2016年7月5日にメンバーズキャリアで開催されたイベントで使用したスライドです。

1. 実はできている!?
Webアクセシビリティ

2. 注意事項
 会場は禁煙です。
 ハッシュタグは#a11ybooksとなります。
 イベントの模様は自由に撮影いただき、ブログやSNS等で
拡散いただいて構いません（むしろお願いします）。
主催者も、公式Facebookページ用に写真撮影をいたします
（ご了承ください）
 スライドの公開は主催者よりSNSなどでご案内します。
2

3. 本日の流れ
 自己紹介
 アクセシビリティとは?
 実はできている!?
 アクセシビリティだと思っていたが……?
 気づかないうちにアクセシビリティを確保していた！
3

4. 自己紹介
4

5. BA
5

6. ウェブアクセシビリティ基盤委員会（WAIC）
6

7. デザイニングWebアクセシビリティ
7

8. アクセシビリティとは?

9. アクセシビリティとは
さまざまな利用者が
さまざまな環境でアクセス可能であること
 情報を認識して理解できる
 さまざまな選択肢が提供されている
 自分に合った形で利用できる
9

10. さまざまな環境
10

11. ビジュアルブラウザ(Firefox)
11

12. テキストブラウザ(w3m)
12

13. ダウンローダー(SiteSucker)
13

14. クローラー(Googlebot)
14

15. ハイコントラストモード
15

16. ハイコントラストモード
16

17. 拡大ツール(Windows拡大鏡)
17

18. スクリーンリーダー(NVDA)
18

19. スクリーンリーダー(VoiceOver)
19

20. 代替マウス
20

21. 点字ディスプレイ
21

22. 視線入力装置
22

23. 障害者のウェブページ利用方法の紹介ビデオ
23

24. 障害者のウェブページ利用方法の紹介ビデオ
実際に支援技術を使ってアクセスしている
様子を見ることができる
 視覚障害者（全盲）
 視覚障害者（弱視）
 肢体不自由者
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-
news/2005/051215_1_wmv.html
24

25. アクセシビリティだと
思っていたが……?

26. アクセシビリティに配慮
と言われたとき、
何を思い浮かべますか?
アクセシビリティに配慮したサイトとは?
26

27. 福岡県大野城市
27

28. 福岡県大野城市
28

29. 文字サイズ変更ボタン・色反転ボタン
29

30. 東京都西東京市
30

31. 東京都西東京市
31

32. 「本文へ」リンク
32

33. 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
33

34. 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
34

35. カルーセル停止/再生ボタン
35

36. JISの文字サイズ変更の要件
1.4.4 テキストのサイズ変更の達成基準
キャプション及び文字画像を除き，テキスト
は，コンテンツ又は機能を損なうことなく，
支援技術なしで200 %までサイズ変更できる
（レベル AA）。
36

37. 実際にはどうか?
37

38. サイズ:小
38

39. サイズ:中
39

40. サイズ:大
40

41. 文字サイズ変更機能の現実
中を100%としたとき、大は約133%
「大」を複数回押しても大きくならない
拡大される要素はテキストのみ
 ナビゲーションや見出しの文字は大きくならない
41

42. 熊本県の例
42

43. 熊本県の例
43

44. ところで……
44

45. 総務省 みんなの公共サイト運用ガイドライン
45

46. 2.1.4.ウェブアクセシビリティ対応に関する誤解
46

47. 2.1.4.ウェブアクセシビリティ対応に関する誤解
注意点！
ホームページ等において、音声読み上げ、
文字拡大、文字色変更等の支援機能を提供
する事例がありますが、これだけでは、ウ
ェブアクセシビリティに対応しているとは
言えません。
47

48. Webアクセシビリティの確保は特別なことではない。
障害者差別解消法の施行で考えるべき企業サイトの品質
48

49. 植木さんのコメント
49

50. 文字サイズ変更ボタンや
音声読み上げ機能は
必要なのか？
よくある質問
50

51. JISに準拠していれば、
どちらもいらない
植木さんの回答
51

52. 植木さんのコメント続き
実際に試すと、ほとんど文字の大きさが変わ
らない文字サイズ変更ボタンが少なくない
最近のWebブラウザであれば
ズーム機能を標準で搭載している
意味のない文字サイズ変更ボタンは
やっている感を出すための免罪符に近い
52

53. 基準を満たす方法の例
53

54. ブラウザのズーム機能を利用する
ブラウザの機能で
文字サイズを変えられるようにする
文字サイズ変更ボタンをつける
文字サイズを変えても
重なったりはみ出したりしないようにする
54

55. JISの文字サイズ変更の要件
1.4.4 テキストのサイズ変更の達成基準
キャプション及び文字画像を除き，テキスト
は，コンテンツ又は機能を損なうことなく，
支援技術なしで200 %までサイズ変更できる
（レベル AA）。
55
これは何?

56. 3つのレベル
レベルA:
 支援技術を駆使すればアクセスできる
レベルAA:
 支援技術がなくても多くの環境でアクセスできる
レベルAAA:
 支援技術がなくても多くの環境でアクセスしやすい
発展的なもの、達成が難しいものを含む
56

57. 文字サイズの変更はレベル「AA」
支援技術を使えば、以下のようなことが可能
 サイト側の文字サイズの指定を無視して
ユーザーが好みのサイズに変更
 テキストを音声で読み上げる
57

58. ここまでのまとめ
58

59. ここまでのまとめ
文字サイズ変更などの機能は目立つが、
あまり役に立っていないこともある
文字サイズが変更できることは大切だが
文字サイズ変更ボタンでなくてもよい
文字サイズ変更はレベルAAの達成基準
59

60. 文字サイズ変更ボタンは
なくてもいい!
もっと大切なことがある!
ひとことで言うと?
60

61. 気づかないうちに
アクセシビリティを確保していた!
～実装・デザイン編～

62. アクセシビリティとは（おさらい）
さまざまな利用者がアクセス可能であること
 情報を認識して理解できる
 さまざまな選択肢が提供されている
 自分に合った形で利用できる
62

63. 2.1.4.ウェブアクセシビリティ対応に関する誤解
注意点！
ホームページ等において、音声読み上げ、
文字拡大、文字色変更等の支援機能を提供
する事例がありますが、これだけでは、ウ
ェブアクセシビリティに対応しているとは
言えません。
63

64. みんなの公共サイト運用ガイドライン(続き)
利用者は、多くの場合、音声読み上げソフト
や文字拡大ソフトなど、自分がホームページ
等を利用するために必要な支援機能を、自身
のパソコン等にインストールし必要な設定を
行った上で、その支援機能を活用して様々な
ホームページ等にアクセスしています。
64

65. ブラウザや支援技術で
アクセスできることが
重要
つまり
65

66. 重要なのは「マシンリーダビリティ」
アクセスできる！
 テキストが明確
 ちゃんとマークアップされている
アクセスできない！
 テキストが存在しない、あいまい
 ちゃんとマークアップされてない
66

67. 実は大切なこと
1. ページタイトルをきちんとつける
2. 階層構造に沿った見出しをつける
3. 見た目に頼り切らない
4. 画像に頼り切らない
5. キーボードだけで操作できる
67

68. ページタイトルをきちんとつける
68

69. ページタイトルは重要な手がかり
ブラウザのタブ名
ブックマークのタイトル
表示履歴のタイトル
サーチエンジンやサイト内検索結果
外部からのリンク
69

70. OK:内容が連想できるタイトルをつける
70

71. OK:ツールを使ってタイトルを確認する
71

72. NG:ページタイトルがない
72

73. NG:他のページと区別できないタイトル
73

74. NG:長すぎて肝心な部分が切られてしまう
74

75. 階層構造に沿った見出しをつける
75

76. ユーザーは見出しに注目している
76

77. OK:レベルに沿った具体的な見出しをつける
77

78. OK:見出しを見出しとしてマークアップ
78

79. NG:見出しがない
79

80. NG:見出しから内容を推測できない
80

81. NG:見出しの階層が不適切
81

82. NG:見出しがマークアップされていない
82

83. 見た目に頼り切らない
83

84. 視覚デザインは、見えないと伝わらない
色
配置
形・大きさ
文字の装飾
84

85. OK:色だけでなくラベルに変化をつける
85

86. OK:見た目の特徴だけでなくラベルで指示
86

87. NG:色に頼った表現
87

88. NG:色に頼った表現
88

89. NG:配置に頼った表現
89

90. 画像に頼り切らない
90

91. 画像は利用できないことがある
画像が利用できない状況
 画像が読み込めない
 画像を表示できないブラウザを使っている
 スクリーンリーダーを使っている
91

92. OK:本文やキャプションで説明する
92

93. NG:画像だけで情報が提供されている
93

94. 代替テキストとは?
画像の代替となるテキスト
 画像が表示できないとき、代わりに使われる
 HTMLではimg 要素のalt属性で指定
例: <imgsrc=”foo.png” alt=”代替テキスト” />
94

95. 文脈に沿った代替テキストとは
画像の「補足や説明」ではなく「代わり」
 画像だけに着目すると失敗しやすい
 前後の文や、ページのテーマを含めて考える
「alt属性値」が必ず必要なわけではない
 必須なのは「alt属性」
 本文がきちんとしていれば「カラ（alt=“”） 」
「写真」「図」などが最適なケースも多い
95

96. OK:装飾画像の代替テキストは空にする
96

97. OK:キャプションつきの写真に適切な代替を
97

98. NG:装飾画像に説明文が指定されている
98

99. NG:代替テキストとキャプションがかぶっている
99

100. NG:画像の代替テキストが不適切
100

101. 背景画像は伝わらないことがある
HTMLのimg要素は「内容」
 代替テキストが設定できる
 スクリーンリーダーやクローラーにも伝わる
CSSの背景画像は「装飾」
 ハイコントラストモードや印刷プレビューで消える
 スクリーンリーダーやクローラーには伝わらない
101

102. OK:意味のある画像は前景に置く
102

103. NG:意味を持つ画像を背景画像として実装
103

104. NG:ロゴやナビゲーションを画像置換で実装
104

105. WebDeveloperによるチェック
105

106. キーボードだけで操作できる
106

107. さまざまな入力
マウス、トラックパッド、トラックボール、マウス
キー、代替マウス、タッチデバイス、キーボード、
ソフトウェアキーボード、走査スイッチ、
視線入力、音声操作、点字キーボード……
107

108. OK:キーボードでも操作可能にする
108

109. OK:切り替えボタンを明示する
109

110. OK:フォーカス表示をブラウザ標準にまかせる
110

111. NG:マウスクリックでしか操作できない
111

112. NG:マウスオーバーでしか操作できない
112

113. NG:スワイプでしか操作できない
113

114. NG:フォーカス表示が見えない
114

115. 気づかないうちに
アクセシビリティを確保していた!
～設計編～

116. 「適切なテキスト」のための設計
1. 内容を推測できるカテゴリ名にする
2. わかりやすい現在地表示をつける
3. リンク先がわかるようにする
4. フォームのラベルを明確にする
5. フォームのエラーを明確にする
116

117. 内容を推測できるカテゴリ名にする
117

118. OK:内容を推測できるカテゴリ名にする
118

119. OK:ルールと仕組みで一貫性を保つ
119

120. NG:カテゴリ名がわかりにくい
120

121. NG:ラベルがバラバラ
121

122. わかりやすい現在地表示をつける
122

123. OK:一般的なわかりやすい現在地表示をつける
123

124. OK:一般的なわかりやすい現在地表示をつける
124

125. NG:現在地を把握する手段がない
125

126. NG:現在地の表示と間違えそうな表現がある
126

127. 注:コンテンツを邪魔しては意味がない
127

128. リンク先がわかるようにする
128

129. ユーザーはリンクに注目している
129

130. OK:リンクにリンク先のタイトルを加える
130

131. OK:文中リンクを外に出して独立させる
131

132. NG:ラベルがないリンク
132

133. NG:「こちら」リンク
133

134. NG:「もっと読む」「詳細」リンク
134

135. フォームのラベルを明確にする
135

136. OK:具体的で明確なラベルをつける
136

137. OK:必須項目を明確にする
137

138. OK:必要に応じて説明をつける
138

139. OK:プレースホルダをラベル代わりにしない
139

140. NG:ラベルや説明があいまいで混乱する
140

141. NG:必須か任意かがわからない
141

142. NG:必要な説明がなく、入力の条件がわからない
142

143. NG:ラベルがなく、入力欄が何なのかわからない
143

144. フォームのエラーを明確にする
144

145. OK:エラー箇所を明確に示す
145

146. OK:エラー表示と修正フォームをセットにする
146

147. OK:エラー理由と修正方法を明示する
147

148. NG:エラー箇所がわからず修正できない
148

149. NG:エラー表示画面と入力画面がわかれている
149

150. NG:エラーメッセージが理解できず修正できない
150

151. 気づかないうちに
アクセシビリティを確保していた!
～企画・要件編～

152. プロジェクトの最初から
「アクセシビリティを
どうするか?」
を決めておくべし
ちゃんとやるには「アクセシビリティ方針」
152

153. 方針がないと……
153

154. 方針がないとどうなる?
配慮が全く行われない
 公開に実は必要だったとなっても後の祭り
適切な判断ができない
 判断がぶれる、人によって判断が異なる
合意形成ができない、覆る
 プロジェクト内、あるいはクライアントとの衝突
154

155. まずは最低限の方針を立てよう
155

156. Webアクセシビリティ方針とは?
156

157. JISX8341-3:2016 附属書JA
JA.1 企画
企画段階においてウェブページ一式の責任者
は，ウェブアクセシビリティ方針を策定する
。策定したウェブアクセシビリティ方針は，
ウェブサイトではサイト上，ウェブアプリケ
ーションではマニュアルなどで公開するとよ
い。
157

158. 方針策定ガイドライン
158

159. 難しそう!
159

160. 定めるべきことは意外に少ない
必須項目
 対象の範囲 (サイトのURLなど)
 適合レベル及び対応度 (レベルAA準拠、など)
その他、定めると良い項目
 達成までの期限、例外事項、追加の達成基準、
担当部署、現時点での問題点への対応など
160

161. 実はやっていた!
161

162. アクセシビリティについては
「JIS X 8341-3:2010」に準拠すること。
達成等級は以下の通り:
達成等級ＡＡ 準拠
162
実例

163. 方針策定のコツ
163

164. 無理のない範囲で
164

165. 明確に定める
ガイドラインに沿って
目標とするレベルを決める
 特にアクセシビリティが重要ならレベルAA
適用範囲、期限などをはっきりさせる
 基本的にはサイト全体、公開時に対応でよい
 例外ができてしまう場合は明確にする
165

166. 各種ガイドラインを参考に
制作プロセスに関するガイドライン
 ウェブアクセシビリティ方針策定ガイドライン
 JISX8341-3:2016対応発注ガイドライン
 JISX8341-3:2016試験実施ガイドライン
※「ウェブコンテンツのJIS X8341-3:2016対応度表記ガ
イドライン」は「準拠」の表記に関するもので、これら
全てに関連する
166

167. 方針があればそれでいいのか?
方針があっても、
適切でないものだと効果を発揮しない
 あいまいな方針を立ててしまう
 誤解に基づいて方針を立ててしまう
 手段が目的になってしまう
167

168. 実際にあったこんな要件
168
あまり良くない例

169. あいまいな方針を立ててしまうケース
169

170. 170
セキュリティ、Web標準、
アクセシビリティに配慮し
制作すること。
実例

171. 勢いはあるが……
具体的に何をどうすれば良いのかからない
 「配慮する」といっても人によって基準がまちまち
171

172. 172
アクセシビリティについては
「JIS X 8341-3:2010」に
準拠すること。
実例

173. JISに沿うことはわかるが……
目標とするレベルが不明
 たとえばAAの達成基準を
満たすべきなのかどうかわからない
173

174. 誤解に基づいて方針を立ててしまうケース
174

175. 175
文字拡大機能
ブラウザの機能ではなく、
ページ上のボタンをクリックすることで
CSS を切り替え処理等により容易に
文字サイズを変更できるようにすること。
サイズについては３サイズ程度
選択できるようにすること。
実例

176. その結果
176

177. 手段が目的になってしまうケース
177

178. 178
以下ランキング同業種内1位評価獲得
• 全上場企業ホームページ充実度ランキング調査
• IRサイト総合ランキング
• 主要企業Webユーザビリティランキング
• インターネットIR表彰
実例

179. ランキング対策の「アクセシビリティ対応」
179

180. 実際にあったこんな要件
180
なかなか良いと思える例

181. アクセシビリティについては
「JIS X 8341-3:2010」に準拠すること。
達成等級は以下の通り:
達成等級ＡＡ 準拠
181
実例

182. 表記
ウェブアクセシビ
リティ方針の提示
又は公開
目標とする適合レ
ベルの達成基準の
試験結果
追加表記事項
準拠 必須
試験を実施し、達成
基準を全て満たして
いることを確認
なし
一部準拠 必須
試験を実施し、達成
基準の一部を満たし
ていることを確認
今後の対応方針
部分適合に関する記
述（適用する場合）
配慮 必須
試験の実施の有無、
結果は問わない
目標とした適合レベ
ル又は参照した達成
基準一覧
ただし……「準拠」の意味、分かっていますか?
182

183. アクセシビリティ、
ユーザビリティについて、
弊社のレベルを考慮いただき
準拠基準をご提案ください。
183
実例

184. 「 JIS X 8341-3:2010」 の「等級A」への
準拠を検討しているが、本方針は
要件定義工程でのWEBサイト検討状況を
踏まえ決定する想定です。
アクセシビリティ方針の検討方法についても
ご提案ください。
184
実例

185. 制作と合わせて方針の提案も求められるケース
185
ウェブアクセシビリティ方針策定ガイドライン
JIS X 8341-3:2016 対応発注ガイドライン
提
案
書
作
成
Ｒ
Ｆ
Ｐ
作
成

186. 制作と合わせて方針の提案も求められるケース
方針や策定プロセスも一緒に考えればよい
 あいまいに書くよりも、ずっと良いアプローチ
 受注側の力の見せどころ
186

187. 目的もドキュメント化しよう
187

188. ヤフー株式会社ウェブアクセシビリティ方針
188

189. 目的もドキュメント化しよう
なぜアクセシビリティに取り組むかを明文化
 何のためのアクセシビリティなのかを押さえる
 公開されている他社の方針を参考にするのも良い
 ただし、意味も分からずにコピペはNG
目的が明確になると、
手段と目的の混同を避けられる
 「基準を満たすこと」は最終目的ではないはず
189

190. 「基準を満たすこと」が目的になると……
190

191. 注意を要する要件
191

192. 注意を要する要件
アクセシビリティ方針が明確にできても、
その方針を守ることができるかは別の話
サイトに求められる要件の中には、
注意が必要なものもある
 アクセシビリティが確保できないもの
 アクセシビリティ確保のためにコストがかかるもの
192

193. CAPTCHA
193

194. ブラウザやOSの機能への干渉
194

195. 動画
195

196. 紙媒体用のコンテンツ
196

197. 方針があると?
方針を前提にすることで、
要件の可否を判断することができる
 アクセスできなくなるような要件を入れない
 コストがかかりそうな要件があるときは
コストを見積もっておくことができるようになる
これらは後からの対応ではどうにもならない
197

198. まとめ

199. 文字サイズ変更ボタンは
なくてもいい!
さらに
もっと大切なことがある!
もう一度
199

200. 実装で重要なのは「マシンリーダビリティ」
アクセスできる！
 テキストが明確
 ちゃんとマークアップされている
アクセスできない！
 テキストが存在しない、あいまい
 ちゃんとマークアップされてない
200

201. 設計や企画時の配慮も重要
わかりやすいテキストを設計しよう
 わかりやすいラベルは誰にとっても有用
 ナビゲーションやリンクやフォームの設計時に
少し気をつけるだけでグッと良くなる
方針を立ててみよう
 何のために、何を、どこまでやるのか?
 製作の前（発注前、提案時、受注後）に考えよう
201

202. どのプロセスにもポイントがある
実は「設計」が重要
 テキストが存在しなければマークアップできない
さらに「戦略」「要件」も重要
 最初から考えないと、あとで大変になる
202

203. Webに関わるどんな人にも
できることがある
Webに関わる全ての人に関係がある
203

204. 何かを付け足すのではなく
当たり前のことを
真っ当にやることが重要
実は特別なことではない
204

205. さあ、はじめよう!
205

206. デザイニングWebアクセシビリティ
206

207. ありがとうございました