【2017年4月時点】Oracle Essbase 概要

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Oracle Business Intelligence
〜Oracle Essbaseの活用〜
日本オラクル株式会社
2017年4月

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クラウドが支える次世代のIT活用基盤の姿
BIと組み合わせることにより、リアルタイムなデータもトラッキングが可能
3
DWH
営業予算担当者
販売系Sys
ボトムアップ
見込み, 予算入力
Essbase CS
メタデータ
Excel 直近の実績を確認
BICS
Smart View
Excel
Web
BI DashboardBI Mobile
Smart View
モバイルツールで
最新の予実を確認
使い慣れたExcelで
直近実績を確認しながら
見込み・予算入力、
損益シミュレーション
予実分析
営業担当者に
トップダウンで
予算・見込みを配分、
提出された予算・
見込み案のレビュー
営業マネージャ
Essbaseにある予算と
RDBにある実績を、
BIEEでシームレスに
予実分析
トップダウン
予算・見込み入力
予実分析
実績データ連携
営業担当者の数字をレビュー
データ鮮度
Data
Visualization
手元にあるExcelなどの
データと業務系システムの
データのマッシュアップ
して仮説検証

Oracle Essbase
Excel
多次元分析機能
①出荷計画、実績分析
②店舗別、SKU別 etc..分析
シミュレーション機能
①出荷計画シミュレーション
②ワースト、ベストシナリオ分析
変動要因の可視化
出荷実績
販売実績
入荷計画
施策へのフィードバック
多次元のデータモデルの特性を活かし、各要素(日別、店舗別、SKU別 etc..)別の計画、実績の
情報をEssbaseで集約、多角的な可視化による気付きと、シミュレーション機能を活用した予測分析
情報をフィードバックすることで、入荷計画、実績の精度向上を実現
Oracle Essbase ソリューション
24

Oracle Essbaseの特徴：多次元構造
5
Copyright Oracle Corporation Japan, 2010.
All rights reserved.
2月製品A 製品B 製品C
東京本社 82 XXX
札幌支店 49 XXX
名古屋支店 50 XXX
大阪支店 96 XXX XXX
187
67
23
237
96
50
109
31
15
31 49 20
66 82 43
433
194
88
100
191
製品Ａ
製品B
製品C
製品D
1月 2月 3月 4月
東京本社
札幌支店
名古屋支店
大阪支店
福岡支店
製品B 1月 2月 3月
東京本社 XXX
札幌支店 XXX XXX
名古屋支店 XXX
大阪支店 XXX XXX
多次元から二次元(Excel)へノンプラグラムで取得可能
Joinの必要なRDBに比べ応答性に優れる
多次元構造

Excelとの親和性の高さ
ブランクのExcelシートからスピーディに入力画面、レポートを作成可能
6
Smart View
計算の実行
データ書込み
(ライトバック)
データ分析
 Smart View(標準機能)を使うことで、Excelからノ
ンプログラミングでEssbaseデータベースにアクセス、
データの取得、書込(ライトバック)、計算の実行を行う
ことが可能
 画面はExcelそのまま。Excel関数を使用することも
Excel VBAで制御することも可能
⇒ データはデータベース(Essbase)で管理し、Excel
の良さとEssbaseとの親和性を活かしたUIによる画
面構築で、スピーディーに実装が可能
操作性・効率性
加工し易さ

多次元構造モデルの特徴①
多次元DBとは、データではなく情報として持つデータベース
7
ID 年月国製品科目値
1 201301 Thailand PC A Sales 100
2 201301 Swiss PC B Sales 200
… … … … … …
FY13Q1の
地域別SBU別の
限界利益は？
通常
のBI
集計/変換
処理
単位：百万円 FY13 Q1
日本アジア米州欧州事業計
B2B B2C Total B2B B2C Total B2B B2C Total B2B B2C Total B2B計 B2C計 G Total
売上高
材料費
製造変動費
製造固定費
売上原価計
%
売上品発送費
品質保証･ｻｰﾋﾞｽ費
特許権使用料
販売対策･手数料
販売促進費-変動
その他販売費-変動
販売変動費
限界利益
(%)
Essbase ビジネスユーザが見たい情報
＝多次元に集計・変換された情報
（並び順、親子構造含めて）
をDB内に保持
時間軸
(年-四半期-月) 地域軸
(地域-国)
SBU軸
(SBU-製品)
２次元を
多次元化
メタデータ
通訳を介して
DBと対話
ネイティブに
DBと対話
多次元構造

時間軸
科目
経営情報=多次元モデル
製品、時間、組織、地域、販売チャネル、顧客セグ
メント、勘定科目、KPI(指標)、通貨等のさまざまな
軸とその構成要素を直観的に組み合わせ、
経営モデルを表現
多次元構造モデルの特徴②
あらかじめ多次元イメージでモデリングを行う
8
多次元構造

ヒエラルキー(階層)構造でのデータ集計
会計の科目構造や計算式をDBモデルに組み込み視覚化
9
Actual Budget Variance % Actual Budget Variance % Actual Budget Variance %
Sales 100 120 83% 300 280 107% 400 400 100%
COGS 80 100 80% 240 240 100% 320 340 94%
Margin 20 20 100% 60 40 150% 80 60 133%
Audio TV Product
Excelの
表現
Essbase
の
計算定義
②Margin = Sales - COGS
①AudioとTVを積み上げて
Product（製品合計）にする
③実績÷予算で達成率を求める
（①,②の計算後に）
2
1
3
1
3
2
会計データとの親和性

トップダウンのデータ配賦
標準装備の関数による配賦処理が可能
10
 配賦基準（ドライバ）例
 売上比
 数量比
 仕事量割合（活動基準）
 従業員数
 電話使用度数（通信費）
 使用面積（減価償却）
 PC利用時間数
 PC・ヘルプデスク使用時間数
 発注依頼書件数（購買業務）
 会計伝票件数（経理業務）
中間層にエントリーされたデータ（共通費）を
ドライバ（売上比）に基づき、部門別に配賦可能
配賦前配賦後
部門共通費
C部門売上
例）
部門共通費を、配下部門の売上比で按分する
@Allocate(部門共通費,@LEVMBR(部門,0),売上,,share)
配賦計算を容易にするポイント:
・深さが不均一な階層であっても正しく配賦される
・最下層の項目でなくとも値を保持できる
A部門売上
B部門売上
共通費
共通費
共通費
会計データとの親和性

シミュレーションへの応用
データ入力(ライトバック)機能により予算編成、シミュレーションに多く活用されている
• データ参照・分析のみの一般的なBIツールの使い方だけでなく、ライトバック(データの書込)機能により予算編成や
フォーキャスト策定、為替などのWhat-ifシミュレーションに多く利用されている
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4月５月
日本 1 1
ベトナム 120 118
タイ 3.2 3.2
中国 120 114
為替レート表で予想値を入力
４月 5月
工程部材品目科目ベトナムタイ中国ベトナムタイ中国
0001 0001-01 材料費 4242 4555 3333
労務費 141 213 103
0001-02 材料費 4020 5118 4423
労務費 341 423 321
0001-03 材料費 4222 4332 4324
労務費 421 399 234
0001-04 材料費 2055 3022 4410
労務費 320 414 234
４月 5月
工程部材品目科目ベトナムタイ中国ベトナムタイ中国
0001 0001-01 材料費 4242 4555 3333 4555 4242 4555
労務費 141 213 103 213 141 213
0001-02 材料費 4020 5118 4423 5118 4020 5118
労務費 341 423 321 423 341 423
0001-03 材料費 4222 4332 4324 4332 4222 4332
労務費 421 399 234 399 421 399
0001-04 材料費 2055 3022 4410 3022 2055 3022
労務費 320 414 234 414 320 414
Essbase
5月のレート
予想値を代入して
原価シミュレー
ション
為替シミュレーションの例
シミュレーション用箱を用意
（任意の数で設定可能）
データ準備の柔軟性

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Essbaseシステムのクラウド環境への移行
システム構成案：Essbase Cloud and Oracle BI Cloud Services(BICS)
クラウド
移行
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本番 #1
Essbase CS
CPU: 2 OCPU
Mem: 15GB
本番 #3
Oracle BICS
CPU: 2 CPU
Mem: 15GB
オンプレミス環境
物理H/W:
4Sokect(8Core): Total 32core
本番
#1(VM)
Essbase
CPU: 4core
Mem: 6GB
検証・開発
#2（VM）
Essbase
CPU: 4core
Mem: 6GB
検証・開発 #2
Essbase CS
CPU: 1 OCPU
Mem: 7.5GB
クラウド環境
クラウド環境のシステム構成案について
１．現行のEssbase本番環境のCPU使用率を考慮し、クラウド上のEssbase本番環境は 2 OCPUを割り当て
２． 1 OCPU毎に7.5GBのメモリを割り当てる（Essbaseの本番環境は15GBメモリ）
３．将来、ユーザー数増やシステム統合によリ、リソースが必要になったときには、CPU/Memoryのリソースのスケールアップ可能
４．今後、ダッシュボードや定型・非定型分析のモバイル対応を想定し、Oracle BISCの環境(本番/開発・検証)を準備
Oracle BI
Oracle BICS
CPU: 1
OCPU
Mem:
7.5GB
検証・開発 #4
Oracle BICS
CPU: 1OCPU
Mem: 7.5GB
Oracle BI

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