学習院大学法学部 行政学演習 ゼミ合宿＠長野県塩尻市 2018.8.30 the -8.31 fri 行政学演習 ゼミ合宿 チーム1 プレゼンデータ 担当： 塩尻市役所 地方創生推進課 シティプロモーション係長 山田崇 ty1360@city.shiojiri.lg.jp 携帯：08010568017

1. 塩尻市の保育業務改革プロジェクト
～ヒアリング調査を通して見えた問題点～
2018年 8月31日
安宅彗 阿部万梨花

2. 塩尻市の現状
• 人口減少に直面
→人口維持が目標
人口流出の食い止め及び出生率を増加させるためには充実した
サービス提供が必須であり、そのためには自治体にはお金が必要
⇔実際は塩尻市の財政は悪化。
その理由として、経常収支比率の悪化と義務的経費の増加、職員
数の増加が挙げられる。
→この問題を解決すべく業務改革が図られた。

3. 現場から見た業務改革の現状（こども課）
• 非効率な業務制度
Ex)・書類申請の全てが手入力、→確認業務が大変（何回もチェック）、
→修正が大変（ちゃんと書類を書けている親の方が少ない）
・保育園説明会は意味があるのか・・・現場職員からの指摘多数
→市職員の負担が大きい、ミスが多い、残業が多い
→悪循環

4. 理想
• 電子媒体の利用
→より業務を簡素化、効率化
Ex)・保育園等入園の提出書類の電子申請をできるようにする
・電子化により記入不備についてエラーが出るようにする
・職員による複数回のチェックを減らせる
・説明会の内容をネット上で公開（質問はSkypeなど）

5. 現状と理想のギャップの要因
• ヒアリングの頻度
→これまでは実施されていなかった
→つまり、現場の声が拾い上げられていなかった。
その理由として、業務が忙しすぎて、ヒアリングにまで手が回らなかったこと
が挙げられる。しかし、今回総務省業務改革モデルプロジェクトにより、実
施された。
→ヒアリングを通して現場職員から電子化すればもっと効率的な業務がで
きるのではという提案が多数寄せられた。
※4～5年前までは紙媒体でも対処可能だったが、ここ2～3年で待機児童
が急激に増加。紙媒体での管理が難しくなった。
→つまりさっさと電子化するべきでは？と私たちは考える！

6. 課題
• なぜこれまでヒアリングが行われなかったのか？
• 電子媒体の使用を促すには？（未来に向けた問題提起）

7. 解決策
• ヒアリングを徹底する。
※これまでは業務が忙しすぎて、ヒアリングにまで手が回らなかった。
しかし、今回総務省業務改革モデルプロジェクトにより、実施された。
→確かにヒアリングにまで手を出すと業務量が増え、さらなる残業が
発生することとなるが、今回こども課の職員の方は強い意志を持って
改革に踏み切った。
→私たちの意見としてこども課の職員方の決定は大きく評価できるも
のだと考える。実際、現場の意見を聞いて、なんて時代錯誤なことを
行っているのかと感じたためである。今後もヒアリングを徹底し、さらな
る改革につなげてもらいたい。

8. • 電子媒体の普及について。
→現在、全ての書類などを一気に電子化するのは不可能だと考える。
というのも、市民が早急な電子化に追いつけないためである。
・・・現在の親世代や老人の中にはスマートフォンを使えない人もいる。
→徐々に電子化を行うのが現実的な策である。
Ex)電子書類と紙書類との併用
→電子媒体を使用したメリットを積極的にアピール（宣伝）
Ex)企業に広告を出すなど

9. まとめ
• 今後、１０年もすれば、デジタルネイティブ世代が親になることは明
白である。そうなれば、電子化は当たり前のものになる。
→つまり、すべて電子化するべきと考える！
→現在の行政の非効率な業務は効率的になると考える。