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nyumon_hearts
- 2. 1.ハートブレイク
- 4. 2.はじめに
- 5. 2.はじめに 5 ▸皆さんはこの世で最も⾯⽩いトランプゲームの⼀つである「ハーツ」で遊んだ ことはありますか︖ ▸Windows 95から標準搭載されているゲームなので存在だけは知っているという⽅も多い かもしれません Start -> Programs -> Accessories -> Games -> Hearts から起動できますよ
- 6. 2.はじめに 6 ▸まさか、ちょっとカチカチして「よくわからん」って閉じたりなん かしていないですよね︖(圧 ハーツ︖︖ トランプゲームだ やってみよ カチッカチッ > - 30sec -> ダメ。ゼッタイ。 よくわからん (閉じっ
- 8. 3.ハーツとは
- 9. 3.ハーツとは 9 ▸トリックテイキング系に分類されるトランプゲーム ▸トリック(trick)=各競技者が1枚ずつ⼿札を場に出していき⼀番強いカードを出した競技者が 勝つ といったルールの仕組み ▸厳密にはトリックを回避するのが⽬的となるので、トリックアボイダンスに分類される ▸歴史 ▸16世紀頃にヨーロッパで⽣まれた「リバーシス」というゲームを起源に、1880年代にリバー シスの近代版としてドイツでルールが整備され⽣まれたものがハーツとなる ▸その後、ハーツのバリアントとして1909年にブラックレディというものが⽣まれアメリカで ブームとなった ▸ブームによりスタンダードなハーツではなく、ハーツのバリアントであるブラックレディ が知名度が増していき、いずれスタンダード・ハーツと知名度が逆転、ハーツといえばブ ラックレディの事を指すようになってしまったという紛らわしい歴史がある その他詳細はWikipedia の Heartsの⾴を参照 https://en.wikipedia.org/wiki/Hearts_(card_game)
- 11. 4.ハーツの基本
- 12. 4.ハーツの基本 12 ▸ざっくりしたゲームの流れ ▸4⼈がカードを相⼿に伏せた状態でテーブル囲うような形で向かい合う ▸後述する「親」から順に時計回りにカードを1枚ずつ場に公開しながら出す ▸この動作を先述した通りトリックと呼ぶ (1ターンみたいなイメージ) ▸場に出されたカードは(後述する評価がされ、ペナルティカードを除き) 捨て札とな ります 捨札置き場 1st トリック 2ndトリック ⼀箇所に集めて捨てる (隅っこの⽅に) 次のトリックに移⾏
- 18. 4.ハーツの基本 18 ▸カードの強さ ▸強い = 親のなりやすい = ⼀般的に価値が低い ▸2が⼀番弱く(価値が⾼く)、Aが⼀番強い(価値が低い) ▸強さという観点だとスートによる違いはない ▸初⼼者のうちは 2、3、4といった低いカードは「お宝」だと覚えておけば間違いが少ない ▸例外として[♣2]はルール上、最初に強制的に散るカードとなるので、戦略次第で価値が変わる 強い = 親になりやすい 価値が⾼い
- 20. 4.ハーツの基本 20 ▸トリックの規則 (※ハーツを理解する上で⼀番重要) 1. 親の出したカードのスートに従い、⼦も同じものを出さなければならない ▸例えば、親がスート◆を出した場合には、⼦も同じ◆を出さなければならない ▸しかしトリックを繰り返すと、いつしかこの法則が乱れる時が必ずくる ▸それは、親の出したカードと同じスートが⼿札にない (出そうにも出せない)時 ▸その時に初めて、違う属性のカードを場に出す事ができる (⼀般的にここでペナ ルティカードや早く処分したいカードが⾶び交う) 2. 親の出したカードと”同じスートの中”で⼀番強いカードを出した者が、場に出 たペナルティカードを全て受け取り、次の親となる ▸つまり場に出されたペナルティカードを受け取る⼈は、親の出したスートと同じかつ ⼀番強いカードを出した者となる
- 21. 5.おさらい問題
- 26. 6.ハーツの進⾏ 26 ▸カードの配布 ▸⼀般的なトランプから不要なジョーカーを抜き52枚にします ▸シャッフルして4⼈に均等に伏せて配布します ▸ (参考)私の⾼校では、前ラウンドで[♠Q]を受け取った⼈がディーラーを担当するルールがありました ▸トレード ▸ハーツにはラウンドのはじめにトレードというものがあります ▸配られたカードから戦略的に⼿放したい好きなカードを⾃⾝で3枚選択します ▸選択した3枚を伏せた状態で規則に従い相⼿に渡し、同時に誰かから3枚を受け取り⼿札に加え ゲームがスタートします ▸以下規則をループして進⾏します ▸ 1ラウンド⽬:Left #左隣の⼈に渡す ▸ 2ラウンド⽬:Right #右隣の⼈に渡す ▸ 3ラウンド⽬:Across # 対⾯の⼈に渡す ▸ 4ラウンド⽬:None #トレードなし
- 27. 6.ハーツの進⾏ 27 ▸トレードのイメージ ▸以下のようにLeft -> Right -> Across -> None をループして繰り返す (1).Left (2).Right (3).Across (4).None 情報量が多く、対向の ⼈の戦略が⾒えやすい 運要素が強まる
- 29. 7.ハーツの例外
- 35. 7.ハーツの例外 35 ▸(コラム) シュート・ザ・ムーン考察 -中級編- ▸シュート・ザ・ムーンを狙いに⾏くであろう初期⼿札の例 ▸要するに普通に戦うには弱すぎてもう無理・・・全ペナルティ⾷らいそうという⼿ ▸狙う場合は[♥A] or [♥K]のようなキーとなるカードを所持し、周りに悟られずうま く駒を進めたい (周に警戒されず⾼い♥を早い段階で場に出させることが重要) 全体的に数値が⾼い (後半、⾃⾝が親を独占出来そうな状 況にもっていけそうである) 周りに悟られずに♠Qを被弾して悔 しがるようなストーリーを描ける ♥の所有が数多かったり ♥K or ♥Aを所有しており抗う相 ⼿からも♥の全回収が⾒込める
- 36. 7.ハーツの例外 36 ▸(コラム) シュート・ザ・ムーンの阻⽌と葛藤 -中級編- ▸初級->中級同⼠だと頻繁にシュート・ザ・ムーンが⾶び交う傾向が⾒られ ▸中級->上級/超上級同⼠になるにつれ阻⽌の制度が上がり⾶び交う頻度は下がる傾向が⾒られる ▸ハーツに慣れてきたら相⼿の怪しい挙動をいち早く察知し、シュート・ザ・ムーンを阻⽌すると いう意識が常に求められる ▸ 0ダメージ(クリーンシート)でラウンドを終える事はもちろん理想だし素晴らしい事だが、それに固執し 周り頼みで、結果的に⾃分含む全員が⼤怪我してしまう場合がある ▸ 競い合う敵同⼠も⾃分が傷つくだけであっても協⼒が必要な場合がある ▸ 意図的にペナルティを受けながらも阻⽌した者はゲームで後退するも「英雄」と称される ▸ [♥A]や[♥K]といった誰もがすぐにでも⼿放したいカードは、敵のシュート・ザ・ムーン成功の鍵とな る。シュート・ザ・ムーンの可能性があるなかそのカードをきろうと思った時、きるかあえて⼿元に合 えて残すかは状況に応じた冷静な判断を下してほしい
- 39. 8.ハーツで押さえておきたいポイント(⼊⾨編) 39 ▸初⼼者でも何回かプレイしていると気がつく事があります ▸その⼀つが、やたら序盤に♠が⾶び交うということです ▸「♠の炙り出し」という戦術 ▸ [♠Q]以上を所持している誰かを潰す事を⽬的としたハーツの基本戦術 ▸⼿法は、親(リード)で執拗に[♠Q] より低い♠を出し続ける事 ▸序盤、 [♠Q]を被弾しない事だけを⽬的に考えれば [♠Q]より低い♠を親(リード)で 出すという⾏為は絶対に安全であるというロジックに基づくもの ▸安全な守備と攻撃を兼ね備えたものなので⼈間はもちろんNPC含めよく⾒られる ▸他⼈が親を取った際に炙り出しを継続するか否かの挙動からその⼈の⼿札の状況も予想出 来るメリットもある(中級編)
- 41. 9.エンジョイ・ハーツ
- 42. 9.エンジョイ・ハーツ 42 ▸雑にハーツのゲームアプリ紹介 ▸ Windows ▸ Windows 95の場合は、Start -> Programs -> Accessories -> Games -> Hearts ▸ macOS ▸ App Store で「Hearts」と検索したら⾊々出てくる ▸ Android ▸ Google Play ストア「Hearts」と検索したら⾊々出てくる ▸ iOS ▸ App Store 「Hearts」と検索したら⾊々出てくる ▸でもやっぱり、アナログでワイワイやるのが⼀番 ▸ パンデミックの事態が収束したら是⾮リフレッシュルームでやりましょう ▸ アナログゲーム部(#ext-analog-games)では、あなたの参加をお待ちしています ▸ 今はオンラインでやるアナログゲーム⾵デジタルゲームでも活動中
- 43. May the Hearts be with you.