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Hinweis der Redaktion
- 一言で表現するなら緑と青と地元の人たちがキラキラしている場所。
- 私がこの事実を目の当たりにしたのは旧保育園の掃除をしに行ったときだった。
新しい保育園に移ってまだ2年しか経っていない。ほこりはたまっているがまだまだ使えるくらいきれいだった。
ここに通っていた、今は小学五年生の子どもたちも一緒に掃除をした。
彼女たちは掃除をしながら、この旧鰐淵保育所での思い出をたくさん話してくれた。「ここには何があって、誰がこれをして、、、、」「ここではこれだったよね~」
ほんの数年前まで彼女たちはここで生活をして、育った。今はもう誰も使っていないこの保育所で。
私は一つの大きな疑問をぬぐいきれなかった。「なんでこんなにきれいやのに、新しい所に移る必要があったんやろう?」
掃除もほぼ終わり、のんびりと各自が手を動かしているなか少し離れた教室で掃除していた私は旧鰐淵保育所、現鰐淵保育所で園長さんをされている方にこの質問をした。
理由はふたつ
一つ目は駐車場がないから送迎に不便だということ
二つ目は町から少し遠いため入所希望者が減っていたということ。
子どもの絶対数が減っているうえに離れているという理由で入所希望が減り、運営を続けていくことに陰りがみえていたのだ。
「じゃあ、なんでこの建物を残しておいて、掃除をするのだろうか」
園長先生の思いは、また誰かにここを使ってほしいからだった。
「ここの場所は本当に良くてね、海がこんなに近くにあって、大きな桜の木が7本も植わっていて、ここには遊具があって、高台になっているからお天気が変わるのがすーっと見えるんですよね。」
それを聞いたときに私はどうしようもない気持ちになった。ここには子どもたちや先生方、大人みんなの記憶が残っている。
そして現実は、あとちょっとで買い手が決まらないとこの建物はつぶして更地にしないといけない、という事実が待っている。それが彼女にはたまらなくつらいものだと感じられた。
少子高齢化はただ子どもの数が減り、お年寄りが増えるという簡単な現象ではない。
それによって胸を痛めている人たちがいる、自分の人生と少子高齢化をこんなにも密接に感じざるをえない人たちがここにいる
彼女たちにとって少子高齢化はニュースのなかの遠い話ではなく、自分たちの問題なのだ。押し寄せてくる波のように。
- 昨年までの活動実績
- ◆寺子屋
寺子屋を開催したことによって、子ども達に海外の文化や習慣をより身近に感じ、何らかの興味を持ってもらうことが出来た。反対に日本や平田の文化についても見つめ直す良い機会になった。またこれから将来を考える上でも勉学に励むうえでも、実際に外国人と交流する経験はとても大きな意味があったと思う。
◆寺院の清掃(地元の文化に触れる)
地元の方々が誇りをもってされている活動や場所でともにワークをしたり、その文化を教えていただくことでキャンパーの地元住民に対する理解やキャンプサイトの理解を深められたと思う。寺子屋では子どもメインのワークになるが、寺院の清掃などその地域特有の文化を交えて大人の皆さんともかかわることができるのは、地域活性という目的を幅広い年齢層からアプローチすることにつながっていると思う。
◆交流会
老若男女が一同に集まることでコミュニティの力が増し、よりその地域の魅力をキャンパーはもちろん地元住民も体感することができたと思う。特に地元の若者にとっていい刺激になったようで、キャンパーに会うために唐川館まで来たり、子どもたちや大人の方々が遊びに来てくださる光景は、この国際ワークキャンプが少なくとも影響力をもっていると感じさせる。
- 対象:子どもたち
国際交流、異文化交流を通して
平田・唐川でもおもしろいことができるんだよというメッセージ
海外の人や文化に触れる機会が多くない子どもたちにとってひとつのきっかけになれば
異文化交流を通して、自分たちの生まれ育った場所を好きになってもらう
唐川に思い出があることでまた帰ってきたいと思ってほしいという思い
- 絵手紙体験
鰐淵寺清掃
ひしゃく作り
座禅体験
柿渋作り
保育園訪問
茶畑清掃など
- もっと多くの地域の方とかかわりたい。広く深く…(ただの欲張り)