新人エンジニアの1年と新しい取り組み

ログレス新人エンジニアの
1年と新しい取り組み
株式会社Aiming
開発グループソフトウェアエンジニア
小林進

今回はログレスチームに配属された
新人の1年を紹介します

新人の1年
春：研修、基礎学習
夏：バグ修正、システムの勉強
秋：ボトルネック対応、新コンテンツ
冬：新コンテンツ
春：（現在）Spineの導入

新人の1年
春：研修、基礎学習
夏：バグ修正、システムの勉強
秋：ボトルネック対応、新コンテンツ
冬：新コンテンツ
春：（現在）Spineの導入
今回ご紹介するのはこちら

秋①：ボトルネック調査
VisualStudio、Xcodeを使い、
ボトルネックを調査する。

調査の結果
・CPUにはまだ余裕がある。
・メモリはダイエットの結果余裕ができた。
・Draw()がボトルネック。

調査の結果
・CPUにはまだ余裕がある。
・メモリはダイエットの結果余裕ができた。
・Draw()がボトルネック。
→ゲーム内のアバターなどはテクスチャの種類
が多いのが原因。
またフラグメントシェーダーもギリギリの状態。

ログレスの描画の話
アニメーションはFLASHで作られています
・デザイナーに慣れている人が多かった
・COCOSにサポートがない為、独自実装

ログレスの描画の話
その結果、
・アバターの動きをFLASHの構造で再生
→ 多様な動きを表現できる
・テクスチャ枚数が多くなった
→ COCOSバッチレンダーが非効率に

秋②：ボトルネックの改善

アバター描画のボトルネック解消に挑戦
案）
テクスチャ → 個別からAtlasにする
Draw（） → CPUで頂点バッファ計算、
2~5DrawCallで描ききる

Atlasでの描画
・COCOSにあるSpriteSheet機能を用いる
・対応するアバター種を限定し、1枚に
1枚のテクスチャで汎用的なアバターを
描画できるようになった。

DrawCallの削減①
・頂点バッファ内容をCPUで計算
UV,行列計算をCPUで計算してQuad描画順
でバッファに格納し、インデックス参照無
しの描画を行う。

DrawCallの削減②
・１Drawの最大バッファサイズを決める
大きすぎるバッファを送ると逆効果。
サポート機種を対象に最適バッファサイズ
を決める。

結果こうなりました
描画数：100体
DrawCall ：6（最小時）
頂点数：17000
最低fps ：55 fps

プロファイルを行うと
ちょっと速くなった。

プロファイルを行うと
ちょっと速くなった。
原因：
アバターのみで限定的な対応。
他にもFLASHを使っている物が沢山あり、
そこがまだ遅い。

実装は見送りに

Spineとは
２Dアニメーションエディタ

Spineとは
特徴
・ライブラリがC,C++に対応（他多数）
・Atlasを作成できる
・モーフィングアニメーションが作れる
・開発が活発で新機能がどんどん出る

上司
「小林君、Spineやってみたい？」
小林
「はい、やってみたいです」
1月某日の開発現場

上司
「じゃあ春には実装でよろしく」

上司
「じゃあ春には実装でよろしく」
＿人人人人人人人＿
＞春には実装で＜
￣Y^Y^Y^Y^Y￣

初春：Spineの組み込み
実装までに行った事
・ライブラリの組み込み
・Skeletonのキャッシュ対応
・突然のバージョンアップ対応
・従来のシステムとの同居

そして・・・

4月下旬に実装できました
（ギリギリ春におわってよかった）

Spineを実装してみて
実装してみて確認できたこと
・読み込みが速くなった
・再生も速くなった
・表現が広がった（ジェル系モンスターが気持ち悪い）

基本的な機能は実装
今後はコンテンツに合わせて
・アバター機能
・バトルの演出
・スキット演出
を鋭意実装中です

今後のアップデートにご期待ください！

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