ライブ配信メディアの領域に複数なユニコーンが生まれており、そのなか、唯一大手資本がないInkeの成長の道についてご紹介します。

1. 中国の注目スタートアップ特集
Vol.3 ユニコーンの成長戦略
https://www.coderepublic.jp/
http://yj-capital.com/
YJCapital 邱開洲
・映客
エンターテイメント系Live配信PF

2. 中国出身、2009年より来日。
早稲田大学経営システム工学科卒業後、ヤフー株式会社に入社。
入社後は広告営業部門に所属し、広告代理店に向け、
デジタルマーケティングのコンサルティングを担当。
2016年より百度プロジェクトの立ち上げ、インバウンドや越境ECな
ど中国向けビジネスのマーケティング支援業務に従事。
2017年よりYJキャピタルに参画。
邱 開洲
キュウ カイシュウ
Facebook@kaizhou qiu
Twttier@kyu_kaishu

3. 資金調達
2015年5月に立ち上げられ、半年以内に3ラウンドの資金調達を記録、2017年5月時価総額72億RMB
KPI
登録User 1億3千万。 ゲストは芸能人1000＋、インフルエンサー5000＋、大学生1万＋等
特徴
リアルな生活を表現したく、「私の一日」、「近くの人々」等機能強化し、「Live＋」の開放で他APPもLive配信できるように
Inke

4. サービス紹介
Liveラジオ 1on1対戦ゲーム クイズで現金GET Live人気度PK台 知識テスト

5. Demo

6. 背景
1)Live配信がPCからSPへ →配信ハードルが下がる →ユーザー規模の拡大
2)モバイル決済の普及 →投げ銭のしやすい →ユーザー数＆APPUの向上
3)コンテンツ質の向上 →付加価値が向上し →支払意欲が上がる
2016年娯楽系Live配信市場規模が208億RMB。
※うち売上の9割以上がユーザーサイドによるもの
ただ、不良現象が多発によっ
て、2016年9月以来、政府か
らの制限、審査がより厳しく
人口ボーナスがなくなり、
ユーザー獲得コストが高騰

7. 歴史 2015年7月エンジェルラウンドで1億6千万円調達
2015年11月 シリーズAで数億円超調達
2016年1月シリーズA+で13億円調達
シリーズプレBで32億円調達 2016年9月
宣亜国際が約462億円）で買収提案 2017年5月
2017年12月 借金による買収が規制違反で買収失敗
売上 純利益
2015年 3000万RMB 170万RMB
2016年 43.4億RMB 4.8億RMB
2017年Q1 10.35億RMB 2.44億RMB
2016年5月 MAU2500万
2016年12月 Guest数は1億4000万人、DAUは1700万人
サービスリリース2015年5月

8. スターゲスト
コンテンツ提供者
KOL
プロ
ゲスト
一般ゲスト
サービスPF
Live配信PF
APP
PC＆APP PC
ゲームLive
配信
流通チャネル
SNS
Youtube等
ユーザー
2B企業
ハードウェア 技術Support
業界MAP
芸能事務所
コンテンツ制作

9. ビジネスモデル
コンテンツ提供者 プラットフォーム
サービス受信者

10. 競合優位性
2017年エンターテイメント系Live配信PFのDAU規模
DAU200万超：9社
DAU30万超：10数社
弱み
・独立系として大手からの支援不足
ー資本障壁
ーTraffic高騰
強み
・マス向け
ーUGCモデルで内容豊富
ーコンテンツ原価低い
・R/Sモデルで7割を抑える
ー利益率が高い
・Live＋開放戦略
ー第三者PFの受動的連携

11. 成長戦略
・芸能業界への発足
芸能業界の大手との提携などを進める
・C2C間の関係性重視
優良なコンテンツ→課金率高いユーザーの獲得→企業へのアプローチ力を強化
・Live＋開放戦略
API提携で第三者APPも簡単にLive配信できる
・人気IP創出
2017年数億元で優質なコンテンツを創出
ダンス、モデル、ゲーム等重要チャネルのインタラクティブ性を向上

12. 今後の予測
Live配信＆Short動画
※共存で勝った“Kwai”は7億ユーザー
VR技術
ユーザー体験の向上
例：旅行系Live配信
AI技術
監査効率＆マッチング精度の向上
広がりやすい
マネタイズ効率
勝ち筋
マス向け、リレーション構築を重視し、
コンテンツの質に注力しつつ、
ユーザーを囲むことができた。
付加価値の高いオ
リジナルコンテンツ
を提供できるか