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中国の動向
◼ 中国のEV輸出が2倍以上に増加 - 主に欧州向け
➢過去12カ月のうち11カ月間、国内販売が減少していた中国では、自動車各社が海外での販売を強化し、
今年1~5カ月間だけで2020年全体を上回る輸出を記録。
➢最大の市場は欧州で、5月の出荷台数の約半分とEV輸出の約4分の3を占め、残りの多くはアジアに輸出
されている。
✓ 2021年にはEVの世界輸出のほぼ60%を中国が占め、2022年もその傾向は続くが、Teslaが欧州に新たに工
場を建設することで中国からの輸出が鈍化する可能性がある。
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21. 20
Teslaの動向
◼ 中国工場で生産量拡大へ
➢上海工場で生産量を増やすため、8月上旬までのさまざまな時点で生産能力を一部停止して生産ライン
をアップグレードする。
✓ アップグレード作業は8月7日ごろまでに完了する見込み
✓ その後、Model Y SUVの生産台数はCOVID流行前の約週11,000台から週14,000台に、Model 3セダンの
生産台数は以前の週5,500台から週7,700台に増加する予定。
✓ これにより、Teslaは中国で年間100万台以上のEVを製造できるようになる。
◼ Elon Musk氏、Teslaの新工場は数千億円を溶かす「”金”鉱炉」と語った
➢ギガファクトリー・テキサスでの生産を4月にはじめ、現在週あたり少なくとも2,000台まで引き上げ、
Standard Rangeに加え、Model Y Long Rangeの生産も開始。
✓ 新しいバッテリーセル「4680」と構造用バッテリーパックがボトルネック。
▪ 4月の株主向け書簡で、自動車の高い需要に対応するため、旧型の2170セルを搭載したModel Y SUVもオース
ティンで生産すると述べたが、そのために必要な工具が中国で滞ってしまった
➢ギガファクトリー・ベルリンでModel Yの納品を一部中断
✓ 購入者にギガファクトリー・ベルリンで製造された一部のModel Yにモーターの問題があると伝えられている。
▪ これら工場で大量生産するためには、そもそもこの工場を建設するのにかかった以上の労力が必要になるだろう
50, 62, 74, 80
24. 23
Teslaの動向
◼ 6,000ドルの強化型オートパイロットを再定義して販売 – 逆にFull Self-
drivingパッケージを機能削減
➢Enhanced Autopilotオプションを$6,000で完全に復活させ、Autopilotの「Autosteer」と「Traffic-Aware
Cruise Control」を標準搭載にした。
✓ Navigate on Autopilot
✓ 自動車線変更
✓ 自動駐車
✓ 召喚、スマート召喚
35, 73
➢「Full Self-driving Package」(FSD)は、
それ以外の機能を持ち、価格は
$12,000のまま。
✓ ベーシックオートパイロットとエンハン
ストオートパイロットのすべての機能
✓ 信号・一時停止制御
◼ Teslaの車両が道路の穴や悪路をスキャンして回避するようになった
➢Teslaの車両が穴の空いた道路のような悪路をスキャンし、Tesla Adaptive Suspensionを調整することで
車両へのダメージを回避できるようにした。
✓ Tesla車両が生成する悪路マップデータをダウンロードし、「悪路区間」ではサスペンションを適応させる。
28. ◼ EVの価格をラインアップ全体で大幅値上げ (6月15日)
➢2021年の1年間、ほぼ毎月のように値上げを続けてきたTeslaは、2022年初頭、EV全体の急激な値
上げを鈍化させた。
➢最後の大幅な値上げは2022年3月で、その後4月に長距離車種について小規模な値上げが行われ
た。しかし今、Teslaは再び値上げに踏み切っている。
✓ Model 3
▪ Model 3Long Rangeだけが、$54,490から$57,990へと、$2,500の値上げ。
✓ Model Y
▪ Model Y Long Rangeは$62,990から$65,990へ、 $3,000の値上げ。
▪ Model Yパフォーマンスは$67,990から$69,990へ、$2,000の値上げ。
✓ Model S
▪ Model Sも大幅に値上げされたが、ほんの数ヶ月前にも$5000の大幅値上げをしている。
▪ Model SデュアルモーターAWD Long Rangeは、本日の値上げで$99,990から$104,990へ、$5,000の値上げ。
▪ フラッグシップ電気セダンのPlaidバージョンは、$135,990で価格は据え置きだった。
✓ Model X
▪ Model Sと同様に、Model Xも今年初めに大幅な値上げを行い、今回も再び値上げした。
▪ Model Xデュアルモーター全輪駆動Long Rangeは、$114,990から本日の値上げで$120,990になり、$6,000
の大幅値上げになった。
▪ Model Sと同様に、Model X Plaidは今のところ$138,990で据え置かれた。
27
Teslaの動向
96
31. ◼ Tesla Model S Plaid、初めて最高速度200mphを更新
➢Teslaのソフトウェアロック機能を解除するためのモジュールを販売することで知られるケベック州の企
業Ingenextが、Model S Plaidのソフトウェア制限を回避して最高速度を達成することに成功。
✓ Tesla Model S Plaidで、約2kmで最高速度に達した後、約1.8kmで減速/停止する為に、高性能ブレーキ
が必要と判明し、MountainPass Performanceの大型ブレーキとMichelin Pilot Supersportsの高性能タイ
ヤを装着している以外は、基本的にノーマル設定。
✓ Teslaが約束している200mphの最高速度を実現するのを阻んでいる理由は、明らかではない。Teslaが現
在$20,000でカーボンセラミックキットにアップグレードすることを提案しているブレーキのせいかもしれな
いし、3つのモーターやバッテリーパックに対する不安かもしれない。
30
Teslaの動向
44
37. 36
BMWの動向
◼ BMWもAndroid Automotiveを採用
➢BMWは、2023年3月から一部の車種でAndroid Automotiveを使用してBMW Operating System 8イン
フォテインメント・ソフトウェアを開発する予定。
✓ BMWは、「具体的なソリューションの内容に応じて、自社開発、オープンソース、商用ソフトウェア製品など、あ
らゆる世界の最良の側面を統合する」
✓ Android Automotive は、自動車のインフォテインメントやメーター・クラスターに組み込むことができる完全な
車両向けOSであり、Phone to dash接続システムであるAndroid Autoとは異なる。
✓ 新OSは、無線によるソフトウェア更新機能も備えている。
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▪ BMWのオーナーの大半がiPhoneユーザーで
あることが判明したため、BMWはAndroid
Automotiveの採用が遅れた
▪ Android Automotiveは、Polestar、Volvoの
一部モデル、GMC Hummer EV、Honda、
FordとLincolnの一部車両に採用されている。
39. 38
GMの動向
◼ GM、Chevy Silverado EVを試験場で公開、今後路上テストを実施
➢GMは、ミシガン州にあるGMの試験場において、2022年1月のCESで発表したChevy Silverado EVのエン
ジニアリングバージョンのテスト映像を公開した。
✓ 2023年秋に出荷される予定。
▪ Chevroletとして最初のBEVとなり、Rivian R1TやFord F-150 Lightningといった米国のBEVピックアップトラックと競
争する役割が期待されている。
▪ Chevyに忠実な顧客でBEVを検討している人々にとって、Silverado EVを購入する余地はまだ十分残されている
✓ 今後デトロイトを含むさまざまな環境でSilverado EVをテストする予定。
43
40. 39
GMの動向
◼ GMはHummer EVを1日に約12台しか製造していないと報告
➢GMが最初のHummer EVを納入し始めてから数ヶ月が経過したが、同社は1日に約12台のBEVトラッ
クしか生産していない。
✓ GMのHummer EV待ちリストに登録した人は約77,500人。
✓ GMは、オハイオ州にある同社のバッテリー工場が稼働するため、今年後半に生産率が「劇的に上がる」
予定だと述べている。
➢ここ数年、自動車の生産は特に難しく、チップ不足による遅延や生産停止、さらには機能が欠落し
た車が工場から出荷されるなど、誰もが経験している。
45
✓ Hummerのバッテリーと異なるが、LGはChevy Bolt
のリコールで、何万個もの新しいバッテリーパックを
生産し、その代金を支払った。
✓ GMは、Silverado EV、2つのSUV、全く新しいブラン
ドのEVを含む、Hummerと同じバッテリーを利用する
巨大な新製品群を発表している。
➢Fordは1日に約150台のF-150 Lightningを製造して
いる、Rivianの第1四半期の生産数は、1日に30~40
台のEVを作っている。
41. 40
GMの動向
◼ Cadillac Lyriq ファーストドライブ
➢Lyriqは外観が素晴らしい。良くも悪くもCadillac。
✓ フワフワした乗り心地は、さすがCadillac。後席はさらにスムーズで、大人が超快適に過ごせる巨大な空
間が広がっている。中国市場を意識して、後部座席を本当にあるべき場所にした。
✓ $60,000強の価格で、これは驚異的
▪ 2023はすでにすべて売約済みで、2024の予約もすぐに埋まりそう
➢Super Cruiseはまだ機能しておらず、今後数ヶ月のうちにソフトウェアアップデートで配信される予定。
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48. 47
XPengの動向
◼ City Navigation Guided Pilotの動画を公開
➢7月1日、同社は2022年6月に15,295台のEVを納入し、前年同期比133%増となったと発表
✓ 今年上半期に68,983台のEVを納入し、前年同期比124%増となり、「中国の新興自動車ブランドの中で」4四
半期連続で納入台数1位の座を確保したという。
➢XPeng P5が広州のXPeng本社から市街地まで自動運転し、ADAS機能を実証するワンテイク映像を公開
✓ もし、量産に至れば、City NGPはTesla FSDベータ版への正当な挑戦となる可能性がある。
✓ 航続距離、追従走行、ナビゲートと車線変更、追い越しと車線変更、道路への進入と退出、停止している車両
や物体の迂回など、適切な速度を保ちながら、さまざまなADAS機能を自律的に実行している。
✓ LiDARユニット2台、ミリ波レーダー5台、13台のビジョンカメラが装着されている。
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50. 49
NIOの動向
◼ 930Kmの航続距離とV2L機能を備えたSUV「ES7」をついに発表
100
➢第2世代高効率e-driveプラットフォームとSiCパワーモジュール採用
✓ 0-100km/h加速:3.9秒
✓ 100→0km/hブレーキ33.9m以内
✓ ES7全車にエアサスペンションを標準装備
✓ Cd値0.263
✓ 75 kWhスタンダードレンジバッテリーで航続距離485 km
✓ 150 kWhウルトラロングレンジバッテリーで930 km
➢NVIDIA Orin X x 4で1,016 TOPS
✓ ;33 Sensors: LiDAR (Res. 300、500m)x 1、8MP Camera x 7、
3MP Camera x 4、Radar x 5、Ultrasonic x 12、ADMS x 1、
GPS+IMU x 2、V2X x 1
✓ Qualcomm 8155 Digital Cockpit Platform、Connectivity: 5G、
V2X、Bluetooth 5.2、WiFi 6、UWB、NFC。
➢最新のNIO Autonomous Driving (NAD)を搭載
✓ 高速道路、駐車場、バッテリー交換などのシーンで、ポイント・ツー・
ポイントの安全な自動走行を段階的に実現する
➢標準75kWhバッテリー: 468,000人民元($69,700)、ウルトラロン
グ100kWhバッテリー: 526,000人民元($78,350)
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Human Horizonsの動向
◼ ロボット型タッチスクリーンと自動特攻ドアを備えた量産型HiPhi Z GTを発表
➢Human Horizonsは、上海に拠点を置く中国のスタートアップで、自動運転技術の開発とHiPhiブランドでの
EVの製造を行っている。
✓ ボディに4066個のLEDが組み込まれており、メッセージを表示するなど、乗員やドライバー、周囲の世界とインタ
ラクションを行うことができる
✓ 10cmレベルの位置決めが可能な超広帯域無線通信技術(UWB)を搭載し、人や鍵、他の車両を自動的に検出
✓ アクティブエアグリルシャッター(AGS)がリアスポイラーやウイングと連動し、車両の空気抵抗を自動的に調整し、
揚力を低減することで総合性能を向上させている
✓ 新型Rivian R1Sにも搭載された23スピーカーのMeridianオーディオシステム搭載
▪ シングルモーターFR:最高出力300ps、最大トルク410Nm
▪ デュアルモーターAWD - 600馬力と820Nmのトルク。
▪ 0-100km(0-62mph)加速3.8秒
23
➢NVIDIA Orin XチップとQNX NeutrinoリアルタイムOSを
採用し、34個のセンサーと、周囲の環境を常にスキャン
するLiDARを制御して、運転や駐車のアシストを行う。
✓ コンピューティング、パーセプション、コミュニケーション、
ブレーキ、ステアリング、パワーサプライの6つの主要
システムは二重化されている。
➢技術満載で、希望小売価格は$90,000以下から
52. Hyundaiの動向
◼ Ioniq 6 EVを初公開、市場シェアは急上昇
➢Hyundaiは次期BEVセダン「Ioniq 6」の外観を公開
✓ HyundaiのEVの市場シェアは欧州と米国で静かに急上昇しており、Elon Musk氏も注目している。
➢Ioniq 6の流線型のデザインから空気抵抗係数はわずか0.21と市場で最も低いものの1つ。
✓ 今のところ、Ioniq 6の技術仕様よりもデザインを見せることに重点を置いている
➢来月から生産が開始され、2023年のモデルイヤーに米国で販売される予定。
52
51
55. 54
トヨタの動向
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◼ Lexus RZ450eのステアバイワイヤーのヨークをチェック
➢Teslaは、最新のModel SとModel X でヨークステアリングをオプションで採用したが、トヨタはこの機能を、
Teslaが採用したような従来のコラムではなく、ステアバイワイヤシステムに接続することで、いくつかの問題
点を解決した。
✓ Teslaのドライバーがヨークステアリングを使用中に、特に低速で問題を起こしたことを受け、Elon Musk 氏は、
Teslaがプログレッシブステアリングに取り組んでいることを認めたが、導入はまだ何年も先の話になると述べた
▪ RZ 450eの最初のデジタルパンフレットには、ヨークステアリングやステアバイワイヤシステムについての記述はなかった
が、その後、ヨークがオプションとして用意されることがわかった
➢Lexusによると、RZ 450eは2022年の11月下旬に発売される予定。
56. 55
トヨタの動向
◼ BZ4X EV SUVのレビュー: 最高に評価しても凡庸
➢VW ID4、Hyundai Ioniq5、Chevy Bolt EUVといった他のBEVと比較すると、驚くほど精彩を欠く。
➢当初、トヨタはRAV4サイズのBEVは航続距離が約480kmになると宣言していた。
✓ しかし、bZ4Xが米国に到着したとき、前輪駆動バージョンのEPA推定航続距離は400kmにとどまった
➢航続距離が短く、充電速度が遅く、デザインも刺激的でなく、音声システムも使えない。
✓ $50,000近い価格の価値はないと結論づけざるを得ない。(一時期、価格を$42,000からとしていた)
➢トヨタがBEVに全面的に乗り出すことに消極的なのは、ビジネス的に理にかなっているかもしれない。
✓ 昨年、ICEのCamryを30万台以上販売したが、現時点でトヨタがリチウムイオン電池技術でそのペースで出荷する
ことは不可能。
70, 77
➢他EVのワンペダルモードとは異なり、完全に停止させるために実際にブ
レーキを使うように設計した
✓ 「ICE車からEVに乗り換える消費者に、より親しみを感じてもらうために、
あえてそのようにした」
➢BEV「bZ4X」は走行距離の短い段階で、ホイールのハブボルトが緩み、ホ
イールが車両から外れる可能性があるとして、これまでに生産したほぼ全
量(大半は未発送)にあたる2700台のリコールを発令。
✓ 対象:欧州向け2,200台、米国260台、日本110台、カナダ20台
✓ 多くはまだ顧客に引き渡されていないことを明らかにした。
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Apteraの動向
◼ 主力製品SEVの連続生産に向け、新たに2つの供給契約を発表
➢先週発表された$40Mの追加資金調達に続き、構造用バッテリーパックに、同社の21700 NMC (811)
円筒型セルを利用する供給契約をEVE Energyと締結した。
64, 86
✓ 2022年5月の時点で、Aptera SEVの予約者数は
22,000人を超えており、初期生産が近づくにつれ、その
数は増え続けている。
✓ 6月上旬に発表した$40Mの追加資金調達に続き、今年
後半の生産開始に向けて順調に進んでいる。
◼ ソーラーEVにTeslaの充電コネクタを採用したい
➢Teslaの充電コネクタは、TeslaがEVを作り始めた頃に支配
的な充電規格がなかったため、Teslaが独自に開発した。
✓ Apteraは、現在Teslaの充電コネクタを利用しているが、
今後発売するソーラーEVにもTeslaの充電コネクタを利用
したいとしており、米国のEV市場全体が同じようにすべき
と考えている。
✓ Teslaのコネクタは同じコネクタですべての充電レベルに対
応しており、CCS等よりはるかに操作しやすいと主張。
63. ◼ カンザス州に電池工場を建設し、Teslaに4680セルの新型電池を供給
➢Laura Kellyカンザス州知事(D-KS)が正式に発表。
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バッテリーの動向 (パナソニック)
8, 9
➢カンザス州の工場は、ギガファクトリー・テキサス工場にセルを供
給するのに適した立地であり、この工場では、Model Yに加えて、
CybertruckとSemiを製造し、フル稼働で年間数100GWhのバッ
テリーセルが必要になると予想される。
✓ パナソニックが新工場で生産する予定の電池は、Teslaが次世
代EV用に設計した新しい4680型である。
✓ パナソニックは生産能力を報告していないが、数$Bと評価され
る投資規模(日経の報告)からすると、それは数十GWhレベル。
◼ パナソニックは、10年以内にバッテリーセルのエネルギー密度を20%向上さ
せることを視野に入れていると明らかにした
➢エネルギー密度が20%向上すれば、パナソニックがTesla向けに現在生産しているセルは、現在の
750Wh/lから約900Wh/lに上昇する。
✓ Teslaは、2000年代初頭、当時主にノートパソコンの電源として使われていたリチウムイオン円筒型電池セルを
EVの電源に使うというアイデアを、世界中のあらゆる電池メーカーに持ちかけた。
▪ しかし、パナソニックを除いてすべて断られた。パナソニックはTeslaとの長い関係を築き、この小さな電池メーカーをEV
の分野へと押し上げ、自動車業界のトップサプライヤーへと成長させた。
64. ◼ Tesla 4680用新型電池のパイロット生産ラインを建設中
➢Teslaに4680バッテリーセル形式を供給するための数量契約を確保しようとする3番目のメーカーになる。
✓ Teslaに供給する電池をテストするために、韓国の天安工場でパイロットラインを準備しており、年内に技術を
検証する。 (TheElec)
✓ BMW向けにも、同様だが少し短いバッテリーセルの生産テストも計画している。 (TheElec)
✓ Samsungのスケジュールは明確ではないが、韓国で試験生産が確立された後、マレーシアのセレンバンにある
年間生産能力8~12GWhの工場で新セルの生産を開始する。 (TheElec)
✓ Samsungは、電池セル生産のために、Teslaと同様の製造設備をHanwhaとKoemに発注している。 (TheElec)
➢パナソニックは、Teslaへの電池供給が最も進んでおり、来年には量産が開始される予定とされている。LG
Energyも、Teslaの4680バッテリーセルの生産に$450M投資している。
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バッテリーの動向 (Samsung SDI)
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バッテリーの動向 (リサイクル)
◼ VWグループ、米国でのバッテリーリサイクルでRedwood Materialsを採用
➢米国でVWGは、ID.Buzzのような新型EVモデルや、ID.Aeroセダン・コンセプトの生産バージョンをサポートす
るために生産体制を強化している。
✓ VWは現在の拠点であるチャタヌーガの近くに米国で2番目の生産施設を検討しており、米国での生産能力を
年間60万台まで拡大することを計画している。
10, 84
▪ チャタヌーガにあるVWバッテリー技術研究所(BEL)からの試作バッ
テリーを迅速かつ実用化するためにも協力する
✓ バッテリーリサイクルは、VWおよびAudiの1,000以上のディーラー
ネットワークによって実施され、Redwood Materialsは、使用済み
バッテリーとその素材を特定し、安全に梱包してネバダ州自社リサ
イクル施設に輸送。
➢現在、Redwood Materialsでは、年間6GWh以上のリチウムイオン電池(EV用電池6万台分)のリサイクルを
行っている
✓ VWGは、日産やFordなど、Redwood Materialsを利用する米国EV生産メーカーに加わる
◼ トヨタも、米国でのバッテリーリサイクルでRedwood Materialsを開始
➢トヨタも、初期世代のトヨタ「Prius」からバッテリーをテスト・回収・再利用することを試みるため、Redwood
Materialsと提携する。
✓ 両社は当初、大半の業務を米ネバダ州のRedwood施設で行う。Redwoodは、ノースカロライナ州で建設される
トヨタ初の米バッテリー工場に近くに、いわゆるバッテリー材料キャンパスを新設する計画。
69. 68
バッテリーの動向 (VW)
◼ 新電池工場に着工、「PowerCo」スピンオフに200億ユーロ投資
➢VWは、2030年までのバッテリー生産に€20Bを投じ、新たにバッテリー生産のスピンオフ会社 “PowerCo”
を設立する。
✓ 欧州の6つの工場建設のうちの最初の工場となるドイツ ザルツギッターのバッテリー工場の起工式で発表。
✓ PowerCoは最終的に年間€20Bの収益を生み出し、欧州全域で最大2万人を雇用すると見込んでいる。
▪ ザルツギッターにある最初の工場では、最大5,000人を雇用し、2025年にセルの生産を開始する予定
▪ ザルツギッターの後、スペインのバレンシアにも工場を計画しており、北米での工場の可能性も含め、残りの工場につ
いても立地を検討中
✓ 各工場が年間40GWh (BEV 50万台相当)の生産能力に達し、合計240GWhを生産する予定。
21
▪ 電池コストを現在より約50%下げ、
$100/kWhを「大幅に下回る」水準にする計画
▪ 100%再生可能な電力で稼働する。
▪ 各工場は、将来のクローズドループリサイクルシ
ステムを工場内に設置し、使用済みのバッテ
リーパックから最大90%の原材料を回収できる
ように設計される。
70. 69
バッテリーの動向 (リチウム)
◼ 持続可能なリチウム採掘とは何か
➢Snow Lake Lithiumの鉱山は、マニトバ州スノーレイクにあり、世界初全電気式リチウム鉱山を開発中。
✓ EV化に必要な原材料の不足で、北米の自動車産業は存亡の危機に直面している。
✓ 北米のリチウム鉱山は、ネバダ州クレイトンバレーにあるシルバーピーク鉱山のみで、EVの需要増加により、リチ
ウムの採掘プロセスが主流となったのはごく最近。
▪ 北米のバッテリーやEVの製造拠点に直接、効率的にアクセスできる主要鉄道に近接しているため、サプライチェーンの
排出やタイミングの問題が少なく、「北米のEVおよびバッテリー市場に重要な資源を供給するのに最適な位置にある」
✓ リチウムの持続可能な採掘は、バッテリーの精製プロセスを実際の供給源に近づけ、生産された鉱物を自動車
等製造施設に移動させる輸送プロセスとグローバルな物流過程のCO2排出を最小限に抑えることが必要。
33
74. 73
水素燃料電池の動向
◼ Volvoの商用トラックグループが水素燃料電池セミをテスト中
➢VolvoとDaimler Truck Automotiveグループの合弁会社であるCellCentric製の燃料電池を搭載したこのト
ラックは、航続距離1000キロ(約621マイル)、15分以内に燃料補給が可能。(Volvo)
✓ 水素燃料電池車にとってハードルとなるのは、燃料補給ステーションの少なさだ。
✓ 現在、米国で稼働している水素ステーションは60カ所未満で、しかもそのすべてがカリフォルニア州にある。
➢水素燃料電池は長距離輸送に適しており、バッテリー充電のインフラが限られている国でも使える (Volvo)
✓ Volvo Truckは2018年にBEVトラックの製造を開始したが、米国ではまだ広く就航していない。
✓ 今度は水素燃料電池トラックで、Volvo Truckは今後2、3年でクリーンな水素の供給が伸びると予想している。
➢GMもNavistarと共同で500マイル以上走行するセミを開発している。
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78. 77
充電インフラ
◼ VWとSiemens、EV充電インフラを加速するため、Electrify Americaに4.5億ド
ルを投資
➢Electrify Americaは、ディーゼルゲート・スキャンダルの補償のためにVWが米国政府と交わした$2Bの取引
の一環として設立された会社。
➢北米最大のオープンな超高速EV充電ネットワークであるElectrify Americaは、$450Mの株式投資で評価
額が$2.45Bに達した。
✓ 2026年までにElectrify Americaの充電インフラを2倍以上の1,800カ所、超高速充電器10,000基を整備す
ることを目指す。
➢このラウンドでSiemensが "3桁台前半"で非公開の金額を出資したことで、初めて外部資金を取り入れた
ことになる。
✓ Siemensは、Electrify Americaにとって重要な戦略的技術および電動化パートナー。
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81. 80
充電インフラ
◼ 駐車スペースを確保し、EVを充電してくれる自律型ロボット「ZiGGY」を発表
➢充電技術を提供するEV Safe Chargeは、EVをどこに停めても充電できる移動型ロボットZiGGYを発表した。
✓ EV Safe Chargeは現在、モバイル充電を中心としたエンドツーエンドの充電ソリューションを提供している。
▪ 同社は、JaguarのEV「I-PACE」の発売に合わせてモバイル・レンタル充電ソリューションを開発し、Audi、Mercedes-
Benz、日産、Porsche、Stellantisなど他のOEM企業とも連携している
✓ ZiGGYは、さまざまなエネルギー源から充電することができ、また呼び出し機能を備えているため、EV充電用の
特定の駐車場を設置する必要がなくなる。
▪ 2023年にサービス開始予定で、現在はシードラウンドで追加資本を募っている
▪ 事前に呼び出しておけば、ロボットが駐車スペースに到着して待機し、駐車後に充電プラグを挿入する
▪ EV充電後、ZiGGYは拠点に戻り、グリッド、バッテリーストレージ、ソーラーエネルギー等から充電可能
▪ ZiGGYには2つの大型スクリーンが搭載され、キオスクやインタラクティブな広告として利用でき、駐車場運営会社に
とっては新たな収益源となる
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82. 81
自動運転の動向 (米国)
◼ Cruise、6月22日、サンフランシスコで無人ロボタクシーを有償化
➢22日夜からサービスの課金を開始。Waymoは2月に許可を得たが、まだ運賃の徴収は開始していない。
✓ Cruiseのプログラムはまだ限定的で、現在サンフランシスコ市北西部の約20平方マイル以下のエリア(サン
フランシスコの約3分の1)に制限され、夜10時から朝6時までの間のみ、 30台の車で運行されている。
◼ Cruise、衝突事故と交通渋滞の後、精査される
➢6月3日、同乗者を乗せたCruiseが、左折時に停止してしまい、時速25マイルのところを時速40マイルで
走行していたPriusにぶつけられた。
✓ Cruiseが停止した理由については報告されていない。両車の乗員は軽傷を負った。
6, 40, 75
➢6月28日、走行中のCruiseが異常事態にどう対処し
たらよいかわからないときに判断を助ける「遠隔支援
スタッフ」との間に、断続的に通信接続の問題があり、
デポに呼び戻したところ、10〜12台の無人車両が同
じルートを戻り、同じ交差点に行き着き、その場でも接
続障害が発生し、全車両が停止、1時間以上動かず、
渋滞が発生した。
✓ 車両回収のため更に2時間かかった。
✓ 6月28日の様な「車両回収事故」が頻繁に起きてい
る事が報告されており、現在カリフォルニアDMVが追
加情報を収集している。
83. 82
自動運転の動向 (米国)
◼ Fordが支援する自動運転スタートアップArgoAIが150人の従業員をレイオフ
➢Argo AIは、「信じられないほどの成長と、ドライバーレス車両を配備するというミッションの進展に伴い、成
功への道を最もよく継続するために、事業計画に慎重な調整を行う」と述べている。
✓ 2017年にFordが$1Bを注入し、続く2020年にはVWが$2.6Bを出資した。
✓ ArgoAIは現在、マイアミとオースティンで完全自動運転のテストを進めており、また、Walmartと組んでマイアミ、
オースティン、ワシントンD.C.でドライバーレス配送サービスを展開し、2025年までにドイツのVWと自動運転ライ
ドシェアサービスを開始するという目標に向けて動いている。
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91. 90
再生可能エネルギーの動向
◼ 砂を詰めた巨大なサイロが、風力と太陽光からのエネルギーを貯蔵
➢フィンランドのスタートアップ企業Polar Night Energyとフィンランドの地元電力会社Vatajankoskiは、共同で
太陽光と風力でエネルギー供給する世界初の商用の砂高温蓄熱システムを構築した。
✓ Polar Night Energyの蓄熱システムは、高さ7mのスチール製コンテナに100トンの砂を充填している。(建設に
使われない最低ランクの砂を使用)。
▪ パイプから吹き出す熱風が、抵抗加熱によって鋼鉄製コンテナの中の砂を温める。
▪ データセンターに隣接しており、その廃熱も砂蓄電池に送り込んでいる
✓ 砂は500〜600℃の熱を数カ月間蓄えることができるため、夏に発電した電力を冬の暖房に利用することがで
きる。暖房能力は100kW、エネルギー容量は8MWh相当。
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