コンブの生産は北海道で盛んであり、函館市ではマコンブが生産されています。マコンブは和食に欠かせないダシであり、7月以降に獲れるもので“本取りマコンブ”と呼ばれていれます。それよりも早いものはやわらかく、煮物などに使われており、4月頃に獲れるものを“間引きマコンブ”、6月頃のものを“早取りマコンブ”と採取時期によって呼び方が異なります。マコンブには”フコイダン”と呼ばれる食物繊維が含まれており、それには免疫力を高める効果など私たちの健康に良い機能性があります。一方、同じマコンブでも採取時期によって成分量や機能性に違いがあるのか分かっておりません。私たちは、機能性成分であるフコイダン量がマコンブの採取時期によって異なるのか、という疑問を解くために各月のマコンブに含まれるフコイダンの量を調べました。