LINE WORKS User Community Kick-Off Kyowa Technologies 協和テクノロジィズ

1. 大阪府北部地震からわかった
LINE WORKSの利点と課題
@LINE WORKS User Community Kick-Off
2018年7月26日
協和テクノロジィズ株式会社
代表取締役 兼 CEO 十河元太郎

2. Agenda
• 会社概要/自己紹介
• 大前提
• 災害発生時の振り返り
• 理想 vs. 現実
• アンケート結果の考察
• 社員アンケートから多かった課題
• まとめ
• 余談：大雨巻き込まれ

3. ●企業理念
協和と誠実
優秀な技術で社会に奉仕する
●事業内容
情報通信システムの総合システムインテグレーションサービス事業
●設立
1948年10月22日
●売上
181億2,300万円（2017/9）
●社員数
462名（2017/10）
●事業所
本社 （大阪・東京）
事業所（江坂、滋賀・福井・岡山・香川・愛媛）
営業所（兵庫・京都）
協和テクノロジィズ - 会社概要

4. 強み：インフラICT事業業界で一貫したエンジニアリングサービス！
社会インフラソリューション
鉄道・電力等の社会を支える
様々なシステムを構築します。
消防・救急指令
システム（119）
デジタル無線防災無線
移動体無線基地局
マイクロ波無線
鉄道無線
ソフトウェアソリューション
ソフトやセンサーを用いたシステムの開
発・構築します。
ビルエネルギー管理システム
「ＢＥＬＰ」
スマートセーフティ
物品管理システム
まるごとソリューション
鉄道・ビル・高速道路等の
管理システムを構築します。
ビルオートメーションシステム
駅務サポート
システム
高速道路ETCシステム ICTネットワークソリューション
ハード・ソフトからコンピュータ関連の
ネットワークの構築を行います。
IP-PBX
地域情報伝達通信システム
ビデオ会議システム
コンサル
ティング
設計
開発
導入
構築
監視
保守
教育
コンタクトセンター
「enerZingCRM」
協和テクノロジィズ - 会社概要

5. 自己紹介
代表取締役/CEO 十河 元太郎
2006年
米国サンタクララ大学院M.S.Engineering Management科卒業。
2007年
シスコシステムズ合同会社に、新卒初のコンサルティングエンジニアとして入社。
プロジェクトマネージャとして、大手ISP事業者や携帯キャリアユーザ事業を担当。
2014年
協和テクノロジィズ株式会社に入社。
2015年
協和テクノロジィズ株式会社、代表取締役に就任。
「社会へ新しい価値と感動を与えられる会社になること」を目指す。
略歴/Profile.

6. 地震発生時の振り返り
社員アンケート結果から

7. 理想
• 今年70年目の伝統ある会社。当然阪神大震災も経験。
→もち災害時等、緊急時行動マニュアルはファイル一冊分あります
• 社会インフラを守る会社
普通の会社は災害時には社員を守ることが第一優先だが・ ・ ・
反面、一大事こそ社会のために出動しなければならない！
• 安否確認システムも導入済み

8. 現実
• 今年70年目の伝統ある会社。当然阪神大震災も経験。
• もち災害時等、緊急時行動マニュアルはファイル一冊分あります
→機能せず、役員に寄る災害対策本部設置については知りませんでした。。。
• 社会インフラを守る会社
• 普通の会社は災害時には社員を守ることが第一優先だが・ ・ ・
• 反面、一大事こそ社会のために出動しなければならない！
→現状が全くみえない。社員安否/お客様の状況対応状況等都度問い合わせ
• 安否確認システムも導入済み
→普段は全く触らないしすてむなので、いざとなったらログインできないとか
→返信情報が人事総務で集約されており、現場が欲しい時に手元にない

9. パケット上の問題のため、LINE通話を制限。電話通話は繋がりにくく
パケット上限の対策
災害時は通話使用可能等のルールの明確化
→ 災害時連絡ツールの冗長化。集約≒SPOF（電話/SMS/災害掲示板/LINE）
特定のツールで、迅速な連絡と一元管理を
アンケート結果① 実際に役立ったツール
理想
現実
改善点

10. アンケート結果② 希望する連絡方法
使用ツールが統一されておらず、全体の状況管理の把握が煩わしい
社用携帯がない社員も多いため、個人携帯で連絡が容易なツールを利用
→ LINE WORKSを個人携帯に入れてもらう？個人LINEと接続？
全社員が、どのシチュエーションでどのツールを使うかの意識統一理想
現実
改善点

11. アンケート結果③ 社員の安否確認へに認識
社員の意識は見事にバラバラ
いつでも返信してもらえるような、気付きやすく、簡単に返信可能なツールが必要
→ LINE WORKSで他のコミュニケーションと同じ流れで安否返信
会社としては、勤務外でも全社員の安否情報が必要理想
現実
改善点

12. アンケート結果④ 実際の返信率
社用携帯なし、気づかなかった、アプリのログインができなかった等で一部返信なし
社用携帯以外からの手段の確保
サービスの周知徹底/ログイン確認のために、訓練は必要
→普段から使っているLINE WORKSなら訓練等は不要
全社員からの返信理想
現実
改善点

13. アンケート結果⑤ 自宅PC業務では影響が出るか
在宅PC環境だけでは不足。お客様の状況把握のため、現場を知り駆けつける手段ない
お客様情報だけでなく、それに対応するための現場への足/ツールの確保
全体状況の把握/社員互助必須→LINE driveやnote、掲示板、位置情報等で情報集約可
出社困難時においても、可能なリソースを集めて在宅/現場復旧作業を遂行理想
現実
改善点

14. 災害発生時、基本の社内規定上の行動指針をまずは配信する（自動？）ようにする
ただ送るだけではなく、判断基準を明確にしたものが必要。場所の考慮/タイミングも？
社員コメントで多かった課題
会社支援、社員間相互支援を促進し、出社可能情報集約にも役立てていく。
「行動指針を示してほしい」
既存安否確認は別システムのため、気付きにくかったり、使い方を忘れたりする
社用携帯を持っていない事務系社員への対応。プライベートLINEとの接続？LW配布？
「安否確認をLINE WORKSに集約してほしい」
交通機関の運行情報を、リアルタイム自動配信できるか？
社内状況、社員の位置情報と安否情報を、セットで表示可能にできる？←全員帰ってもらったら困る
「社内の状況を知らせてほしい」「出社するのか自宅待機か、指示してほしい」

15. コミュニケーションツールは数あれど・ ・ ・
• 日本で一番使われているLINEと同じインターフェース
→誰でも使いやすい。ツールは使われてナンボ
• 個人LINEとつながる
→お客様、協力会社等社外の人とも抵抗感低く繫がれる
• チャット、メール、スケジュール等の業務ツールが一つのアプリで
完結
→種々のデータを単一アプリ上で確認できるのはユーザにとって大きい
まとめ：LINE WORKSのいいところ(一般)

16. まとめ：LINE WORKSのいいところ(災害時)
• 身動きがとりにくく情報収集が重要だが難しいシチュエーションではグループで早
いコミュニケ―ションができる
社員同士が自主的に情報共有して必要な情報にリーチ
会社側が同報等で部門にブロードキャストで状況確認でき、またそれが全員見
えることで、互助も含めてた判断のための情報量も増える
• 位置情報、安否情報、交通情報、災害状況等、社内情報を集約/見える化（課題）
会社⇔ 社員間だけではなく、様々なパスでの情報共有が可能
ビジネスも含めて新しい価値を生み出すことも可能
• なにはなにより、そういった状況での行動のルール化/システム化
• SPOFのリスクもあるので、冗長化も必要だが、使用するツールの意識統一も
←人は忘れるので、対策（都度通知/訓練等）も必要

17. まとめ：私見
• ルールだけでは、結局誰も動かない。
• 誰がどのタイミングでどんなアクションとるのかまで役割の明確化が
重要
• ただし、災害時は得てして決めた通り/想定通りにはいかない
• そういったときのために臨機応変に対応できるための情報プラット
フォームと、そこから実際に動く人をつなげるツールが重要
• 臨機応変：全社員が同じ方向性に向いていないと無理。意識共通化
→→LINE WORKS
• 可能な社員には仕事してもらう必要がある、仕事できない人との不公
平感も気にする必要も。想定しておかなければならないことは沢山
(例) 会社休日か有給休暇等も事前に決めておかないと不満の素になる

18. 余談：西日本豪雨巻き込まれ
• 7月6日、岡山日帰り出張の予定が…
• 行きの新大阪駅がすでに混乱！
• 新幹線や道路が不通で、帰宅不可に！
• ホテルの空室がない！
• 孤立してしまうと、どうしようもない
• 個別に得られる情報しかないので、
• チャレンジするか、あきらめて泊まるかの判断が難しく
結局博打感
結論：やっぱり司令塔がほしい（会社/互助）

19. じゃあやっぱり
でしょ
皆で知見を集約して
災害時最強ツールに育てましょう！