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Git_guide
- 3. そもそもGitとはなんなのか？ ファイルの編集履歴の管理ができる - 新旧のファイルを⼀元管理できる。 - 「誰」が「いつ」作業したのかログに残る。 - 古いバージョンに戻すことも容易に可能。 （ログが辿れるので事故った時のエビデンスにもなる。） - 編集した履歴を複数⼈で共有でき、共同開発できる。 - 複数⼈で修正した部分を⼀つに統合できる。 複数⼈での開発ができる ざっくりいうとファイルのバージョン管理が 簡単にできるツール。 2
- 4. 複数⼈での開発の利点 3 Gitにはブランチという概念があり、駆使することにより1つの制作物に対して開発領域を割り振り 同時並⾏で開発することができます。 現場でよくある例 スクラムのイメージ 無事テストアップ完了 TOPページ てつさん 下層ページA ほんださん 下層ページB ふじせさん PJ責任者 制作数 テストアップ ボリューム 状況 10P（それぞれのページは独⾃レイアウトなため、複製できない。） 1/271/26 完了 完了 作業の負荷分散ができることはもちろん、 他案件のタスクも消化しながら、 適正なリソースで稼働することができる。 完了 1/28 1/29 1/30 2020/1/30(今は1/26) 10⼈⽇程度 急遽落ちてきたタスク。ボリュームと期間が⾒合っていない。 1⼈が毎⽇徹夜すればどうにかなるんだろうけど現実的ではない。 ただ、作業者を分担すればどうにかなりそう。 8h 8h 8h 8h 8h 6h 6h 6h 6h 4h 4h 4h 4h マージ
- 5. ⽤語解説 - 1 とはいえ操作の解説の前に固有のキーワードが多いのでそれぞれ解説します。 ⽤語 意味 リモートリポジトリ ローカルリポジトリ クローン ブランチ プッシュ コミット remote repository local repository clone branch push commit 特定のサーバー上に設置して複数⼈で共有するためファイル貯蔵庫。 （例えるならboxが近い） ユーザーごとに配置される⼿元のマシンで編集できるファイル貯蔵庫。 ⼀⾔でいうとダウンロード。 リモートリポジトリの内容をローカルに複製して保存すること。 ファイルの編集履歴を分岐させて記録していく機能のこと。 ※P6に詳細記載 ローカルリポジトリにある変更差分をリモートリポジトリにアップロードする操作。 （いわゆるboxにアップロードする感覚に近い) - ファイルやディレクトリの編集作業をローカルリポジトリに記録するために必要な操作。 - 「コミットしました。」という⾔葉をよく聞くが、プッシュまでしないと意味がない。 - コミットとプッシュをまとめて⾏うこともできるが、それぞれの操作で意味が まったく異なるため今すぐ外したほうがいい。 4
- 6. ⽤語解説 - 2 ⽤語 意味 プル フェッチ マージ チェックアウト コンフリクト 破棄 マージリクエスト 削除 pull fetch merge check out conflict discard merge request deleate ローカルリポジトリとの差分のみをリモートリポジトリからダウンロードして更新する操作。 リモートリポジトリからファイルの最新情報を取得する操作。 ファイルはダウンロードされず、リモートの更新ログだけが取得できる。 複数のブランチを1つのブランチにまとめること。 ブランチを切り替えること。 マージ作業中に「マージするブランチ」と「マージされるブランチ」の同⼀箇所で差異が⽣じ、 機械的に何を正としてよいか判断できなくなって、マージ作業が中断されている状態。 コミット前の変更差分をなかったことにすること。 ※ファイルは削除されない 責任者（コードレビュアー、PM）などに、マージを促す⾏為。 ※GitLabではマージリクエスト、Githubではプルリクエストという。 ファイルごと削除すること。 ※正確に⾔うとファイルを削除したことをコミットログに乗せること こちらの⽤語⼀覧を理解していただいたうえで、実務での操作を解説します→ 5
- 7. 実務での使い⽅ Gitには「git-flow」と呼ばれるフレームワーク(考え⽅)が存在し、各ブランチの役割とフローを 明確にし、シンプルでわかりやすい運⽤が可能です。 作業フロー 作業発⽣/ ブランチ作成 作業発⽣/ ブランチ作成 作業/コミット 作業/コミット テストアップ/ マージ 納品or公開/ マージ featuredevelopmaster最新 1 2 3 4 5 6 7 各ブランチの役割 TDWでは以下3つのブランチの役割だけ覚えておけば⼤丈夫だと思います。 案件の性質によっては、以下のブランチも活⽤すると良いかもしれません。 - 本番環境と同⼀の状態を指す。 - ここでは基本作業しない。 - masterブランチからはdevelopかhotfix、release ブランチが作成できる。 - 作業⽤ブランチ。 - developブランチにマージできる。 - 複数のリリース⽇が確定している、且つ作業者が多数で 同時並⾏で進⾏しているときに使⽤する。 - release-1225などに⽇付単位でブランチを切って最後に集約する。 - masterブランチから⽣やす。 - 本番公開時に事故った時の応急処置的な意味合いで使⽤する。 - masterから直接⽣やす。 - 開発環境と同⼀の状態を指す。 - ここでは基本作業しない。 - masterブランチにマージできる。 feature develop release hotf ix master 6
- 9. 参考：誤った操作をした場合に前のバージョンに戻したい - 2 ダイアログが表⽰されるので、「Reset type:Hard」を選択する。 ひとまずローカルが前の状態に戻る リモートに反映させたいので、戻したログをプッシュする。 この時Force push（強制プッシュ）にチェックする。 ※アプリケーションの設定によってはプッシュできないので、 設定からForce push（強制プッシュを有効化してください） ※リモートリポジトリのログを削除する⾏為なので⼗分に気をつけて作業してください 8
- 10. 知っておくといつか役に⽴つ機能の紹介です。 その他機能 タグ スタッシュ チェリーピック リベース リリース地点に⽬印をつけることができる 作業途中の差分を⼀時退避することができる。 例）とあるブランチで作業中だけど、いますぐやりたいことができて作業を⼀時中断したい。 だが、すごく中途半端だからコミットはしたくない。というときに使う。 作業ブランチ間違えていた時とかにも有効かも。 特定のコミットを他のブランチに取り込むことができる - ブランチの根っこ部分を他のブランチの特定コミット箇所に移し替え、合流すること。 - featureブランチで作業していたが、developが先に進んでしまい、 ⼀部の記述が遅れを取った場合に使う stash cherry pick rebase これはマストで やったほうがいいかも 9
- 11. 使うなら下記がおすすめ - 無料 - インターフェースがわかりやすい - 認知度も⾼く利⽤⼈⼝が多いので、ググればやり⽅はすぐ⾒つかる。 - 少し重い。 - 独⾃のIDを取得する必要があるのがちょっと⾯倒。 - UIは微妙だけど、基本的なことは全部できる。 - エクスプローラー上で直感的に操作できるのが良い。 - マージした時に標準機能で差分がエクスポートできるのが良い。 - 軽い - 無料 おすすめアプリ Win / Mac Win Sourcetree Tortise Git 10