2. 0.狙い
フ
ラ
s いつでもアクセスできる「知」の蔵を準備しておいて、時々の必要に応じて参照したい、
とするニーズは昔からあり、図書館、資料室、本棚などの物理的設備(≒アーカイブ)や、
辞書、百科事典、ハンドブック、便覧などの編集形態(=レファレンス)が産み出された。
ド
s デジタル化は保存性とアクセス性という点で、上のニーズに多大な便宜を提供することか
ら期待が高まっている一方で、図書館の機能、書籍のあり方に重大な変更を迫ってもいる。
ト
s 本講義において、図書館と電子書籍をめぐり、ビジネスの現場で実際に起きていることを
報告し、出版文化を考える「思考の補助線」を提供したい。
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2
3. 1.「所有」と「利用」~電子書籍編
フ
ラ
ド
ト
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3
42. 7.1 ネットの力~ネット世界がもたらしたルール
の変化
【これまでのルール】 【これからのルール】
フ B with C
B for F
ラ
B to C
ド
注意) T C
At t e nt io n( ― V Mなどで注意を引かれる At t e nt io n 注意が喚起さ
( れ)
I e re s t (
nt 関心) 商品に対する興味を持つ
― I e re s t 興味が生まれ)
nt (
De s ire (
欲望) アノ
― 商品を欲しい Se a rc h 検索し
( )
ネッ 世界に
ト
ト
Me mo ry(記憶) 商品やブランド
― を覚える a .評判のループ
「 場」
売り でコレと いって欲しい 覚えさせる Ac t io n 購買し
( ) b.意味循環の
ための ネッ で即購買
ト エコシステム
大規模広告費
行動) 購買行動を起こす
Ac t io n( ― Sha re 情報を共有する)
(
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43. 7.2 「読書」にもたらした変化→「共有」の可能
性
【これまで】 【これから】
B to C
フ B with C
B for F
読書 1 .0
ラ 読書 3.0
ド
一人で楽しむ ネット世界を通じ
共有・共感・協読
読書 2.0
内容を活用する
ソーシャル・リーディングの時代へ
= クラウド力 + モバイル
ト
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