塩尻市役所　官民連携推進課　課長補佐（兼）官民連携推進係長　山田崇 第五次塩尻市総合計画では、30年後も選ばれる地域であり続けるために、「確かな暮らし、未来につなぐ田園都市」の創造を目指し、プロジェクト10『地域課題を自ら解決する「人」と「場」の基盤づくり』の立ち上げにおいて、新たな課題解決の仕組みの創造や共創による、課題解決の推進を重点施策と位置付けています。多様な主体が地域・社会課題をビジネス視点で解決につなげるオープンイノベーションを推進する官民協働事業を展開してきました。「MICHIKARA－地方創生協働リーダーシッププログラム」「シビック・イノベーション拠点スナバ」「塩尻型テレワークモデルKADO 」等、官民連携推進の実例を講演します。 1975年、長野県塩尻市生まれ。1998年、塩尻市役所入庁。「地域に飛び出す公務員アウォード2013」大賞受賞。2019年、『日本一おかしな公務員』（日本経済新聞出版社）を上梓。 空き家プロジェクトnanoda代表、内閣府地域活性化伝道師、市役所をハックする！ファウンダー、信州大学キャリア教育・サポートセンター特任准教授。

1. 長野県塩尻市 官民連携推進課 山田崇
地域課題を自ら解決できる
「人」と「場」の基盤づくり
産学連繫・オープンイノベーションによる地域・社会課題の解決

2. 長野県
塩尻市

3. 山田崇 • 長野県塩尻市在住
• 3人兄弟の長男
• レタス農家と郵便局勤務の兼業農家
• 千葉大学工学部応用化学科
• 塩尻市役所 24年目
• 内閣府地域活性化伝道師
• 日本一おかしな公務員
• 信州大学特任准教授
• 市役所をハックする！
• 昭和50年、平成5年、令和元年
1975年長野県塩尻市生まれ

4. [地域][市民協働]
空き家プロジェクトnanoda
[官民連携][協働]
MICHIKARA
[リビングラボ][共創]
シビック・イノベーション拠点スナバ
[複業][共創][オンライン]
塩尻CxO Lab
[官民連携] [世界の自治体][オンライン]
市役所をハックする！
世界の市役所をハックする！

6. © takashi yamada/nanoda
第１章 大切なことは、すべてナンパで学びました/ごめんなさい、「実家は農家」が恥ずかしかった/頭で考えないと、動けないタイプでした/麻雀で身につけた合理的思考法/「考
えても仕方ないこと」は、捨ててしまう/10人から1人と100人から10人、同じ倍率でも同じじゃない/ナンパは”失敗”がデフォルトです/「白いペンギンさがしてるんですけど」/仕事に役立つナンパの四つのフレーム
/花火大会80万人の観客、声をかけていい女性は何人？/「合コンの参加メンバーは奇数にしよう」の論理性/ナンパとベンチャー企業、成功の条件は同じだった
第2章 公務員という仕事を、ナメていました/志望のきっかけは、「嫌なら1週間で辞めていいから」/入って7年は、公務員という概念をナメていました/土地を「買ってくれ」「タダで
くれ」とお願いする仕事/考え方をあらためさせてくれた出向人事/仕事全体像の概観は、大きな組織では経験できない/朝早く出勤すると、やる気がある人と親しくなれる/「日本の公務員は優秀だ」の衝撃/「県下」
と「県内」の果てしない違いとは？/市民のためだけの図書館じゃないから、市民に役立つ/「俺はもう刀のさやは捨ててしまった」/タテ割りの組織にヨコの対話をもちこむ/肩書きを外して、とにかく自由に話して
みよう/公務員として「やる気」はある、でも「やり方」がわからなかった
第3章 最初の取り組みは、いわゆるアートでした/30歳を過ぎて、50円のコーラで、30分間怒られる/仕事以外の128時間を使ってみよう/寛容性が新しい価値を生む/大学生、高校生、
子どもたちと最初の一歩/30時間トークし続けることだって、アートなのだ/これはアートだといい切れば、なんでもアートなのだ！
第4章 いよいよnanodaなのだ！/「空き家を1軒借りてみる」宣言/仲間は25人、大家さんも乗りませんか？/シャッターを開けると、町が額縁の絵のように見えました/お掃除したい若者が、商
店街に押し寄せた！/空き家「問題」は、塩尻にない？/「お掃除なのだ」は、借り手も見つけられる/なぜビジネスホテルは廃業したのか/目の前の人(n=1)が出発点/ホテルを借りてみたら、予想外のP(計画)が生まれ
た/新しいことを始めるなら、小さな町の方が有利/朝食なのだ、ワインなのだ、ラジオ放送局なのだ！/「どんどん真似してもらう」が私の小京都計画/ナンパは、ひとりづつしかできない/なぜか塩尻で、広島東洋
カープなのだ！/想定外の「4人目」以降が、価値をあたえてくれる/偶発性をデザインする/敵に塩を送るのだ！/上杉謙信ゆかりの地から、本当に「義の塩」が届いた/塩尻スタイルの町おこしが見えてきた/Pなしで
doしたので、もちろん怒られました/キャバクラ解体ショーとサイレント阿波踊りなのだ
第5章 正解が見えなくても、動き続ける/市役所の「外」で7年も働くことに/メンターに出会えたという幸福/シブヤ大学と始めた「人に会いに行く旅」/実践型インターンシップは、冒険
ができる/新生児全員に、木のおもちゃをプレゼント/外の人は当事者意識がない？/“フツーじゃない地方公務員”の誕生/TEDは3万「いいね！」の大反響でした/すべてのインプットが、アウトプット前提になった意
味/勇気をくれた「あなたは問いを生きてください」
第6章 なぜ市役所が、こんなに面白いのか/128時間の活動が、仕事につながってきた！/特定の”産品”じゃなく”地域”をブランドにしよう/156人もの学生がやってくる町/打席に入る前
に、素振りする場所を用意する/地元への愛着をもってもらう仕事/市役所でも実現できるフラット化/目標から逆算して、何を優先すべきかを考え抜く/自分で事業をスクラップ＆ビルドできる/100人の組織を変え
るには、最初の10人が重要/「塩尻は小さい。中小企業なんだ」/民間企業が「お金を払ってでも行きたい場所」にする/どうしたら”デキる人材”を巻き込めるのだろう/とんでもない人たちと構想した、とんでもな
いプログラム
第7章 目の前の課題を解決して、人を成長させるプログラム MICHIKARAとは、何なのだ？/人を育て、課題も解決する画期的な仕組み/解決したい
課題の特定は、考える特訓になる/「市長に言われたから」「前任者がやっていたから」は通用しない/働き盛りのための施策ーところで働き盛りって誰？/「フラッシュモブでラジオ体操」とパブロフの犬/圧倒的当
事者意識で考える/初めて塩尻に来た人が、どうしてここまでやってくれるんだ！/ヒマで世間知らず、帰る場所がある大学生の強み/ペッパーくんに調べてもらえ/人が育つ／育たない保育園は、園長のキャリアに違
いがあった/インターンシップは導入できたら、その先は…/公務員にしかできない仕事があった/塩尻市役所だって、まだまだなのです
第8章 さらに小さなdoを目指します！/新規ビジネスの実験場がないなら、塩尻でやってください/「かかりつけ薬剤師アプリ」の意外なユーザー/MICHIKARAの位置付けが変わった/オー
プンイノベーションの砂場、その名はスナバ/人はやってきて、去っていくのが当たり前/「課題ばかり目につく」では、やっぱりマズい/若者が声を上げることこそ、山の未来につながる/「日にちと場所だけ決めて
集まる」と、何が起こるのか/あなたが60歳になったとき、いまの上司は誰もいません/私の役目は、人と人をつなぐハブ/みんなと一緒に、遠くへ早く行くための勇気

7. 年間講演回数
2013年 5
2014年 22
2015年 100
2016年 120
2017年 197
2018年 231
2019年 217
2020年 327

8. 9,414 6,258 + 3,311(2,849＋462）
3,418
1,971
2,062
2,710
4,489
2,149
yamayama7188
yamayama_nanoda
空き家プロジェクトnanoda
信州移住計画
塩尻未来会議
山田崇総合研究所
山田崇 Facebook(2nd)
山田崇 Facebook

9. • 1998 塩尻市役所 総務部税務課
• 2002 塩尻市役所 総務部財政課
• 2005 松本広域連合事務局（派遣）
• 2009 塩尻市役所 市民交流センター開設準備室
• 2010 市民交流センター 総務課（えんぱーく）
• 2012 塩尻商工会議所 相談指導課（出向）
• 2014 塩尻商工会議所 地域コーディネート推進室
• 2015 塩尻市役所 企画課 シティプロモーション係
• 2017 地方創生推進課 シティプロモーション係
• 2019 地方創生推進課 地方創生推進係長
• 2021 官民連携推進課 課長補佐（兼）官民連携推進係
山田崇 1975年長野県塩尻市生まれ

10. • 1998 塩尻市役所 総務部税務課
• 2002 塩尻市役所 総務部財政課
• 2005 松本広域連合事務局（派遣）
• 2009 塩尻市役所 市民交流センター開設準備室
• 2010 市民交流センター 総務課（えんぱーく）
• 2012 空き家プロジェクトnanoda
• 2013 地域に飛び出す公務員アウォード
• 2014 TEDx Saku
• 2015 コクリ！プロジェクト / NPO法人SVP東京
• 2016 内閣府 地域活性化伝道師
• 2019 NPO法人ミラツク / 市役所をハックする！
• 2019 信州大学 キャリア教育・サポートセンター 特任講師
山田崇 1975年長野県塩尻市生まれ

11. （nanodaの写真）
（nanodaの活動）
nanoda 2012.4.15 start

12. nanoda
2012.4.15 start
空き家を一軒
借りてみる

13. nanoda
2012.4.15-
やってみなきゃ分からない
「⃝⃝なのだ」
ワインなのだ
無限からあげなのだ
新人なのだ
広島東洋カープなのだ
eスポーツなのだ

14. 小さくはじめる
やめる日を決める

15. 3-4 企業・創業支援とソーシャルビジネスの促進
シビック・イノベーション拠点スナバ
新規ビジネスモデルチャレンジ支援事業
3-4 新たな働き方の推進
KADO（塩尻型テレワークモデル確立・展開事業）
9-1 関係人口創出に向けたプロモーションの展開
塩尻CxO Lab / MEGURUプロジェクト
10-3 共創による課題解決の推進
塩尻次世代型モビリティサービス実証プロジェクト
官民連携地域活性化事業
新規事業開発プロセス構築事業
信州大学連携事業
塩尻市役所
企画政策部
官民連携推進課
2021年新設部署
正規職員6人
会計年度任用職員5人
（地域おこし協力隊）

16. 第五次塩尻市総合計画
第五次塩尻市総合計画
2015年から2023年まで9年間の長期戦略

17. 確かな暮らし
未来につなぐ
田園都市

19. 長野県塩尻市

20. OLLD 2019 ENoLL / 2019.9.3 Thessalonikē

21. OLLD 2019 ENoLL / 2019.9.3 Thessalonikē

22. ■ Population 66,752 (as of August 1, 2019)
■ Average temperature 11.9 degree , same as Switzerland
■ Area 290㎢ - about 62,000 Tokyo Domes
Shiojiri, a centre of Japan

23. About 75% of Shiojiri city is forest.
FOREST AREA

24. Mt. Fuji can be seen from the “Takabocchi”of 1,665m. Location of
Your Name.
TAKABOCCHI

25. NARAIJUKU
“Shiojiri” is a key point for traffic that has been crossed since
ancient times “Narai-juku” is a place where the streets of the Edo
period remain. It is popular among tourists from Europe, even in the
town where the present and the past coexist.

26. v
Lacquer production area
The lacquer production area has been around for 400 years, and
there are still 140 lacquerware shops and workshops. This is the
1998 Nagano Olympic medal.

27. Hiraide Ruins
The Hiraide site, which was excavated about 5,000 years ago, is one
of the three largest sites in Japan.

28. Kikyogahara Merlot
The production center of the world-famous “Kikyogahara Merlot"
that won a gold medal in France

29. 17 Wineries
There are 17 wineries in Shiojiri city, and two new wineries will open
this year.

30. ボーダーを超えて
動く人と
動くようにつくる
N＝1
圧倒的当事者意識
本質的課題
目に見えた変化を地域

31. 1
塩尻の未来を耕す人 “塩尻耕人”
塩尻耕人
41記事 47人

32.
未来に向けてチャレンジする人々が集い、
知恵を交流させ、よりよい地域が生み出される
「知の交流と創造」

34. 地方創生新型交付金
Local creation
１ 自立化 Self-reliance
２ 政策間連携 Policy collaboration
３ 地域間連携 Regional alliances
４ 官民協働 Public-private cooperation

35. 42の仕様書
MICHIKARA 27テーマ/新体育館の活用促進戦略と民間投資活用（PFI）の可能性/木質バイオマスエネルギーの活
用·展開戦略/アドホックネットワーク·ふるさとテレワーク等のＩＣＴ基盤の活用戦略/移住定住·空き家対策戦略/子
育て女性の復職·両立支援戦略/塩尻型新規木材需要創造戦略/しおじりＩＣＴ産業集積戦略の構築（ソルトバレー構
想）/ 企業シニアの新たな雇用対策スキーム構築戦略/ 保育士不足を解消する「未来型保育園運営構想」のデザイ
ン/小坂田公園の民間協働再生戦略/木曽漆器産業のイノベーション戦略/ 森林整備の多様な担い手の確保/ 地元製造
業経営者のイノベーション支援/ 生き抜く力を育む探求型社会教育プログラム構想/ 働き盛り世代の健康意識向上戦
略/首都圏人材還流プロモーション戦略の構築/ 地方都市における中小企業の事業承継促進プロジェクト/ 市内事業
所における労働意欲ある知的障がい者雇用の促進/ 外貨を稼げる市街地戦略構想のデザイン/ 塩尻型キャリア教育
推進プログラム構想/ 桔 ヶ原地域における農地保全プロジェクト/
運動習慣定着による市民の健康づくり推進/高ボッチ高原の新たな魅力創出と誘客促進 / 中小企業の副業人材活用
スキーム / 安心安全で効率的な交通ネットワーク構想の構築 / 情報プラザの利用活性化プロジェクト / 次世代型行
政広報モデルの構築/ TURE TECH 15テーマ/事業系食品廃棄物の利活用戦略/ 子育て女性就業支援事業「Seed」
受講者増加策/ ふれあいセンター多世代活用戦略/ 空き家・更地を活用した地域密着戦略/ 移住定住促進若者還流プ
ロモーション戦略/ 森林再生における担い手創出/ 中小製造業における人材採用戦略の構築/ ウイングロード活用戦
略/ まちづくりの担い手の創出と発展戦略/ 都市農村交流事業による農業の新たな担い手の創出/ 予防医療への参加
率を日本で最も高い市にするには/ 観光インバウンド交流人口増加策 /婚姻組数増加/ 若者層の選挙投票率増加/ 地
場産ワイン需給バランスのミスマッチ解消

36. 私たちはコ・クリエーションとコラボレーションの違いをようやく理解し始めた
コ・クリエーションとコラボレーションの違いです。この2つは何がどう違うのです
か？
コラボレ―ションは、達成したい目的のために、何をすればよいか、どのよ
うな方法を使うのが良いかを知っているときに、チームが協力して行うことで
す。（中略）一番良いやり方を知っている場合は、その通りに実行すればよい
のです。日々、世界で多種多様なコラボレーションが行われています。
一方のコ・クリエーションは、大きな方向性や可能性は見えているけれど、
そのために何をしたらよいか、どのような方法がよいかがわからないときに行
うことです。（中略）その地域やつながりの中にいる方々が「こうしなくては
ならない」という一つの想いのもとに立ち上がり、行動を起こすのです。知ら
ないことに対して、皆で探求していくのです。その試行錯誤のなかから、自分
たちの目的は何か、その目的を達成するために何をしたらよいか、どの方法が
一番良いかを見出していくのがコ・クリエーションです。つまり、コ・クリエー
ションはまったく新しいことを生み出したいとき、イノベーションを起こした
いときに行うものです。コ・クリエーションがうまくいけば、自分たちでは
思ってもみなかったような素晴らしいこと、大きなことが成し遂げられます。
コラボレーション｜協働
・飛行機を目的地に飛ばすこと
・それぞれの役割で意思を入れない
・ジグソーパズル型
コクリエーション｜共創
・皆で探求していく過程を楽しむ
・意思がないと参加できない
・やってみないと分からない

37. 「技術的問題」
技術や経験で解決できる。
「適応課題」
厳しい現実を直視し、
一時的な痛みや失望や恐怖を受け入れ
変化に適応できるように
戦略的かつ政治的に対処する。
誰も好んでやりたいと思わないだろう。
相手だけでなく自分にもキャリアや生活の危
機を招くことになる。
だが誰かがやらなければ、国家、社会、
コミュニティ、組織は変化に対応できず、
崩壊してしまう。
だからリーダーシップとは最も危険で、
最も価値のある行動なのだ。

38. 軍隊では、戦略的パフォーマンスに限界があり、
適応的パフォーマンスが重要だということを、
「VUCA」という言葉で表現する。
VUCAとは、Volatility（変動しやすさ）、Uncertainty（不確かさ）、Complexity（複雑さ）、Ambiguity（曖昧
さ）の頭文字だ。
戦略的パフォーマンスだけではVUCAに対応できない。
人間も組織も、適応する必要がある。（中略）
だが残念ながら、適応的パフォーマンスと見なせる行動
は、計測が非常に難しく、ほぼ不可能だ。そのため、そ
れらはたいてい無視されている。
戦略的パフォーマンスと適応的パフォーマンスは相反す
るものであり、両立が難しい。企業は戦略的パフォーマ
ンスの構築に精通しているが、それを追うあまり、知ら
ず知らず適応的パフォーマンスを破壊しがちだ。
しかし、優れた社風は、この相反する二つのバランスを
保つことを可能にする。 ＊p66抜粋

39. 問題解決が余りに強調される
と、まず問題設定の時に、問
題そのものを平易化してしま
う傾向が生まれます。単純な
問題なら解決も早いからです。
このときの問題は、複雑さを
そぎ落としているので、現実
の世界から遊離したものにな
りがちです。
P186 九章 教育とネガティブ・ケイパビリティ
「現代教育が養成するポジティブ・ケイパビリティ」
ネガティブ・ケイパビリティ-答えの出ない事態に耐える力

40. 地方自治法
第一条の2
2000年4月施行
地方分権一括法
地方公共団体は、
住民の福祉の増進を図ることを
基本として、
地域における行政を
自主的かつ総合的に
実施する役割を
広く担うものとする。

41. 令和２年度 地方創生協働リーダーシッププログラム（MICHIKARAプラス）
参加企業側の成果
令和2年9月
企画政策部地方創生推進課
6
■ MICHIKARA参加者・企業担当者からの声 / メディア掲載
MICHIKARA公式ホームページ｜過去参加者・企業インタビュー｜MICHIKARA第3期参加企業 DRIVEメディア｜2019.4.18｜MICHIKARA第5期公募
Copyright © 2020 Shiojiri City. All Rights Reserved 追加

42. 令和２年度 地方創生協働リーダーシッププログラム（MICHIKARAプラス）
参加企業側の成果
令和2年9月
企画政策部地方創生推進課
6
■他の官民連携の事例となにが違うのか ”地域の想いを持った人”
DRIVEメディア｜2019.4.18｜MICHIKARA第5期公募
Copyright © 2020 Shiojiri City. All Rights Reserved 追加
・地域で直接触れる
・圧倒的当事者
・会社の肩書を外す
・自分個人としての振る舞い

43. 「仕様書」
なぜ必要か、どう作るのか、具体的に、いつまでに
頼みたい人に、頼みたいことがある
外部人材が「腕まくり」して挑戦したいテーマ
言葉の意味が”助けて欲しい人”に正確に伝わること

44. 官民連携においてまず大切なのが、「自治体が課題をオープンにする」こと。各テーマにおけ
る期待成果や前提条件を明示する「仕様書」を自治体が作成し、目指す成果を具体的にイメー
ジすることにより、課題の焦点を明確に提示します。
【仕様書を作成する上で欠かせない5つの要件】
１ 解決可能性
２ 本質性
３ 当事者意識と実行力
４ 既知情報の必要十分性
５ 明確性・具体性
目指す成果をできる限り具体的に言語化することで、
「何をしたいのか」「なぜやりたいか」「これまで何が足りなかったのか」
がご自身の中で明確になってきます。この「課題設定力」は地域課題解決だけではなく、ビジ
ネスの世界でも同じ。この不確実性の高い時代においては、課題の解像度を上げ、より本質を
捉える力が大切です。

45. オープンイノベーション2.0
・社会的目的の達成
・多様な相互関係性（コト）
・新産業/ビジネスモデル共創
・市民・ユーザー主導

46. プラットフォームとしての地方政府
地方政府は、自ら政策を実施する局面から後退し、公
共問題の解決策の提示も人々へ投げ返すことが増えてい
る。公共問題の解決策の策定と政策実施の立場から行政
が退くならば、行政の存在意義はどこにあるのか。
それは、何が公共問題かという問題設定を行い、その
解決に向けて民間部門の協力を引き出すことである。問
題設定のうえに解決の道筋を与えるのは、政治家と民間
部門だけでは難しく、行政の役割となる。
日本の地方政府-1700自治体の実態と課題- 曽我謙悟 著/中公新書

47. リーダーにとって最も重要な仕事は、
危機の到来を予期することである。
回避するためでなく備えるためである。
危機がくるまで待つことは責任の放棄である。
暴風雨を予期し、先手を打たなければならない。

48. それがイノベーションである。
むことのない刷新である。
p9 第2章 イノベーションとリーダーシップ
「非営利組織の経営」 P.F.ドラッカー ダイヤモンド社

49. ATI 圧倒的当事者意識
n＝1 最初に泣いて喜ぶ1人目

50. 第五次塩尻市総合計画：第3期中期戦略 令和3年度から令和5年度までの3年間

51. 塩尻市における関係人口創出・拡大事業 とは [総務省事業] 2020年6月議会答弁参考
「関係人口」とは、移住した「定住人口」
で
もなく、観光に来た「交流人口」
で
もない、特定の地域に継続的に多様な形
で
関わる人とさ
れ、こうした地域外の人材
が
地域
づ
くりの担い手となること
が
期待されており、第2期「まち・ひ と・し
ご
と創生総合戦略」において、将
来的な地方移住にもつな
が
る「関係人口」の創出・拡大
が
新たな重点施策として位置付けられております。 [国の定義]
総務省の関係人口創出・拡大事業は、地域外の人材
が
地域と継続的に係る中
で
、協働事業や地域活性化に取り組む地方公共団体を支援す
るもの
で
あり、本年度は全国
で
25団体
が
採択され、県内
で
は唯一本市
が
採択されました。 [採択内容]
本市のモ
デ
ル事業は、これま
で
地方創生リー
ダ
ーシッ
プ
プ
ロ
グ
ラムMICHIKARAに関わった首都圏の
プ
ロフェッショナル人材等と本市の
地域人材
が
協働
で
地域の課題解決に取り組むもの
で
あり、これを機に継続的に地域外人材を受け入れる
プ
ラットフォームの構築を目指して
まいります。 [本市の本事業での目的]
具体的には、スナ
バ
のスタッフや商工会議所配属の地域おこし協力隊員
が
、地域外人材と協働し、観光・森林・伝統産業の保全と活用を
テ ーマに、課題の構造化とある
べ
き姿を設定し、それ
ぞ
れ顕在化された課題を地域外人材の副業を中心に解決していくもの
で
あります。事
業費700万円は全額国庫補助
で
あり、本モ
デ
ル事業の中
で
、地域おこし協力隊
が
中間支援機能 を有すNPO法人MEGURUを設立する予定
で
あります。
来年度以降は、この仕組みを活用しな
が
らスナ
バ
とも連携を図り、NPO法人MEGURU
が
中間支援機関として、地域外人材と地域課題と
のマッチン
グ
、副業サ
ポ
ート等を実施し、事業の自走化と定着を目指してまいります。 [KPI・KGI]
本市にこの仕組みを定着させることにより、地域外の
プ
ロ人材いわゆる関係人口の創出を図るとともに、地域人材との協働により、地域
課題の顕在化を進めてまいります。さらに、課題解決に
ビ
ジ
ネスの手法を取り入れること
で
、継続性
が
担保され、地域密着型の小さな生業
で
あるコミュニティ
ビ
ジ
ネス
が
次々と生まれること
が
期待
で
きます。 [ビジョン]
ひいては、地域の新たな創業や雇用創出はもとより、市民の皆様の働き
が
い向上や生き
が
い
づ
くりにつな
が
り、相乗効果によって持続的
に 地域コミュニティの活性化を図る、まさに本市
が
目指すローカルイノ
ベ
ーションの創出に寄与
で
きるものと考えております。

52. 長野県塩尻市 官民連携推進課 山田崇
地域課題を自ら解決できる
「人」と「場」の基盤づくり
産学連繫・オープンイノベーションによる地域・社会課題の解決

53. 副業・複業は、
お金を払ってでもやったほうがいい

54. 人生100年時代
「新しいステージ」
前例がなくて、正解もない、唯一無二

56. 第6章 新しいステージ
選択肢の多様性
エクスプローラー
インディペンデント・プロデューサー
ポートフォリオ・ワーカー

57. 22歳 60歳 80歳 100歳
24時間
8時間
100年時代の人生戦略 -公務員としてのキャリアと私のキャリア-
⬜あなたが関心のあること、興味があること
⬜ 自ら仕事をつくる、地域課題を解決する
⬜ いくつも仕事をしてみる
第6章 新しいステージ「選択肢の多様性」
「新しく、前例がない。
不安だからこそ、ちょっとやってみる」
公務員での38年間
45歳
0
60歳からの40年間
私としてのキャリア
新しいステージ
新しいステージへの準備 [複業/プロボノ]

58. エクスプローラー（探検者）
興奮、好奇心、冒険、探査、不安
エクスプローラーが行う探検は、単なる観察で終
わらせずに、さらに一歩踏み込んだときに最も効
果がある。観光客が旅先の町を見物するような態
度では大きな成果は得られない。望ましいのは、
関わりをもつことだ。

59. インディペンデント・プロデューサー
（独立生産者）
ひとことで言えば、職を探す人ではなく、
自分の職を生み出す人だ。

60. ポートフォリオ・ワーカー
異なる種類の活動を同時に行うのが、
ポートフォリオ・ワーカーのステージだ。

61. はしゃいで跳ね回る
何を見て、
誰と出会い、
なにを学ぶか

62. 「はしゃいで跳ね回る」とは、
歩く代わりにスキップし、
最短距離ではなく景色のいい行路を選び、
目的よりも手段を重んじること。
それは、
放蕩、過剰、誇張、非効率の世界だ
スティーブン・ナハマノヴィッチ
ヴァイオリニスト、作曲家、詩人、教師、コンピュータ・アーティスト。ハーヴァード大学で心理
学と文学を学び、カリフォルニア大学サンタ・クルーズ校で「意識の歴史」で博士号を取得。即興
ヴァイオリニストとして国際的に演奏活動をしている。
『フリープレイ 人生と芸術におけるインプロヴィゼーション』より

63. no issue,no ajenda
日だけ決めて集まってみる
会場が「汐留」だけ企画
© takashi yamada nanoda
Shiojiring
30時間トークマラソン
高校生・地域・アート
nanoda
2012.4.15
空き家プロジェクト
しおラボ
若手職員意見交換会
対話から行動へ
市民交流センター
えんぱーく
市民協働
図書館
中心市街地
塩尻商工会議所
まちゼミ/木育フェス
実践型インターンシップ
人に会いに行く旅
人事交流(2014年から）
企画課
シティプロモーション
移住定住促進/空き家バンク
コミュニティスクール
MICHIKARA/TURE TECH
リクルートHD 包括連携協定
信州大学 地域ブランド実践ゼミ
地方創生推進課
シティプロモーション係
地域ブランド創造事業
2009
TEDxSaku
ひとりじゃ円陣組めない
元ナンパ師
地域に飛び出す
公務員アウォード
2013 大賞受賞
NPO法人ガリレオ工房
理科教員
新たな実験
容疑者Xの献身
128/168h マイプロジェクト
40/168h 塩尻市役所
世界の市役所を
ハックする！
進化の学校
NPO法人ミラツク
リビングラボ /企業出向研究員
一般社団法人
地域・人材共創機構
総務省
関係人口創出・拡大事業
2011
5
2013
22
2014
217
2019
327
2020
2012
塩尻商工会議所
2010
市民交流センター
開設準備室
197
2017
地方創生推進課
PANQ Lab
官民連携推進課
関係人口創出事業
新規事業開発プロセス
大学連携事業
120
2016
第1期中期戦略
2015
企画課
100
第五次塩尻市総合計画
231
第2期中期戦略
2018 2022
100
2021
第3期中期戦略
・WaiNari/SHIOJIRI WINE CIRCLE
・グロービス地域活性化クラブ
・ワーケーションネットワーク
・アートワーケーション”COM”
・文化資源プロジェクト

64. no issue,no ajenda
日だけ決めて集まってみる
会場が「汐留」だけ企画
© takashi yamada nanoda
Shiojiring
30時間トークマラソン
高校生・地域・アート
nanoda
2012.4.15
空き家プロジェクト
しおラボ
若手職員意見交換会
対話から行動へ
市民交流センター
えんぱーく
市民協働
図書館
中心市街地
塩尻商工会議所
まちゼミ/木育フェス
実践型インターンシップ
人に会いに行く旅
人事交流(2014年から）
企画課
シティプロモーション
移住定住促進/空き家バンク
コミュニティスクール
MICHIKARA/TURE TECH
リクルートHD 包括連携協定
信州大学 地域ブランド実践ゼミ
地方創生推進課
シティプロモーション係
地域ブランド創造事業
2009
TEDxSaku
ひとりじゃ円陣組めない
元ナンパ師
地域に飛び出す
公務員アウォード
2013 大賞受賞
NPO法人ガリレオ工房
理科教員
新たな実験
容疑者Xの献身
128/168h マイプロジェクト
40/168h 塩尻市役所
世界の市役所を
ハックする！
進化の学校
NPO法人ミラツク
リビングラボ /企業出向研究員
一般社団法人
地域・人材共創機構
総務省
関係人口創出・拡大事業
2011
5
2013
22
2014
217
2019
327
2020
2012
塩尻商工会議所
2010
市民交流センター
開設準備室
197
2017
地方創生推進課
PANQ Lab
官民連携推進課
関係人口創出事業
新規事業開発プロセス
大学連携事業
120
2016
第1期中期戦略
2015
企画課
100
第五次塩尻市総合計画
231
第2期中期戦略
2018 2022
100
2021
第3期中期戦略
・WaiNari/SHIOJIRI WINE CIRCLE
・グロービス地域活性化クラブ
・ワーケーションネットワーク
・アートワーケーション”COM”
・文化資源プロジェクト

65. 現在46歳
37歳までは
普通の公務員

66. 違和感

67. 現状に
意義を唱える

68. 革新的な
ビジネス
アイデア
観察力 関連
づける力
実験力
ネット
ワーク
質問力
認知的スキル
行動的スキル
図1-1 イノベーティブなアイデアを生み出すための「イノベーターDNA」モデル
現状に異議を
リスクをとる
（スマートリスク）
唱える
イノベーションに取り組む勇気

69. 革新的な
ビジネス
アイデア
観察力 関連
づける
力
実験力
ネット
ワーク
質問力
認知的スキル
行動的スキル
図1-1 イノベーティブなアイデアを生み出すための「イノベーターDNA」モデル
現状に異議を
リスクをとる
（スマートリスク）
唱える
イノベーションに取り組む勇気
・MICHIKARA / 27仕様書
・未来をハックするフォーラム
・信州大学|地域ブランド実践ゼミ
・塩尻耕人/シビックイノベーション
・iXハイクラス副業/複活
・クリティカル
シンキング研修
・リビングラボ
（市役所をハックする！）
・ENoLL / OLLD2019
・MICHIKARA フォーラム
・TEX2019,TURE TECH
[企業/大学生/留学生]
[プロ人材]
・シビックイノベーション
[市職員]
[市民]
[市職員]
[共創]
[市職員]
塩尻CxO La
b
オンラインコミュニティ
・WaiNari（東芝-ミラツク）

70. 自分の脳で決めてこそ、
モチベーションは高まる
モチベーションを高めるうえでは
「自分の脳で決める」のが重要だ。
P128 BRAIN DRIVEN｜青砥瑞人 著｜ディスカヴァー・トゥエンティワン

71. 自分をメタ認知する習慣を持つ
神経科学の世界では、
次の言葉をよく耳にする。
「Use it or Lose it」
「使われれば結びつき、使わなければ失う」
p22 BRAIN DRIVEN｜青砥瑞人 著｜ディスカヴァー・トゥエンティワン

73. 見たい時にみる、
やりたいときにやる。
できるようになってからでは、
すでに遅い。
スクールオブデザイン 誠文堂新光社