Guide book for local tour made by citizens for developing tourism. This presentation is an application for urban data challenge 2014 solution entry as Code for Ibaraki.

1. 市民みずからで作る観光情報
地元の事は地元市民に聞け！
市民自らが生み出すオープン観光データ
Code for Ibaraki
Urban Data challenge 2014 Solution部門

2. 地域の観光振興
観光振興に影響を与える要素
１．利用できる交通機関
２．旅行代理店
３．宿泊施設、食事、土産物
４．ツアー企画やツアーガイド
これらハード・ソフト両面を支えるのが情報
観光振興に役立つ情報の提供を行いたい
チャレンジ

3. 観光に求めるものが変わってきた
これまでの観光
ツアー参加やガイドブックの情報を元に、観光スポット
をめぐり写真を撮り、食事をしてお土産を買う
これからの観光
観光スポットや食事、特産品などのモノにこだわるの
ではなく、素晴らしい体験を楽しみたい。
＞体験は個々人の経験によって変わるため、万人に
うけるようなものはないという前提で考える必要があ
チャレンジ

4. 体験は簡単に一般化できない
どのような体験が出来るかは、外的条件の組合せ
だけでなく、個人の内的思考パターン、経験などに
も影響されるため、ガイドブックに記述するのが極
めて困難。
体験 ＝ 外的条件 X 内的思考・経験
ガイドブックが記述できる範囲
チャレンジ

5. 必要な情報を手軽にすぐに知りたい
観光客がよりよい体験を求めているために、知りた
い内容も多様化している。また、インターネット時代
なので、手軽にすぐ情報が知りたいと考えている。
情報が検索できなければ、存在しないのも同じ
チャレンジ

6. オープンデータを市民自らが生み出す
ネット上で容易にかつ自由に参照できるオープンデー
タの特徴は、観光情報にぴったり。
1.観光スポットの場所、営業時間など基本情報（従来
のガイドブックが記述していた範囲）
2.地元をよく知る市民が教えるより良い体験が出来そ
うな情報（市民が作る独自のガイドブック）
3.知りたい情報を簡単に検索する仕組
4.適切な情報を自動的にお知らせする仕組
解決案

7. １．観光スポットの基本情報
観光スポットの場所、営業時間など基本情報につい
ては行政や観光協会の持つ既存データをライセンス
確認のうえネットに掲載していく。
スペースや更新頻度などの制限はLocal Wikiや
Open Street Mapなどのツールに市民自らが情報を
反映させることにより、手軽に改善することができる。
オープンデータとしての要件を満たす。
解決案

8. Local WikiとOpen Street Map
Local Wiki
http://localwiki.jp/
ライセンス CC-BY-SA 4.0
Open Street Map
https://openstreetmap.jp/
ライセンス 地図データ CC-BY-SA 2.0、地理デー
タ ODbl により提供

9. 2.市民の作る独自のガイドブック
観光は地元を良く知っている市民に情報を聞くのが
一番。これまでは自由に情報を発信し、集積する
手軽な仕組が少なかったが、最近は素晴らしいツ
ールが出てきている。
解決案

10. Jauntful（ジョーントフル）
自分自身で手軽に観光ガイドブック用のページを作
ることが出来るサービス
https://jauntful.com/
使用されている地図はOpen Street Mapであるが
Jauntful自体のライセンスは独自
Code for Ibaraki代表、佐藤さん作成
水戸お菓子食べ歩きマップ
https://jauntful.com/to.sato3/g18obC6Xdx

11. 水戸お菓子食べ歩きマップ

12. 3.知りたい情報を簡単に検索する仕組
従来のガイドブックやガイドサイトは観光スポットや宿
泊、食事等モノを中心に構成されているため、体験や
特定の人に必要な情報は載りにくい。
知りたいこと
「水戸芸術館から一番近い夜景のきれいな場所？」
「偕楽園近くに乳児連れで気軽に食事できる場所？」
解決案

13. 別のアプローチ
従来のガイドを補完するものとして、観光地でよく聞
かれる質問に関して回答を載せたFAQサイトが考
えられる。
・よくある質問と回答という形式なのでスポット中心で
はなく、体験中心の情報を載せるのが楽
・市民みずからが回答することにより、ライブ感のあ
る読んでいて行きたくなるような情報になる
・検索可能とすることにより、手軽に回答を探せるよ
うにする。
解決案

14. Honolulu Answers
 Code for America 2012年度フェローシッププログラムで開発さ
れたオープンソースアプリケーション
 プログラムは検索エンジン、コンテンツ管理などのシステムを
提供（CMSの一種）
 コンテンツのほとんどの部分はライタソン（後述）などを通じて
市民から得られたFAQ

15. 検索サイトのようなシンプルな外観

16. 市民が回答を作成

17. Write-a-thon ライタソンの実施
 Write-a-thon=Write(書く)＋Marathon(マラソ
ン)
 市民自身に市民の言葉で回答を書いてもらうイベ
ント
 多く寄せられる質問についての情報を提供してい
ただく（八割のFAQがターゲット）
 情報の正確性については別途チェックをいれる
 定期的に実施して、ボランティアコミュニティを形成

18. Write-a-thon ライタソンの実際
 土曜日の朝8時45分から市の持つ施設で開催
 市民、職員含め60名が参加
 第一回目はWebページのアクセス記録から明らか
な上位20個の質問について回答コンテンツを作成
 市民はWebページを調べたりしながら簡単でわか
りやすい回答を考える

19. 実際に作られたコンテンツページ
回答の種類
クイックアンサー、ガイド、Web サービス
の三通りの答え方がある

20. 実際に作られたコンテンツページ
実際の質問
パーティーをやる前に何か許可を取る必要がありますか？

21. 実際に作られたコンテンツページ
回答（市民が作成した部分）

22. 実際に作られたコンテンツページ
より詳しい情報が必要な人のために関連
ページへのリンク

23. 実際に作られたコンテンツページ
回答を作成した市民のプロファイル、氏名、写真、連絡先など
もちろん希望により匿名にしたり、（氏名のみなど）表示情報を選択可能
ここを表示することにより市民の誇りを高めたり、親しみを持たせることがねらい

24. まとめ
アプリケーションと市民によって作られたコ
ンテンツ、定期的なライタソンなどのワーク
ショップ
オープンデータとしての観光ガイドコンテン
ツ提供という枠をこえて、コミュニティの形
成へ

25. ともに考え、ともにつくる
 Code for Ibaraki
 水戸オープンデータイベント～まち歩きとワークショ
ップ