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Agile PM 読書会8
- 1. THE SOFTWARE PROJECT MANAGER’S
BRIDGE TO AGILITY 読書会
#8 : Time Management (後半)
株式会社エンラプト 関口匡稔, PMP, PMI-ACP, CSPO
会場提供: PMI日本支部様
- 3. 時間管理 ∼ PMBOKの定義(V5)
Initiation Planning Executing
Monitoring
&
Controlling
Closing
Time
Management
6.1 スケジュール管理計画
6.2 アクティビティ定義
6.3 アクティビティ順序設定
6.4 アクティビティ資源見積り
6.5 アクティビティ所要期間見積り
6.6 スケジュール作成
6.7 スケジュール・
コントロール
“Project Time Management includes the process
required to manage the timely completion to the
project.” PMBOK guide 5th Edition
- 4. Scheduling Methods ( Software Extension )
Structured scheduling
いわゆる従来型。マイルストーンを初期フェーズに
決める。
Schedule as independent variable (SAIV)
スケジュールを固定として、最も重要な機能から実
装するスケジュール方法。スケジュールに合わせて
スコープを調整する。
Interactive scheduling with a backlog ( Agile )
要求に優先順位を付け、イテレーションに割り振
り、実装前に詳細化する。rolling wave planning
On-demand scheduling ( TCO , Lean )
前もってスケジュールを組まない。バックログから
タスクを引き出し( pull ) 、消化していく。期間はケ
イデンス(リードタイム)により分かる。
Portfolio scheduling
プロジェクト間・プロジェクト内の順序づけを組織
レベルで決められた評価基準に基づき実施する。組
織にとって価値の高いものから作っていく。
• Software Extension では、ソフトウェア開発におけるスケジューリング手法と
して、下記の5つがあげられている。
- 6. Strategy vs Tactic
Strategy Tactic
ゴールを実現するための計画
やアクション
結果を得るための計画や手続き
「戦略は構想だ、と私は言ったけど、あるいは価値判断だとい
うべきかもしれないね。戦略の段階で最善をつくしておけば、
戦術レベルでの勝利はえやすくなる」!
- ヤン・ウェンリー(銀河英雄伝説)
- 11. Milestone ( Software Extension 6.2.3.3 )
• 従来型のソフトウェア開発では、マイルストーンは要件・アーキテクチャレ
ビュー、顧客レビュー、製品のリリースなどを示すものだった。
• On-Demandな開発では、マイルストーンは「期日」に基づいてはいない。期
日を設定して確認会を行っても良いが、ゴールは設定できない。
• プロジェクトリスクを減らすためには、プロジェクト間の相互依存を考慮し
た、統合マイルストーンを設定するのが良い(ハードの調達とソフト開発など)
ソフトウェア開発に On-Demand
な開発というのは可能なのだろ
うか?
自社サービスで、期日はASAP
でとにかく継続してサービスを
提供するような場合?
- 13. 順序設定
• Waterfall: FS, FF, SF, SS
• ネットワーク図の作成に必要(ただ、MS Project等を使っていないと実質
意味がない気が・・・)
• タスクの順序はチームが作成する
• 明日最初に何をする? それが終わったら次は誰と何をする?
• 外部依存性をプロジェクトマネジャーが支援
- 14. Sequence Activities ( Software Extension 6.3 )
• ソフトウェアのアクティビティ順序設定は、PMBOKとは若干異なる
• 新規開発の場合はアクティビティ完了までの予測ができない
• アーキテクチャ構築は予測が困難
• 非機能要件は要件横断的なため、これも順序を狂わせる
• 初期に予測できない作業( dark matter ) が存在する
• プロトタイプ/実験/欠陥修正
アーキテクチャバックボーン(ス
ケルトン)を先行して作成する
ことで、独立して構築するパー
トが明確になる
セキュリティは、検証に時間と
コストがかかる(修正したら、
再検証しないといけない)
これらは他のタスクに優先する
ことが多いし、独立して追跡さ
れる。
- 19. Estimate Activity Resources ( Software Extension
6.4)
• ソフトウェア開発は開発者のスキルが命!!
• プロジェクトのゴールとプロジェクトチームの総スキルを比較
• Gapがあれば、それは別のチームか増員が必要ということ
• しかし・・・
• PMにそもそもメンバー選択の権限がない
• PMがロール/メンバーのJob Descriptionを出してといわれる
• ソフトウェア開発外のリソースも必要(構成管理/テスト環境/複数プラットフォーム)
- 21. 15分のデイリースタンドアップ
• 報告内容
• 昨日行ったこと
• 今日行うこと
• 障害となっていること
• チーム内での状態の同期を取るイベント
• (デイリースタンドアップ後)タスクの追加・削除や、順番の変更を行い、プ
ロアクティブに動く
単なる作業報告にならないよう
に、適切なファシリテーション
が必要。
「昨日はタスクAをやりまし
た。今日は続きをやります。特
に問題ありません」というよう
な朝会には意味がない
- 27. AgilePM Change List for Time Management
Traditional PM Agile PM
プロジェクト計画を立てる前にプロジェクトの要求を洗い
出しておく。
顧客とチームの議論をファシリテートし、見えている範囲
でのフィーチャーを詳細に定義する。顧客が簡単に維持で
きるプロダクトバックログを作成することを支援する。
詳細なプロジェクトスケジュールを元に、リソースマネジ
ャーとともにいつ、どんなリソースが必要になるかを検討
する。
リソースの増減のない専任チームの一貫性を満喫する!リ
リースプランで想定した例外的な要求について、引き続き
リソースマネジャーとともに作業する。
要求を完了するために必要なタスクの見積りをお願いす
る。
プロダクト/リリースバックログでハイレベルな見積りを
行う。イテレーション計画で、タスクについてより細かい
粒度の見積りを行う。
全てのタスクの依存関係を明確にし、スケジュールを調整
する。関係性を明らかにし、最善の管理方法を示す。
タスクの依存性の管理はチームを信じて任せる。プロジェ
クトのより大きな依存性と外部との協調に注力する。
プロジェクトスケジュールを作成する。
リリース計画、イテレーション計画をファシリテートす
る。そこでチームはハイレベルなリリース戦略と、詳細な
イテレーション計画を作成する。
プロジェクトスケジュールを更新する。スコープ・クリー
プ(漏れ)を防ぐための変更管理を実施する。
チームがバーンダウンチャートの更新するのを支援する
(イテレーション/リリース進 )。チームの進 に応じ
て、顧客にプロダクトバックログとロードマップの更新を
促す。