「牛久自然観察の森」を事例とした里山林の管理・利用における共通性と差異
- 9. 研究の方法 8
・里山の利用区分の分類
… 事業計画書(1986年策定)からそれぞれのエリアの利用区分を分類
・里山の管理コストの推計
… 2013-2015年度における業務報告書記載の植生管理報告から
それぞれのエリアの管理コスト=作業実施人数×作業時間を推計
2016-03-28
No. 年 月 日 曜日 担い手 報告書記載内容
61 2013 11 20 水 植生管理ボランティア バッタ原EF区草刈り
62 2013 11 21 木 牛久自然観察の森職員 カッパ沼落ち葉集め
63 2013 12 4 水 植生管理ボランティア タヌキの林落ち葉かき
64 2013 12 8 日 牛久自然観察の森職員 第二駐車場落折れ枝回収
65 2013 12 8 日 牛久自然観察の森職員 第二駐車場サクラ倒木処理
66 2013 12 12 木 牛久自然観察の森職員 バードガーデン整備
67 2013 12 13 金 牛久自然観察の森職員 カワセミの池奥倒木処理
68 2013 12 13 金 牛久自然観察の森職員 コムラサキの丘草刈り
314回(日)分
参考)報告書記載内容の一部
- 15. 考察 14
牛久自然観察の森での「里山」が持つ意味内容は複数ある
• 人里近くに広がる
= 森林生態系の保護の場
• 人里近くに広がる+人の手が入る
= レクリエーション利用の場で,施設などを含む場
• 人里近くに広がる+人の手が入る+昔ながらの景観
= レクリエーション利用の場で,里山林の復元維持の場
実際にはレクリエーション利用に限らないゾーニング
昔ながらの「里山」を利用者に供するには全体の1/3程度の
面積(7ha程度)が限界
2016-03-28
コスト大
コスト小