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OSGeo財団のご紹介とCS立体図にみるオープン戦略
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1.
CS立体図の活用に向けた意見交換会 2017/01/19 OSGeo財団のご紹介 と CS立体図にみるオープン戦略 農研機構・農業環境変動研究センター OSGeo財団日本支部 岩崎 亘典 niwasaki@affrc.go.jp wata909@gmail.com
2.
今日のおはなし • FOSS4GとOSGeoについて • QGISについて •
CS立体図活用にみるオープン戦略の有効 性 2Agenda
3.
自己紹介 • 略歴 – 東京都立大地理科(学部) •
地理学出身 – 東京工業大学(修士・博士) – 農研機構 • 農業環境変動研究センター • 研究テーマ – 農村地域における歴史的土地利 用変化の解明 – FOSS4Gを利用した地理空間情報 の利活用手法の検討 • 活動 – OSGeo財団日本支部・副代表 3はじめに
4.
こんな研究をしています • 迅速測図のデータをオープンデータとし て公開しています。 • http://habs.dc.affrc.go.jp/ •
https://github.com/HabsNiaes/habs_luccdb 4はじめに
5.
CS立体図の活用に向けた意見交換会 2017/01/19 FOSS4GとOSGeoについて
6.
ざっくりいうと • OSGeoは組織の名前です – アメリカに本部があり、各国に支部がある •
FOSS4Gはソフトウェアのことです – 会議だったり、コミュニティだったりもします 6FOSS4GとOSGeoについて
7.
OSGeo設立のきっかけは • 2004年にJeffとMarkusが出会ったこと – Jeff
McKenna:MapServerのドキュメンテー ションを行っていた。 – Markus Neteler:GRASSの開発者。いわゆる 「GRASS本」の主著者の1人 7OSGeo とFOSS4Gについて
8.
どこで出会ったかというと • 大阪駅前第二ビルの居酒屋! – 正しくは大阪市大キャンパスかと思われます •
ベンカ先生の招きで来日 – 詳しくは森さんのblogで • http://blog.goo.ne.jp/jg2tkh/s/FOSS4Gコミュニティは いかにして創成されたか 8OSGeo とFOSS4Gについて
9.
ベンカ先生について • なにわのインド人! – 大阪市立大学教授 –
現OSGeo財団代表 • コミュニティ間の連携を力説された 9OSGeoとFOSS4Gについて
10.
Open Source GISの歴史 10OSGeoとFOSS4Gについて http://www.slideshare.net/fullscreen/gatewaygeomatics.com/foss4g-community/4
11.
ベンカ先生について • FOSS4Gという言葉の発案者でもある 11OSGeo とFOSS4Gについて
12.
FOSS4Gってなに? • FOSS4Gとは「Free and
Open Source Software for Geospatial」の略 – 誰もが、自由に、入手・修正でき、どの様な 目的でも使える地理空間ソフトウェアのこと – 同時に、そうしたソフトウェアの開発者や ユーザーが集まる会議の名前でもある • OSGeo財団が主催する国際カンファレンス • 世界各国の支部が主催するイベント – さらに、そうしたソフトウェアに関わる人々 のコミュニティを指すこともある • FOSS4Gコミュニティとか 12OSGeoとFOSS4Gについて
13.
OSGeo財団ってなんですか? • こうしたオープンソースGISコミュニティ を支えるために設立されたのが "OSGeo財団"です • 「The
Open Source Geospatial Foundation」の略 – OSGeoはコミュニティ主導のGISやマッピン グプロジェクトの"傘"になります OSGeoとFOSS4Gについて 13 http://www.osgeo.org/content/news/news_archive/ open_source_geospatial_foundation_initial_press_release.html.html
14.
OSGeo財団についてもう少し • 財団といっても、財政的に安定した後ろ 盾はありません(汗 • Local
Chapterもあります – OSGeo.JPは日本支部。その他にもいろいろ • ただし、上納金とかがあるわけでもない OSGeoとFOSS4Gについて 14
15.
OSGeo.JPの活動 • FOSS4G イベントの開催 –
Tokyo、Osaka、Hokkaido!! • OSCへの参加による他のFLOSSコミュニティとの交流 • 学会での活動 • 各地での勉強会 15OSGeoとFOSS4Gについて
16.
OSGeoLiveについて 16OSGeoとFOSS4Gについて • 各種FOSS4Gが入ったLiveDVD – どんなソフトがあるかみたい場合に便利 •
https://live.osgeo.org/ja/presentation/index.html#/
17.
スポンサーの皆様 17OSGeoとFOSS4Gについて
18.
CS立体図の活用に向けた意見交換会 2017/01/19 QGISについて
19.
QGISとは • FOSS4Gの一つ – 代表的なデスクトップGIS •
www.qgis.org 19QGISについて
20.
QGISの特徴 • GUIで操作できる – いわゆるArcGISに近い感じ •
ファイルベースのGIS – GRASSやPostGISだデータベース 20QGISについて
21.
QGISの特徴 • マルチプラットフォーム – Windowsのみでなく、Mac,
Linuxでも動く 21QGISについて
22.
拡張性が高い • Pluginによる機能強化 • 他のアプリとの連携 •
APIを使った独自アプリケーションの開発 22QGISについて
23.
開発が活発である • 長期リリース版と最新版がある – LTRは2.14、最新版は2.18 –
3.0系が開発中 23QGISについて State-of-QGIS-Project_FOSS4G-NA-2016.pd より引用
24.
QGIS 3.0の開発について • Qt5,
Python3の採用 – 次期LTRは3.2 • ファンディング中! 24QGISについて
25.
日本語情報も充実している • QGIS初心者質問グループ、各種QGIS本 25QGISについて
26.
CS立体図の活用に向けた意見交換会 2017/01/19 CS立体図活用にみる オープン戦略の有効性
27.
そもそもなぜここにいるかというと • 以下のセミナーに大丸さんお会いした – 一応、私が講師(汗 •
その際、CS立体図の公開を考えているという話を 伺った 27CS立体図活用にみるオープン戦略の有効性
28.
https://groups.google.com/forum/#!searchin/qgisshitumon01/%E8%B5%A4%E8%89 %B2%7Csort:relevance/qgisshitumon01/T35Lfs-2L9A/Nm3ExIsLAwAJ 私がCS立体図を知ったのは • 森林土木memoさん経由でした – 2016年11月20日のエントリー •
セミナーが12月5~7日でタイミングがよい! 28CS立体図活用にみるオープン戦略の有効性 http://koutochas.seesaa.net/article/444171690.html
29.
まだタイミングがいいのが続きます • インディゴの松澤さんが、Leafletで実装 – 12月9日! •
FOSS4G Advent Calendar 2016のネタ 29CS立体図活用にみるオープン戦略の有効性 http://qiita.com/frogcat/items/b9aaa3df866a89d46ef5
30.
ディープラーニングに波及する • かかったw 30CS立体図活用にみるオープン戦略の有効性 https://www.facebook.com/makinux7/posts/10211308473888738 https://www.facebook.com/makinux7/posts/10211310645743033?pnref=story
31.
オープンな要素の重要性 • まさに、オープンイノベーション!! 31CS立体図活用にみるオープン戦略の有効性 CS立体図の活用 オープンな手法 オープンソース オープンな規格
オープンデータ
32.
オープンイノベーションとは 32CS立体図活用にみるオープン戦略の有効性
33.
オープンイノベーションとは 33CS立体図活用にみるオープン戦略の有効性
34.
オープンイノベーションとは 34CS立体図活用にみるオープン戦略の有効性
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CS立体図の作成手法 35CS立体図活用にみるオープン戦略の有効性 • オープンな手法なので、技術者が安心し て使える
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Leaflet、QGIS、pix2pix • 各種オープンソースソフトが活用された – プロプライエタリだと、業務外に使える? •
最新の成果を即座に利用できる – 特にDeep Learning界隈では早い 36CS立体図にみるオープンイノベーションの可能性
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地理院標高タイル • 標高値をタイル形式で公開 • http://maps.gsi.go.jp/development/demtile.html –
pix2pixでは、PNG標高タイルも利用 • https://gsj-seamless.jp/labs/elev/#elev 37CS立体図にみるオープンイノベーションの可能性
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地図タイル形式 • 標準化された地理空間情報 38CS立体図にみるオープンイノベーションの可能性
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既存の公開GISデータの欠点 • データが可視化されていない • 使いたいデータなのかどうか不明 •
形式や座標系変換などの準備が必要 • 異なる範囲のデータから、必要な範囲を抽出す る必要がある 39CS立体図にみるオープンイノベーションの可能性
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既存の公開GISデータの欠点→地図タイル形式の利点 • データが可視化されていない 閲覧用データなので可視化されている • 使いたいデータなのかどうか不明 用途に合うかどうか確認できる •
形式や座標系変換などの準備が必要 既に座標系が統一されている • 異なる範囲のデータから、必要な範囲を抽出す る必要がある {z}/{x}/{y}を指定すれば、必要なデータが 入手できる 40CS立体図にみるオープンイノベーションの可能性
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地図タイルとDeep Learning • 既に膨大な量のデータが存在する –
教師、学習、検証データの入手に事欠かない – Terrapatternが初めてか? • 地物の意味情報はOSMからとっている – 当方の取組は、ノーザンシステムサービス様に(汗 41CS立体図にみるオープンイノベーションの可能性 http://qiita.com/Yuki_Nakahora/items/ef093700f42e37c54330http://jp.techcrunch.com/2016/05/26/20160525terrapattern-is-a-neural-net-powered- reverse-image-search-for-maps/
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地図タイルベースのWebGIS • CS立体図の活用はその第一歩 – 利点 •
GISのワークフローの劇的な改善 – 前処理が効率化できる • 開発した手法の汎用的に使える – データがタイルになっていればいい • 既に様々なリソースがある – 地理院タイル、OSM、川だけ地図、迅速測図、etc… – 欠点 • 特に、高緯度での定量的評価 42CS立体図にみるオープンイノベーションの可能性
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何はともあれ • DEMとLiDARの公開に期待!! – 森林以外でも絶対に使える! 43CS立体図にみるオープンイノベーションの可能性 https://rapidlasso.com/2017/01/03/first-open-lidar-in-germany/ https://www.opengeodata.nrw.de/produkte/geobasis/dgm/dgm1l/index.html
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たとえば、塹壕を発見! 44CS立体図にみるオープンイノベーションの可能性
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