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エンジニアの個人ブランディングと技術組織

  1. エンジニアの個人ブランディ ングと技術組織 2022-03-05 YAPC::Japan::Online 2022 大仲 能史 a.k.a. id:onk
  2. 自己紹介 • 大仲 能史 a.k.a. id:onk • 株式会社はてな チーフエンジニア • ノベルチーム所属 • チームではWebアプリケーションエンジニア、 
 技術グループ全体ではマネージャ業をやっています
  3. 作業メモ、書いてますか?
  4. 例えば僕が昨日書いたメモ • DataLoader • IdentityCacheと組み合わせたい • https://3d.kalidoface.com/ ヨサソウ • Firefoxだとカメラ選択やボディトラッキングが動かなかった
  5. 日々学んでいく 
 エンジニア人生
  6. せっかく会社なので 
 効率的に学びたい
  7. ナレッジマネジメント • 企業が保持している情報・知識と、個人が持っているノウハウや経 験などの知的資産を共有して、創造的な仕事につなげることを目指 す経営管理手法 • SECIモデル • 暗黙知と形式知の相互作用で 
 個人の知識が組織の知識に変換され、 
 創造が生まれる • メモを残すのは共同化、表出化の第一歩 https://ja.wikipedia.org/wiki/ナレッジマネジメント
  8. グループウェアの色んな形 • はてなグループ • esa • Notion • Con fl uence • Scrapbox • etc…
  9. グループウェアの色んな形 • はてなの場合は、はてなグループ(社内版)とScrapbox • どちらもSlackに連携している • 記事を書いたら #engineer に流す
  10. 高濃度で摂取するための 
 技術勉強会
  11. はてなの技術勉強会 https://developer.hatenasta ff .com/archive/2005 • 2005年から開催している? • 2014年にリブートして現在の形に • 毎週木曜日 18:00-19:00 • ほぼエンジニア全員参加 • 技術組織としての周知や共有も行われる
  12. はてなの技術勉強会 • 「今月のホットトピックス」コーナー • コロナ禍で社内の横の繋がりが薄まり、 
 知見がサイロ化されてきた • メモの再放流 • 全記事を読む情報ジャンキーだけではない • メモ以前の知見の再放流 • 全チャンネルを読む情報ジャンキーだけではない https://this.aereal.org/entry/2020/09/02/103945
  13. ここまでのまとめ • 個人の知見を、うまく組織の知見にしたい • ナレッジマネジメント • 週次の社内勉強会という場 • いわゆるトーク以外にも役割がある • フロー情報を集めて再放流する • 文字になる以前の知見を集める
  14. • 暗黙知やフロー情報を、技術勉強会でまとめて放流し直すことで 
 知見の表出化、連結化が進む フロー情報を定着させる 🔜
  15. 個人ブログの技術記事も 
 このサイクルに載せる
  16. 学びとオープンネス • 我々はインターネットを通じて学んで、事業を運営できているのだ から、インターネットに還元する、という考え方 学び続けることと、その過程で得たことをピュアともいえる態度でオー プンにし続けることが、はてなと、はてなのエンジニアを成長させてき たと思っているので、大切にしていきたい価値観です。 https://developer.hatenasta ff .com/entry/values
  17. ピュアとも言える態度で • 会社のブログよりも、個人のブログの方がハードルが低い • 記事になっていない技術メモの段階で公開されやすい • どんな場所で書かれたものでも、スタッフが書いたものであれば、 せっかくなので知見を共有したい • プライベートと仕事の切り分け難しい問題 • 業務中に書いたコードでも GitHub 個人アカウントで公開 OK
  18. • 暗黙知やフロー情報を、技術勉強会でまとめて放流し直すことで 
 知見の表出化、連結化が進む 個人ブログでもこうしたい 🔜
  19. このためにやっていること • 入社時にブログURLを集める • 新着をポーリングして • 技術記事かどうかを判定して • Slackに流して • 毎月まとめる https://onk.hatenablog.jp/entry/2021/12/18/000000 ブログから技術記事を抽出・集約してワイワイする - id:onk のはてなブログ
  20. 入社時の儀式 • 全員のアウトプット先をYAMLとして持っている • 入社時に、自分のブログやスライド投稿先を足してPRを出す - owner: onk url: https://onk.hatenablog.jp/ kind: hatenablog - owner: onk url: https://www.slideshare.net/takafumionaka/ kind: slideshare - owner: onk url: https://blog.onk.ninja/ kind: other
  21. 個人ブログをポーリングする • 各ブログURLから、RSS/Atomフィードを取得 • フィードに新規記事が含まれていれば後続の処理へ
  22. 技術記事か判定する • 個人ブログにはみんな日記も書いている • 日記は車だったり釣りだったり育児だったりVTuberだったり • 本当に日記で、#engineer に流すにはノイジーなので絞り込む • 意外とITっぽい単語リストに対しての正規表現マッチで精度が出る • 偽陽性があっても、Slackにノイズがたまに流れる程度
  23. 正規表現でマッチ • GoとかUIとかのワードが単純なマッチだと誤爆しまくる • 単語境界を上手くやる必要がある • 単純に b を両端に付けると、以下のようにマッチしなくなる • スペース区切り言語文字と非スペース区切り言語文字の境界も単語 境界とみなす、という対応をした /bPerlb/ =~ "Perlの" => nil /(?:b|(?<=[^a-zA-Z0-9u00C0- u00FF]))…/
  24. Slackに流して
  25. 毎月のレイドバトル • 合計1500ダメージを与えたらレイドボスに勝てる、という設定 • ファーストアタックボーナス(固定10ダメージを追加)もある
  26. • Slackに流した時点で会話が発生する • アウトプットに対する報酬 • まとめ直すタイミングでさらに会話が発生する 完成した 🔜
  27. オープンネスの方法 • 技術ブログ以外にも • 登壇 • 執筆 • OSS活動 • YouTube? • etc…
  28. OSS活動を放流する • #oss-guild でPR自慢やIssue/PR作成支援をしている •   :oss-chance: reacji channelerも https://tarao.hatenablog.com/entry/2021/06/14/160248 「今月はこれだけの人たちがOSS貢献してました」と いうのがやりたかったので, 社内勉強会にコーナーを設 けて共有することにした.
  29. • 暗黙知やフロー情報を、技術勉強会でまとめて放流し直すことで 
 知見の表出化、連結化が進む OSS活動でもこうする 🔜
  30. 個人ブログか 
 会社のブログか
  31. 個人ブログか会社のブログか • 業務なら会社のブログに書いて欲しい? • 個人ブログに書くのは止める必要がない • ピュアとも言える態度でオープンにする • 会社のブログだとある程度の長さが必要そうで、ハードルは「ある」 • 逆に会社の看板を背負うことで記事がブラッシュアップされる • 個人ブログよりも会社のブログの方が読者が多い
  32. 個人ブログから膨らませる • ちょっとした思いつきは、書きやすいところに書いて欲しい • 意識して深掘りをすると会社のブログに書ける深さになる • 歴史的経緯を調べるとか • 類似のソフトウェアと比較するとか • HDB編集部から、いい内容だったので会社のブログに書きませんか というお願いをすることもある
  33. 投稿者別のページが必要 • 会社のブログに書くと、自分のポートフォリオに含めづらくなる? • 自分の場所(ブログ)に書かれていないので • はてなブログは、投稿者別ページやRSSがある • ポートフォリオに組み込みやすい • どうぞ、ご利用ください。 id:taraoの例
  34. 僕らも悩んでいる • 技術ブログの運営に悩んだら、はてなブログfor DevBlogプラン • DevBlog運営コミュニティSlackがあるので、一緒に悩みましょう
  35. Hubという選択肢 • 会社のブログではなく、個人ブログの集合体 • 実体は個人ブログ側に執筆し、会社のブログはフィードアグリゲー タ • 個人のブランディングと、会社の目的の折衷点 • 個人の集合としての技術コミュニティという自覚を持ちやすい?
  36. Hubという選択肢 • Ubie Discoveryさんの例 https://blog.ubie.tech/
  37. Hubという選択肢 • HERPさんの例 https://tech-hub.herp.co.jp/
  38. Hubという選択肢 • 永和システムマネジメントさんの例 https://github.com/esminc/rubyagile
  39. まとめ
  40. まとめ • ナレッジマネジメントの形の一つを紹介 • フロー情報を再放流で流通させ、定着をはかる • 個人のアウトプットも流通させる • レイド戦、OSS Guildとして楽しむ • 会社の技術ブログと個人ブログの関係
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