11. Rook Version Up
•Version Up の対象は、2つあります
•Rook
•Ex) rook v1.1 -> v1.2
•Storage Backend
• Ex) Ceph 14.0.4 -> 14.0.5
12. Version Up Strategy (1)
• Rook Control Plane
• Release Note 等を確認した上で、修正するべき不具合等があれば、
Version Up を実施します
• Major Version Up
• ドキュメントに従い Version Up すれば、大きな問題はおこらないはずですが、
必ず事前検証をしておきましょう
• Version Up 中、一時的にストレージが利用できない状態になるのでご注意
ください
• ceph-mon, ceph-osd の container restart が発生します
• Minor Version Up
• Minor version up (v1.2.x -> v1.2.y) であれば、ceph-mon /ceph-osd の
container restart が発生しないパターンもあるため、影響は軽微になります
13. Version Up Strategy (2)
•Ceph
•事前テスト等を実施した上で本番環境に Roll Out
しましょう
•過去に、最新版 Ceph に Version Up することでサー
ビス影響が出そうな不具合がしばしば発生しています
•ceph-mon, ceph-osd の再起動が one-by-one で実
施されるため、I/O の一時的な性能低下・遅延が発
生します
• 一時的なパフォーマンス低下に耐えられる時間帯等で実
施しましょう
14. Version Up: Rook Control Plane
•Rook の公式ドキュメントに従って作業を実施
します
• https://rook.io/docs/rook/v1.2/ceph-upgrade.html
• 公式リリースバージョンの使用が前提です
• master ブランチからの Version Up については unsupported になります
41. Summary: Rook Version Up (1)
•長期的な運用の観点では、対象の Storage
Backend だけでなく、Rook Operator 自体の
Version Up が必要になる
•Minor Version Up は作業コスト・リスクは低いものの、
Major Version Up についてはサービスへの影響を伴う
作業が発生する
42. Summary: Rook Version Up (2)
•Ceph の Version Up については、煩雑な作業
を Rook Operator が引き受けてくれるため、と
ても便利
• ただし、リリース直後の Ceph には致命的な Known Issues が
含まれている可能性もあるため、十分な事前検証が必要