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チームサイエンスにおける知識融合ツール
としてのGISの役割
近 藤 康 久
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地理情報システム学会2018年大会企画セッション
オープンxシチズンサイエンスによる市民協働と次のステップに向けて
2018年10月21日 首都大学東京
Moose =
= Salad
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チームサイエンスとは
US National Research Council defined Team Science as
scientific collaboration conducted by more than one individual
in an interdependent fashion. (Cooke & Hilton eds. 2015)
(Adapted from Wang et al. 2017;
Rosenfield 1992; Falk-Krzesinski
2014)
超学際研究
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オープンサイエンス
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チームサイエンス
オープン
チームサイエンス
オープンサイエンスとチームサイエンスの方法論融合
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へだたりをこえてつながるための
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目標共有
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• アンケート, 半構造化インタビュー,
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• ハテナソン(質問づくりワークショップ),
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シビック
テック
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of research agenda
--- ✔︎
問題を解くための
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---
(研究者の専決)
---
(研究者の専決)
✔︎
問題を解く Co-production
of knowledge
市民参加 ✔︎
成果を公表する Co-dissemination
of results
オープン
データ ✔︎
サイエンス=知識生産|テック=ものづくり
実践・琵琶湖南湖における水草異常繁茂への対処
分布図:水資源機構ホームページ https://www.water.go.jp/kansai/biwako/html/report/report_03_2.html より転載
1997年 2002年 2007年 2013年
• 地図は自分ごと世界の異なる主体が、問題を共有するのに有効
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• 実施主体:総合地球環境学研究所
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山市担当課の了解のもとに実施
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• 調査方式:郵送法
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• 単純集計結果をプロジェクトウェブサイトに
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Hinweis der Redaktion

  1. Team Science is another keyword of this proposal. The US National Research Council defined Team Science as scientific collaboration, conducted by more than one individual, in an INTERDEPENDANT fashion. Team Science can be unidisciplinary and multidisciplinary, but it is necessary to higher stages of knowledge integration in interdisciplinary and transdisciplinary research. In both interdisciplinary-ID, and transdisciplinary-TD, researchers from different disciplines work jointly to address a common problem. In ID teams, joint contributions remain anchored in their own disciplines, while in TD teams, researchers from different disciplines develop a shared conceptual framework to create new approaches, usually with societal stakeholders. [click]
  2. In other words, transdisciplinary approach is a science with society...
  3. In short, this Core Project aims at a new research paradigm of Open Team Science by integrating Open Science and transdisciplinary Team Science. I will overview these concepts in next slides. [click]
  4. This slide shows an example of information asymmetry in a transdisciplinary, or TD project. Regarding the overgrowth of waterweed in Lake Biwa, being studied with the Ecological Recycling Project, research experts and policy makers of the prefectural office, think it is an ecological problem. In contrast, it is a social problem for coastal residents and municipalities because they suffer from bad odor of drifted waterweed and must remove it as rubbish. Moreover, most of the unengaged public seems NOT interested in this socio-environmental issue, even though they are tax payers for that. In this case, the waterweed issue is differently understood in different socio-geographical contexts. [click]