Google I/O 2015で、GCMでiOSにも通知を送信できると発表されました。 実用できるのか、調査しました。

1. KDDI Labo 第5期延長戦！ エンジニア勉強会
GCMでiOSとAndroidに通知を送る
Motoshi Nishihira（@snomof）
BearTail CTO

2. GCMとは
• Google Cloud Messaging
• サーバーとクライアントの間に入り、
通知・メッセージのやりとりを仲介する
• Android / iOS / Chromeのメッセージが扱える
• 複数デバイスにまとめてメッセージ送信できるtopic機能
• 無料

3. GCMとは
• Google Cloud Messaging
• サーバーとクライアントの間に入り、
通知・メッセージのやりとりを仲介する
• Android / iOS / Chromeのメッセージが扱える
• 複数デバイスにまとめてメッセージ送信できるtopic機能
• 無料
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4. GCMのしくみ
1. GCMにアプリケーションのデバイス毎のIDを
発行するようリクエスト
2. デバイスごとのID
3. サーバーアプリケーションにデバイスごとのIDを登録
4. 特定のデバイスへのメッセージをGCMにリクエスト
5. GCMからクライアントへメッセージを送信
1
2
3
4
5
赤: ID登録
緑: メッセージ送信

5. • APNs(Apple Push Notification Service)
• GCMとほぼ同じ仕組み
• iOSのみ
• 配信先をコントロールするためのtopic機能は無い
- topicは存在しているものの、現状ではアプリ全体で1つの
topicしか使えない
今まで

6. • topic機能による送信先を指定した一括送信が可能
• デバイスごとのトークンはiOSとAndroidで共通の
ものを使える
- サーバーアプリケーションでiOSとAndroid専用のコードを
実装する必要が無くなる
• 無料
GCMを使う利点

7. トークン取得用iOSアプリと、メッセージ送信用Macアプリ
サンプルコード

8. • Enable BitcodeをNoに
• Swiftコードは変換と修正が必要
- 受信用iOSアプリはObjective-Cのコードが含まれているので、
そちらをビルドすれば問題無し
- 送信用のMacアプリはSwiftのみ
- 修正はXcodeに言われるがままでOK
サンプルコードをXcode7で動かす

9. • アプリケーションあたり、topicに登録できるサブ
スクリプションの上限が100万
- アプリケーションの全てのtopicのサブスクリプションの合計
- 例: 50万デバイスのtopic2つでも上限
GCMの欠点

10. • Amazon SNS
• 制限
- AWSアカウントごとに3,000トピック
- 1トピックあたり1,000万のサブスクリプション
- ただし、お願いすれば上限は解除してくれる模様
• 有料
- 0.5USD /100 万件
- 最初の100万件は無料
代替物

11. • iOSとAndroidの両方で提供しているアプリでは、
サーバーアプリケーションの開発が楽になる
• GCMのサブスクリプション数の制限がある限り、
Amazon SNSが実用的
- topicを使いたいならユーザー数が少ないアプリに限られる
まとめ