クラウド移行を終えてからが本番〜AWSの使いこなし術〜

1. クラウド移⾏を終えてからが本番〜AWSの使いこなし術〜
AWS事業部 にしざわ

2. ⾃⼰紹介 2
⻄澤 徹訓
• クラスメソッド株式会社
• AWS事業部
• アーキテクトグループ所属
• 2015年8⽉⼊社
• インフラ、エンプラ寄り
• ⇛最近は若者育成にも⼒を
⼊れています

3. 好きなAWSサービス 3
特集カテゴリー ブログ登場回数
AWS-CLI 23
EC2 22
RDS 17
S3 15
Directory Service 11
Windows 11
Database Migration Service 9
IAM 8

4. 4AWS総合⽀援 クラスメソッドメンバーズ

5. 5あなたの専⽤コンシェルジュ

6. クラウドへのシステム移⾏を終えたのに 6

7. • 事前に⾒積もっていたよりAWS利⽤費が⾼い
• ランニングコストを抑えたい
AWS運⽤を始めたお客様からいただくご相談① 7

8. • クラウドに適した設計になっているかチェックを
したい
• システム全体の評価をして改善を⾏いたい
AWS運⽤を始めたお客様からいただくご相談② 8

9. • 維持管理が困難
• 誰が何を作り、何を消したのかわからない
• 適切な設定に基づいて設定されているのかを確認
したい
AWS運⽤を始めたお客様からいただくご相談③ 9

10. 10
AWS利⽤費の管理

11. • まずは、正しく評価すること
• クラウドに移⾏したことで、提供できるサービス
が増えたり、スピードが上がったり、柔軟に管理
できるようになったこともあるのでは︖
AWS利⽤費は本当に⾼いのか︖ 11

12. • 少しでも安くAWSを使いたい
とはいえ 12

13. 1. 考え⽅を変える
2. 料⾦オプションを活⽤
3. マネージドサービスを活⽤
AWSを安く使うためのポイント 13

14. • AWS利⽤費の分析運⽤もエンジニアリング範囲
• オンプレ環境の感覚でキャパシティ確保する癖
• クラウドなら必要になってからすぐ増やせる
1. 考え⽅を変える 14

15. • 平時は安いスペックで済ませる
• 必要に応じて数を増やす、スペックを上げる
• ただし、T2インスタンスは使い⽅に注意
必要なときに必要なだけ使う 15

16. • オンプレ感覚でディスクを⼤きめに⽤意すると割
⾼になることが多い
• ディスクもあとから拡張可能(縮⼩はNG)
• 不要になったファイルはS3に逃がすだけでも
• あとから⼿をいれることは困難なケースも
意外と⾒落としがちなEBS 16

17. • リザーブドインスタンス(⻑期利⽤割引)
• EC2/RDS/ElastiCache/Redshift
• リザーブドキャパシティ(容量予約割引)
• CloudFront/DynamoDB
• AWS認定リセラーの割引も活⽤
2. 料⾦オプションを活⽤ 17

18. EC2のリザーブドインスタンス 18
https://www.slideshare.net/AmazonWebServicesJapan/aws-black-belt-online-seminar-2017-aws-79666227/63

19. • OSタイプの買い間違いに注意
• ⼼配ならAWSサポートに確認
• 費⽤⾯では、(AZ RIではなく)Regional RI⼀択
• UNIX/Linuxは、Size Flexibilityが⾃動で効く
• ⽀払いオプションは前払いが有利だが、要件に合
わせて選べばOK
RI購⼊時のポイント① 19

20. Size Flexibilityとは︖ 20
https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/new-instance-size-flexibility-for-ec2-reserved-instances/

21. • UNIX/Linux、且つ、よく使うインスタンスファ
ミリー(T2、M4、C4等)であれば迷わず購⼊
• Windows/RHEL等のライセンス込みはSize
Flexibilityが効かないので慎重に
• 利⽤頻度の低いインスタンスタイプも同じく慎重
に
RI購⼊時のポイント② 21

22. • 購⼊後は全体でRI適⽤率を⾒て評価する
• インスタンスID単位で購⼊するという勘違い
• 安易にConvertibleにしない
• まとめて操作しかできない
• 便利そうだけど運⽤する覚悟が必要
• 購⼊したRIに縛られて柔軟性を損なったら本末転
倒
RI購⼊時のポイント③ 22

23. • データの置き場所をS3中⼼にするだけで⼤きな
コスト削減効果が出るケースも
• 利⽤費としては⼤きく変わりなくても、運⽤費削
減の効果が⾼いケースが多い
• サーバレス化まで踏み込むかどうかは状況を⾒て
• ちょっとした処理をLambdaにしてみる
3. マネージドサービスを活⽤ 23

24. 24
AWS環境の評価と改善

25. AWS Trusted Advisor 25
https://aws.amazon.com/jp/premiumsupport/trustedadvisor/

26. AWS Well-Architected Framework 26
https://d0.awsstatic.com/events/jp/2017/summit/slide/D2T1-1.pdf
• AWSのベストプラクティスに基づいてアーキテ
クチャを評価、改善するフレームワーク

27. CIS Foundation Benchmark 27
https://aws.amazon.com/jp/blogs/security/tag/cis-aws-foundations-benchmark/

28. • AWSのベストプラクティスに則った評価を⾏う
• 定期的に⾏い、改善する
評価と改善のポイント 28

29. 29
AWS環境を管理する

30. AWS環境の管理とは 30
https://www.slideshare.net/AmazonWebServicesJapan/aws-black-belt-online-seminar-2016-aws-cloudtrail-aws-config/5

31. AWS CloudTrailとは 31
https://www.slideshare.net/AmazonWebServicesJapan/aws-black-belt-online-seminar-2016-aws-cloudtrail-aws-config/8

32. AWS Configとは 32
https://www.slideshare.net/AmazonWebServicesJapan/aws-black-belt-online-seminar-2016-aws-cloudtrail-aws-config/34

33. まずは収集しているログを確認する 33
AWSサービス 概要 重要度
CloudTrail AWS操作のログ ◎
Config AWS変更のログ ◎
VPC Flow Log VPCのログ ○
CloudFront CDNのログ ○
ELB ロードバランサーのログ ◎
S3 オブジェクトアクセスのログ ○

34. データレイクとしてのS3 34

35. • とにかく安く安全に置いておくことができる
• 各種AWSサービスと組み合わせることが容易
• Elasticsearch Service
• Redshift
• Athena
S3にログを置いておけばどうにでもなる 35

36. 例えばこんな使い⽅も 36
https://dev.classmethod.jp/cloud/aws/cloudtrail-audit-report-by-amazon-athena/

37. • ログは取得漏れが無いように多めに取る
• 可視化や通知はあとから考えても⼤丈夫
• CloudWatch Logsが割⾼になるケースに注意
ログ管理についてのポイント 37

38. • AWSを使い慣れたメンバーを集めて、各社に合
わせた運⽤ルールを作り上げていく必要がある
• AWSサービスはどんどん新しくなるので、⼩さ
く始めることが重要
• タグの有効活⽤
• 特定のタグのみを対象にした管理、操作
• Billling分析にも
その他、AWS管理全般について 38

39. 例えばこんな使い⽅も 39
https://dev.classmethod.jp/cloud/aws/lambda_create_tags/

40. 40
まとめ

41. • 運⽤にも初期コストはかかる
• クラウド運⽤は、継続・改善が必須
• ユーザが⾃分たちでAWSを運⽤できるようにな
ることが理想
まとめ 41