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【まとめ】会議で結論を出す技術
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【まとめ】会議で結論を出す技術
1.
会議で結論を出すための心がけ 勝手なことを話さないように「力」を集める ゴール、論点、ドライブ 議論の中身が「頭」で理解できる 事実、構造化 一体感を生むよう「心」も攻める 場の空気、動き
2.
7つの心得 ゴールを明確にせよ 今話すべき論点を問いかけ、議論に集中させよ 停滞・対立には思い切って踏み込め。立ち上がっ てドライブせよ 空中戦、思考停止ワードを避け、事実を炙り出せ 頭の中を構造化させ、本質をつかみとれ 一人ひとりを気持ちよくいて、場の空気をつくれ 参加者を観察し、動き(ニーズ)に敏感になれ
3.
負のループを断ち切るには? 参加者が「今、何をすればいいかわかってい る」、そして「停滞・対立には誰かがドライブ して、1:Nの状況をつくる」 参加者が「材料をクリアに共有している」 参加者が「感情的にも共感している」
4.
発散・収束・共有 会議には、「発散・収束・共有」の3ステップが ある 発散(ブレインストーミングを意識、右脳 ) – 視点:独創的、ひとつでも光るダイヤ –
ルール:批判しない、質より量 収束(左脳) – 視点:論理性、判断軸、優先順位 – ルール:代替案あれば批判 OK 、根拠ある発 言 発散と収束では使う頭の部分が異 なる
5.
会議の流れ・用いる 11 の技術 1.
オープニング アイスブレイク・巻き込み ゴールはなに? 1. ボティ 1. 発散 脳内活性法 1. 収束 コンセプト・ワード 意思統一法 見える化 氏名 1. クロージング ラックアップ ・「事実の炙り出 し」 ・構造化
6.
技術 1: ゴールはなに?
1 オープニング時にはゴールを提示 – ゴールを提示しない会議は、行う意味なし!! – 曖昧なゴール設定をしない(〜について等) 会議のゴールとは? – ゴール≠アジェンダ(会議の時間割) – ゴール=目的(会議した結果の獲得物) 目的とゴールの違い – 目的:会議の方向性を示す – ゴール:方向性にプラス「達成基準」が存在
7.
技術 1: ゴールはなに?
2 会議の参加者に明示すべきこと – 会議で自分が何をすればいいか? – どのレベルまで話せばいいか? 実際に参加者に明示すること – 議題が「発散」なのか「収束」なのか「共有」なのか – 会議の結果がどう使われるか GAP を示す(上級者向け) – Goal: その会議で獲得したいもの – Agenda: 複数のゴールがある場合の時間割 • ゴールが 1 つであれば不要 – Point of View: 会議での注意事項 • 繰り返し発信することが大事
8.
技術 2: アイスブレイク・巻き込み 参加者を気持ちよく
/ 安心させる 和みだけでなく、相手を巻き込めるとなお良い – 「他人の話を聞く習慣を最初に刷り込む」ようなおも しろい話題がよい 自分のキャラクタに合った方法で和ませる
9.
技術 3: 脳内活性法
1 会議の入りで失敗しないよう、和ませる – 直接的に気持ちよくする方法 • 褒める、体全体で聞き取る、ホワイトボードに書く – 批判されることを減らす方法 • 批判禁止とルールを提示する – プレッシャーを減らす方法 • 質より量であることを訴える、発言が「採用・評価」の対 象という雰囲気を払拭する 指名するのも日本人には効果的
10.
技術 3: 脳内活性法
2 思考停止させない – カタカナ用語、抽象言葉を使わない – 具体的 / イメージしやすい問いかけをする – 大きな質問と小さな質問を使い分ける – 応えやすい質問から投げる – 司会役の人はしゃべりすぎない 視点を広げる – フレームワークを活用 – 仮に〜とすると、と言い反論を求める – 他の事例を持ち出す 一縷の光を見逃さない – よいアイディアならば、すぐに深堀りする • 「発散」の時は即興性が大事
11.
技術 4: 見える化(ホワイトボードの活 用) 「見える化」で参加者の安心をはかる –
参加者の理解度を深める – 話を聞いていなかった人を助ける – 発言する際に、気をつけるようになる ホワイトボードを利用した「場のコントロール」 – 論点を「見える化」する 「見える化」は「発散」「収束」両方で使用 – 発散の時には、どんどん書きだす(箇条書き OK) – 収束の時には、情報を意味づけし、構造化する
12.
ホワイトボードの活用法 2 次元で表現 色やマーク、矢印を活用 – 文章の解説は青色、強調させたい場合は赤色を使 用 –
マークで同じ種類のものを判断 – 矢印で意見の因果関係を表現 配置を考える – 参加者全員が読めるぎりぎり小さい文字を書く ホワイトボードの内容は資料として保存 – 印刷機付きのホワイトボードがベスト – 生産性が高くなるので、おすすめ!
13.
技術 5: 指名 「発散」「収束」「錯綜」で指名を使い分ける –
「発散」の時は、指名で積極的に考えさせ、発言 してもらう – 「収束」の時は、指名でコミットメントを高める – 「錯綜」の時は、指名で場をコントロールする ブーメランもあり – 質問者自身に聞き返す – その他の参加者に振る
14.
技術 6: ラップアップ(まとめ) 会議終了時には、できるだけラップアップを行う 決まったこととネクスト・ステップだけを示す 5
分前になったら、会議を切り上げてラップアッ プを行う 「見える化」は「発散」「収束」両方で使用 – 発散の時には、どんどん書きだす(箇条書き OK) – 収束の時には、情報を意味づけし、構造化する
15.
技術 7: 論点コントロール 論点を絞って、脱線を防止 –
「短時間」で「結論を出す」ための基本技術 論点は気をつけないとすぐズレる – すぐに方向修正を行う必要あり 基本的な考え方 – 「ゴール」が何かをあらためて考える – 柔軟に考える 論点をコントロールするための技術 – 今、話すべき「論点」を「見える化」する – 「話さない論点」を「見える化」する – 「見える化」と「指名」で話に「介入」する
16.
技術 8: 事実の炙り出し 論理的に結論を導くには、「空中戦、思考停止 ワードを避け、事実をあぶり出す」必要あり 問いかけや言い換えで上手に事実をあぶり出す –
フレームワークの使用( 4P) – パラフレイジングを自分の言葉で話す どの程度炙り出しを行う必要があるかを考慮
17.
技術 9: 構造化 構造化で本質をつかむ –
「見えなかったものが見えるようになる」 – 「誰が見ても最適解が何かがわかる」 人間が箇条書きで頭に入るのは、最大 7 個 会議でよく使うパターン( 6 個) – グルーピング型(収束) – ツリー型(発散、収束) – フロー型(発散) – マトリクス(軸)型(収束)、(表)型(収束、 発散) – 因果関係型(発散)
18.
技術 10: コンセプト・ワード 参加者が合意形成をして「結論を出す」際に使用 –
魔法の言葉「コンセプト・ワード」で参加者の合 意形成が促進される コンセプト・ワードを作るコツ – 正確性よりもわかりやすい言葉 – インパクトがある言葉 – 比喩表現でも OK コンセプト・ワードに関する注意点 – いう時は、「ゆっくり」、「自信を持って」言う – 視覚的に、ホワイトボードに赤で大きな文字を使 う
19.
技術 11: 意思統一法 結論を出すときに利用 「論理的」な納得と「感情的」な納得を組み合わ せて意思統一をする必要あり 「論理的」な納得 –
単なる妥協ではない、ウィン - ウィンの案である • 決める前に「事実」を炙り出せているか • 事実を「構造化」して、全体観、論理構造が把握でき ているか
20.
プロジェクトが難しい理由 定型化された通常業務と異なり、一度限りの活動 (初体験の出来事) やり遂げるべき期限はあるものの、人・お金は不 十分 いろいろな人が集まって作業するが、やる気はあ まり高くなくバラバラである