なろう分析ツール使い方の説明です。

1. なろう分析ツール使い方
目次
１．このツールでできること
２．使い方
３．アップデート時の保存データの移行
４．トラブルシューティング
１．このツールでできること
なろうの標準アクセス解析では提供されない各話累計のUAなどを
見やすくグラフで表示を行うことなどができます。
A．各話UAの累計グラフ表示●
A－１．対象サイト
小説家になろう
ノクターンノベルズ
ミッドナイトノベルズ
ムーンライトノベルズ
B．日数ベースでのグラフ表示■
C．分析期間の設定▲
D．分析期間のUAに対する数値分析■
E．取得したデータの保存■
F．作品内別期間比較■
G．作品間比較■
H．開始部分指定■
●：試用版でも使うことができる機能です
▲：試用版で一部機能が制限される機能です
■：有償版でのみ提供される機能です

2. １－A．各話UAの累計グラフ表示●
下図のように小説家になろう標準のアクセス解析KASASAGIでは提供されない
各話ごとの累計UAを見ることができます。
これにより連載小説のどこで読者が離脱しているのかや、
自身の小説の読まれ方の傾向などを把握することができ、連載小説の改善の参考とすることができます。
※データを表示できる期間はツール実行当日の２日前までです。
これはKASASAGIが提供するUAデータが２日前のものまでだからです。
１－B．日数ベースでのグラフ表示■
１－Aは横軸を話数として表示していますが、日数ベースの表示では横軸を日付ベースで表示を行います。
カクヨムを利用している方はカクヨムの作者ベージに表示されているグラフと同じだと思っていただければ
わかりやすいかと思います。
カクヨムのグラフ表示が過去1ヶ月分しか表示されませんが、本ツールでは任意期間を指定して表示することができます。

3. １－C．分析期間の設定▲
アクセスに対する分析期間を任意に指定することができます。
※試用版では「連載開始からの全期間」「過去1ヶ月」「過去1週間」に制限しています。
これにより例えば10月27日に離脱率減少を目的として改稿を実施した場合、
その前後期間のグラフを比較することで、改稿することで期待する効果を得られたのか、
離脱が増えたのか、減ったのかをグラフベースで見ることができます。
現在２期間を同時にグラフ表示する機能はありませんが、任意の２期間を比較表示する機能を追加予定です。
１－D．分析期間のUAに対する数値分析■
収集した各話UAデータを元に、離脱傾向などを数値化し客観的な指標として表示します。
詳しい数値の意味などは下記にまとめておりますので、こちらを参照ください。
https://ncode.syosetu.com/n6035hk/2/
各数値は表示している期間分のデータを使用して表示しています。
例えば表示期間を2021/11/1から2021/11/30までに絞った場合
その30日間のみの離脱率などを把握することができます。
１－E．取得したデータの保存■
収集したデータはソフト終了時にローカルデータとして保存されます。
データの収集は連載期間分必要となるため、連載開始からの時間が長いほど収集時間がかかります。
データ収集の進捗はゲージと推定残り時間として表示しています。
1年分のデータで6分ほどが目安となります。
収集したデータはローカルに保存され、次回以降のデータは差分取得を行います。
例）
ソフトを初回起動した際に9月12日までのデータを取得した場合。
次回ソフトを起動して9月18日までのデータを取得する場合には全期間ではなく6日分のデータ収集を行います。
収集したデータはNコードごとに保存されます。
これにより３つの連載小説を所有していた場合でも表示対象を簡単に切り替えることができます。

4. １－F．作品内別期間比較■
同作品内で別期間のアクセス数を比較することができます。
こちらの機能を使用することで下図に示すような２０２０年と２０２１年の年間アクセス数の比較を行うことができます。
また、例えばあらすじの変更や改稿を行った際に、
変更前後の比較を行うことで、変更によってユーザの動向が改善されたのかを比較し、
変更による効果確認を直感的に確認することができます。
メイン：青で表示
サブ：オレンジで表示
比較例）
この作品の場合、２０２１年の青が全体的に落ち込んでいるため、２０２０年よりもアクセスが全体的に落ちていることがわかります。
１－G．作品間比較■
１－Fは同作品内での比較でしたが、２作品間比較モードにすることで２つの作品を横並びで比較することができます。
これにより、２作品を書き上げた作家が、それぞれどのような結果だったのかをアクセスベースで定量的に判断することができます。
２作品の比較期間は任意に設定することができるため、それぞれの最初の１ヶ月だけを比較し、各作品の初動を見比べてみるということも可能です。
比較対象となる作品はすでに本ツールでデータ収集が完了している必要があります。
Nコード（サブ）というドロップリストにデータ収集済みの作品のNコードがリストアップされていますので、こちらから選択します。
メイン：青で表示
サブ：オレンジで表示

5. １－H．開始部分指定■
作品によっては第１部分に登場人物紹介や、設定紹介を行っている場合があります。
そういった紹介部分を読み飛ばす読者は相当数存在すると思われるので、
開始部分指定をすることで先頭部分を指定数分飛ばして表示することができます。
離脱率などのデータ表示も表示されているデータを元に算出しますので、
開始部分を２とした場合、第１部分は無視された数値を表示します。
例えば、下記のような構成になっていた場合には、開始部分に３を指定することで、
第１部分、第２部分を無視し、物語部分からデータを表示することができます。
第１部分 人物紹介
第２部分 用語説明
第３部分～ 物語開始
１部分から表示
２部分から表示
第１部分のデータは無視される

6. ２．使い方
２－１．データの取得
ツール上部のNコード欄にデータ収集を行いたいNコードを入力し、
「データ取得」ボタンをクリックします。
クリックするとデータ収集が始まります。
データ収集中でもツール操作を行うことができますので、データを眺めるなどしながら完了までお待ち下さい。
ノクターンノベルズ、ミッドナイトノベルズ、ムーンライトノベルズのデータを収集する場合
R18モードにチェックを入れてから操作を行ってください。
R18モードに変更する際に年齢確認を行います。
１８歳未満の方はR18モードは使用しないでください。
取得できる小説情報
２－２．データ表示期間の変更
グラフ上部のドロップダウンメニューから
データ表示期間を選択することができます。
設定できる期間は下記のとおりです。
カレンダーから任意の開始日及び終了日を設定して任意期間のデータを表示をすることができます。
データを表示できる期間は連載開始日からツール試用日の２日前までです。
ムーンライト
×
○
説明 備考
小説家になろう ノクターン
×
○
ミッドナイト
×
○
○
○
ユーザがカレンダーで設定した期間を表示
※カレンダーから表示期間を操作すると自動で切り替わります
所持データの最新データから直近１週間
所持データの最新データから直近１ヶ月
連載開始日から最新所持データまでの全期間
有償版のみ使用可
直近１週間
直近１ヶ月
全期間
ユーザ入力
期間
R-18モード
無効
有効

7. ２－３．話数ベース、日数ベースの切り替え
グラフの表示を話数ベースと、日数ベースで切り替えることができます。
時間経過で人気が出ているかや完結ブーストの状況などがわかりやすく表示できます。
話数ベース
日数ベース
話数ベース
日数ベース
連載開始からのUA推移を見ることで、読者数の増減などを見るのに有用です。
横軸に話数を取り、各話ごとのUAを見ることができます。
何話からの離脱が多いなど、話数ベースでの分析に有用です。
説明
横軸に連載開始からの日付をとり、日付ごとの全話UA合計を見ることができます。
表示モード

8. ２－４．減衰値分析の表示、非表示
減衰値分析非表示のオプションを使用することで、減衰値分析グラフを非表示にすることができます。
話数ベースの分析では標準で減衰値分析を表示しますが、
UAグラフが圧縮されるため、大きく表示したい場合には値を非表示にしてください。
減衰値分析表示あり
減衰値分析表示なし

9. ２－５．以降は有償版のみの機能となります。
２－５．作品内別期間比較■
作品内の別期間同士を比較するには、比較モードの選択から「作品内期間比較」を選択します。
「作品内期間比較」を選択すると期間選択部分に「サブ」という表示が追加されますので、
それぞれ比較したい期間を選択することでアクセス数の比較を行うことができます。
グラフ上ではメインに指定した期間のアクセスを青で、サブで指定した期間をオレンジで表示します。
メイン：青で表示
サブ：オレンジで表示
２－６．作品間比較■
２作品間のアクセス比較を行うには、比較モードを「２作品比較」に設定します。
設定を変更すると「Nコード（サブ）」と表示期間指定のサブが表示され、
別作品との比較を行うことができます。
グラフ上ではメインに指定した作品の期間アクセスを青で、サブで指定した作品の期間アクセスをオレンジで表示します。
メイン：青で表示
サブ：オレンジで表示

10. ２－７．開始部分指定■
期間指定の横にある「開始部分」のドロップダウンから解析を開始したい小説部分を指定してください。
２を指定すると第１部分を無視し、第２部分からのグラフ表示及び解析値を表示します。

11. ３．アップデート時の保存データの移行
本ツールは製作者の気まぐれによりアップデートが行われます。
保存データを移行することで、収集したデータを新バージョンでも使用することができますので、
バージョン更新時には下記を実施してください。
旧バージョンのツールフォルダ内にある、下記フォルダとファイルをコピーしてください。
NarouAccessDataフォルダ
AppSetting.xml

12. ４．トラブルシューティング
起動時の警告１
ソフト起動時に下記の警告が出た場合には「はい」を押して 飛ばされた先でRun Desktop appsからランタイムをインストールしてください。
Run Desktop appsからDownloadを選択。
x64、x86は環境によって選択してください。最近のPCであればx64で問題ないかと思います。
起動時の警告２
環境によってはソフト起動時に『WindowsによってPCが保護されました』と表示されます。
通常は[詳細情報]をクリックすると『実行』ボタンが表示されると思いますので、こちらをお試しください。
発行元が不明な発行元になっていると思いますが、こちらはデジタル署名などを使用していないためです。 すみませんが、ご了承ください。