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国内ECサイト売上トップ30 サイト内検索 UIレポート
～キーワード検索の重要性と各社の施策～
2018/05

目次
はじめに
調査対象・範囲
調査結果まとめ
①検索窓が設置される場所について
②サジェスト機能について
まとめ
弊社サービスのご紹介
お問い合わせ
3
4
5
6 ～ 11
12 ～ 16
17
18
22
売れている企業のECサイトには共通して、検索機能に大きな工夫がある事をご存知ですか？
弊社では「ECサイト内検索」に注目し、sui-sei などさまざまなサービスを提供しています。
「検索」という一つの機能の重要さを本資料にて以下の概要でまとめています。

しかし、キーワード検索をする人の購買モチベーションは高いことはあまり知られていません。
はじめに
10.9%
7.6%
0.0%
5.0%
10.0%
15.0%
キーワード検索をしたCVR カテゴリ検索のみのCVR
10人に1人が購入
「検索」の購買に対する影響が非常に大きいことはよく知られています。
本資料ではECサイトでのキーワード検索に注目して、国内トップ企業の施策に追求します。
特に、キーワード入力時のサジェスト機能について掘り下げます。

調査期間・対象
期間 2018年5月上旬時点での調査
対象
2017年版国内のEC売上高ランキング
上位30社のECサイト（月刊ネット販売調べ）
より、30サイトを選定。
※前提条件
・スマホに対応
・独自ドメインのECサイト（モール除く）
調査数 30サイト
調査対象の種別
総合・衣料・日用品 12
食品・化粧品 5
家電・PC 12
趣味・ホビー１
キーワード検索にフォーカス

調査結果まとめ
以降 ①検索窓が設置される場所 ②サジェスト機能について1つずつまとめていきます。
項目説明該当数
全体調査数 30
検索窓があったサイト数 30
① 検索窓が設置される場所について
ヘッダのみヘッダ（サイトトップ）のみに検索窓が設置されている 21
ヘッダ追従ヘッダが追従してきてどこからでもアクセス可能 3
ハンバーガーメニューハンバーガーメニューに検索窓が設置されている 3
フッタ追従フッタが追従してきてどこからでも検索窓にアクセスが可能 3
商品詳細ページ商品詳細ページにも検索窓が設置されている 27
② サジェスト機能について
サジェスト利用数キーワードサジェストが表示される数 25
カテゴリ区分表示サジェストの内容でカテゴリが区分されている 10
検索履歴の提示検索窓に付随して、そのユーザの検索履歴が表示される 3
人気ワード提示検索窓に付随して、サイト全体の人気ワードが表示される 4
平均サジェスト数サジェストに表示されるキーワード数 9

①検索窓が設置される場所について
検索窓自体は調査対象のサイトすべてで設置されていましたが、サイトのどこに設置されているか調査しました。
ヘッダにのみ設置
スクロールすると隠れてしまいます。
再検索するためにはヘッダに戻るための手数が発生してしまいます。
ヘッダー追従
スクロールしてもヘッダが追従。検索はどこからでもできます。
ハンバーガーメニュー
ヘッダが追従してくるパターンが多く、検索はどこからでも利用できます。
ただ、メニューを展開してから検索を入力する必要があります。
フッタ追従
追従パターンが多く、検索はどこからでも利用できます。
常時表示されるものや、スクロール時に隠れるものがあります。
21/30
3/30
3/30
3/30
キーワードを入力してください

ヘッダのみに設置（21/30）
ヘッダに検索窓や検索アイコンがあるタイプです。
スクロールすると隠れるため、キーワード検索するためにヘッダを表示させる必要があります。
20
約８０％がヘッダに設置されており、
そのうち８５％が追従はしないタイプ。
サイトによっては逆スクロールして
上部に戻る際に隠れていたヘッダが
再表示されるものもありました。
調査
結果

ヘッダ追従（3/30）
前項と同じくヘッダに検索窓や検索アイコンがありますが、スクロールしてもヘッダが追従するタイプです。
検索はどこからでも可能です。
20
ヘッダに設置されたそのうち
15％がスクロール時に追従。
どこからでも検索が可能な一方で
ヘッダに一定の画面領域が
専有されるため、
コンテンツのバランスを
考慮されている印象です。
ヘッダのロゴなどは追従せず、
検索窓だけが追従するタイプも
ありました。
調査
結果

ハンバーガーメニュー（3/30）
左上や右上にハンバーガーメニューがあり、その中にキーワード検索機能があるタイプです。
ヘッダが追従してくるパターンが多く、タップで展開してどこからでも検索が利用できます。
20
ハンバーガーメニュー内に
検索窓があるサイトは、
約１０％とそれほど多くは
ありませんでした。
どこでもアクセスできる一方、
メニュー展開後の検索窓の
位置やサイズによって、検索窓が
見つけにくいものもありました。
キーワードを入力
✕
調査
結果

フッタ追従（3/30）
フッタに検索アイコンがあるタイプです。常時表示されるものや、スクロール時に隠れるものがあります。
10％のサイトでフッタに設置
されており、そのすべてが
スクロールに追従していました。
下にスクロールして
コンテンツを閲覧するときは
非表示となり、逆スクロールで
再表示されるものも。
今回の調査範囲では、
フッタには検索アイコンのほか、
ホームやお気に入りアイコンなども
盛り込まれており、すべて
常時表示されていました。
調査
結果

商品詳細ページ（27/30）
商品詳細ページにも検索窓が設置されているタイプです。
調査範囲では、ほとんどのサイトで
商品詳細ページにも検索アイコンか
検索窓がありました。
トップでは検索窓があり、
詳細ページでは検索アイコンに変化する
サイトも20％程度見られました。
一般的には商品詳細ページに検索窓や
アイコンがないサイトも多いですが、
売上上位のサイトでは
気を配られていると言えます。
検索窓がないものは、詳細ページが別窓で
開くなどの工夫も。
キーワードを入力してください
売価
8,800¥
サイズ
M
sui-sei Itemスカート【限定】
調査
結果

②サジェスト機能について
キーワード検索の入力を補助するサジェスト機能について調査しました。
サジェスト利用数
多くのサイトでサジェスト機能が導入されていました。
入力補助かつ、0件ヒットの防止策なのでユーザビリティを考慮すると
必須といえる状況にあります。
キーワードだけではなく、カテゴリや履歴を表示するなどの工夫も
見られました。
カテゴリ区分表示
対象となるサジェストが何を意味するのか明示します。
検索履歴の提示
そのユーザ本人が検索した履歴を表示します。
人気ワード提示
そのサイトで人気のキーワードを提示します。
ユーザに対して今のトレンドを示唆します。
ぱ
パンツ
パーカー
パジャマ
パンプス
パール
25/30
10/25
3/25
4/25

カテゴリ区分表示（10/25）
対象となるサジェストがどのカテゴリに含まれるかを明示します。
ぱ
パンツボトムス
パーカーメンズ
パーカーレディース
パジャマその他
パンプスシューズ
サジェスト機能の半分弱で
サジェスト結果にキーワードが属する
カテゴリを表示していました。
特に家電やホビーなどの
カテゴリが複雑なECサイトで
よく見られました。
例えば、「パーカー」と検索した
際に、「メンズ」「レディース」
と分けて出されるなど
欲しいものにたどり着く手間が少なく
利便性は高いと考えられます。
調査
結果

検索履歴の表示（3/25）
そのユーザ本人が検索したキーワードの履歴を表示します。
I
シャツ ✕
sui-sei ブランド ✕
大きめ ✕
ギンガムチェック ✕
いずれも検索窓にカーソルをおいた際
キーワードの履歴が表示される
タイプでした。
不要な履歴は「✕」ボタンで
削除できる機能がありました。
入力し始めると通常のサジェストに
切り替わるものも。
過去に検索したワードは
関心があったものなので
利用する方は多そうです。
海外のサイトではよく見かける
印象ですが、今後日本でも
注目されそうです。
調査
結果

I
メンズで人気のワード
スキニー
トラックパンツ
ビッグシルエット
スプリングコート
人気ワードの表示（4/25）
検索窓にカーソルをおくと、人気やお勧めのキーワードを提示します。「おすすめ」は、集計方法やサイトの売り方によっ
て様々な定義があります。（例：ユーザ側の検索回数、サイト側のおすすめ）
I
いま人気のワード
サコッシュ
ギンガムチェック
セットアップ
ビッグシルエット
ユーザの検索ログを集計したものや、
サイト運営者からのおすすめ、
男女別でトレンドを提示したもの
が見られました。
ターゲットを絞るような
ワードの見せ方が目立ちました。
調査
結果

ぱ
パンツ 1,218件
パーカー 125件
パジャマ 45件
パンプス 832件
【参考】平均サジェスト数とデザイン
サジェストは、スマートフォンの画面領域に適したデザインが重要です。
サジェストで表示される行数は平均 9.2 行でしたが、スマートフォンのキーボードの都合上、4 ～ 6行ほどが最適のようです。
縦表示や、横スクロールなど
様々な工夫が見られました。
サジェストをタップした際の動作は、
タップで検索結果が表示される
ものが大半を占めました。
タップでキーワードが挿入され、
検索ボタンを改めてタップするものは
少数派のようです。
サジェストの機能では、検索結果の件数を
示す「ファセットカウント」も
ありました。
パンツ
ぱ
パーカーパジャパンツ
パーカー
パジャマ
パンプス
パール
ぱ
4～6行が
収まりが
良い調査
結果

まとめ
・上位のECサイト全てにキーワード検索が実装されていました（30/30）。
・キーワード検索がヘッダに設置されていたサイトが大半を占めました（24/30）。
非常に見つけやすい場所に設置されていることから、検索へのアクセスには気が配られていると言えます。
スクロールすると見えなくなるサイトが多くありました（21/30）。
しかし、逆方向にスクロールすることでヘッダが再表示されたり、検索窓だけ追従するタイプもあり、
検索へのアクセス性へのこだわりを感じました。
全体的にどのサイトも、スマートフォンの小さな画面のなかで工夫を凝らし、探しやすさを
追求されている印象です。
・商品詳細ページにもほとんどのサイトで検索窓かアイコンが設置されていました（27/30）。
・サジェスト機能は、8割以上のサイトで実装されていました（25/30）。
サジェスト機能は、商品数が多いECサイトでは必須といえる状況になっています。
一方で、カテゴリ表示やランキングなど、サジェストにも一工夫されているサイトもありました。
サジェストの工夫は、今後差別化を図る上で注目される可能性があります。

弊社サービスのご紹介
弊社ではECサイト向けにサイト内検索最適化サービスを提供しています。

リッチサジェストのご紹介

画像つきサジェスト「リッチサジェスト」ご紹介

スマートフォンでの多様なデザイン

問い合わせ
株式会社神戸デジタル・ラボデータソリューション事業部
本社：〒650-0034 兵庫県神戸市中央区京町72番地新クレセントビル
電話番号： 0120-984-843 / 078-327-2280 （代表）
Email ： sui-sei@kdl.co.jp
sui-sei専用サイト：http://sui-sei.jp/ 運営企業サイト：https://www.kdl.co.jp/

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