kintone university 01. SP編 第8版 サンプル
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kintone university 01. スペシャリスト編 研修用テキストのサンプルです。 https://www.ictcom.jp/training/kintone-university/
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- 2. kintone スペシャリスト 目次 第 1 章 kintone とは......................................................................................................................... 1 Step1 kintone とは............................................................................................................................ 2 Step2 基本知識.................................................................................................................................. 7 第 2 章 基本操作..............................................................................................................................14 Step1 kintone へのログインとログアウト....................................................................................... 15 Step2 画面構成................................................................................................................................ 17 Step3 アプリの基本操作.................................................................................................................. 19 演習問題 「第 2 章 基本操作」...................................................................................................... 33 第 3 章 アプリの作成.......................................................................................................................34 Step1 Excel ファイルからアプリを作る.......................................................................................... 35 Step2 グラフと表を作成する........................................................................................................... 43 Step3 お気に入りとブックマークを使う ......................................................................................... 50 Step4 アプリをはじめから作成する ................................................................................................ 52 演習問題 「第３章 アプリの作成」............................................................................................... 59 第 4 章 パーツの使用.......................................................................................................................62 Step1 他のアプリのデータを参照する............................................................................................. 63 Step2 フォーム内に表形式で表示する............................................................................................. 81 Step3 ルックアップとアクション.................................................................................................... 88 Step4 その他の機能......................................................................................................................... 96 演習問題 「第４章 その他の機能」............................................................................................. 104 Sample
- 3. 第 1 章 kintone とは 2 Step1 kintone とは kintone（キントーン）とは、サイボウズ株式会社が提供するクラウドサービスです。 kintone はチームで使う業務アプリを簡単に作成することができます。 1. ファストシステム kintone はチームで使う業務システムをファストに作ることができるクラウドサービス です。ファストフードやファストファッションのように気軽に使える「ファストシステ ム」をコンセプトとしています。 ファストシステムは以下の特徴があります。 ・ すぐに手に入る プログラミング無しに短時間でアプリを作れます。 ・ 安定した品質 kintone はサイボウズ独自のクラウドプラットフォーム「cybozu.com」上でサー ビス提供されています。cybozu.com は国内外の企業 13,000 社以上（2016 年 1 月現在）が利用している実績があります。kintone は 3,500 社以上で導入され ています。 ・ お手頃な価格 kintone はユーザー単位の月額料金です。ライトコースは 1 ユーザーあたり月額 780 円(税抜き)、スタンダードコースは月額 1,500 円(税抜き)の低価格です。 kintone を使えば、日常業務で必要なアプリを、担当者が簡単な操作で作って、すぐに 使い始めることができます。 kintone の用途は特に限定されていませんが、案件管理、顧客管理、日報で使われてい ることが多いようです。 Sample
- 4. kintone スペシャリスト 3 2. チーム業務の 3 要素 kintone には、データを共有しながら業務を進めるチームに必要な、次の 3 つの要素が 揃っています。 ・データベース チームに必要な情報を、ひとつの場所でまとめて管理できます。 ・プロセス 適切なプロセスで業務を処理して効率化します。 ・コミュニケーション データに対する指示やアドバイス等もすべて kintone 上で管理できます。 ①データベース：チームに必要な情報を、ひとつの場所でまとめて管理する kintone の中心になる機能が、データを蓄積して活用するデータベースです。チー ムに必要な情報をひとつの場所にまとめて管理し、共有できるようにします。顧客、 注文、在庫などの業務データをクラウド上のデータベースに蓄積し、必要に応じて 取り出すことができます。 kintone のデータベースはクラウド上に構築されるため、インターネットの接続環 境があれば、世界中どこからでもアクセスできます。 1 データベース チームに必要な 情報を共有する 2 プロセス チームの業務を 効率化する 3 コミュニケーション チームの業務を 円滑にする Sample
- 5. 第 1 章 kintone とは 4 ②プロセス：適切なプロセスで業務を処理して効率化する kintone にはプロセス管理の機能があります。問い合わせへの回答や ToDo など、 チームのタスクを管理する用途で便利な機能です。また、申請の承認や稟議の決裁 を管理する用途にも使えます。 ※プロセス管理については、kintone アプリデザイナーコースで学びます。 ③コミュニケーション：指示やアドバイス等もすべて kintone 上で管理 1 件 1 件のデータに対して、指示やアドバイス、質問などを書き込むことができる 機能です。チームのメンバー間で意見を交換したり、連絡を取り合ったりして共同 作業することができます。新しいコメントが付いたときに特定の相手に通知するこ ともできます。通知はパソコンやスマートフォンのアプリで受け取ることができま す。どこにいても最新情報を確認できます。 Sample
- 6. kintone スペシャリスト 5 3. アプリの入手方法 kintone で業務に必要なアプリを入手する方法は主に以下の 3 つがあります。 ・ アプリストアからアプリを追加する ・ Excel ファイルや CSV ファイルからアプリを作成する ・ アプリをはじめから作成する ① アプリストアからアプリを追加する kintone アプリストアには、さまざまな業務に使える無償または有料のアプリが用 意されています。必要なアプリを選んで kintone に追加できます。 ② Excel ファイルや CSV ファイルからアプリを作成する すでに Excel に入力されたデータがある場合は、Excel ブック形式または CSV 形式 のファイルを読み込んで、アプリを自動作成できます。 ③ アプリをはじめから作成する マウス操作だけで新しいアプリを自由につくることができます。 アプリを作成するには、「テンプレートからアプリを作成する」「ほかのアプリを再利 用して新しく作成する（アプリのコピー）」という方法もあります。 アプリストアから追加したアプリに項目を追加または削除して、業務に合ったアプリ にカスタマイズすることもできます。 Sample
- 7. 第 2 章 基本操作 14 第 2 章 基本操作 Step1 kintone へのログインとログアウト Step2 画面構成 Step3 アプリの基本操作 Sample
- 8. kintone スペシャリスト 17 Step2 画面構成 このセクションでは、kintone の画面構成について学びます。 1. ポータルの画面構成 kintone にログインした直後に表示される画面がポータル画面です。 画面左上の「家／ポータル」アイコンをクリックすると、いつでもポータルに戻ること ができます。 ① 「サイドメニュー」「ポータル」、「通知一覧」、「ブックマーク」の画面を表示します。 サイドメニューに「ポータル」「スペース」「アプリ」「ピープル」のメニュー項目が あります。 ② 個人設定、および kintone の全般的な操作や設定を行います。kintone のシステム 管理者は、ここからシステム管理の設定に移動できます。 ③ ツアーやヘルプを表示します。kintone のシステム管理者は、ここからサイボウズ のサポートに問い合わせができます。 ④ 自分のプロフィールページを表示します。 ⑤ アカウントの設定、または kintone からのログアウトを行います。 ⑥ 検索ボックスを使用して、kintone のデータを検索できます。 Sample
- 9. 第 2 章 基本操作 18 ⑦ アプリやスペースを作成します。kintone のシステム管理者は、ここからポータル を設定できます。 ⑧ ユーザーへのお知らせが表示されます。お知らせはすべてのユーザーのポータル画 面に表示されます。お知らせを編集できるのは、kintone のシステム管理者だけで す。初期状態ではお知らせ欄は表示されません。お知らせ欄を表示するときは、「オ プション」＞「ポータルの設定」の「ポータルに表示するコンテンツ」で［お知ら せ掲示板］または［お知らせ掲示板と通知］をチェックして保存します。 ⑨ プロセス管理機能を利用したアプリで、自分が作業者に指定されているレコードの 件数がアプリごとに表示されます。未処理のアプリが無い場合は表示されません。 ⑩ アプリ、スペースやピープルなどの更新通知が表示されます。 ⑪ スペースが表示されます。表示するスペースは、ドロップダウンリストで切り替え られます。 ⑫ アプリが表示されます。表示するアプリは、ドロップダウンリストで切り替えられ ます。 2. kintone の画面遷移 以下の画面遷移は、すべての kintone アプリで共通です。 ① アプリのアイコンをクリックすると、アプリが起動して一覧画面が表示されます。 1 つのアプリに複数の一覧画面を作成できます。アプリ起動時に表示される一覧は あらかじめ決めておきます。 ② 一覧画面で追加を選択すると、編集画面に移動して、新しいデータ（レコード）を 追加できます。 ③ 一覧画面で 1 件のデータ（レコード）を選択すると、詳細画面が表示されます。 ④ 詳細画面から編集画面に移動して、データ（レコード）を変更できます。 ⑤ 編集画面で保存またはキャンセルすると、詳細画面に戻ります。 ⑥ 詳細画面から一覧画面に戻ることができます。 ⑦ 一覧画面からグラフや集計表を表示することができます。1 つのアプリに複数のグ ラフや集計表を作成できます。 Sample
- 10. kintone スペシャリスト 19 Step3 アプリの基本操作 このセクションでは、アプリストアに用意されているアプリを追加して、基本的な操作 について学びます。 1. アプリストアからアプリを選ぶ 営業部門・総務人事部門・情報システム部門などの業務や用途に合わせたアプリが、 kintone アプリストアに用意されています。アプリストアからのアプリの追加は一部を 除き無料です。必要に応じてアプリをカスタマイズして使うこともできます。 ここでは「営業管理」アプリをアプリストアから追加してみましょう。 kintone アプリストアを開く ①kintone のポータルで「アプリ」の右側に ある［アプリを作成する］をクリックしま す。 ②kintone アプリストアのメニューが表示 されます。［アプリストアから選ぶ］をク リックします。 ③「kintone アプリストア」が表示されます。 Sample
- 11. 第 2 章 基本操作 20 kintone アプリストアからアプリを追加する ①kintone アプリストアからアプリを選び ます。 ここでは「案件管理」の［このアプリを追 加］をクリックします。 ②確認のメッセージが表示されます。［追 加］をクリックします。 ③「案件管理」アプリが追加されました。 ※アプリは作成日時の新しい順に並びま す。アプリの並び替えはできません。 ※「すべてのアプリ」をクリックして、「お 気に入りのアプリ」に表示を切り替える ことができます。 よく使うアプリは、アプリの画面左上の 「ピン／お気に入り」アイコンをクリッ クして、「お気に入りのアプリ」に表示す ることができます。 追加したアプリを表示する ①ポータル画面右の「アプリ」から［案件管 理］をクリックします。 ②「案件管理」アプリの一覧画面が表示され ました。 ※現時点でデータ（レコード）は空です。 ※アプリの説明を確認したあとで、画面右 上の「i マーク／アプリの説明の表示」を クリックして説明を非表示にしておきま す。 Sample
- 12. kintone スペシャリスト 35 Step1 Excel ファイルからアプリを作る このセクションでは、Excel ファイルからアプリを作成する方法について学びます。 1. Excel ファイルからアプリを作る kintone では Excel ファイルや CSV ファイルを読み込んで、アプリを作成することも できます。すでに Excel でデータの管理を行っている場合は、Excel ファイルを直接読 み込んでアプリを作成すると、入力の手間が省けて便利です。 ここでは、Excel ファイルからアプリを作成する手順を学習しましょう。 Excel ファイル「社員管理」の例： Excel を読み込みアプリを作成する ①kintone のポータルで「アプリ」の右側に ある「＋／アプリを作成する」アイコンを クリックします。 ② ［Excel/CSV から作成］をクリックしま す。 ③Excel/CSV を読み込む画面が表示されま す。 ［参照］をクリックし、読み込むファイル (社員管理.xlsx)を選択します。 氏名 郵便番号 住所 電話番号 メールアドレス 田中 圭 112-0004 東京都文京区後楽1-XX-XX 03-1234-XXXX tanaka@xxx.com 鈴木 ひとみ 532-0003 大阪府大阪市淀川区宮原2-XX-XX 06-1234-XXXX suzuki@xxx.com 齋藤 大輔 790-0003 愛媛県松山市三番町3-XX-XX 089-123-XXXX saito@xxx.com 遠藤 隼人 101-0054 東京都千代田区神田錦町3-XX 03-1111-XXXX endo@xxx.comSample
- 13. 第 3 章 アプリの作成 36 ④読み込んだファイルの内容が正しく表示 されていることを確認します。 ⑤左図のように、フィールドタイプを変更 します。 ※ フィールドタイプはファイルの値から 自動的に推測されています。必ずしも適 切ではない場合があります。 ※ フィールドタイプはアプリ作成後に変 更できません。不適切なフィールドタイ プでアプリを作成してしまった場合は、 一度フィールドを削除して、新たに フィールドを追加する必要があります。 ⑥画面右上の［作成］をクリックします。 ⑦確認画面が表示されたら、［OK］をクリッ クします。 ⑧Excel ファイルからアプリを作成するこ とができました。 Sample
- 14. kintone スペシャリスト 43 Step2 グラフと表を作成する アプリに登録したデータから、グラフや表を作成することができます。 1. グラフの種類 kintone で利用できるグラフと表の種類を確認しましょう。 グラフ一覧 ・横棒グラフ 縦棒グラフ 項目ごとの集計値を横棒・縦棒で表現したグラフです。「集合」「積み上げ」「100%積み 上げ」の 3 種類があります。 ・円グラフ 項目ごとの集計値の、全体に対する割合を表現する場合に適したグラフです。 「分類する項目」に指定した項目の値でレコードが分類され、グループごとの集計値の 全体に対する割合が円で表現されます。 Sample
- 15. 第 3 章 アプリの作成 44 ・折れ線グラフ 時間の経過に伴う集計値の変化を表現する場合に適したグラフです。 ・面グラフ 項目ごとの集計値を折れ線で表現し、X 軸に向かった領域を色で塗りつぶしたグラフで す。「積み上げなし」「積み上げ」「100%積み上げ」の 3 種類があります。 ・曲線グラフ 時間の経過に伴う集計値の変化を表現する場合に適したグラフです。グラフのそれぞれ の点は、平滑曲線で結ばれます。 Sample
- 16. kintone スペシャリスト 45 ・曲線面グラフ 項目ごとの集計値を平滑曲線で表現し、X 軸に向かった領域を色で塗りつぶしたグラフ です。「積み上げなし」「積み上げ」「100%積み上げ」の 3 種類があります。 ・クロス集計表 複数の項目をかけ合わせて集計する表です。「大項目」が行、「中・小項目」が列に表示 されます。 ・表 データの集合を列と行で構成した表です。 Sample
- 17. kintone スペシャリスト 59 演習問題 「第３章 アプリの作成」 ① Excel ファイル「顧客管理.xlsx」を kintone に読み込んでアプリを作成しましょう。 【重要】読み込む前にフィールドタイプを必ず選択し直しましょう。 ② 作成した「顧客管理」アプリで、以下のグラフを作成して保存しましょう。 ●週別・製品別売上見込み推移（折れ線グラフ） 製品別の売上見込み金額の推移を週単位で集計してください。 ●月間 製品・確度別売上見込み表（クロス集計表） 確度ごとの製品別売上見込み金額を見込み時期の月単位で集計してください。 ※見込み時期／月単位を大項目、製品名を中項目、確度を小項目にします。 ③ 「顧客管理」アプリのフォームを編集して使いやすく整理します。 「顧客情報」と「案件情報」のラベルを追加して、各フィールドをラベルごとにま とめましょう。実務を想定してフィールドの上下左右の並びを使いやすくします。 ●「顧客情報」：会社名、部署名、先方担当者名、TEL、メールアドレス ●「案件情報」：案件担当者、見込み時期、確度、製品名、単価、ユーザー数、小計 ④ 一覧画面を追加します。一覧の名前は「顧客一覧」にします。「会社名」「部署名」 「先方担当者名」「TEL」「メールアドレス」の順に並べます。 ⑤ 以下の情報を参考に、顧客レコードを追加しましょう。 会社名 大宮システムズ 部署名 情報システム部 先方担当者名 近藤 翼 TEL 03-5324-XXXX メールアドレス kondo@xxx.com 案件担当者名 ＜空＞ 見込み時期 2014/9/10 ※手順⑥でグラフの変化を見る ためこの日付にしてください。 確度 B 製品名 kintone 単価 880 ユーザー数 900 小計 792000 ⑥ レコードが追加されたことにより、グラフが変化したことを確認しましょう。 Sample
- 18. 第 4 章 パーツの使用 62 第 4 章 パーツの使用 Step1 他のアプリのデータを参照する Step2 フォーム内に表形式で表示する Step3 ルックアップとアクション Step4 その他の機能 Sample
- 19. kintone スペシャリスト 63 Step1 他のアプリのデータを参照する kintone のアプリでは、他のアプリのデータや登録されているユーザーなど、アプリ外 部の情報を参照することができます。また、複数の選択肢から選んだり、計算したり、 表の形式のテーブルを設定したりするなど、さまざまな機能をもったフィールドをアプ リで利用することができます。 このセクションでは、「顧客」アプリで登録した顧客情報に対して、案件情報（「案件管 理」アプリの案件情報の部分）を登録する「案件」アプリを作成しながら、各種パーツ の使用方法を学びます。 「案件管理」アプリの案件情報 Sample
- 20. 第 4 章 パーツの使用 64 1. 「ルックアップ」パーツを使用する 「案件」アプリをはじめから作成し、「ルックアップ」パーツを追加して顧客情報を参照 できるようにしましょう。 ルックアップとは、アプリに入力するデータを他のアプリから取得できるようにする機 能です。データ入力の手間を省き、入力ミスも防げます。 「案件」アプリで顧客情報を参照する部分は、「顧客」アプリと同様に、次の 6 つのフィー ルドで構成します。 フィールド名 使用するパーツ 会社名 「ルックアップ」 ※「顧客」アプリを参照し、「部署名」から「メー ルアドレス」までを自動でコピーします。 部署名 先方担当者名 TEL FAX メールアドレス 「文字列(1 行)」 ※「顧客」アプリからのコピー先になります。 フィールドの値を手入力で追加・変更するこ とはできません。 「案件」アプリを作成する ①「顧客」アプリの作成と同様に、ポータル 画面で「アプリ」の右側にある「＋／アプ リを作成する」アイコンをクリックしま す。 kintone アプリストアのメニューの［はじ めから作成］をクリックします。 アプリの名前に［案件］と入力し、［保存］ をクリックします。 ②［一般設定］をクリックして、任意のアイ コンを選択し、［保存］をクリックします。 ③フォームの編集を行います。 ［フォームの編集］をクリックします。 Sample
- 21. kintone スペシャリスト 65 ④画面左側の「ラベル」パーツをドラッグア ンドドロップして配置します。 配置した「ラベル」フィールドをポイント して、「歯車」アイコンをポイントし、［設 定］をクリックします。 「ラベル」を削除し「案件」と入力します。 入力した文字の書式設定を行い、［保存］ をクリックします。 ⑥「会社名」フィールドのために、画面左側 の「ルックアップ」のパーツを、画面右側 の白枠にドラッグアンドドロップして配 置します。フィールドの設定は、後で行い ます。 ⑦「部署名」「先方担当者名」「TEL」「FAX」 「メールアドレス」の 5 つのフィールド にするために、「文字列(1 行)」パーツを ドラッグアンドドロップして配置しま す。 ⑧配置した「文字列(1 行)」フィールドの フィールド名を、それぞれ「部署名」「先 方担当者名」「TEL」「FAX」「メールアドレ ス」と設定します。 ※各フィールドの右にある「歯車」アイコン をポイントして［設定］をクリックし、 「フィールド名」に入力して［保存］をク リックします。 ⑨「ルックアップ」フィールドをポイントし て、右上に表示される「歯車」アイコンを ポイントし、［設定］をクリックします。 ⑩「案件」アプリの「会社名」フィールドが 「顧客」アプリの「会社名」フィールドを 参照するように設定します。 「フィールド名」に「会社名」と入力しま す。 「関連付けるアプリ」は、一覧から［顧客］ を選択します。 「コピー元のフィールド」は、一覧から ［会社名］を選択します。 Sample
- 22. 第 4 章 パーツの使用 66 ⑪「ほかのフィールドのコピー」で「部署名」 に「顧客」アプリの「部署名」を表示する ように設定します。 左側で［部署名］、右側で［［顧客］部署名］ を選択します。 右端の［＋／追加］アイコンをクリックし て 4 行追加して、「先方担当者名」から 「メールアドレス」までのフィールドを 同様に設定します。 ⑫「ほかのフィールドのコピー」が設定でき たら、右下の「保存」をクリックしします。 ※「コピー元のレコードの選択時に表示す るフィールド」で「会社名」に加えて一覧 に表示するフィールドを設定できます。 ※「絞り込みの初期設定」で一覧に表示する レコードを絞り込みできます。 ※「ソートの初期設定」で一覧のレコードの 並び順を設定できます。 ⑬［プレビュー］をクリックしてフォームの レイアウト確認したあとで、画面左上の ［保存］をクリックします。 ⑭［一覧の追加］をクリックします。 ⑮「一覧名」に［案件一覧］と入力します。 左側の「会社名」と「先方担当者名」を、 右側にドラッグアンドドロップして配置 します。 配置ができたら、左上の［保存］をクリッ クします。 ⑯これでアプリの設定が完了です。 右上の［設定完了］をクリックします。 「アプリの運用を開始します。よろしい ですか？」の確認画面が表示されるので、 ［OK］をクリックします。 Sample
- 23. 第 4 章 パーツの使用 94 アクションの利用者には、次の権限が必要です。 コピー元のフィールドの閲覧権限 コピー先のアプリへのレコードの追加権限 コピー先のフィールドの編集権限 3. ルックアップとアクションの比較 ルックアップはたいへん便利な機能ですが、実務で利用しようとすると意外に制約があ ります。以下の制約を理解した上で、ルックアップの利用を判断するとよいでしょう。 コピー元のアプリで値が変更されても、コピー先のアプリの値は自動的には反映さ れません。1 レコードずつ詳細画面で取得しなおす必要があります。 重複があると一括更新できません。 CSV ファイルの書き込みと読み出しによって一括更新するには、ルックアップの 「コピー元のフィールド」で「値の重複を禁止する」にチェックが入っていること が前提です。「値の重複を禁止する」にチェックが入っていない場合は、1 件ずつ手 で編集するしかありません。 実務において「会社名」フィールドで値の重複を禁止することは、無理があるでしょ う。たとえば「株式会社大洗交通」で「経理部」と「総務部」など複数の顧客レコー ドが存在することは特別なことではありません。また、同名でまったく別の会社の 可能性があります。 新規レコード追加に手間がかかります。 たとえば「案件」アプリで新規の案件を入力していることを想定します。「会社名」 をルックアップで検索した結果、顧客情報が登録されていない新規顧客であること がわかった場合は、以下のような操作の流れになるでしょう。 ① ブラウザーの別のタブなどで「顧客」アプリを起動して、新規の顧客を入力し て保存する。 ② 「顧客」アプリで「会社名」フィールドの値をコピーし、「案件情報」アプリに 戻って「顧客名」フィールドにペーストして、［取得］を実行する。 ③ 顧客情報レコードを選択した後で「案件情報」アプリの他のフィールドを入力 して保存する。 このように 2 つの画面を往復する操作は、余計な手間がかかります。 Sample
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- 27. kintone スペシャリスト 107 kintone university 公式テキスト 「kintone specialist」 コース 第 6 版 発行日 ： 2016年2月3日 第6版 改訂 ： 著作/制作 ： ICTコミュニケーションズ株式会社 共同著作 ： 加藤和幸・中村徹・渋谷雄大 監 修 ： kintone university プロジェクトチーム 発行所 ： ICTコミュニケーションズ株式会社 コンテンツ事業部 http://www.ictcom.jp 発行者 ： 内野良昭 ● 本テキストの記載内容は、2016年2月3日現在のものです。 ● 本テキストは、構成・文章・プログラム・画像・データなどすべてにおいて、著作権上の保 護を受けています。本テキストの一部もしくはすべて無断複写した場合は発行者の権利侵害 になります。 ● 本テキストに起因してご使用者に直接または間接的な障害が生じても、ICTコミュニケー ションズ株式会社はいかなる責任も負わないものとし、一切の賠償など行わないものとしま す。 サイボウズ、Cybozu、サイボウズロゴ、ボウズマンおよびkintone はサイボウズ株式会社 の登録商標です。 ＠Copyrights ICTコミュニケーションズ株式会社2016