AWS Lambdaによるサーバレスアーキテクチャの基本に触れてみよう！【kintone & AWS ハンズオン祭り2015秋 B-2】
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「kintone & AWS ハンズオン祭り2015秋」のスライドです。
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- 1. AWS Lambdaによるサーバレス アーキテクチャの基本に触れてみよう！ kintone & AWS ハンズオン祭り2015秋【B-2】 2015年6月24日 サイボウズ公認kintoneエバンジェリスト 山下 竜 Twitter: @yamaryu0508 2015年11月14日 株式会社ジョイゾー/kintoneエバンジェリス
- 2. 本日の演目 2 • kintoneエコシステム • サーバレスアーキテクチャ • 結局サーバレスとは？ • サーバレスアーキテクチャの恩恵 • 今回フォーカスするAWSのサービス • AWS Lambda • Amazon API Gateway • ハンズオン① Hello World!! • ハンズオン② Hello Lambda!を繰り返す • ハンズオン③ kintone & Backlog連携 • サンプルダウンロード • ハンズオンモデル • Lambda・イベント設定 • API Gatewayの設定 • Backlogの設定 • kintoneの設定 • Lambda・関数の設定 • Backlogからの課題の追加を試す • ハンズオン後片付け ※スライド内リンクはPDFダウンロード時に有効になります
- 3. 自己紹介「山下 竜」 3 2013.3 IOTとグループウェア（デヂエ）の連携を試みてkintone に出会う 2014.4 - kintoneエバンジェリストに 2014.11 kintone好きが高じて、界隈初のkintone転職 2015.2 kintone Café 運営事務局開設、事務局メンバーに 2014.5 - 2014.10 kintone Café 福岡 Vol.1 - 3を主催 現在 多分、 日本で唯一100%kintoneでご飯食べてる人 株式会社ジョイゾー 山下 竜（33） 福岡県大牟田市出身 「ブルーウェーブ」 という共通点
- 9. kintoneエコシステム（kintoneとAWS） 9 • アプリケーション寄りPaaS(SaaS) • クライアントサイド/フロントエンド （UI/UX） • 行動的/解釈の共有でアクションを起こし、 コミュニケーションで業務を回す • インフラ寄りPaas(IaaS、BaaS) • サーバーサイド/バックエンド (コマンド) • 思考的/データを捌き事象を解釈する APIで 結合・補完
- 10. kintoneエコシステム（王道っぽいAWSとkintoneの連携パターン） 10 Amazon DynamoDB Stream Amazon SNS Amazon S3 Amazon Kinesis AWS Lambda Amazon EC2 Lambda イベントソース REST API kintone on cybozu.com ・レコード操作 ・ワークフロー操作 ・スペース操作 ・アプリ操作 REST API kintone.proxy() & Amazon API Gateway 経由は良さそう・・・ R EST A PI プリミティブな連携 ・ホスティング ・バッチ処理 AWS IoT Amazon API Gateway
- 11. kintoneエコシステム（kintoneとAWSサーバレスアーキテクチャ） 11 Amazon DynamoDB Stream Amazon SNS Amazon S3 Amazon Kinesis AWS Lambda Amazon EC2 Lambda イベントソース REST API kintone on cybozu.com REST API kintone.proxy() & Amazon API Gateway 経由は良さそう・・・ R EST A PI プリミティブな連携 ・ホスティング ・バッチ処理 AWS IoT Amazon API Gateway ・レコード操作 ・ワークフロー操作 ・スペース操作 ・アプリ操作 Lambdaの 利用が鍵！
- 13. サーバーレスアーキテクチャ 参考・引用 「Serverless Architecture on AWS 」 (http://www.slideshare.net/keisuke69/serverless-architecture-on-aws)
- 15. トリガー サーバレス（Lambda）による処理系の例 15 データ ・ロードバランス ・レプリケーション ・オートスケール 処理（コード）の 実行 データの発生が トリガーとして渡る • インフラ構築不要 • インフラの運用管理不要 • キャパシティ • スケール • デプロイ • 障害耐性 • モニタリング • ロギング • セキュリティパッチ適用 サーバレス（Lambda）の恩恵
- 17. • アプリ開発に多くのメリット • バックエンド側のコードが減るため開発コストを最小化 • バックエンド側のサーバが減るため運用コストを最小化 • AWSによってマネージされるため、スケーラビリティやキャパシティ、セキュリティの心配不要 • 非常にコスト効率が高いため、多くの場合、コスト減が見込める • 必要に応じてEC2も導入できる安心感 • 汎用的なサービスでは実現の難しいビジネス固有の要件に関してはEC2を利用して実装 • EC2を利用する部分についてもCodeDeployやElastic Beanstalk、Ops Works等で自動化 • 開発者がビジネスにフォーカスできる サーバレスアーキテクチャの恩恵 17
- 19. • EC2に作り込みしなくてもイベ ントドリブンなアプリを実装で きる • Lambda関数はNode.js、Java、 Pythonで記述 • イベントソースはAWSの一部サー ビスとスケジュール • タイムアウトは5分間 AWS Lambda 19
- 20. • Amazon S3 • Amazon Kinesis Streams • Amazon DynamoDB Streams • Amazon Cognito • Amazon SNS • Alexa AppKit • Amazon SWF • Amazon SES inbound mail • Amazon CloudWatch Logs • Amazon Connected Home • AWS IoT • (Schedule Event) AWS Lambda（続き） 20 イベントソース トリガー Node.js Python Java Lambda関数の起動 のコードを実行 最大5分間のタイムアウト
- 21. • EC2に作り込みしなくても容易 にAPIが作れる • エンドポイントの完全公開や APIキー等アクセス・認証レベ ルを柔軟に設定できる • CORS設定に対応 • APIのバージョン管理ができる Amazon API Gateway 21 エコシステム形成・システム間連携を可能にするAPIそのもの を容易に作れるので、エコシステム形成の敷居が更に下がる！
- 22. ハンズオン
- 23. ハンズオン① 23 ひとまず、Hello, World!! - Try blueprints -
- 25. Hello World（Lambda・イベントの設定：続き） 25 ②「Get Started Now」をクリック
- 28. Hello World（Lambda・イベントの設定：続き） 28 ⑥「Handler」はそのまま ※ZIPコードをアップロードする際にはファイル名と同一 である必要がある（index.handler → index.js） ⑦「Role」はLambdaの実行権限を持つ既 存ロールか「Basic excution role」を選択 ⑧Lambda実行権限を持つIAMロールを 新しく作る場合には「許可」をクリック ⑨「Memory」、「Timeout」はそのまま ⑩「Next」をクリック ※ポップアップの許可が必要な場合があります
- 32. Hello World（eventトリガーをTestで入力） 32 ⑬「Actions」から「Configure test event」を選択 ⑭「Sample event template」で 「Hello World」を選択
- 34. Hello World（eventトリガーをTestで入力：続き） 34 ⑯テスト実行が成功すると「Execution result」が「succeeded」 になり、context.succeed()の「value1」が出力される ⑰「Log output」にはconsole.log()の 出力結果も表示される
- 37. Lambda関数の書き方 37 Node.js exports.handler = function(event, context) { // 正常として終了させたい時には context.succeed(); // 異常として終了させたい時には context.fail(); }; context.succeed/fail の記述を忘れる とエラーの原因にもなるので注意 Python def lambda_handler(event, context): # 終了させたい時には return event['requestParameters'] # 例外処理する時には raise Exception('Something went wrong')
- 38. ハンズオン② 38 Hello, Lambda!を繰り返す!! - Schedule event -
- 39. Hello Lambda!を繰り返す 39 今設定したHello Worldをschedule eventをトリガーにして定期実行します Event ①Lambdaを定期起動 5分おきに「Hello, Lambda!」が表示される
- 41. Hello Lambda!を繰り返す（Lambda・イベントの設定：続き） 41 ④「Add event source」をクリック ③「code」をクリック ⑤「Scheduled Event」をクリック
- 42. Hello Lambda!を繰り返す（Lambda・イベントの設定：続き） 42 ⑥「Name」と「Description」を設定 ⑦「Schedule expression」は 「rate(5minutes)」を選択 ⑧「Event source」が追加される ⑨「Save」をクリック
- 44. Hello Lambda!を繰り返す（CloudWatch Logsの確認） 44 ⑬直近のログストリームをクリック ⑭「Hello, Lambda!」が表示され正常終了
- 46. ここからがメインイベントです！
- 49. ハンズオン③ 49 kintone & Backlog 連携 - Webhook via API Gateway -
- 56. kintone&Backlog連携（Lambda・イベントの設定） 56 ②「Create a Lambda function」をクリック
- 62. kintone&Backlog連携（API Gatewayの設定） 62 Backlogの課題登録Webhookをを受け取ってLambda 関数に渡すAPIを作成 API Gatewayを設定
- 65. kintone&Backlog連携（API Gatewayの設定：続き） 65 ④「Create API」をクリック ③「API name」にAPI名を記入
- 66. kintone&Backlog連携（API Gatewayの設定：続き） 66 ⑤「Create Resource」をクリック ⑥「Resource Name」を入力 ⑦「Create Resource」をクリック
- 67. kintone&Backlog連携（API Gatewayの設定：続き） 67 ⑧「Create Method」をクリック ⑨Webhookなので「POST」を選択 してチェックマークをクリック
- 68. kintone&Backlog連携（API Gatewayの設定：続き） 68 ⑩「Integration type」は 「Lambda Function」にチェック ⑪「Lambda Region」と「Lambda Function」を先程の設定に合わせる ⑫「Save」をクリック ⑬API GatewayからLambdaにアクセス できるように「OK」をクリック
- 69. kintone&Backlog連携（API Gatewayの設定：続き） 69 ⑭「Integration Request」をクリック ※今回はPOSTのbodyだけの粗設定 クライアント API Gatewayで作成した メソッドのリクエスト/レスポンス インテグレーション先への リクエスト/レスポンス インテグレーション先 （今回はLambda）
- 70. kintone&Backlog連携（API Gatewayの設定：続き） 70 ⑮「Mapping Templates」を展開後、 「Add mapping template」から「Content- Type」に「application/json」を追加 ⑯「Input passthrough」右の鉛筆マーク クリック後「Mapping template」を選択 ⑰サンプルの「mapping_template.json」を貼付けて、 「Mapping template」右のチェックマークをクリック
- 71. kintone&Backlog連携（API Gatewayの設定：続き） 71 ⑱「Deploy API」をクリック ⑲「Deployment stage」で「New Stage」を選択して、 「Stage name」を「prod」等入力する ⑳「Deploy」をクリック
- 73. kintone&Backlog連携（API Gatewayの設定：今回のMapping Template） 73 • リクエストパラメータの取得 • POST/PUTは$input.json('$') • GETは$input.params().querystring • パスやヘッダの値も取得可 • 詳細は「Mapping Template Reference」を確認 Lambdaのeventへ渡るパラメータの設定
- 74. kintone&Backlog連携（API Gatewayの設定：今回のMapping Template） 74 • リクエストパラメータの取得 • POST/PUTは$input.json('$') • GETは$input.params().querystring • パスやヘッダの値も取得可 • 詳細は「Mapping Template Reference」を確認 Lambdaのeventへ渡るパラメータの設定 今回はPOSTのパラメータ を受け取るのでこちら
- 80. kintone&Backlog連携（Backlogの設定：Webhookの設定・続き） 80 ⑫API Gatewayを経由して、Lambdaのイベントトリガー となるWebhookの設定が完了
- 81. kintone&Backlog連携（Backlogの設定：Webhookの設定・続き） 81 ⑫API Gatewayを経由して、Lambdaのイベントトリガー となるWebhookの設定が完了
- 82. kintone&Backlog連携（Backlogの設定：課題の追加のBody） 82 課題の追加WebhookのBodyのうち利用するもの projectプロパティ contentプロパティ • projectKey • summary（件名） • description（詳細） • key_id（課題のID） ※WebhookのBodyは 「RequestBin （http://requestb.in/）」 で確認
- 86. kintone&Backlog連携（kintoneの設定：課題管理アプリの概要） 86 Backlog（Webhook）からAPI Gateway/Lambdaを経由して登録する情報をフォームとして準備 フォーム項目 フィールドの種類 フィールドコード 件名 文字列（1行） summary 詳細 文字列（複数行） description リンク リンク（Webページ） link
- 94. kintone&Backlog連携（イベントコードサンプルの部分解説） 94 モジュールの読込 Python用モジュールの読込 Backlogとkintoneのパラメータ Backlog - サブドメイン - プロジェクトキー kintone - 課題管理アプリのID - 課題管理アプリのAPIトークン
- 97. 【参考】kintone REST API 97 （参考：「cybozu.com developer network > kintone API」） kintone REST API
- 98. 【参考】kintone REST APIの概要 98 • kintoneアプリのレコードやスペースの操作 kintone REST APIの用途 プロトコル • HTTPSプロトコル フォーマット • JSON 文字コード • UTF-8 認証認証 • ユーザ認証（パスワード、APIトークン） • Basic認証 その他 • 同時処理レコード数100件 • API同時アクセス10件 ※GET/recordsのみ500件
- 99. 【参考】kintone REST APIの概要（続き） 99 • https://{subdomain}.cybozu.com/k/v1/{command}.json【通常】 • https://{subdomain}.cybozu.com/k/guest/{space id}/v1/ {command}.json【ゲストスペース】 URI リクエストヘッダ • Host: {subdomain}.cybozu.com:443 • Content-Type:application/json • 認証情報
- 100. 【参考】リクエスト例（GET/records） 100 QWRtaW5pc3RyYXRvcjpwYXNzd29y GETメソッドでは Content-Typeは不要 Basic認証を使用していない場合にも 空欄で入れておく分には問題ない様子 https://{subdomain}.cybozu.com/k/v1/records.json?app={app id} 【認証方法の記述】 X-Cybozu-Authorization : {BASE64-encoded "id:password"} Authorization : Basic {BASE64-encoded "id:password"} ※例の{base64-encoded "id:password"}はidをAdministrator、 passwordをpasswordとした場合の値としています HTTPクライアント設定画面 ※以降、Google Chromeのアドオン「POSTMAN」を利用しています
- 102. 【参考】リクエスト例（GET/records：続き） 102 レスポンス "{field code}": { "type" : "{field type}", "value" : "{value}" } 各フィールドはこのように記述されます ・複数値を取りうる{value}は配列になります ・POST/PUTの際はtypeが不要です フィールドの記述
- 108. Backlogからの課題の追加 を試す
- 109. テクニカルな構成 【取組み内容確認】ハンズオンにおける作業の流れ 109 モチベーション/シナリオ Backlogに課題追加 したらkintoneの 課題アプリにも レコード登録される！ 1. BacklogのWebhookを受け取ってLambdaに渡すAPIを作成（API Gateway） 2. API Gatewayからeventとして渡されたBacklogのWebhook情報 をkintoneにレコード登録するコードを記述（Lambda）
- 111. Backlogから課題追加（Lambdaのイベント履歴の確認） 111 ①「Monitoring」をクリックする ②直近24時間の履歴を表示 ③詳細をCloudWatchで 確認するためにクリック
- 113. ハンズオンは以上です
- 115. 参考情報 115 • 「AWS Lambda公式サイト」[https://aws.amazon.com/jp/lambda/] • 「AWS Lambdaドキュメント」[https://aws.amazon.com/jp/documentation/lambda/] • 「Amazon API Gateway公式サイト」[https://aws.amazon.com/jp/api-gateway/] • 「Amazon API Gatewayドキュメント」[https://aws.amazon.com/jp/documentation/ apigateway/] • 「Serverless Architechture on AWS」[http://www.slideshare.net/keisuke69/ serverless-architecture-on-aws] • 「Backlogを使いこなそう -Webhook-」[http://www.backlog.jp/help/adminsguide/ webhook-setting/userguide2493.html] • kintone開発コミュニティサイト「cybozu.com developer network」[https:// cybozudev.zendesk.com/hc/ja]
- 116. 参考情報（AWS Lamdaとkintoneによるサーバレスアーキテクチャ） 116 AWS Lamdaとkintoneによるサーバレスアーキテクチャは他にも実践済みのものがあります！ S3にJSファイルをアップしたら、Lambdaでkintoneに反映 @kintone Café 東京 Vol.3 http://www.slideshare.net/joyzojp/kintone-caf-vol3-kintone-aws-lambdas3
- 117. 参考情報（AWS Lamdaとkintoneによるサーバレスアーキテクチャ：続き） 117 AWS Lamdaとkintoneによるサーバレスアーキテクチャは他にも実践済みのものがあります！ kintoneの顧客情報を使ってAPI Gateway/Lambda/MLで購買予測 @kintone Café 東京 Vol.4 http://www.slideshare.net/joyzojp/kintone-caf-vol4- kintone-aws-api-gatewaylambdamachine-learning