスピードを早く上げる方法 (新入社員向け) schoo授業 ブレークスルーパートナーズ株式会社 マネージングディレクター 赤羽 雄二 akaba@b-t-partners.com www.b-t-partners.com http://b-t-partners.com/akaba/ http://twitter.com/YujiAkaba http://www.facebook.com/yuji.akaba 2 0 1 4 年 4 月 8 日
  2. 2. 内 容 1. メモ書きにいたった私自身の経歴 2. 問題把握・解決力の強化 3. 仕事が遅い理由 4. 仕事を3倍速に 5. 情報力が低い理由 6. 情報力を3倍増に 7. 会社、上司、先輩に何を期待し、何を期待しないか? 質疑応答 1
  3. 3. 1. メモ書きにいたった 私自身の経歴 2
  4. 4. 3
  5. 5. コマツにて超大型ダンプトラックの設計 4
  6. 6. スタンフォード大学大学院で機械工学修士を取得 シリコンバレーの空気に初めて触れる 5
  7. 7. マッキンゼーにて14年間、日本企業、韓国企業の 経営改革、新事業創造にパートナーとして取り組む うち、10年間500週、ソウル往復 世界二十数カ国からコンサルタントを動員 日々学ぶことが多く、入社早々メモを開始 6
  8. 8. 2000年以降、日本発の世界的ベンチャーを1社でも多く 生み出すべく、ブレークスルーパートナーズを創業 ベンチャー共同創業、経営支援 大企業の経営改革、人材育成、新事業創出支援 「ゼロ秒思考」、「7日で作る事業計画書」 7
  9. 9. 8 特許・発明者検索 帯域安定化・帯域有効活用 企業・業界データベース モバイルクラウド セキュリティ 掌静脈認証 電動オートバイ 3Dプリンター フルボ酸ウォーター 次世代コミュニケーションアプリスクリーンコード、画像コード化技術
  10. 10. 9 スマートフォンゲーム 乙女ゲーム クラウドゲーム 世界中の人が一緒に歌う Web・スマホアプリ なかよしもしもカメラ 英語学習アプリ 富裕層・資産アドバ イザー向けメディア 歯科医・一般向け メディア こども脳機能バランサー
  11. 11. 10 学生23チーム100名が参加した、 2ヶ月間の開発合宿を企画、運営 (宿泊、オフィス、サーバー等すべ て無料。食費補助。交通費補助)。 大きな話題を呼んだ TRIGGER他、多数のビジネスプランコンテストで 基調講演、審査員、企画・運営に関わる
  12. 12. 11 学生マーケティングコンテストapplimには、2010年 の立ち上げ時から深く関わる
  13. 13. 全米でも注目されているシリコンバレーのベンチャー キャピタル、Fenox Venture Capitalのアドバイザー Y Combinator、500 Startups等、トップインキュベー ター出身のベンチャーに出資。上場直前も出資 事業会社から出資募集中。シリコンバレーを含む最 新情報を提供し、出資企業から1名オフィスに受け入れ 1年に8000件に接し300社を精査、10社出資 12
  14. 14. インド製造業幹部100名への事業計画作成ワークショップ 13
  15. 15. 6時間で完成、チーム内で交互にプレゼン 14
  16. 16. 各チーム代表が全員の前でプレゼン 15
  17. 17. メモ書き(後述)も全員にやっていただきました 16
  18. 18. 17 好きなもの: サンダーバード
  19. 19. 18
  20. 20. 19 週末はテニスを
  21. 21. 2. 問題把握・解決力の強化 20
  22. 22. リーダーシップ 21
  23. 23. 成功するリーダー  熱意 – 絶対に成功させるという断固とした意思、情熱 – 事業ビジョン、事業構想の明確さ – 顧客について何時間でも語ることができる熱意 – 事業への真剣さ、真面目さ – 負けず嫌い、ネアカ  向上心 – 成長意欲の強さ、どん欲さ – 誰からも学ぶ謙虚さ、素直さ – 耳に痛い忠告も、頑なにならず聞ける  柔軟性 – 頭の切り替えの早さ – 心の整理の素早さ 22
  24. 24. リーダーシップ 23 リーダーシップとは、人に命令することではない 周りが慕って、自然についてくること 人の話を聞くことがすべての出発点 ビジョンを示し困難に立ち向かう勇気を生み出す 沈着冷静に指示を出せること。危機に際して、常に平常 心でいられること . . 優先順位付けが鍵 同時に複数のことを処理できること。並行処理
  25. 25. 独りよがり、思い込みを避けるには  独りよがり、思い込みを避けることは、実は簡単  現実を直視するかどうか、耳の痛い話を聞くかどうか  知らない人に話して、すぐ感心してくれるかどうか。すぐ感 心してくれないものは、多分だめ  長々と説明したくなるものは、多分だめ  いつも顧客・ユーザー、部下、同僚、家族など、相手の話 を真剣に聞き、今何を話しているのか、何を伝えたいと 思っているのかを全力で理解するよう努める  「ビジョン、信念」と「独りよがり、思い込み」は別 24
  26. 26. 相手の話を聞く力、相手の心情を心から 理解できる感受性 25 相手の話を聞く力が何よりも重要 聞くふりをして聞き流すのではなく、本気で聞く 相手に好奇心を持って聞く。うわの空は即死 「~~いうことですね?」と確認する 聞く力というよりも、真剣に聞く姿勢がすべて リーダーシップの大前提
  27. 27. コミュニケーション力が極めて重要  口八丁、手八丁というタイプではなく、人間力が鍵  会社の大小を超え、業界を超え、国を超えて交渉し、意 気投合し、即決即断できる人材でないと勝負にならな い . . . 英語は今まで以上に必須  人と接する時、明るいこと。上から目線でないこと。ダメ だしではなく、褒め、褒め続けること 26  リーンスタートアップ時代には、他人を活かし、電光石 火で動き、早く失敗し早く学ぶ事業、会社が勝つ  1社だけではなく、他社との協業が極めて大切
  28. 28. ポジティブフィードバック  どんな小さなことでも褒める。その場で褒める  問題指摘、改善内容等は後で伝える。その場は褒める だけ  結果が今ひとつだが努力・プロセスはよい場合、「頑張っ たね!」とねぎらう  だめな時は「今回はうまく行かなかったが、次はこうしよ う」と励ます。「この糞野郎。おまえは地獄に堕ちろ」ふう のことを絶対に言わない 27 費用ゼロ。成果は即時、部下には感謝され、チーム全員 のスピードが上がる。成長が加速
  29. 29. 問題把握・解決力 28
  30. 30. 問題把握・解決力とは 29  問題発見をする感度、アンテナの高さ  次々に質問しながら問題点を掘り下げ、一気に本質を見 抜く探求心、洞察力  普段から問題意識を持って世界中の情報に接することに よる、引き出しの多さ  短期間に解決策を立案するスピード感と決断力  決定したら断固として実行する強い意志と実行力  人を巻き込み、やる気にさせて実行さしめるリーダーシップ
  31. 31. 問題把握・解決力を鍛えることは実は簡単 30  「メモ書き」 . . . 毎日10ページ  2x2、3x3のフレームワーク作成 . . . 毎日6個  ホワイトボード活用トレーニング  好奇心を持って人の話を熱心に聞く  何でもすぐやる。メールを速攻で返す. .即決即断  リラックスし、かつトップスピードで走り続ける
  32. 32. 頭がものすごくよくなる 「メモ書き」 31
  33. 33. 頭がよくなり、考えが整理できるメモ書き メモを書くねらい –頭に浮かんだことをすべてメモに書き留めることにより、考えを整理 する、頭がすっきりする –自分が何を悩んでいるのか、はっきり見える。悩みが大幅に減る –メモが外部メモリになるため、頭の働きがよくなる – 暗黙知を形式知化する – インタビューメモ、人から聞いたお話、ミーティング議事録など、すべて一 元管理できる 方法 –思いついたこと、気になること、疑問点、次にやるべきこと、自分の 成長課題など、頭に浮かんだことはすべてメモに書きとめる – メモはすべてA4コピーの裏紙に – 必ず、1件1葉で。必ず横置きで、左上にタイトル、右上に日付を書く – 頭に浮かんだことをすべて書く、ということで、毎日10ページ • 真剣に考えていれば、毎日10ページ程度にはなる • 1枚1分で素早く書く。毎日10分程度 – 夜まとめてではなく、思いついたその瞬間に書き留める、という習慣づけ 32
  34. 34. メモに書き出してみる 33  嫌なこと、ストレスになっていることを全部書き出してしまう  ぼかさず、相手の名前を入れて思う存分書き出してしまう  言いたいこと、ぶちまけたいことを全部書く  書きたいだけ書く。メモに負の感情を出すのは、決して悪いことで はない。抑えてもくすぶっていくだけなので、遠慮なく書く  愚痴だと堂々巡りになりがちだが、メモにはそれがあまりない。目 の前にはっきり書かれていると、その次が自然に見えてくる  書いてみると、なぜか新たな発見がある。直感力が活きる  不思議なほど、考えが深まっていく
  35. 35. 34 メモ見本
  36. 36. 35 メモ見本 左 に 寄 せ て 、 下 も 少 し 空 け て ↑ 4~6行、各20~30字 A4横幅の2/3程度が目安
  37. 37. 昨年末、「ゼロ秒思考」を出版  メモを毎日10ページ書くだけ – A4の裏紙を横置きにして – 4~6行、各20~30字 – 1ページ1分で – 毎日10ページ – 思いついた時にさっと書く  効果 – 迷いが大幅に解消する – 自信が生まれる – 頭がどんどん整理される – 優先順位が明確になる – アクションが早くなる 36
  38. 38. A4用紙に書く理由  ノートを使わないのは? – ノートだと、あっという間に何十冊にもなってしまう – 似たタイトルのメモがあっても整理できない – 他のA4資料等と一緒に整理できない  日記帳を使わないのは? – 似たタイトルでも整理できない – 怨念がたまる。なぜか頭の整理になりにくい  PCでない理由は? – 1分で1ページ書き出して、その場で並べてみることが全くできない – どこででも簡単に書く、ということがまだ現実的ではない – 図を素早く書けないので、文字だけで無理やり表現しようとする  スマートフォンでない理由は? – 1分で4~6行、各20~30字のスピードが出ない – 並べてみるなどが全くできない – 図を素早く書けない 37
  39. 39. メモを多面的に書く 重要な課題に関して、徹底的に深掘りすることが重要 例えば、「だめだと思っていることをずばっと言いきれないのは?」というタイトルのメモを書 いたとすると、それに加えて ・なぜずばっと言いきれないのか? ・ずばっと言いきらないと何がまずいのか? ・ずばっと言われると相手はどう思うのか? ・ずばっと言わない自分を相手はどう思うのか? ・ずばっと言わないのは、具体的に何を指摘し、どう変えるべきかわからないからでは? ・○○さんにずばっと言うべきことは? (4~5人を具体的に) ・そもそもコーチングとは? ・ずばっと言いきるのがいい時とまずい時は? をそれぞれメモに書くと効果的 多面的に、こちら側からあちら側から、中から外から、上から下から書くことで 1.今まで見えなかった側面がはっきり見える 2.十分考えていなかったことをしっかり考えることができる 3.理解不能と思っていた相手の行動、絶対いやだと思っていた相手・自分の行動への 理解が深まる。別の見方ができる 4.全体としてもやもやが整理でき、新しい自分としての取り組みができる 38
  40. 40. クリアフォルダによるメモ整理 39
  41. 41. クリアフォルダの重ね方 40
  42. 42. Facebookページ 「ゼロ秒思考」 メモを書いて 悩みをなくし、頭を整理しよう 出典: https://www.facebook.com/zerobyo.shikou 41
  43. 43. メモ書きの練習(タイトル例)  自分の強み  自分の成長課題  3年後までに何を達成したいのか?  10年後までに何を達成したいのか?  そのために、今年中に何を達成すべきか?  会社に入って何をしたいのか?  会社に入ってもあきらめずに続けることは?  どういうリーダーになりたいか?  人の話を今よりずっとよく聞くには?  ポジティブフィードバックをどう実行するか? 42
  44. 44. メモ書きの練習(タイトル例)  仕事が遅いのはなぜか?  どうして迷ってしまうのか?  迷うと何がいけないのか?  迷わない人は誰か? どうして迷わないのか?  迷わないと質が落ちるのか?  仕事が早くできた時、何がポイントだったか?  仕事が早くできた時、質が落ちたのか?  仕事が早い人はどういう工夫をしているのか?  仕事が早い人は何を考えていると思われるか?  仕事が早くなったら、空いた時間をどうするか? 43
  45. 45. メモ書きの練習(タイトル例)  資料作成の時間を半減するには?  資料作成に着手する前にすべきことは?  資料作成にあたって上司の意見をどう確認するか?  資料作成で特に時間がかかることは?  資料の使い回しをするには?  会議時間を短縮するには?  会議がなぜ長いのか?  長く議論すると質が上がるのか?  短時間で会議しながら、うまく合意するには?  会議の数を半減するには? 44
  46. 46. メモ書きの練習(タイトル例)  ネットでの情報収集を今後どう行うか?  情報収集でどう時間を取られているか?  情報収集の時間を削減するには?  情報収集に溺れないためには?  Facebookを情報力強化にどう役立てるか?  今後、どういったイベント、セミナーに参加するか?  何でも相談できる5年先輩、10年先輩は?  何でも相談できる相手をどう確保するか?  アンテナを高く上げるには?  怠けずにやり続けるには? 45
  47. 47. メモ書きの練習(タイトル例)  インタビューをうまく行うには?  どういう時、インタビューをうまくできたか?  どういう時、インタビューをうまくできなかったか?  その時、どうすればよかったのか?  インタビューで話が盛り上がった時、どうすべきか  遠慮せずに質問するには?  遠慮せず質問しながら相手を喜ばせるには?  相手の本音と建前をどう見抜くか?  どういう時、相手は本音を言うか?  どういう時、相手は建前しか言わないのか? 46
  48. 48. 成長し続けるには 47
  49. 49.  誰もが常に高いわけではない。ただ、高く維持しようとする 努力は可能  意欲、向上心、エネルギーは伝染する。強い人に折りにふ れて接し、エネルギーを注入する  力みをなくし、トップスピードで走る  人より半歩でも一歩でも先に行く  同年齢、3歳上、10歳上の相談相手を数名確保  土日の過ごし方が重要 シリコンバレーに一度行ってみる 向上心を維持、強化する工夫 48
  50. 50. 熱意・向上心・柔軟性があれば、 いくらでも成長できる。 なりたい自分になれる! 49
  51. 51. ただし、努力をし続ける人は、 残念ながらごく少数 50
  52. 52. 「ゼロ秒思考」のメモ書きは、 一番簡単な努力の積み重ね 51
  53. 53. 3. 仕事が遅い理由 52
  54. 54. 仕事が遅い理由 53 他部門との調整に時間がかかる 差し戻し、やり直しが多い 会議が多い、時間が長い メールに多くの時間を取られる 書類・資料作成に時間がかかる 顧客対応、営業等は別の要素が大きいので、いったん抜いています
  55. 55. 仕事が遅い理由 ① 54 書類・資料作成に時間がかかる 作り始めるまであれこれ悩む 調べ尽くさないと不安で書類をうまく作れない 何度も作り直ししてしまう。これでいいのかよくわからない 上司が何を求めているのかはっきり言わない、言えない 上司が後出しじゃんけんをする
  56. 56. 仕事が遅い理由 ② 55 メールに多くの時間を取られる メールが毎日数十通~百通以上来る 返事を書いているうちにさらに次々にメールが届く メールの未読がどんどん増え、気が滅入る 返事ができないうちに仕事が増える、状況が悪化する メールを1通書くのも時間がかかる メールの返事をするのに色々調整が必要になる
  57. 57. 仕事が遅い理由 ③ 56 会議が多い、時間が長い 長時間の会議が多い、しかも時間延長される 会議の目的、期待成果があいまい 似たような会議がいくつもある。誰もよくわかっていない だらだら話をするが、結局何も決まらない 決まらないため、再度会議が設定される
  58. 58. 仕事が遅い理由 ④ 57 差し戻し、やり直しが多い さんざん上司に文句を言われ意見を入れて作った資料、企 画、サービスが会議で簡単にひっくり返される 上長の気分と出し方次第で差し戻しになることが多い 部下の立場では、なかなか改善しづらい。 上司の立場では、最大限努力して避ける。
  59. 59. 仕事が遅い理由 ⑤ 58 他部門との調整に時間がかかる 自部門だけで決められない案件が大半で、常に他部門と 調整し、確認しなければならない 部門間で責任のなすりつけ等があり、誰も決められない
  60. 60. 4. 仕事を3倍速に 59
  61. 61. 仕事を3倍速に ① 60 書類・資料作成を スピードアップする  頭に浮かぶことをメモ20~30ページに吐き出す。それを並べて 再構成し、いくつか書き直して、それからパワーポイントにする  情報収集は最初に1時間区切って気になる言葉で調べまくる。 大事そうなものは全部印刷して赤丸をつけておく  作った資料は「再利用フォルダ」に必ず入れておく  他の人の作った資料もよいものは同様に入れておく  いったん全体を作りあげ、それから改善することを習慣にする
  62. 62. 仕事を3倍速に ② 61 メールを素早く書く、返信する  「来たメールは即座に返信する」ことを習慣にする。溜めれば溜 めるほど、悪循環が起きる  単語登録を200~300個する • 最初の2文字で。2文字で区別できない時は、第1字+第 3字で。最頻出は最初の1字で • 例1: あけ → 明けましておめでとうございます。 • 例2: ども → どうもありがとうございました。 • 例3: ぱ → パワーポイント • むずかしい人名は最初に登録  クライアント・プロジェクトごとにフォルダを作り、そこにメール、 ファイル等を保存しておく(gmailの場合はできない)  メールはいったん書き上げたら3~5回以上見直して完璧を期 す。その方が自信がつき、結局は早くなる
  63. 63. 仕事を3倍速に ③ 62 会議を最小、最短に  自分が主催できる場合、あるいは社長・上司に進言できる場合、 すべての会議時間の半減を宣言し、即時実施する  5分ミーティング、10分ミーティング、15分ミーティングを多用する  会議で何を決定するか事前に告知する  共有だけの会議は当分見合わせる(意識が変わるまで)  議論はホワイトボードを使ってリアルタイムで整理する(次ページ)  会議のリーダーは間を空けず、てきぱきと進行させる(進行の巧 拙で全体のテンポが大きく変わる)  会議ごとに人件費を明示する
  64. 64. ホワイトボードを活用したチームディスカッション  ホワイトボードを活用すると、チームの生産性が飛躍的に 上がる  リーダーは、ディスカッションのテーマを決め、左上に書く  左側に問題点・課題、右側に解決策を書く  発言内容をできるだけそのまま、聞きながら書く  読みやすいよう、きれいに書く  時間は15~30分でホワイトボード1ページを埋める  終了後、写真を撮り、それを議事録とする 63
  65. 65. ホワイトボードの効果的な使い方  リーダーが書く(書記を使うことはあまり効果的でない)  その時、何を話す時間なのかをはっきりさせる。すなわ ち、議事進行をきちんとおこなう。ブレーンストーミングで あっても、結論を確認する時間を作る  最初はまとめようとせず、話を聞いて書く . . . わかり にくい時は躊躇せず、また恥ずかしがらず聞きなお し、簡潔に言い直してもらう  書いたものを指差して、言いたいことが表現されている か本人に確認する。他の人が話し始めていてもやんわ り制止して確認し、積み上げていく方が効果的  論点がすれ違いの時は、それを整理し、どこに ギャップがあるかできるだけ図示する(ここでフレー ムワーク、ロジックツリーが生きる)  誰が何をいつまでにやるか、明確に決め、確認し、書く。 検討すべきリスク項目なども明確にする  ざわついた時は注意を促す。大きめの声で  左上に会議のタイトルと出席者、右上に日付を書く  複数の議題、トピックがあるときは、左上に小さく箇条書 きしてから始める(場合によって時間配分も明記する)  印刷したときにはっきり読めるように、字の大きさ、読み やすさなど留意する  下半分は椅子にすわって書く方が早い、きれい、落ち着 いて判断できる  最初は誰でもあがる。思っていることの半分も書けな い。場数が必要(20回程度) ホワイトボードの効果的な使い方  テーマによっては話がぶれやすい。それ ぞれが言いたいことを言って終わる  時間はかかるものの実際は何も決まら ず、誰が何をいつまでに実行すべきか はっきりしない。決めたと思っても漏れが ある  論点のすれ違いを明確にできず、平行線 のまま議論が続く  報告はでき、結論は出せても、本質的な 問題解決につながらない  リーダーはいいミーティングだったと思っ ても、チームメンバーは今ひとつ何が何だ かわからない。情報共有したようでいてし ていない、方針を出したようでいて、出し ていない 一般の会議・ミーティングで見られる問題点  ホワイトボードに書こうとしても、発言者の 内容がよく理解できない(実際何を言いた いかわからないことが多い)  ホワイトボードの前に立つと、何をどう進 めたらよいか、よくわからなくなってくる  議論が発散するのでまとめようとしても、 皆がついてきてくれない。皆言いたいこと を言う ホワイトボードを使う時起きる現象、むずかしさ 64
  66. 66. 仕事を3倍速に ④ 65 差し戻し、やり直しを最小に  社員なら、社長あるいは経営幹部と何らかの形で接点を持ち、 会社の大きな流れを把握しておく  ある程度は避けられないので、一々それでやる気を失わない よう、「スルー力(りょく)」をつける。スルー力は自分に対する客 観視から生まれる(斜め上から自分を見おろしてみる感じ)  チームリーダーあるいはそれに準じる立場なら、自分の気まぐ れ、思い違い、軽い気持ちでメンバーが右往左往することを肝 に銘じる
  67. 67. 仕事を3倍速に ⑤ 66 他部門との調整を素早く  他部門のリーダーと普段から関係を築いておく。社外人脈と同 様、社内人脈が大きな差を生む  相手の立場でどうしてほしいか、何が困るか常に考える。これ ができない人が多いので、味方作りに効果的  利害関係がある場合は、一段上を動かす。下をつついても動 かないものは動かない . . . 見極めが重要
  68. 68. 5. 情報力が低い理由 67
  69. 69. ⑦情報収集に何かと時間をかけているが、 そもそもアンテナが低く、問題意識・感度が弱い ⑥ネットでの情報収集は比較的熱心かつ 適切に行うが、イベント、現地での情報収集が不足 情報力が低い理由 68 ⑤ネットでの情報収集は比較的熱心かつ 適切に行うが、相談できる相手があまりいない ④ネットでの情報収集の大事さはわかっているが、 実際はしたりしなかったり徹底しない ③ネットでの情報収集に気を取られすぎて、 いつもこれでは不十分だと気になり続ける ②ネットでの情報収集に結構時間をかけているが、 大事な情報が抜けていることがよくある ①ネットでの情報収集に時間を割きすぎて、 その結果、本来の仕事があまり進まない
  70. 70. 情報力が低い理由 ① 69 こういう方は、非常に多いはずだ。熱心であればあるほどもっと調べなけ ればと思い、有用そうな情報もネット上で多く得られるので、やめることが できない 情報収集は手段にしか過ぎないのに目的化してしまい、大半の時間を費 やしてしまう。ほとんどネット中毒と言ってもよい。それでもやめられない 本であれば、読み終えれば次の本を買うか、図書館に行って借り換えな ければならないため限度があるが、ネット情報は無限にあるため、止める のに苦労する ネットでの情報収集に時間を割きすぎて、 その結果、本来の仕事があまり進まない
  71. 71. 情報力が低い理由 ② 70 こういう方は、①の亜流だ。時間をかけてはいるものの、最新の方法を使 いこなしていなかったり、体系的な工夫が足りなかったりするため、投入 時間の割に押さえておくべき情報を知らずに進めることがある。大変に もったいないし、大失敗にもつながる これが続くと、自分の情報収集力に自信がなくなり、結果として仕事への 自信もなくなってくる、という結構深刻な副作用もある ネットでの情報収集に結構時間をかけているが、 大事な情報が抜けていることがよくある
  72. 72. 情報力が低い理由 ③ 71 こういう方は、ネット中毒予備軍だ。情報収集は、右に行くべきか左に行く べきかの指針を得ることが大事であり、指針さえ得られれば、後は自分 で実際に行動してみればよいし、行動しなければ何も起きない 情報収集は、それにより進むべき方向に少し目安をつけることが目的な のに、不安を募らせるのは完全に本末転倒だ。不安を募らせ、いつも不 全感がある ネットでの情報収集に気を取られすぎて、 いつもこれでは不十分だと気になり続ける
  73. 73. 情報力が低い理由 ④ 72 こういう方は、時々目をつむって車の運転しているようなものだ。「高速道 路だし、直線だし、3,4秒くらい、ま、いいか」という運転では非常にまず いように、最新情報を調べ続けないで走ると、世の中で何が起きている のか部分的にしか把握できない 競合について知らなかったり、AppleやGoogleの新方針への対応が遅れ たりする ネットでの情報収集の大事さはわかっているが、 実際はしたりしなかったり徹底しない
  74. 74. 情報力が低い理由 ⑤ 73 こういう方は、ネットでの情報収集についてはよくやっておられることが多 い。常に最新情報にも通じており、知識も豊富だ ただ、こまめに勉強会に参加したり、そこで出会った人に後で会って情報 交換・意見交換したり、友達を紹介して輪を広げたりが苦手なため、ネッ トに上がらない生の情報、ネットではわからない大きな動向等をつかみ損 ねることがある そのため、せっかくのネットでの情報収集に濃淡、優先順位をつけづら く、本来の目的であるアクションにはつながりにくくなる ネットでの情報収集は比較的熱心かつ 適切に行うが、相談できる相手があまりいない
  75. 75. 情報力が低い理由 ⑥ 74 こういう方もネットでの情報収集についてはよくやっておられるが、こまめ にイベントに参加したり、現地で肌で感じる情報収集が苦手なため、ネッ トに上がらない生の情報、ネットではわからない大きな動向、手に取って 感じる大きな物の動き等をつかみ損ねることがある そのため、せっかくのネットでの情報収集に濃淡、優先順位をつけづら く、本来の目的であるアクションにはつながりにくくなる ネットでの情報収集は比較的熱心かつ 適切に行うが、イベント、現地での情報収集が不足
  76. 76. 情報力が低い理由 ⑦ 75 こういう方は、ネットでの情報収集については相当な時間をかけている が、感度が低めなため、大事な情報、動き等をつかみ損ねることがある 情報収集が目的化しており、情報自体の精度、全体観もあやしく、アク ションにもつながりにくい 情報収集に何かと時間をかけているが、 そもそもアンテナが低く、問題意識・感度が弱い
  77. 77. 6. 情報力を3倍増に 76
  78. 78. 情報力を3倍増に ① 77 Gunosyなどのキュレーション ツールを活用  精度が比較的高いキュレーションツールが増えてきた。キュレーションツール は、自分の関心のある記事を毎朝メールマガジン形式で配信してくれる。どの 記事を読んだかによって、より関心に近い記事が選ばれるので、だんだん使 いやすくなる  キュレーションツールとしては、Gunosyの使い心地がよいが、新しいサービス も続々出るので、常に最適と思うものを使う  問題は、キュレーションツールの機能がやや画一的だったり単純であるため、 だんだんと自分の好みの記事のみ送られるようになること。自分の世界が広 がりにくく(=自分の関心のある分野の記事のみを読む)なったのを感じる
  79. 79. 情報力を3倍増に ② 78 Googleアラートに関心のある 言葉を20~30個登録  Googleアラートは、関心のある言葉、関係のある会社・サービス、競合企 業・サービスを登録しておくと、その言葉を含む記事を毎朝配信してくれる  キーワード登録が大変簡単で、毎朝確実に配信してくれるので、重宝してい る。新しい分野に関心を持ち始めた時はまず登録するとよい
  80. 80. 情報力を3倍増に ③ 79 毎朝記事配信をしてくれる メルマガを4~5個登録  関心のある分野の記事を大量に書いているブログ、ニュースサイト等に出 会うことがよくあるはず(もしなかったら、関心のある分野の記事をもっとよく 読むようにする必要がある。多分、必要量に足りていない)  そういったブログ・ニュースサイトには、多くの場合、メルマガ配信向けの記 入欄があるので申し込む。通常はメールアドレスを入力するだけなので、2, 3秒でできる。情報提供をビジネスとしている会社の場合は、名前、興味の 範囲等の入力を要求される場合がある  登録すると、毎朝あるいは週次などでメルマガが送られてくるので、これはと いう記事を漏らさず、かつ遅れずに見つけることができる
  81. 81. 情報力を3倍増に ④ 80 Facebookのタイムラインを活用  Facebookは国内ユーザーが数千万人になり、コミュニティインフラとして確立している。好 き嫌いがあるものの、情報収集の点でもFacebookを使わないとかなり不利になった  この方向は当分止まらない。Facebookの利用をまだ躊躇しておられる方も、この際、登録 をお勧めしたい。10代のユーザー離れやLINEの急成長等、Facebookにネガティブな ニュースも見られるが、今日参加された方には十分使いでがあり、使わないともったいない  Facebookを「友達とのネットワーク」とは思わない方がよい。もともとはそういう趣旨であっ たが、少なくとも日本ではもっとビジネス向けの使い方がかなりされている。ビジネス上の 知り合い、若干親しみを覚える程度の友人がかなり緩い形でつながっている。mixiがだん だんと廃れ、LinkedInが日本語対応しないうちに、Facebookの立ち位置がそういった形に なってしまった  最近は、情報収集やネットワーク作りにセミナー・勉強会に参加し、懇親会で少し打ち解け た程度の人からも、Facebook友達申請が来る。「まだ友達じゃない」と思うものの、相手の 方が親しみを感じている場合もあるし、上記のようにビジネス上の緩い関係をうまくつなぐ 格好のインフラなので、あまり目くじらを立てずに使いこなせばよい。女性は男性よりも若 干注意しながら使う必要がある  また、メールよりはFacebookメッセージのやり取りで済ませる人も増えてきた。最近は LINEが急成長しているが、ビジネス上はまだまだFacebookが主流。Facebookでつなが り、日々のちょっとした会話、やりとりはLINEで、という流れもある
  82. 82. 情報力を3倍増に ④(続き) 81 Facebookのタイムラインを活用  情報収集という点では、多くの人がFacebookに有用記事を投稿するので欠かせない。 キュレーションツールとして有効になった。(キュレーションツールとしてのFacebookの有 用性は当分変わらない)  Facebookは、自分も積極的に有用記事を投稿したり、シェア(タイムラインに流れてきた他 の人の投稿を自分が改めて投稿し、タイムラインに流すこと)することが存在感を高め、情 報が集まってくる可能性を高める  Facebookの活用方法で一点補足すると、こういった形でFacebookを活用するには、 「Facebook友達」が少なくとも100名、できれば数百名以上いることが前提となる。有用記 事を投稿してくれる「Facebook友達」がある程度以上いないと、キュレーションツールとし ては機能しないからだ。この場合、有用記事は彼ら自身の投稿もあれば、彼らがシェアし た彼らの「Facebook友達」からの記事もある。そうすればFacebook友達が一人平均200 名とすると200名の二乗で4万名がよいと考えた記事が続々と流れてくることになる  勉強会、交流会、セミナー等に積極的に参加し、Facebook友達を増やしていけば1年以内 に100~200名程度は確保できるので、キュレーションツールとして実用上使えるレベルに なる
  83. 83. 情報力を3倍増に ⑤ 82 Twitterのタイムラインを活用  TwitterはFacebook以上に普及しており、コミュニケーションのインフラとし て定着している。10~20代では、メールの代わりにTwitterでのやり取りで 済ませる人も多い。他の人が見ることなど気にしていない。(最近はLINEが 大きく浸食している)  Twitterも、キュレーションツールとして有効で、フォローしている人から流れ てくるツイートタイムラインには多くの有用記事がある。そのためには、自分 が関心を持つ分野で熱心にツイートしている人や、関心あるキーワードを Twitterプロファイルに書いている人を検索(Twpro検索)してフォローして、 自分にとってのキュレーター役を獲得する  キュレーションツールとして機能させるには、Twitterで数百名フォローしてお く必要がある  Facebookと同じく、自分も積極的に有用記事を発信したり、RT(リツイート: 他の人のツイートを自分が改めてフォロワーに向けて発信すること)するこ とが存在感を高め、情報が集まってくる可能性を高める
  84. 84. 情報力を3倍増に ⑥ 83 毎朝・毎晩、自宅で30分 ずつ記事を読む  毎朝・毎晩自宅で30分、ネットで記事を読むことをお勧めしている。日中は 人に会ったり、会議があったり、必要な資料を作成したりで、何かと忙しい。 ゆっくりネットで情報収集をする時間は中々取れない。取れたとしても取って いる場合ではない  ネットからの情報収集は朝起きてすぐの歯磨き、夜寝る前の歯磨きのよう に、時間も含めて習慣化することをお勧めしたい  毎朝・毎晩自宅で30分と時間を決め、それ以上時間をかけない。時間を決 めて対応することで、情報洪水の中で溺れない方法、特に優先順位のつけ 方を身につけていく  特に、就寝前の30分は、タイムライン等からの記事に加え、あれと思った り、ちょっと気になっていたり、今日わからなかったりした言葉をこまめにネッ トで検索し、次々に読む。これが頭と気持ちの整理に役立つ
  85. 85. 情報力を3倍増に ⑦ 84 PCおよび大型ディスプレイを使用  自宅では、PCの利用をお勧めしたい。なぜならば、画面が広い分、そのページ 全体を見渡しやすく、過去の人気投稿等にも目がいきやすい。また、良記事の ブックマークや保存・整理がスマートフォンよりも素早くできる。よい内容を投稿し たりメールで友人・チームに知らせることもPCの方が早い。印刷も同様  読みやすさと総合的な生産性を考えると、スマートフォンよりPCの方が確実に 早く、再利用もしやすくなる。再利用というのは、最重要記事はチーム内ですぐ 共有するとか、触発された考えをパワーポイント1ページに作成するとか、最も 重要な部分を印刷して書き込みをしメモと同様に保存しておくとか、PDFやパ ワーポイントなどの他の資料と一括管理するとかなど  PCは大型ディスプレイに接続する方が格段によい。生産性が数十パーセント違 う上、疲れにくい  「スマートフォン、タブレットを使い出してからは自宅でもPCを使わなくなった、開 かなくなった」という人が時々いるが、上記の理由で、お勧めできない。成長し、 大きな成果をあげたいと思う人にとっては、当分、PCによる生産性の高さは捨 てられない。リビングでくつろぎながらスマートフォンやタブレットで情報検索す る、というのはたまにはよくても、日常的には色々な意味からお勧めできない
  86. 86. 情報力を3倍増に ⑧ 85 ブラウザを最適化する  ブラウザはGoogleのChromeの検索スピードが一番早くストレスがない。ブ ラウザを使いやすくするプラグインの種類も豊富で進化のスピードも早い  生産性を上げるには、表示件数を100にする。Chromeで検索すると、右上 に歯車が出てくるので、これをクリックし「検索設定」をクリックする。「ページ あたりの表示件数」がデフォルトでは10なので、これを100にする。10件のま まだと、検索してもよい記事に出会わないことが多い。さらっと見て、「あんま り面白くないな」「役に立たないな」で終わってしまう。ページ下に「次へ」があ るが、これをクリックし次のページまでわざわざ行くのは面倒なので、ついや らずじまいになってしまう  ところが、表示件数が100だと、クリックの必要なくよい記事に多数出会える ので、見逃すことが減り、興味がさらにかき立てられる  ちなみに、こうやってよいブログ記事に出会った時、私はその著者の過去記 事をほぼ全部読むようにしている。よい記事を書く著者は、不思議なほどほ ぼ常によい記事を書く。宝物に出会ったようで、すごく得をした気分になる
  87. 87. 情報力を3倍増に ⑧(続き) 86 ブラウザを最適化する  もう一つのお勧めは、同じく検索設定で、「結果ウィンドウ」の「選択された各 結果を新しいブラウザ ウィンドウで開く」にチェックを入れ、保存することだ。  こうすれば、クリックした際に別のウィンドウが開くので、読み終えた後 Ctrl+W(Windowsの場合)で閉じても他の検索結果を続けて見に行くことが できる  ちょっとしたことだが、そうしないと、うっかり閉じた時、もう一度ブラウザを立 ち上げ、検索ワードを改めて入力して検索しないといけないので、普通の人 は続きを見るのをやめてしまう
  88. 88. 情報力を3倍増に ⑨ 87 何でも相談できる相手を確保  毎朝毎晩の30分ネットで情報収集するだけでは足りないものがある。それは生 身の人間だ。知見と洞察力のある方からの刺激は、何ものにも代えがたい  自分と同い年、5年先輩、10年先輩、5年後輩でそれぞれ最低2人、何でも相談 できる相手を見つけておくと視点が大いに広がり、情報収集力、現場感、判断 力が大いに強化される  私自身は、次のようにして相談相手を見つけた。各年代でそれぞれこれはとい う人6,7人ずつをピックアップし、アプローチする。同じ会社だけではなく、外部 の方、なるべく違う立場の方も含める  こちらが普段まともに接している状況で、「一度食事しながらお話させてくださ い」とお願いすれば、よほどのことがない限り、4,5人は受けてくれる。すぐには 無理でも数ヶ月以内には実現する。(ほとんど受けてもらえない場合、自分の生 き方、人への接し方、仕事のしかたを振り返る必要がある)  4,5人と個別に食事の機会ができれば、2,3人とは話が弾み、意気投合でき る。相手が5年、10年先輩でも、こちらが熱心であれば、心配しなくてもそれなり に楽しく感じてくれる。ネットからの情報収集や、この本に書いてあるような活動 をしていれば、こちらからも十分貢献できる
  89. 89. 情報力を3倍増に ⑨(続き) 88 何でも相談できる相手を確保  そうやって見つけた相手には、半年に一度、最低でも1年に一度、食事か何ら かのミーティングをして最新状況をご説明しておく。助言に基づいて取り組んだ 結果、こういう変化、成果があった、ということをお伝えすれば、喜んでくれる  それ以外に、数ヶ月に一度はメールで相談する。私は何か知りたいことがある 場合、ほぼ同文で何人にも依頼することがある。もちろん失礼にならないよう に、ある程度はご挨拶や近況報告を書くが、本文はほぼ同文に近い。例えば、 「電子書籍はどういうスピードで伸びていくと思いますか?」だったり、「HTML5 はいつ頃本格的に普及すると思いますか?」だったりする  「何でも相談できる相手」には二つ条件がある。こちらとのやり取りを相手があ る程度歓迎してくれることと、メールでの返信が早いことだ。こちらから相談する のになぜ歓迎してくれるかと言えば、こちらが真剣に何かを考えていたり、勉強 しようとしたりしていることが伝わり、応援しようという気持ちになるからだ  元々、食事に誘った段階で、ある程度よい関係にある。食事をしながら盛り上 がったということは、相手もこういうやり取りを喜んだことになる。その上で、 時々近況報告をしたりしながら真剣なメールを送れば、十中八九真剣に答えて くれる。人は相談されることが嬉しいからだ。もちろん、こちらが真剣でなく、アイ デアのただ盗りを意図していれば、すぐ見抜かれる。そもそもこういう関係が成 立しない
  90. 90. 情報力を3倍増に ⑩ 89 アンテナを高く上げる工夫  勉強会やセミナーに最低月2回程度は参加する  勉強会やセミナーの懇親会では名刺交換をし、おもだった方にはその日 帰ってすぐお礼メールを出す(簡単な自己紹介と共通の関心事へのコメント)  相手も関心を持ってくれた場合は、ミーティングをお願いしたり食事に誘う  どういう機会で誰にお会いし、輪がどう拡がっていったかを記録する  展示会等にも月1回程度は参加する  シリコンバレー、シンガポール、ソウル等にもできれば行ってみる  勉強会、セミナー等で機会をとらえて発表・講演する → そのために勉強す る、情報が集まってくる、やる気が出る、もっと頑張れる
  91. 91. 情報力を3倍増に ⑪ 90 インタビューを効果的に行う  インタビューはまずは身近な人にお願いする  目的にもよるが、大体の仮説ができてから、顧客・ユーザー候補にあたって インタビューする  何で困っているのか、どうしたいのか、どうすればいいと思っているのか、な ど目的に沿って聞いていく  相手がどんどん話し始めたらひたすら聞く。その時に本音が出る、真相が わかる  何を聞いても「はい」、「いいえ」しか言ってくれな場合は、相手が悪い。少な くとも相性が悪いので、次の人を探す  3人に聞いてほぼ同じ話の場合は、ひとまず真実として見てよい。後で検証  2人がほぼ同意見の場合も、仮説ベースとしては十分
  92. 92. 情報力を3倍増に ⑫ 91 分析を効果的に行う  分析には問題把握・解決力が必要。問題把握・解決力は「メモ書き」により どんどん強化される  分析というのは、①違い、②傾向、③構造を見つけ出す作業  数字を並べて特異点を探す、変曲点を探す  数字がなくても定性的に読み取る  仮説ありきで進めないと、膨大な量の分析に忙殺されるので注意  感度が高くないと、簡単に騙される、欺かれる、見過ごしてしまう
  93. 93. 7. 会社、上司、先輩に何を期待し、 何を期待しないか? 92
  94. 94. 会社、上司、先輩に何を期待し、何を期待しないか?  会社、上司、先輩が理不尽に見えることを要求することがままある  理不尽なことも大変多く、そのまま鵜呑みにするわけにはいかない  ただし、こちらの問題把握・解決力も相当に低いし、何も知らない状況なので、無 闇に疑ってかかるのは建設的ではない  一応信頼できそうな上司、先輩の指示に関しては、少なくとも一度はそれにした がってやってみる。やった上でもっといいやり方があれば、後で提案する  納得しないとやらない、というのは決して勧められない。やってみなければわから ないことが多数あるからだ。こちらが不勉強だと、納得できないことは多数ある  もちろん、盲従も全く勧められない  メモ書きによって問題把握・解決力を鍛え上げ、仕事3倍速、情報力3倍増をしつ つ、早く会社の業績につながる貢献をすることに全力を尽くす  会社、上司、先輩に何を期待できるかは、かなりの部分まで運による。期待し過ぎ るとがっかりする。期待せず、自分が会社を引っ張っていくつもりくらいでちょうど よい  上司、先輩は、先に入社したり早く生まれたからそのポジションにいるだけで、皆 さんより頭がよかったり何倍も努力していたりするかどうかは別問題。といって当 然ながらいっさい馬鹿にすることなく、敬意を払いながらさっさと追い抜く 93
  95. 95. 8. 最後に 94
  96. 96. 「ゼロ秒思考」を日本全体へ、そして世界へ  国内では、2ヶ月強で第7刷、6万3000部突破 → 一人でも多くの日本人に、メモを書いて考え発言する 力をつけてほしいと真剣に願っています  「ゼロ秒思考」メモ書きエバンジェリストが現在国内に17名  韓国、台湾、中国の大手出版社での出版決定  インドでは、数百名にメモ書きを実施していただいた 95 ぜひ家族、友人、知人、同僚、後輩にできれば10名以上、 メモ書きを勧め、実践し、見せてあげてください! メモを 続ける一番のコツです。エバンジェリスト募集中
  97. 97. 今後の「ゼロ秒思考」セミナー予定  4/16(水)経産省、NEDO共催 「メーカー技術者・研究者の起業と自立を支援する セミナー」@東京 http://www.nedo.go.jp/events/CA_100035.html  4/17(木) ダイヤモンド社 「新事業を生み出す事業計画立案・推進セミナー」 新事業を生み出し成功させるための企画力、事業計画立案、リーンスタートアップ、チーム作り、 会社での推進体制強化(副題「社長に聞かせたい新事業創出」) http://diamond.jp/ud/bkseminar/531998a1abee7b4cf5000007  4/22(火) ダイヤモンド社 「仕事を3倍速にするセミナー」@大阪 http://diamond.jp/ud/bkseminar/5332729cb31ac90649000001  4/23(水)経産省、NEDO共催 「メーカー技術者・研究者の起業と自立を支援する セミナー」@大阪 http://www.nedo.go.jp/events/CA_100035.html  4/24(木)ダイヤモンド社 [女性限定 特別ワークショップ] ベストセラー『ゼロ秒思 考』の「メモ書き」で 人間関係をラクにする http://diamond.jp/ud/bkseminar/533a1d82abee7b321d000003  5/1(木)スクー 「「ゼロ秒思考」のメモ書き実践によるコミュニケーション力強化のポイント」  5/8(木)スクー 「「ゼロ秒思考」のメモ書き実践による部下へのコーチングのポイント」  5/15(木)インプレス「誰でも「頭が良くなる」、「構想力が向上する」、「指導力が増 す」『若獅子(ヤングライオン)育成塾』」全5回 http://goo.gl/fAjkT4 96
  98. 98. 日本発の世界的ベンチャー、 世界的企業を! 97 ブレークスルー パートナーズ株式会社 マネージングディレクター 赤羽 雄二 akaba@b-t-partners.com HP: www.b-t-partners.com ブログ: http://b-t-partners.com/akaba/ Facebook:https://www.facebook.com/yuji.akaba Twitter: https://twitter.com/YujiAkaba
  99. 99. 主な講演資料、ブログ 事業計画作成とベンチャー経営の手引き: http://www.slideshare.net/yujiakaba/ss-7021997 ベンチャー人材確保ガイドライン: http://www.slideshare.net/yujiakaba/ss-8854374 経産省イノベーション環境研修 最新のベンチャー起業環境と課題: http://www.slideshare.net/yujiakaba/ss-32714627 リーンスタートアップ時代の事業計画作成、資金調達とサービス開発: http://www.slideshare.net/yujiakaba/ss-16717087 大企業の経営改革とベンチャーの活性化で日本を再び元気に: http://www.slideshare.net/yujiakaba/ss-16751751 ブレークスルーキャンプ決勝プレゼン大会: http://www.slideshare.net/yujiakaba/2011-9466238 全国VBLフォーラム第5回基調講演: http://www.slideshare.net/yujiakaba/5vbl クリーンテックベンチャー: http://www.slideshare.net/yujiakaba/ss-8973633 現代ビジネス「ソーシャライズ!」でのブログ – 日本が変わった: http://gendai.ismedia.jp/articles/-/31677 – 大企業が変われない理由: http://gendai.ismedia.jp/articles/-/31888 – リーンスタートアップの最新事情: http://gendai.ismedia.jp/articles/-/32038 – SXSWが世界を動かす: http://gendai.ismedia.jp/articles/-/32138 – 大企業の改革と新事業立ち上げへのヒント: http://gendai.ismedia.jp/articles/-/33705 – 素早い仮説構築・検証・修正による商品開発 実践的リーンスタートアップ: http://gendai.ismedia.jp/articles/-/36828 – 経営改革を進めるには7つの鍵を同時に開けること: http://gendai.ismedia.jp/articles/-/36859 日経ビジネスオンラインでのインタビュー記事 – 日本の大企業が再び輝きを取り戻すには: http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20121112/239314/ – 日本企業を襲う「自分のアタマで考えない」病: http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20140324/261629 98
  100. 100. 略歴: 赤羽 雄二 東京大学工学部を1978年3月に卒業後、コマツで建設現場用の超大型ダンプトラックの設 計・開発に従事 1983~1985年、スタンフォード大学 大学院に留学(機械工学修士) 1986年、マッキンゼー入社。経営戦略、組織設計、マーケティング、新事業立ち上げなどの プロジェクト多数を14年間にわたりリード。うち、1990~2000年の10年間、マッキンゼーソウ ルオフィスを立ち上げ、韓国のトップグループの経営改革を推進 シリコンバレーのベンチャーキャピタルをへて、2002年、創業前、創業当初からの非常にき め細かな支援を特徴とするブレークスルーパートナーズ株式会社を森廣弘司と共同創業し、 「日本発の世界的ベンチャー」を生み出すべく活動。スマートフォン、ソーシャルメディア、コン テンツマーケティングに注目し、B2C、B2B両方の分野でリーンスタートアップを推進中 中堅・大企業の経営改革、経営幹部育成、新事業創出にも深く関わっている 学生向けアプリ開発コンテスト、ブレークスルーキャンプ2011、2012 Summer 企画・運営 主要な学生向けビジネスプランコンテストでは、基調講演、審査員、メンター等を務める 米Fenox Venture Capitalアドバイザー 経済産業省「産業競争力と知的財産を考える研究会」、総務省「ITベンチャー研究会」委員、 「ICTベンチャーの人材確保の在り方に関する研究会」委員、 「事業計画作成支援コース」の 企画立案および講師、「事業計画作成とベンチャー経営の手引き」著者 東京大学工学部「産業総論」講師、北陸先端科学技術大学、電気通信大学講師 スマートフォンゲーム、ソーシャルメディア、インターネット技術等への取り組み ベストセラー「ゼロ秒思考」、「7日で作る事業計画書」著者 99
  101. 101. 今日の感想、発見、質問等をぜひ、akaba@b-t-partners.com までお送りください。 いつでも、何でもご相談ください。すぐお返事します。 別途、http://b-t-partners.com/akaba/ の方にも登録しておいて いただければ新しいブログ、講演会資料等ご連絡します。 Twitter @yujiakabaのフォローをしていただければ有用情報を流 しています。 1. 今日の感想、発見 2. 今日から何をどう変えるか 3. 今日でわかりにくかったこと、質問内容 4. それ以外になんでも 100

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