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クリエイティブな人のための哲学塾
三宅 陽一郎
三宅 陽一郎
三宅陽一郎@miyayou
2017.5.9
@NTT Docomo Ventures
イノベーション ビレッジ
https://www.facebook.com/youichiro.miyake
http://www.slideshare.net/youichiromiyake
y.m.4160@gmail.com
Works (2006-2016)
AI for Game Titles
Books
参考
[SQEXOC 2012]FFXIVで使われているAI技術~
敵NPCはどうやって経路を探索しているのか?
http://www.4gamer.net/games/032/G003263/2
0121205079/
コンテンツ
• 第一章 認知と創造性
• 第二章 行為と創造性
• 第三章 線形システム、非線形システム
• 第四章 物語と記憶と創造性
• 第五章 生きてる世界の創造
コンテンツ
• 第一章 認知と創造性
• 第二章 行為と創造性
• 第三章 線形システム、非線形システム
• 第四章 物語と記憶と創造性
• 第五章 生きてる世界の創造
第一章 認知と創造性
自然知能と人工知能
人間
=自然知能
機械
=人工知能
ダートマス会議(1956年)
我々は、1956年の夏の2ヶ月間、10人の人工知能研究者
がニューハンプシャー州ハノーバーのダートマス大学に集
まることを提案する。そこで、学習のあらゆる観点や知能
の他の機能を正確に説明することで機械がそれらをシミュ
レートできるようにするための基本的研究を進める。機械
が言語を使うことができるようにする方法の探究、機械上
での抽象化と概念の形成、今は人間にしか解けない問題
を機械で解くこと、機械が自分自身を改善する方法などの
探究の試みがなされるだろう。我々は、注意深く選ばれた
科学者のグループがひと夏集まれば、それらの問題のうち
いくつかで大きな進展が得られると考えている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%88%E3%
83%9E%E3%82%B9%E4%BC%9A%E8%AD%B0
人工知能=人間の知能を機械に写す(移す)。
機械(マシン)
ソフトウェア
知能
身体
機能
知能
http://www.1999.co.jp/blog/1210192
http://ja.wallpapersma.com/wallpaper/_-
%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%80%81%E5%A3%81%E7%B4%99%E3%80%81%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%89%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%81%AE%E3%80%81%E3%
83%9E%E3%83%83%E3%82%AF%E3%80%81%E3%83%9A%E3%83%83.html
身体性とインテリジェンス
Gray’s anatomy
脳の中心の部位は身体とつながっている。
生理機能を司っている。
それを囲うように、辺縁体、大脳がある。
http://square.umin.ac.jp/neuroinf/brain/005.html
http://www.amazon.co.jp/Grays-Anatomy-Anatomical-Clinical-Practice/dp/0443066841
意識/無意識の知性
身体の制御に
つながる
感覚を統合する
知性全体 人の意識的な部分
意識自身には機能がない
環境
身体
意識
無意識
意識的な知性
無意識的な知性
表象 意識に浮かび
上がるイメージ
人間の精神
意識
前意識
無意識
知能
言語による
精神の構造化
外部から
の情報
言語化のプロセス
シニフィアン
/シニフィエ
言語回路
(=解釈)
意識の形成
世界を分節化している
人間の精神
意識
前意識
無意識 言語による
精神の構造化
外部から
の情報
言語化のプロセス
シニフィアン
/シニフィエ
言語回路
(=解釈)
世界を分節化している
人間の精神
意識
前意識
無意識 言語による
精神の構造化
外部から
の情報
言語化のプロセス
シニフィアン
/シニフィエ
言語回路
(=解釈)
世界を分節化している
Paula Godoy
http://free-photos.gatag.net/2013/08/16/060000.html
hypotekyfidler.cz http://free-photos.gatag.net/2015/01/16/180000.html
人間の精神
意識
前意識
無意識
外部から
の情報
記号
記号
記号
人間の精神
意識
前意識
無意識
外部から
の情報
記号以前の実体
記号
記号
記号
記号同士の関係性
意識
前意識
無意識
外部から
の情報
記号以前の実体
記号
記号
記号
記号同士の関係性
社会から
与えられたもの
意識
前意識
無意識
外部から
の情報
記号以前の実体
記号
記号
記号
記号同士の関係性
社会から
押し付けられたもの
意識
前意識
無意識
外部から
の情報
リンゴ
赤い
甘い
リンゴは赤い、甘い
社会から
押し付けられたもの
Paula Godoy
http://free-photos.gatag.net/2013/08/16/060000.html
人間の精神
意識
前意識
無意識
外部から
の情報
リンゴ
赤い
甘い
リンゴは赤い、甘い
伝達可能だが
面白くない
社会から
押し付けられたもの
Paula Godoy
http://free-photos.gatag.net/2013/08/16/060000.html
人間の精神
意識
前意識
無意識
外部から
の情報
?
?
?
?
社会から
押し付けられたもの
Paula Godoy
http://free-photos.gatag.net/2013/08/16/060000.html
人間の精神
意識
前意識
無意識
外部から
の情報
?
?
?
?
社会から
押し付けられたもの
伝達できるかわからないが
新しいもの
Paula Godoy
http://free-photos.gatag.net/2013/08/16/060000.html
人間の精神
意識
前意識
無意識
外部から
の情報
?
?
?
?
社会から
押し付けられたもの
不安
Paula Godoy
http://free-photos.gatag.net/2013/08/16/060000.htmlPaula Godoy
課題
• 新しく「これ」を表現してみよう。
• 押し付けられた言葉、これまでの表現を超えて、
• 自分が「これ」をどのように捉えるかを、
• 深層心理まで降りて行って、
• 新しく捉えよう
= 新しい世界の獲得
Paula Godoy
http://free-photos.gatag.net/2013/08/16/060000.html
イメージの連想
意識
前意識
無意識 言語による
精神の構造化
外部から
の情報
言語化のプロセス
シニフィアン
/シニフィエ
言語回路
(=解釈)
世界を分節化している
Paula Godoy
http://free-photos.gatag.net/2013/08/16/060000.html
hypotekyfidler.cz http://free-photos.gatag.net/2015/01/16/180000.html
言語化しないで考えよう
言語化しないで考えよう
Paula Godoy
http://free-photos.gatag.net/2013/08/16/060000.html
http://img01.gahag.net/201608/06o/gahag-0113547419.png
言語化しないで考えよう
Paula Godoy
http://free-photos.gatag.net/2013/08/16/060000.html
http://img01.gahag.net/201608/06o/gahag-0113547419.png
りんごは夕日のようだ
イメージ連想
言語化しないで考えよう
Paula Godoy
http://free-photos.gatag.net/2013/08/16/060000.html
http://img01.gahag.net/201608/06o/gahag-0113547419.png
http://www.billboard-japan.com/goods/detail/398214
言語化しないで考えよう
Paula Godoy
http://free-photos.gatag.net/2013/08/16/060000.html
http://img01.gahag.net/201608/06o/gahag-0113547419.png
りんごは夕日の色を失い、透き通った銀河になる
http://www.billboard-japan.com/goods/detail/398214
言語化しないで考えよう
Paula Godoy
http://free-photos.gatag.net/2013/08/16/060000.html
http://img01.gahag.net/201608/06o/gahag-0113547419.png
http://www.billboard-japan.com/goods/detail/398214
Paula Godoy
http://free-photos.gatag.net/2013/08/16/060000.html
http://img01.gahag.net/201608/06o/gahag-0113547419.png
http://www.billboard-japan.com/goods/detail/398214
りんごは夕日の色を失い、透き通った銀河になり、
やがて砕けて星と光の果汁を滴る。
イメージの連想
意識
前意識
無意識 言語による
精神の構造化
外部から
の情報
言語化のプロセス
シニフィアン
/シニフィエ
言語回路
(=解釈)
世界を分節化している
Paula Godoy
http://free-photos.gatag.net/2013/08/16/060000.html
hypotekyfidler.cz http://free-photos.gatag.net/2015/01/16/180000.html
言語化=社会的なプロセス
言語化する以前のイメージの力を解放する
人間の精神
意識
前意識
無意識
外部から
の情報
言語・非言語境界面
(シニフィアン/シニフィエ)
意識の境界面 (表象)
知覚の境界面
知能と身体の境界面
(仏教で言う:阿頼耶識)
人間の精神
意識
前意識
無意識
外部から
の情報
言語・非言語境界面
(シニフィアン/シニフィエ)
意識の境界面 (表象)
知覚の境界面
知能と身体の境界面
(仏教で言う:阿頼耶識)
人間の精神
意識
前意識
無意識
外部から
の情報
知能
解釈
顕
在
化
運動
統合
意
志
意識の境界面
知覚の境界面
人間の精神
意識
前意識
無意識
外部から
の情報
知能
解釈
顕
在
化
運動
統合
意
志
意識の境界面
知覚の境界面
2つの見えている世界(知覚世界、作用世界)
知覚世界 作用世界
人間の精神
意識
前意識
無意識
外部から
の情報
知能
解釈
顕
在
化
運動
統合
意
志
意識の境界面
知覚の境界面
2つの見えている世界(知覚世界、作用世界)
知覚世界 作用世界我々は一瞬一瞬、
世界と協同して、
自分の主観世界を
構築している
人間の精神
意識
前意識
無意識
外部から
の情報
知能
解釈
顕
在
化
運動
統合
意
志
意識の境界面
知覚の境界面
2つの見えている世界(知覚世界、作用世界)
知覚世界 作用世界
起きている間
=世界と協同して
主観世界を創造している
人間の精神
意識
前意識
無意識
外部から
の情報
知能
解釈
顕
在
化
運動
統合
意
志
意識の境界面
知覚の境界面
2つの見えている世界(知覚世界、作用世界)
知覚世界 作用世界眠っている間
=世界と協同して
主観世界を創造している
=夢
第一章 結論
我々が見ている主観的認識世界は、我々が世界と協調して作り出している。
我々が行う行為もまた、我々が世界と協調して作り出している。
人
(生物)
世界
人
(生物)
世界
膨大な情報
人
(生物)
世界
膨大な情報
差異のある部分だけを
再創造する
=見ているようで見ていない
差異は注意を生む
差異があるところに、人間は注意を向ける
= 差異を起点として行動を修正する。
人は運動を予測する
環境
身体知能
入力(センサー) 行動(アウトプット)
身体
人は運動を予測する
環境
身体知能
知能=身体を環境の中で活動させる
行動(アウトプット)
身体
人は運動を予測する
環境
身体知能知能
身体への命令を出す
行動(アウトプット)
身体
遠心性情報
(身体への命令)
環境
身体知能知能
身体への命令を頭の中でコピーしておく
行動(アウトプット)
身体
遠心性情報
(身体への命令)
遠心性コピー
(身体への命令の
複製)
人は運動を予測する
環境
身体知能知能
遠心性コピーに従って、自分の身体をシミュレーションする
行動(アウトプット)
身体
遠心性情報
(身体への命令)
遠心性コピー
(身体への命令の
複製)
身体イメージ
(遠心性コピーによ
り頭の中に再構築
される身体のイメー
ジ(シミュレーション可能))
人は運動を予測する
身体知能
意識
前意識
無意識
外部から
の情報
知能
解釈
顕
在
化
運動
統合
意
志
意識の境界面
知覚の境界面
2つの見えている世界(知覚世界、作用世界)
知覚世界 作用世界
遠心性
情報
遠心性
コピー
人間の精神
予期と感覚、差異による身体感覚
遠心性コピーによる身体のシミュレーション
実際の身体の状態
予期と感覚、差異による身体感覚
遠心性コピーによる身体のシミュレーション
実際の身体の状態
差異=身体の感覚を生成する
身体意識
予期と感覚、差異による身体感覚
遠心性コピーによる身体のシミュレーション
実際の身体の状態
差異=身体の感覚を生成する
身体意識
遠心性コピーによる運動
の予期があるから、
自分の運動を認識できる。
遠心性情報、求心性情報
• 遠心性情報=知能から身体へ送れる制御信号
• 求心性情報=末端から知能へフィードバックされる信号
自己受容感覚、運動感覚
• 深部感覚=筋、関節など深部組織に起こる感覚すなわち、筋覚、
関節覚などに分類されている。
• 自己受容感覚(固有感覚)=自分の起こす身体の動きによって
刺激される受容器により感覚。実際には、自己の動きに刺激さ
れるのは深部受容器に限らず、皮膚受容器も関与する。
• 運動感覚=四肢の動きの感覚。関節の感覚。重さの感覚。筋の
努力感。
(オーム社、「感覚・知覚・認知の基礎」、P.40)
遠心性コピー
• 遠心性コピー(von Holst,1953)とは、運動指令のコピー信号のこと
である。これとほぼ同じ意味で、随伴反射(Sperry,1950)という言
葉もある。
• こうした運動指令のコピーを使うことにより、順モデルによって軌道
がシミュレーションされ、実際の運動の時に起こす感覚やフィード
バックや目標とする軌道との照合を行うことが可能になる。
(ソーシャルブレインズ、「脳の中にある身体」、P.107)
遠心性コピー
• 脳内でも、運動領野から信号が感覚領野に戻ってきている証拠は
いくつか知られており、遠心性コピーと考えられる活動が見られる。
また、遠心性コピーは、意識にのぼる感覚にも影響を与えると考
えられている。
• (ソーシャルブレインズ、「脳の中にある身体」、P.107)
遠心性コピー
• たとえば、眼で見た物体の大きさは、物体の眼の距離が変わると
網膜上では大きさが変化するにもかかわらず、知覚的には大きさ
が変わらない。これは大きさの恒常性と呼ばれるが、フォン・ホル
ストは、このときに目の輻輳運動(寄り目になること)のため遠心性
コピーが知覚に影響を与えて、大きさが変化しないようにしている
と推測している。
(ソーシャルブレインズ、「脳の中にある身体」、P.107)
遠心性コピー
• またブレイクモアらは、自らが自分の身体をくすぐるとくすぐったく
ない現象を、遠心性コピーが感覚フィードバックに影響を及ぼして
いると説明している。
(ソーシャルブレインズ、「脳の中にある身体」、P.107)
人間は予測する
人間は自分の運動を予測する
(自分の運動を創造し予測する)
自分の思い通り(予測)に行かない
(遠心性情報と球心性情報のずれる)と驚く
人間は予測する
人間は自分の運動を予測する
(自分の運動を創造し予測する)
自分の思い通り(予測)に行かない
(遠心性情報と球心性情報のずれる)と驚く
人間は世界の運動を予測する
(世界の運動を創造し予測する)
自分の想像(予測)の通りに行かない
(予測と実際の差がある)と驚く
人
(生物)
世界
人間は
自分の運動と
世界の運動を含んだ
世界を創造する
(=ずれを検出する)
認識が極めて早い理由
コンテンツ
• 第一章 認知と創造性
• 第二章 行為と創造性
• 第三章 線形システム、非線形システム
• 第四章 物語と記憶と創造性
• 第五章 生きてる世界の創造
第二章 行為と創造性
第二章 行為と創造性
物質世界
精神世界
原始の海+光+熱+稲妻
http://us.123rf.com/400wm/400/400/anterovium/anterovium1102/anterovium110200037/8952668-light-beams-from-ocean-surface-penetrate-underwater-through-deep-blue-sea.jpg
ユーリーミラーの実験
ガスから生命の構成要素であるアミノ酸を合成した。
ハロルド・ュ―リーの研究室で、スタンレー・ミラーが実験(1953年)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Miller-Urey_experiment_JP.png
極性頭部
非極性尾部
水と仲良し 水と溶けあえない
(参考)永田和宏 「生命の内と外」 (「考える人」(Vol.45))
自己組織化
原始の海で構造化=外と内の形成
外
内
Energy
http://28275116.at.webry.info/201005/article_7.html
エントロピーの法則
時間
エネルギー
もしエネルギーが流入しなければ、その系のエントロピー(雑然さ)は増大する。
エントロピーの法則
構造のヒステリシス
Energy
生物=エネルギーが高い状態で
ひっかかっている。
なぜ?
構造のヒステリシス
世界
外と内の交流
エネルギーE をゲット
アクション・老廃
物
極めてメカニカルな次元。
世界
外と内の交流=非平衡系
エネルギーE をゲット
アクション・老廃物
極めてメカニカルな次元。
内部構造を持つ。
(そして内部構造が維持される)
世界
外と内の交流=非平衡系
極めてメカニカルな次元。
内部構造を持つ。
INPUT
OUTPU
T
代謝機能(内部処理)
散逸構造とは?
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20090522/
http://www.applc.keio.ac.jp/~asakura/asakura_j/dissipative.html
散逸構造は非平衡系であり、ゆらぎを成長させ、系の自己組織化を促す。
たいせつなのは、開きつつ閉じている、ということ。
ベナールセル
https://www.youtube.com/watch?v=UhImCA5
DsQ0
散逸構造とは?
http://g-sozai.com/sozai/121.html
世界
外と内の交流=散逸構造
極めてメカニカルな次元。
内部構造を持つ。
INPUT
OUTPUT
代謝機能
http://g-sozai.com/sozai/121.html
第二章 行為と創造性
物質世界
精神世界
テセウスの船(パラドックス)
船の老朽化した部分を、新しい木に入れ替えているうちに、
全部を入れ替えてしまった。
はたしてこの船は元の船と同一のものであろうか?
http://img02.hamazo.tv/usr/j/a/g/jagr/629.jpg
テセウスのパラドックス
物質的構成 = 循環する
物質によらず不変なもの 構造
テセウスのパラドックス
物質的構成 = 循環する
物質によらず不変なもの 構造 情報
だから、こう言える。
生物は物質的存在であると同時に、
情報的存在でもあるのだ。
テセウスのパラドックス
物質
情報
情報
物質
生物は、情報的存在であり、同時に物質的な存在である。
物質は情報に存在を与え、情報は物質に構造を与える。
情報と物質
情報
物質
生物は、情報的存在であり、同時に物質的な存在である。
物質は情報に存在を与え、情報は物質に構造を与える。
「情報と物質」から「精神と身体」へ
情報
物質
精神・知性
身体
精神と身体、そして進化
情報
物質
精神・知性
身体
進化
世界
外と内の交流=散逸構造
INPUT
OUTPUT
世界
物質的循環
物質
物理的INPUT
物理的OUTPUT
生理的代謝機能
世界
情報的循環
情報INPUT
INFORMATION
OUTPUT
INFORMATION
情報処理=情報代謝
(つまり思考)
物質的存在としての身体がそうであるように、情報的存在として人間は、
情報を摂取し、記憶し(=情報体としての自分を組み換え)、情報をアウトプット・排泄する。
世界
情報的・物質的循環
物質
物理的OUTPUT
代謝機能情報INPUT
INFORMATION
OUTPUT
INFORMATION
情報処理=情報代謝
(つまり思考)
生理的代謝機能
物理的INPUT
世界
情報的循環
情報INPUT
INFORMATION
=センサー
OUTPUT
INFORMATION
=エフェクター
情報処理=情報代謝
(つまり思考)
=意志決定
物質的存在としての身体がそうであるように、情報的存在として人間は、
情報を摂取し、記憶し(=情報体としての自分を組み換え)、情報をアウトプット・排泄する。
環境世界
認識の
形成
記憶
センサー・身
体
記憶体
情報処理過程
情報
統合
記憶
環境世界
認識の
形成
記憶
意思の
決定
センサー・身
体
意思決定
モジュール
意思決定
モジュール
意思決定
モジュール
記憶体
情報処理過程
情報
統合
記憶
環境世界
認識の
形成
記憶
意思の
決定
身体
制御
エフェクター・身体
運動の
構成
センサー・身
体
意思決定
モジュール
意思決定
モジュール
意思決定
モジュール
記憶体
情報処理過程 運動創出過程
身体部分
情報
統合
運動
統合
記憶
知能の世界
環境世界
認識の
形成
記憶
意思の
決定
身体
制御
エフェクター・
身体
運動の
構成
センサー・
身体
意思決定
モジュール
意思決定
モジュール
意思決定
モジュール
対象・
現象
情報の流れ(インフォメーション・フロー)
影響を与える影響を受ける
記憶
3Dゲームの中のAI
Halo
(HALO、バンジー、2001年) デバッグ画面
The Illusion of Intelligence - Bungie.net Downloads
http://downloads.bungie.net/presentations/gdc02_jaime_griesemer.ppt
環境世界
認識の
形成
記憶
意思の
決定
身体
制御
エフェクター・身体
運動の
構成
センサー・身
体
意思決定
モジュール
意思決定
モジュール
意思決定
モジュール
記憶体
情報処理過程 運動創出過程
身体部分
情報
統合
運動
統合
記憶
行為の創造
第二章 結論
我々が見ている主観的認識世界は、我々が世界と協調して作り出している。
我々が行う行為もまた、我々が世界と協調して作り出している。
Falco500 http://www.gatag.net/02/25/2010/110000.html http://www.gatag.net/09/03/2009/110000.html soggydan http://free-photos.gatag.net/2014/05/13/060000.html benjamint444
遅延反応系
INPUT OUTPUT
時間
情報抽象度
反射的に行動
少し場合ごとに対応
抽象的に思考
理論的に考える
言語化のプロセス
反応を遅延させるところに、知性の生じるチャンスがある。
サブサンプション・アーキテクチャ(ロドニー・ブルックス)
INPUT OUTPUT
時間
情報抽象度
反射的に行動
少し場合ごとに対応
抽象的に思考
理論的に考える
言語化のプロセス
= 自意識の構築化
Subsumpution Architecture
運動の実現のプロセス
= 身体運動の生成
ルンバ (iRobot社)
http://chihoko777.exblog.jp/12567471/
第二章 結論
我々が行う行為もまた、我々が世界と協調して作り出している。
行為はまた、精神世界と物質世界の双方の動作でもある。
コンテンツ
• 第一章 認知と創造性
• 第二章 行為と創造性
• 第三章 線形システム、非線形システム
• 第四章 物語と記憶と創造性
• 第五章 生きてる世界の創造
第三章 線形システム、非線形システム
主体、客体、意識
• 主体 = 世界に向かう合う存在のこと
• 客体 = 世界のこと
• 意識 = 自分について、世界についての意識
意識 = 主体
ベルクソン(1859-1941)とは?
• 1859年、パリで生まれる。ロンドンで幼少期を過ごす。
• 1878年 国立高等師範学校入学
• 1881年 教授資格国家試験合格(2位)。
• 地方(クレルモン)でリセ(高校)の教師となる。
• 1888年 ソルボンヌ大学に学位論文「時間と自由」
• 1896年 「物質と記憶」
• 1900年 コレージュ・デュ・フランス教授
• 1907年 「創造的進化」
カント 自然科学 人文科学・哲学
空間 絶対空間 ホイヘンス・ニュートン
幾何光学
ギブソン 生態光学
時間 絶対時間 アインシュタイン
相対性理論
ベルクソン 持続性
カントの時間論との対決
「時間とは何らかの経験から導かれた経験的な概念ではない。もし
時間表象が先天的なものでないとしたら、同時性あるいは継時性そ
のものが知覚の中に入ってくることはないであろう。人はそれを線的
なものであると仮定して初めて、物事が一つの同じとき(同時に)起
こるとか、あるいは異なったとき(継時的)に起こると表象できる。時
間とはすべての直観の根底にある、不可欠な表象である」
(カント「純粋理性批判」、
エルンスト・ペッペル「意識に中の時間」 , p.62 より)
持続性(持続の相)
私たちが試みるのは、(略)
持続と延長、継起と同時性、質と量を混合している
ことをはっきりとさせることである。
自己の内部に知覚するような「時間」を数学は説明できない。
(ベルクソン「時間と自由」(中村文郎訳)岩波文庫、p.10、303)
持続性(持続の相)
私たちは意識の諸状態が進行であって、
物ではないということ、
それらの各々を唯一つの言葉で指し示すのは、
言語の都合のためだということを忘れているのだ。
意識状態は生きており、そして行けるものとして、絶えず変化していること、したがって、
その瞬間をいくばくかでも削減すれば必ずやいくばくかその印象を貧弱にし、こうしてそ
の性質を変えてしまうということを私たちは忘れているのである。
(ベルクソン「時間と自由」(中村文郎訳)岩波文庫、p.235)
持続性(持続の相)
私たちの内部にある持続とは何か?
和人は何の類似性ももたない質的多様性である。
有機的発展であるが、増大する量ではない。
純粋な異質性であるが、
そのなかにははっきり区別された質というものはない。
要するに、内的持続の諸瞬間は相互に外在的ではないのである。
(ベルクソン「時間と自由」(中村文郎訳)岩波文庫、p.271)
持続性(持続の相)
こういうわけで、意識のうちに私たちが見いだすのは、互いに区別することなく継起す
る諸状態である。また、空間のうちに見出すのは、継起することはないが、後のもの
が現れるときには前のものはもはや存在しないという意味で、互いに区別される諸同
時性である。―私たちの外部にあるのは、継起なき相互的外在性であり、内部にある
のは、相互的外在性なき継起である。
(ベルクソン「時間と自由」(中村文郎訳)岩波文庫、p.271)
ベルクソンの持続性 デカルトの延長
持続性(持続の相)
それは、形成途上にある内的現象であり、
その相互浸透によって
自由な人間の連続的発展を構成するかぎりでの内的現象である。
持続は、このように本然の純粋さに立ち戻ると、まったく質的な多様性、相互に融け合う
ようになる諸要素の絶対的異質性として現れてくるだろう。
(ベルクソン「時間と自由」(中村文郎訳)岩波文庫、
p.271)
• 「持続的な時間」というのは、外部には存在しない。我々の内
部にあるだけである。
持続性(持続の相)
• 外部にあるのは等質な空間で観測される2点間であり、これ
が運動を示す。時間の持続性というものはない。それは我々
の内部だけにある。
ベルクソンの時間論
内部 外部
時間 持続的なもの
異質なものと融合による
変化・生成する過程
計量されない
持続的ではない
等質な空間の拡がり
計量される
運動 形成途上にある生き物
継起
同時性
物質と知覚 (べルクソン)
物
作用
反作用
作用に対してすぐに返って来る=物
物質と知覚 (べルクソン)
物
作用
反作用
作用に対してすぐに返って来る=物
知性
作用
反作用
作用と反作用の間の遅延=知能
作用に対してすぐには返って来ない
=知性
物質と知覚 (べルクソン)
物
作用
反作用
作用に対してすぐに返って来る=物
知性
作用
反作用
作用と反作用の間の遅延=知能
作用に対してすぐには返って来ない
=知性
線形システム
非線形システム
環境世界
認識の
形成
記憶
意思の
決定
身体
制御
エフェクター・身体
運動の
構成
センサー・身
体
意思決定
モジュール
意思決定
モジュール
意思決定
モジュール
記憶体
情報処理過程 運動創出過程
身体部分
情報
統合
運動
統合
線形システム
環境世界
認識の
形成
記憶
意思の
決定
身体
制御
エフェクター・身体
運動の
構成
センサー・身
体
意思決定
モジュール
意思決定
モジュール
意思決定
モジュール
記憶体
情報処理過程 運動創出過程
身体部分
情報
統合
運動
統合
記憶
環境世界
認識の
形成
記憶
意思の
決定
身体
制御
エフェクター・身体
運動の
構成
センサー・身
体
意思決定
モジュール
意思決定
モジュール
意思決定
モジュール
記憶体
情報処理過程 運動創出過程
身体部分
情報
統合
運動
統合
記憶
非線形システム
物質と知覚 (べルクソン)
物質と知覚 (べルクソン)
物質と知覚 (べルクソン)
物質と知覚 (べルクソン)
物質と知覚 (べルクソン)
知能
身体の反射レベル
脳の原始的な部分の反射レベル
無意識の反射レベル
意志決定
物理
情報
身体
感覚
情報
抽象
知的
情報
情報の抽象度
時間進行(流れ)の方向
知能
身体の反射レベル
脳の原始的な部分の反射レベル
無意識の反射レベル
意志決定
物理
情報
身体
感覚
情報
抽象
知的
情報
情報の抽象度
時間進行(流れ)の方向
論理的思考
生態的反射
(=環世界)
身体
身体の反射レベル
脳の原始的な部分の反射レベル
無意識の反射レベル
意志決定
物理
情報
身体
感覚
情報
抽象
知的
情報
情報の抽象度
時間進行(流れ)の方向
構造
構造
構造
身体は知覚対象としても作用対象としても、多層的な表現層を持つ。
=マルチレイヤー構造= (Multi-layered Structure)
構造
Abstraction
Time
Decision-Making
Decision-Making
Decision-Making
Multi-Layered
Blackboard
Abstraction
Abstraction
Reduction
Reduction
Reduction
World
Sensor Effector
World Dynamics
Artificial Intelligence
Decision-MakingDecision-Making
物理
情報
身体
感覚
情報
抽象
知的
情報
Decision-Making
Physical
Informatio
n
Abstract
Informatio
n
More
Abstract
Informatio
n
Abstraction
Time
Decision-Making
Decision-Making
Decision-Making
Multi-Layered
Blackboard
Abstraction
Abstraction
Reduction
Reduction
Reduction
World
World Dynamics
Artificial Intelligence
Object
Object image on the lowest layer
(Umwelt)
Object image on the
second layer
Object image
on the third layer
Object image
on the top layer
インフォメーション・フローは
志向性の流れを作り出している。
人間はのろい
• 人間はとても反応がのろい
• のろい=内部に情報の長い経路を持つ
• それゆえにかしこい(?)
=自分の内側に複雑な世界のモデルを創造し、
それを動かす(シミュレーションし予測する)
非線形システム
• 数学的には非線形システムとは「カオス」(混沌)を生み出す。
http://sourcechord.hatenablog.com/entry/20071108/1194525490
谷淳
• 1981年に早稲田大学理工学部機械工学科を卒業。
• 千代田化工建設株式会社にてプラント配管設計。
• スタンフォード大学、ミシガン大学 人工知能(修士号)
• ソニーコンピューターサイエンス研究所
• 理化学研究所 脳科学研究センター
動的認知行動研究チーム チームリーダー
• KAIST 教授
認知ロボットの実験から考える「自己」とは?
~理研の谷淳氏が東京財団「VCASI」で講演
http://robot.watch.impress.co.jp/docs/news/20091217_336516.html
主体と客体(谷淳)
谷淳、「力学系に基づく構成論的な認知の理解」、Springer
http://sourcechord.hatenablog.com/entry/20071108/1194525490
主体と客体(谷淳)
• この図では、まず仮に主体と客体という二項対立の構造を想定
してみる。客体環境からボトムアップするセンソリの流れを主体
はある構えを持ちトップダウン的に予測し解釈しようとする。両者
の相互作用を経て認識が成立し、行為が生成される。
谷淳、「力学系に基づく構成論的な認知の理解」、Springer
心と環境は溶け合っている
身体と環境も溶け合っている
Chaotic
主体と客体(谷淳)
• 認識の結果は主体の内部を変化させ、また生成された行為は環
境を変化させる。この相互作用を通して、主体から出発したトップ
ダウンの流れと客体から出発したボトムアップの流れは分離不可
能になり、もはや主体と客体といった区別は無意味になる。この時
に初めて、古典的な認知論で想定されてきた、客体として操作され
る表象と、それを操作する主体といった構図からも自由になれるの
である。
• いかにこのような相互作用の場を構築するか、本文では筆者らが
行ってきた一連の認知ロボット実験について解説しながら、本問題
について議論していく。
• 谷淳、「力学系に基づく構成論的な認知の理解」、Springer
主体と客体(谷淳)
谷淳、「力学系に基づく構成論的な認知の理解」、Springer
主体と客体(谷淳)
谷淳、「力学系に基づく構成論的な認知の理解」、Springer
http://sourcechord.hatenablog.com/entry/20071108/1194525490
∞意味の起源
∞意味の起源
∞意味の起源
知能(主体)
∞意味の起源
意識
サブサンプション・アーキテクチャ(ロドニー・ブルックス)
INPUT OUTPUT
時間
情報抽象度
反射的に行動
少し場合ごとに対応
抽象的に思考
理論的に考える
言語化のプロセス
= 自意識の構築化
Subsumpution Architecture
運動の実現のプロセス
= 身体運動の生成
主体(知能)
意識
http://sourcechord.hatenablog.com/entry/20071108/1194525490
http://g-sozai.com/sozai/121.html
身体知能
意識
前意識
無意識
外部から
の情報
知能
解釈
顕
在
化
運動
統合
意
志
意識の境界面
知覚の境界面
2つの見えている世界(知覚世界、作用世界)
知覚世界 作用世界
遠心性
情報
遠心性
コピー
人間の精神
http://sourcechord.hatenablog.com/entry/20071108/1194525490
http://g-sozai.com/sozai/121.html
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意識の持続性
現在の思考
意
識
意
識
下
潜在的に活動しつつ待機している思考
=それぞれ問題設定が違う
(フレームが違う)
短い時間
意識の持続性
現在の思考
常にあらゆる想定される事態について
分散して思考している=いつでも主導権を
握ろうとしている。
意
識
意
識
下
意識の持続性
意
識
長い時間
意識の持続性
現在の思考
意
識
現在の思考
第三章まとめ
• 我々の意識は静的構造物ではなく動的な運動である。
• それはあらゆる瞬間に生成され、世界とつながっている。
コンテンツ
• 第一章 認知と創造性
• 第二章 行為と創造性
• 第三章 線形システム、非線形システム
• 第四章 物語と記憶と創造性
• 第五章 生きてる世界の創造
第四章 物語と記憶と創造性
現在
過去は作られる、過去を創造する
過去
膨大な記憶
現在
過去は作られる、過去を創造する
過去
膨大な記憶
実際の記憶をもとに
創造(捏造?)された過去
過去は一つではない
現在
過去は作られる、過去を創造する
過去
膨大な記憶
現在
過去は作られる、過去を創造する
過去
膨大な記憶
実際の記憶をもとに
創造(捏造?)された過去
過去は一つではない
過去は作られる
現在の文脈にあう過去を紡ぎ出す
生きること=ストーリーの創造
• 新しい時代には新しいストーリーがある。
• 毎日生きるたびに過去、現在、未来が創造される。
• アクシデント=ストーリーのカタストロフ=毎日自分のストーリーの設定は
揺らぐ
• だから人は毎日、自分の人生のストーリーを補修したり時には大きく作り
直す
• エンターテイメントを見ている間はそのストーリーから逃れることができる
過去
膨大な記憶
逆に過去が現在を侵食(invade)する
最悪のストーリー 過去の創造
最高のストーリー
現在
過去
膨大な記憶
逆に過去が現在を侵食(invade)する
最悪のストーリー も、最高のストーリーも、知能が過去から創造する
逆に一度作ったストーリーに合わせて現在を解釈しようとする。
現在
逆に過去が現在を侵食(invade)する
これは既にデリダが指摘していたことである。
純粋な現在は失われ、過去や未来かの介入によって現在の純粋性が失われる。
ジャック・デリダ
St=k-1
St=k
St=k+1
自己は差延の作用によって、どんどん
自分自身からさえ脱却して行く。
であるからこそ、対象化される。
この作用は何なのか?デリダは「エクリチュール」(書かれた言説)という。
人工知能のための哲学塾 #Act_4 デリダ・差延・感覚
第四回資料(2016.3.7)
http://www.slideshare.net/youichiromiyake/ss-59171186
ジャック・デリダ
St=k-1
St=k
St=k+1
自己は差延の作用によって、どんどん
自分自身からさえ脱却して行く。
であるからこそ、対象化される。
自己が自己について語ろうとする時に、そこには遅延が生まれる。
自分自身を語る、その語りを聴く自分と。
人工知能のための哲学塾 #Act_4 デリダ・差延・感覚
第四回資料(2016.3.7)
http://www.slideshare.net/youichiromiyake/ss-59171186
ジャック・デリダ(1930-2004)
• フッサールの徹底的な読解を行い、修士論文
「フッサールにおける発生の問題」を書き上げる。
• その後、フッサール「幾何学の起源」を翻訳し、長
大な序文を付ける。
• テキストの中のロゴスの持つ二項対立を明らか
にし、その矛盾を描くことで、形而上学的なテキ
ストをもう一度再考を促す「脱構築」など。
• 「差延」「散種」など新しい概念を提案する。
• ポスト構造主義を代表する哲学者。
人工知能のための哲学塾 資料
人工知能のための哲学塾
https://www.facebook.com/groups/1056157734399814/
第零回資料 (2015.5.28)
http://www.slideshare.net/youichiromiyake/ss-48781470
第一回資料(2015.9.30)
http://www.slideshare.net/youichiromiyake/ss-53507300
第二回資料(2015.12.3)
http://www.slideshare.net/youichiromiyake/ss-55700355
第三回資料(2016.2.1)
http://www.slideshare.net/youichiromiyake/ss-57713927
第四回資料(2016.3.7)
http://www.slideshare.net/youichiromiyake/ss-59171186
記憶の海 (Working Memory)
ステージからワーキングメモリに記憶(スタック)する。
注意の焦点
t=T
注意の焦点
t=T
ステージからワーキングメモリに記憶(スタック)する。
注意の焦点
t=T
注意の焦点
t=T
注意の焦点
t=T-1
記憶の海 (Working Memory)
ステージからワーキングメモリに記憶(スタック)する。
注意の焦点
t=T
注意の焦点
t=T
注意の焦点
t=T-1
記憶の海 (Working Memory)
注意の焦点
t=T
ステージからワーキングメモリに記憶(スタック)する。
注意の焦点
t=T
注意の焦点
t=T-1
記憶の海 (Working Memory)
注意の焦点
t=T-2
対象Aに対する記憶スタック
意識の流れ
注意の焦点
t=T
ステージからワーキングメモリに記憶(スタック)する。
注意の焦点
t=T
注意の焦点
t=T-1
記憶の海 (Working Memory)
注意の焦点
t=T-2
注意の焦点
t=T-3
対象Aに対する記憶スタック
意識の流れ
注意の焦点
t=T
ステージからワーキングメモリに記憶(スタック)する。
注意の焦点
t=T
注意の焦点
t=T-1
記憶の海 (Working Memory)
注意の焦点
t=T-2
注意の焦点
t=T-3
注意の焦点
t=T-N
注意の焦点
t=T…
意識の流れ
対象Aに対する記憶スタック
注意の焦点
t=T
テンポラリー記憶の圧縮・パッキング
注意の焦点
t=T
注意の焦点
t=T-1
記憶の海 (Working Memory)
注意の焦点
t=T-2
注意の焦点
t=T-3
注意の焦点
t=T-N
注意の焦点
t=T…
意識の流れ
対象Aに対する記憶スタック
情報の圧縮・パッキング
=対象Aに対する知識
注意の焦点
t=T
テンポラリー記憶の圧縮・パッキング
注意の焦点
t=T
注意の焦点
t=T-1
記憶の海 (Working Memory)
注意の焦点
t=T-2
注意の焦点
t=T-3
注意の焦点
t=T-N
注意の焦点
t=T…
意識の流れ
対象Aに対する記憶スタック
対象Aに
対する知識
対象Aに対する知識
注意の焦点
t=T
ワーキングメモリから短期記憶へさらにスタック。
注意の焦点
t=T
注意の焦点
t=T-1
記憶の海 (Working Memory)
注意の焦点
t=T-2
注意の焦点
t=T-3
注意の焦点
t=T-N
注意の焦点
t=T…
意識の流れ
対象Aに対する記憶スタック
対象Aに
対する知識
対象Aに対する知識
短期記憶
書き込み
注意の焦点
t=T
ステージからワーキングメモリに記憶(スタック)する。
注意の焦点
t=T
注意の焦点
t=T-1
記憶の海 (Working Memory)
注意の焦点
t=T-2
注意の焦点
t=T-3
注意の焦点
t=T-N
注意の焦点
t=T…
意識の流れ
スイカに対する記憶スタック
注意の焦点
t=T
テンポラリー記憶の圧縮・パッキング
注意の焦点
t=T
注意の焦点
t=T-1
記憶の海 (Working Memory)
注意の焦点
t=T-2
注意の焦点
t=T-3
注意の焦点
t=T-N
注意の焦点
t=T…
意識の流れ
スイカに対する記憶スタック
スイカに対する知識
注意の焦点
t=T
テンポラリー記憶の圧縮・パッキング
注意の焦点
t=T
注意の焦点
t=T-1
記憶の海 (Working Memory)
注意の焦点
t=T-2
注意の焦点
t=T-3
注意の焦点
t=T-N
注意の焦点
t=T…
意識の流れ
スイカに対する記憶スタック
スイカに対する知識
スイカに対する知識
注意の焦点
t=T
ワーキングメモリから短期記憶へさらにスタック。
注意の焦点
t=T
注意の焦点
t=T-1
記憶の海 (Working Memory)
注意の焦点
t=T-2
注意の焦点
t=T-3
注意の焦点
t=T-N
注意の焦点
t=T…
意識の流れ
スイカに対する記憶スタック
スイカに対する知識
スイカに対する知識
短期記憶
書き込み
注意の焦点
t=T
テンポラリー記憶の圧縮・パッキング
注意の焦点
t=T
注意の焦点
t=T-1
記憶の海 (Working Memory)
注意の焦点
t=T-2
注意の焦点
t=T-3
注意の焦点
t=T-N
注意の焦点
t=T…
意識の流れ
地形に対する記憶スタック
地形に対する知識
http://www.123rf.com/photo_10039937_foggy-forest-at-the-morning-at-autumn.html
注意の焦点
t=T
テンポラリー記憶の圧縮・パッキング
注意の焦点
t=T
注意の焦点
t=T-1
記憶の海 (Working Memory)
注意の焦点
t=T-2
注意の焦点
t=T-3
注意の焦点
t=T-N
注意の焦点
t=T…
意識の流れ
地形に対する記憶スタック
地形に対する知識
地形に対する知識
http://www.123rf.com/photo_10039937_foggy-forest-at-the-morning-at-autumn.html
注意の焦点
t=T
ワーキングメモリから短期記憶へさらにスタック。
注意の焦点
t=T
注意の焦点
t=T-1
記憶の海 (Working Memory)
注意の焦点
t=T-2
注意の焦点
t=T-3
注意の焦点
t=T-N
注意の焦点
t=T…
意識の流れ
地形に対する記憶スタック
地形に対する知識
地形に対する知識
短期記憶
書き込み
http://www.123rf.com/photo_10039937_foggy-forest-at-the-morning-at-autumn.html
注意の焦点
人間は意識の中に世界がどう現われたかを覚えている。
キャラクターに
対する知識
地形に対する
知識
スイカ
に対する知識
http://www.123rf.com/photo_10039937_foggy-forest-at-the-morning-at-autumn.html
注意の焦点
人間は意識の中に世界がどう現われたかを覚えている。
キャラクターに
対する知識
地形に対する
知識
スイカ
に対する知識
http://www.123rf.com/photo_10039937_foggy-forest-at-the-morning-at-autumn.html
注意の焦点
記憶のマッチングとリコール
キャラクターに
対する知識
地形に対する
知識
スイカ
に対する知識
呼び出し
=マッチング
書き込み
=対象の判別
&& 知識・経験の想起
=リコール
こいつ
出会った
ことある!
http://www.123rf.com/photo_10039937_foggy-forest-at-the-morning-at-autumn.html
注意の焦点
記憶のマッチングとリコール
キャラクターに
対する知識
地形に対する
知識
スイカ
に対する知識
呼び出し
=マッチング
書き込み
=対象の判別
知識・経験の想起
=リコール
ここ
見たこと
ある!
http://www.123rf.com/photo_10039937_foggy-forest-at-the-morning-at-autumn.html
注意の焦点
記憶のマッチングとリコール
キャラクターに
対する知識
地形に対する
知識
スイカ
に対する知識
呼び出し
=マッチング
書き込み
=対象の判別
知識・経験の想起
=リコール
これ
見たこと
ある!
http://www.123rf.com/photo_10039937_foggy-forest-at-the-morning-at-autumn.html
注意の焦点
記憶のマッチングとリコール
キャラクターに
対する知識
地形に対する
知識
スイカ
に対する知識
http://www.123rf.com/photo_10039937_foggy-forest-at-the-morning-at-autumn.html
注意の焦点
記憶体=プロセッサー(KS)
ゴブリンに
対する知識
地形に対する
知識
スイカ
に対する知識
http://www.123rf.com/photo_10039937_foggy-forest-at-the-morning-at-autumn.html
特定の対象に対する知識は専門家(エキスパート)が
受け持っているとみなすことができる。
へび
に対する
知識
注意の焦点
記憶体=プロセッサー(KS)
ゴブリンに
対する知識
地形に対
する知識
スイカ
に対する
知識
リンゴに
対する知
識
http://www.123rf.com/photo_10039937_foggy-forest-at-the-morning-at-autumn.html
へび
に対する
知識
注意の焦点
記憶の呼び出しと書き込みも黒板モデルとみなすことができる。
ゴブリンに
対する知識
地形に対
する知識
スイカ
に対する
知識
リンゴに
対する知
識
http://www.123rf.com/photo_10039937_foggy-forest-at-the-morning-at-autumn.html
短期記憶
注意の
焦点
マルチスケールな記憶システム構造
http://www.123rf.com/photo_10039937_foggy-forest-at-the-morning-at-autumn.html
長期記憶
短期記憶
注意の
焦点
マルチスケールな記憶システム構造
http://www.123rf.com/photo_10039937_foggy-forest-at-the-morning-at-autumn.html
固定記憶
長期記憶
短期記憶
注意の
焦点
マルチスケールな記憶システム構造
http://www.123rf.com/photo_10039937_foggy-forest-at-the-morning-at-autumn.html
固定記憶
長期記憶
短期記憶
注意の
焦点
マルチスケールな記憶システム構造
スタック
http://www.123rf.com/photo_10039937_foggy-forest-at-the-morning-at-autumn.html
固定記憶
長期記憶
短期記憶
注意の
焦点
マルチスケールな記憶システム構造
スタック
http://www.123rf.com/photo_10039937_foggy-forest-at-the-morning-at-autumn.html
固定記憶
長期記憶
短期記憶
注意の
焦点
マルチスケールな記憶システム構造
リコール
スタック
http://www.123rf.com/photo_10039937_foggy-forest-at-the-morning-at-autumn.html
固定記憶
長期記憶
短期記憶
注意の
焦点
記憶構造
※時間スケールはそれぞれのスタック・リコールで異なる。
http://www.123rf.com/photo_10039937_foggy-forest-at-the-morning-at-autumn.html
記憶のレベル
さまざまな記憶レベルに
キャラクターに関する記憶が
記録されています。
記憶のレベル
ゴブリンAを観測すると
ゴブリンAに関する記憶が
呼び出されます。
記憶のレベル
記憶のレベル
記憶のレベル
記憶のレベル
思い出すときに創造性がある
• 思い出すことは多重な記憶を積分(重ね合わせ)すること
• それはとても創造的な行為
• 小説を書く、絵を描く、曲を作る=巨大な思い出しの過程
• 思い出し方 = 創造性
コンテンツ
• 第一章 認知と創造性
• 第二章 行為と創造性
• 第三章 線形システム、非線形システ
• 第四章 物語と記憶と創造性
• 第五章 生きてる世界の創造
第五章 生きてる世界の創造
問い
生き物の「視る」とカメラの「視る」は
どう違うだろうか?
http://www.free-picture.net/reptiles/lizards/chameleon-wallpapers.jpg.html
生物の持つ目は、生物の知能と身体と深く結びついている
能動的な眼であり、
カメラは使用者の意思に従う受動的な眼である。
主体と客体はどう結ばれるか?
客体
(対象)
関係がない
http://sozai-free.com/sozai/00992.html
主体と客体はどう結ばれるか?
客体
(対象)
関係がない
主体と客体はどう結ばれるか?
関係がある
http://illpop.com/png_insecthtm/aquatic_a02.htm
主体と客体はどう結ばれるか?
客体
(対象)
関係がある
主体と客体はどう結ばれるか?
客体
(対象)
関係がある 知覚作用
環世界のイメージ
環世界=「かたつむりの殻」のように、生物それぞれが持ちつつ、
それが世界であり、それ以外の世界へ逸脱できない世界。
環境
キャラクター
の知能
環境とキャラクター
キャラクター
の知能入力 出力
http://www.kaiyodo.co.jp/revoltech/yamaguchi_2012.html
タチコマの環世界
環境
キャラクター
の知能
環境とキャラクター
キャラクター
の知能入力 出力
http://www.kaiyodo.co.jp/revoltech/yamaguchi_2012.html
キツツキの環世界
Photommo http://free-photos.gatag.net/2015/03/20/140000.html
環境
キャラクター
の知能
環境とキャラクター
キャラクター
の知能入力 出力
http://www.kaiyodo.co.jp/revoltech/yamaguchi_2012.html
カメレオンの環世界
環境
環境とキャラクター
http://www.kaiyodo.co.jp/revoltech/yamaguchi_2012.html
カメレオンの環世界
キツツキの環世界
タチコマの環世界
Photommo http://free-photos.gatag.net/2015/03/20/140000.html
環境
環境とキャラクター
http://www.kaiyodo.co.jp/revoltech/yamaguchi_2012.html
カメレオンの環世界
タチコマの環世界
それぞれの生物は自分の環世界を世界から切り取って
暮らしている。
環境
環境とキャラクター
http://www.kaiyodo.co.jp/revoltech/yamaguchi_2012.html
カメレオンの環世界
タチコマの環世界
環世界はそれぞれの生物にとって完全(完備)な世界。つまり、
それが本当に完全でなくても、その生物には完全と感じられる。
環境
環境とキャラクター
http://www.kaiyodo.co.jp/revoltech/yamaguchi_2012.html
カメレオンの環世界
タチコマの環世界
本当はその外の世界とつながっているが、環世界のソトのことを、
生物は認識することはない。
世界無限
こうした諸々の機能環によって、すべての動物の、その固有の環境と
緊密に連結される。 ユクスキュル「動物の環境と内的世界」(原著:1921, 前野佳彦訳:2012)
世界無限
こうした諸々の機能環によって、すべての動物の、その固有の環境と
緊密に連結される。 ユクスキュル「動物の環境と内的世界」(原著:1921, 前野佳彦訳:2012)
世界無限
こうした諸々の機能環によって、すべての動物の、その固有の環境と
緊密に連結される。 ユクスキュル「動物の環境と内的世界」(原著:1921, 前野佳彦訳:2012)
世界無限
個々の動物に関する生物学は、そのすべての機能環を渉猟する
ことによって初めて目標に到達したとみなすことができる。(p.76)
ユクスキュル「動物の環境と内的世界」(原著:1921, 前野佳彦訳:2012)
世界無限
主体と客体の相互作用の連鎖(Wirkungsketten) (p.76)
自己完結したメカニズム(p.78)
ユクスキュル「動物の環境と内的世界」(原著:1921, 前野佳彦訳:2012)
機能環の種類
• 捕食環(Beutekreis)
• 索敵環(Feindkreis)
• 生殖環(Geschlechkreis)
• 媒体環(Kreis de Mediums)
• すべての動物種は、彼固有の「環境」(Umwelt)の中心を占めている。彼は、その「環
境」に対して、自律的な主体として登場する。
• すべての動物種の「環境」は、「知覚世界」と「活動世界」に二分することができる。こ
の二分された世界は、動物の身体という「内的世界」によって、ふたたびひとつの全体
へ統合されている。
• すべての動物種の「環境」には、当該の動物種に
のみ属する事物しか存在しない。
• すべての生物を包括するような 、唯一の普遍的かつ
絶対的な空間、唯一の普遍的かつ絶対的な時間
というものは存在しない。(P.330)
ユクスキュル「動物の環境と内的世界」(原著:1921,前野
佳彦訳:2012)
ユクスキュル「生物から見た世界」(原著:1933, 翻訳:2005)
• 主体が知覚するものはすべてのその知覚世界になり、作用するものはすべてその
作用世界になるからである。知覚世界と作用世界が連れだって環世界(Umwelt)と
いう一つの完結した全体を作りあげているのだ。(P.7)
• 環世界の研究の第一の課題は、動物の環境の中の諸知覚標識からその動物の
知覚標識を探り出し、それでその動物の環世界を組み立てることである。(P.28)
ミツバチの環世界
現実
環世界 ミツバチは、
密のある花しか感知しない。
ユクスキュル/クリサート、 「生物から見た世界」 (岩波文庫)
カタツムリの環世界を研究する実験
①かたつむりをゴムボールに乗せる。
②カタツムリの前に棒を出し入れする。
③棒の出し入れの頻度を変化させる。
実験
結果
一秒間に1~3回の出し入れの頻度では、
カタツムリは棒を渡ろうとしない。
4回以上だと棒を渡ろうとする。
結論
カタツムリにとって、秒間4回以上の棒は、
棒が止まって見える。
=カタツムリの環世界の更新頻度は、
4回以下。(人間は18回/秒程度)
ユクスキュル/クリサート、 「生物から見た世界」 (岩波文庫)
ニワトリの環世界を研究する実験
雛の足をくくって、親鳥が怒るかを見る。
(上)雛の声が聞こえないように透明ドームをする。
(下)見えないように。ついたてだけ
実験
結果
(上) 親鳥は無視。
(下) 見えないのに助けに行こうとする。
結論
ニワトリにとって、雛の姿は重要ではない。
その声によって認識しているのが、
ニワトリの環世界。
(見えていないわけではない)
ユクスキュル/クリサート、 「生物から見た世界」 (岩波文庫)
環世界のイメージ
環世界=「かたつむりの殻」のように、生物それぞれが持ちつつ、
それが世界であり、それ以外の世界へ逸脱できない世界。
生物の持つ世界と創造性
• 生物はそれぞれ生態に応じた環世界を持っている。
• たいていの生物は生涯、自分の環世界を出ることができない。
• その中で喜んだり、かなしんだりして、生きていく
人間は知識と探求によって新しい環世界を獲得する。新
しい環世界を作ることができる。
天文学者の持つ環世界、プログラマが持つ環世界、
画家が持つ環世界、はそれぞれ違う。
新しい環世界=新しい観察、新しい行動
生物の持つ世界と創造性
• 生物はそれぞれ生態に応じた環世界を持っている。
• たいていの生物は生涯、自分の環世界を出ることができない。
• その中で喜んだり、かなしんだりして、生きていく
人間の新しい世界は、
人間と世界との新しい結びつきを作ることで可能。
ご清聴ありがとうございました。
環境
生物
我々はほとんど見ていない=我々はほとんど作り出している
現実=実際の入力-我々が記憶から作り出した
=差異
差異は注意を生む
我々は線形システムではない。
非線形システムである。
非線形はカオスを生む
連続的人工知能
デリダ
反復
環
生物は原初的な環
人間は新しい環=世界との結びつきを作ることができる
思い出す、ことを間違う。
そこに変形の作用がある
過去は作られる
現在の文脈にあう過去を紡ぎ出す
過去を創造する
生きること=ストーリーの創造
新しい時代には新しいストーリーがある。
ストーリーのカタストロフ
毎日自分のストーリーの設定は揺らぐ
それを毎日、補修したり時には大きく作り直す
エンターテイメントを見ている間は
そのストーリーから逃れることができる
最悪のストーリー 過去の創造
最高のストーリー
人工知能 フレーム
フレームを変幻自在
なぜ?
身体性
世界との手がから
なぜフィジカル 形而下 感覚で捉えられるもの
ノンフィジカル 形而上 観念の世界
身体によって住み着いている
世界 ウエット
人工知能ドライ
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