このスライドは、サイボウズ・ラボの西尾泰和と竹迫良範が、 京都大学サマーデザインスクール 2014で行った「学び方のデザイン」の講義資料の一部です。 他のスライドは http://nhiro.org/kuds2014/ で見つけることができます。

1. 京大サマーデザインスクール2014
京大サマーデザイン
スクール2014
(c)2014 西尾泰和(サイボウズ・ラボ)
西尾泰和
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2. PDCAサイクルとU曲線の関係
PDCAサイクルと
U曲線の関係
2
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3. PDCAサイクルとU曲線の関係
PCDAサイクル
3
AdjustではなくActとすることがメジャーだがAdjustの方がわかりやすい
「デミング・シューハート・サイクル」とも
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4. PDCAサイクルとU曲線の関係
PCDAサイクル
計画は「このやり方でうまくいくはず」という仮説でもある
仮説実験
仮説の修正結果の考察
4
4

5. PDCAサイクルとU曲線の関係
PCDAサイクル
5
「うまくいくと思って行動したけど失敗した」が理解修正のチャンス
理解
理解に基づく
行動
理解の修正結果の考察
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6. PDCAサイクルとU曲線の関係
PCDAサイクル
新しいことをやる場合
どこから始まる？
6
6

7. PDCAサイクルとU曲線の関係
PCDAサイクル
PDCAどこから始まる
• Adjust: Checkに基づきPlanを修正
• Check: Planで期待した結果と実際のDoの
結果を比較
• Do: Planを実行
• Plan: これが唯一最初に実行できる
Planを雑に作って「まずはやってみる(Do)」もOK
7
7

8. PDCAサイクルとU曲線の関係
PCDAサイクル
どうやって始める？
• どうやって最初の計画をたてるのか
• どうやって最初の仮説をたてるのか
• どうやって最初の理解をするのか
PCDAサイクルは
この疑問に答えてくれない
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8

9. U曲線
PDCAサイクルとU曲線の関係
U曲線
C・オットー・シャーマー「U理論」
状態
行動
9
9

10. Downloading
物事を「過去のパターンと同じだ」
という先入観を持って見ている状態
↓
判断を保留する
↓
Seeing
PDCAサイクルとU曲線の関係
U曲線
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10

11. Seeing
物事を自分の視点から見ている状態
↓
相手や第三者など自分以外の
視点での見え方を意識する
↓
Sensing
PDCAサイクルとU曲線の関係
U曲線
11
11

12. Sensing
PDCAサイクルとU曲線の関係
U曲線
システム全体を見ている状態
↓
手放す
↓
Presencing
Sensingの時点では「過去に起きたこと」しか見ていない
12
12

13. PDCAサイクルとU曲線の関係
U曲線
Presencing
自分次第で現実になる
未来の可能性を見ている状態
↓
迎え入れる
↓
Crystalizing
自分がシステムに影響を与え、変化を起こすことができる、という発想
13
13

14. PDCAサイクルとU曲線の関係
U曲線
Crystalizing
新たなアイデアが創造された状態
↓
具現化
↓
Prototyping
14
14

15. PDCAサイクルとU曲線の関係
U曲線
Prototyping
試作品が創造された状態
↓
既存のシステムと結合
↓
Performing
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試作品：物理的なものに限らず「新しい人事制度を実験的導入」なども含む
既存のシステムの一部として「埋め込む」(embody): 「実体化」とも訳される
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16. PDCAサイクルとU曲線の関係
U曲線
Performing
新たな実践が創造された状態
16
16

17. PDCAサイクルとU曲線の関係
U曲線とPDCAサイクルの関係
PCDAサイクルと
U曲線の関係
17
17

18. PDCAサイクルとU曲線の関係
U曲線とPDCAサイクルの関係
Crystalizing
新たな思考が創造された状態
要するに「思いついた」状態
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18

19. PDCAサイクルとU曲線の関係
U曲線とPDCAサイクルの関係
スタート
思いついた
言ってみる
次はこう言おう
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どこが悪い？ 伝わらなかった…
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20. PDCAサイクルとU曲線の関係
U曲線とPDCAサイクルの関係
Crystalizing
思いついたあとは
PDCAサイクルで
アイデアを改善していく
20
20

21. PDCAサイクルとU曲線の関係
U曲線とPDCAサイクルの関係
アイデアの改善
↓
考えているだけではわからない
↓
試作品を作る計画
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21

22. スタート
PDCAサイクルとU曲線の関係
U曲線とPDCAサイクルの関係
プロトタイプ
作成計画
作ってみる
次はこうやろう
なぜ動かない？ 期待通りに動くか？
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22

23. PDCAサイクルとU曲線の関係
U曲線とPDCAサイクルの関係
Prototyping
Crystalizingによって
最初のPlanが作られ
PDCAサイクルで改善していく
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23

24. PDCAサイクルとU曲線の関係
U曲線とPDCAサイクルの関係
Performing
試作品が上手く動いたら
既存のシステムと結合(Do)して
PDCAサイクルを回す
24
24

25. PDCAサイクルとU曲線の関係
U曲線とPDCAサイクルの関係
U曲線の後半はPDCA
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25

26. PDCAサイクルとU曲線の関係
PDCAサイクルとU曲線の関係
Performingで成果が出ると、
そのやり方が普遍的に正しいと信じがち
既存のPDCAサイクルを疑わない状態→Downloading
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27. PDCAサイクルとU曲線の関係
PDCAサイクルとU曲線の関係
『ダブルループ学習』
シングルループ
ダブルループ
Downloadingに陥っていないか見直す必要がある
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28. PDCAサイクルとU曲線の関係
PDCAサイクルとU曲線の関係
最初の問
新しいことをやる場合
どこから始まる？
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29. 答え
PDCAサイクルとU曲線の関係
PDCAサイクルとU曲線の関係
U曲線の前半4ステップ
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30. 京大サマーデザインスクール2014
参考文献
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C・オットー・シャーマー(2010) “U理論――過去や偏
見にとらわれず、本当に必要な「変化」を生み出す技
術” 英知出版
中土井僚(2014) “人と組織の問題を劇的に解決するU理
論入門”
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31.
このスライドについて
このスライドは、サイボウズ・ラボの西尾泰和
と竹迫良範が、 京都大学サマーデザインスクー
ル 2014で行った「学び方のデザイン」の講義資
料の一部です。
他のスライドは http://nhiro.org/kuds2014/ で見つ
けることができます。
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