0から1へ、1からその先の未来へ！とらのあなラボのエンジニア採用

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0から1へ、1からその先の未来へ！
虎の穴ラボの採用について
虎の穴ラボ株式会社　松尾陽祐

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#とらラボ3
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自己紹介
松尾陽祐（マツオヨウスケ）
● 2017/11 入社
● 虎の穴ラボエンジニアリングマネージャー
● 虎の穴ラボ採用
入社理由
● 自社プロダクトの開発がしたい！
● どうせ転職するなら好きな業界で！
好きな作品
● ラブライブ！プロジェクト全般
● Tokyo7th シスターズ
● 22/7
アイドル作品のライブに参加してる私→

どんな経歴か
● 昭和60年生まれ
● 新卒でソフトハウスへ入社
○ C++やJavaを利用した開発に従事
● 独立系SIerへ転職
○ Javaを利用した大規模Webサービス開発
○ リーダー業務、マネージメント業務を経験
● 虎の穴ラボへ転職（病的にオタクだったので）
○ 虎の穴ラボ全体のマネージャー

どんな経歴か
● 2017/11 虎の穴入社
● 2018/03 ECサイトのプロジェクト参画　　
● 2018/06 ECサイトリニューアルオープン
● 2018/08 ECサイト内製化本格始動
● 2019/10 虎の穴ラボ分社化
● 2020/03 リモートワーク開始
● 2021/06 とらのあなConference
- とらのあな抽選サイトなどを開発
- EC 4人リーダー
- 〃
- EC 8人リーダー
- 〃
- EC 12人マネージャー
- EC 13人 + Fantia等11人マネージャー

今日のテーマ
虎の穴ラボ流
エンジニア採用術

アジェンダ
● 人を集めることの難しさ
● 虎の穴ラボ採用面から見るこれまでの歩み
● 0から10へはじまりの採用戦略
● 10を33へ成長期の採用戦略
● 100を目指してこれからの採用戦略
● まとめ

対象者
● エンジニア採用担当の人
● これからエンジニア組織を作る人
● エンジニア採用の裏側を知りたい人

人を集めることの難しさ

こんな採用しちゃってませんか？

ITエンジニアを集めよう！
● 募集要項の作成
● 採用サイトの公開
● エージェントと契約

あとは応募を待つばかり！

最初に数人きて、半年後には応募0に…

IT人材は不足傾向
引用：IT人材白書2020/独立行政法人情報処理推進機構社会基盤センター

募集要項で会社の魅力を定義
● やりがいのある業務
● 待遇良し
● 最新の技術
● アットホームな職場
募集開始時点では、魅力に惹かれる人が応募

エンジニアが魅力に感じる要素は十人十色
人材不足の業界の転職市場
×
事業内容に魅力を感じる人
同じターゲットへのアプローチを続けても
うまくいかない
出典：レバテックルーキー調査「社会人エンジニアに聞く、企業の選び方」

虎の穴ラボ
採用面からみるこれまでの歩み

- 2017/3 採用活動開始
- 2018/7 エンジニア向け　　　　　　
勤務体系改善
- 2019/9 虎の穴ラボ創立
- 2020/3 フルリモート　　　　　　　
ワーク開始
採用面から見るこれまでの歩み
採用開始
勤務体系改善
開始
虎の穴ラボ
創立
フルリモート
ワーク開始
イマココ
33人！

離職率
- 2017 : 0%
- 2018 : 18.75% (3人)
- 2019 : 5% (1人)
- 2020 : 4% (1人)
- 2021 : 0% (0人)
直近3年間(2018/8 ~ 2021/7)の離職率 8.3%
<参考>平均的な中途社員の離職率は3年間で30%

組織の魅力を、随時アップデート
● 勤務体系の改善
● 労働条件改善
● リモートワーク導入
● 地方勤務制導入
etc...
1人→33人の組織へ成長

0から10へはじまりの採用戦略

最初の採用戦略　企業そのものの魅力を展開
● 強み（オタク）を生かす
● 「ゼロからはじめる」を売り文句

強み（オタク）を生かす
● 広告・出典は「エンジニア×オタク×秋葉原」
● 「オタク向けサービスを自社開発」をアピール

オタク色を強めた広告展開

見飽きないようにたくさん展開
<目を引くオタク要素> <「とらのあな」をプッシュ>

技術ブログ＋秋葉原ランチブログ → 秋葉原をプッシュ
<技術ブログ> <「ランチブログ>

「ゼロからはじめる」を売り文句に
● エンジニアの組織づくりを味わえる
● 技術選定から全部できる

広告
● Twitter広告
● 雑誌広告(Software Design)
● 店舗ポスター
● 街中ポスター（UDX、書泉前、新宿、大阪）
● ステッカー配布
● イベント参加(福岡RubyKaigi、RubyWorldConference、
DevelopersSummit、JJUG、JAWS、OSC)
● ブログ(技術、ランチ)
etc…
「オタク」「ゼロから」を武器に様々な媒体で展開

0から10へ成長！
事業への意欲が強い人の採用に成功

<参考>反応がよかった広告媒体
● Twitter : オタク×ITが強い
● DevelopersSummit : 情報収集目的の人が一定数いる
ターゲティングが明確

<参考>イマイチだった施策
- 街中ポスター : 秋葉原はといえ、あまり見られない
- 学生が多い技術イベント : 中途採用市場には向かない
自社が狙う層を明確にし、行動分析をすることが重要

10から33へ成長期の採用戦略

虎の穴ラボ停滞期
● 応募者数減少
● 退職者の発生

停滞の原因
● 事業の魅力での限界
● 条件面での競争力不足

事業の魅力での採用限界
● 「オタク×IT」に惹かれる人を採りきってしまった状態
● Twitterの反応分析
○ 当初：「とらのあなのエンジニア面白そう」
○ 1年後：「とらのあないつも募集してる」

条件面での競争力不足
● 虎の穴開発室 = 勤務体系等がエンジニア向けではない
○ 年収レンジが若干低い
○ 勤務時間固定
○ 祝日が休みではない

虎の穴ラボ株式会社の設立

要項改善前改善後
年収レンジ 450万円〜600万円 500万円〜1,000万円
勤務時間 10:00~19:00 フレックスタイム制
コアタイム 10:00~14:00
評価基準情意 / スキルスキル重視
休日土日 + 季節休暇9日
(その他省略)
土日・祝日 + 季節休暇6日
(その他省略)
副業不可可 (情報技術に関するもの )
分社化して柔軟な勤務体系へ

再び成長
退職率改善

コロナ禍　いち早くフルリモートワークを宣言
<Point>
- 管理職もフルリモート
- アフターコロナも実施
- フルリモートワーク手当て支給

地方勤務制度の導入
<Point>
- 日本全国OK
- 入社後2週間は会社費用で秋葉原勤務
- 年収・評価に区別なし
<実績>
北海道 / 京都 / 高知 / 福島 /
三重 / 長野 / 鹿児島

ワーケーション制度の導入
<Point>
- 話題性をいち早くキャッチ
- 社員の働き方のスタイルを尊重

急成長！

新しい制度の導入
目的
● エンジニアが働きやすくなること
● 環境として魅力的になること
エンジニアからの意見だし + トライアルが不可欠

新しい制度の導入
トライアルと振り返りを実施し、改善を繰り返す

● ひとつだけの魅力で採用できる人は限られる
● 魅力をアップデートし続けることが重要
● はじめから全部はできない。メンバーと共に組織を育てる意識
が必要

100を目指して
これからの採用戦略

100を目指してこれからの採用戦略
ブランディング

組織の魅力づけには限界がある
● 事業内容
● 勤務体系
● 福利厚生

ブランディングとは
● 一般的にはマーケティング手法
● ブランド = 商品やサービスに持つ、共通のイメージ
● ブランディング= 共通のイメージを認識させること

採用におけるブランディングのメリット
● 企業の良いイメージを定着させる = 応募数の増加
● ミスマッチの減少

採用ブランディングをする上でのポイント
● 企業としての魅力を確立する
● 露出する機会を増やす

勘違いしてはいけないこと
● 「採用コストを削減するもの」ではない
● 「労働条件を変えなくても採用できるもの」ではない

露出する機会を増やすために
● コーポレートサイトの強化
● 技術系イベントへの出典
● 技術ブログ

最近やってる面白いこと
● エンジニアラジオの配信(YouTube、Podcast)
● Twitterスペースを利用した配信
● エンジニア座談会等の配信(YouTube)

エンジニアラジオの配信
● 情報発信の場として注目
● メンバーから「やりたい」を実現

Twitterスペースでの配信
● 気軽に知ってもらえる場
● 聞きやすいライトな内容

YouTubeでのオンラインイベント
● 採用説明会の開催
● エンジニア座談会の開催
● カンファレンスの開催
アーカイブ配信で継続したアピール

その他エンジニア採用ポイント

エンジニア採用は、エンジニアにしかできない
- スキルの判断はエンジニアがもっとも正確に行える
- エンジニア組織の雰囲気、魅力などはエンジニア同士が話しや
すい
- エンジニアにとって働きやすい環境を提案できる
人事に任せきりでは良い採用は行えない

エンジニアからの情報発信は一石二鳥
● 技術ブログ等
● 勉強会の開催
● 外部イベントでの登壇
● 技術同人誌の作成
エンジニアの自己研鑽とブランディングの一石二鳥

技術ブログ
● 自己研鑽内容のアウトプット
● アウトプットにより理解が深まる

勉強会の開催
● 会社のブランディング
● コミュニティ形成

技術同人誌
● 書くのを楽しめる
● 虎の穴ラボでは6冊を発行

コーポレートサイトでイメージ戦略

まとめ

まとめ
● ひとつの魅力で採用に繋がる人数には限界がある
● 企業としての魅力のアップデートが不可欠
○ 採用面でのアピール
○ メンバーの定着
● アップデートはエンジニア自ら行う必要がある
● 良い企業なくして良いエンジニアなし

おまけ

おまけ
募集中です
● エンジニア
● エンジニア採用戦略

虎の穴ラボのアップデートを続け
エンジニアが働きやすい環境づくり
是非一緒に実現しましょう！！

ご静聴ありがとうございました

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