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Invested:
予測市場で
真のエンゲージメント
インサイトコミュニティ上での
ゲーミフィケーションによる
予測市場を提案している
Communispace 社のペーパーを
私なりに翻訳してみました
by Tomoko Yoshida
http://www.communispace.com/uploadedfiles/researchinsights/best_practices/bestpractices_invested.pdf
Tomoko Yoshidaの
勝手に日本語!
本題に入る前に
本題(Communispace社のペーパーの翻訳)に入る前に、予測市場について。
2014年夏、Ray Poynterが「白熱MR教室」にて、予測市場について簡単に
説明をしてくれているので、その時のスライドを日本語にしたものを載せ
ておきますね。
予測市場
• ベースにある考え方は
James Surowiecki 著 “The Wisdom of Crowds”
– 訳者注:「群衆の智慧」として翻訳版が出ています。
• 人間は自分自身の行動の予測をちゃんとたてられるもの
ではない。
 例えば・・・・・
この11月にビールを何杯飲む(つもり)ですか?
⇒なんて聞かれたって無理だろ(笑)
• 逆に、ヒトサマがとる行動を言い当てるのが上手かったりする。
• 予測市場は、「将来はどうなっているか」について賭ける、いわば先
物取引/投資ゲームのようなことを取り入れる手法。
 複数のコンセプトのうち、どれが最もアタルか?を予測するような
場面でよく用いられる。
 Brainjuicerがリーダーシップ
ここから本題です
• Communispace社の
ペーパーの翻訳です。
• 勝手な日本語ですの
で、興味がある方は、
ぜひこちらでオリジ
ナルを入手してお読
みください。
http://www.communispace.com/uploadedfiles/researchinsights/best_practices/bestpractices_invested.pdf
はじめに
新製品開発に関わっていれば、世に出すために莫大な経費を投入す
るその前に、果たしてソレは「イケるかイケないか」をテストして
おきたいと思うのが普通ですよね。多くのマーケターが、いわゆる
コンセプトテストとか、購入意向調査などのサーベイを行うのは、
そんな意思を反映してのことだと思います。
でも、ちょっと考えてみてください。
電話調査であろうがオンライン調査であろうが、その調査でおびた
だしい数の質問をして、いろんな角度から、「その新製品を買うか
どうか」を聞き出すことは、答える側にとっては至極退屈、それで
も誠意をもって答えてくれて、にも関わらず、その結果が必ずしも
正確かどうか確信がもてない・・そんなジレンマ、ありませんか?
そこで。。。。。
はじめに/2
Communispace社は、『コンセプトの開発や精緻化、受容性評価などを』、
『オンラインコミュニティ上で』『ゲーミフィケーションとコラボさせて』
進める手法の開発を進めています。
コミュニティ運営で培った豊富な経験から、私たちは「コ
ミュニティでは、メンバーの回答/投稿モチベーションが高け
れば高いほど、つまり、コミュニティで展開されるタスクに
彼らが“熱く”なればなるほど、回答や投稿でも質も高いもの
が得られる・・」ということを実感しています。
このことから、Prediction Market (予測市場)のメソッドを
コミュニティ上で展開させたらうまくいくに違いないと考え
ました。つまり、コンセプトに対してポイントやゲームマ
ネーを「投資する」という方法に応用するわけです。
そこで、この考え方をテストすべく、Huunuという予測市場
のプラットフォームを持つConsensus Point社と組み、これま
でのオンラインコミュニティでコンシューマーとの共創で開
発したいくつかの新製品アイデアで、その予測市場を試して
みることにしました。
予測市場について:そのセオリー
イメージしてみてください。
2001年冬、あなたは、いくつかの「先物」(のようなもの)に投資することに
なったとします。投資対象には、時速2.5マイルで走る電池式の個人用移動デバイ
ス、完全充電式の電気自動車、クールなタッチスクリーン操作で好きに音楽が聴
ける小さなミュージックデバイスなどがあったとしましょう。
リスク回避ですべて均等に投資したかもしれないし、バッテリーで動き、しかも
重装備なスクーターにほれ込んでこれに全額を投資したかもしれません。あるい
は、そんな大層なものは成功しないほうに賭け、それよりは、他人よりも先んじ
てタッチスクリーン式ミュージックプレイヤー(後にiPodとして世に出ることと
なったアレです)に投資を回していたかもしれません。
もしも正しい投資をしていたら、たとえ億万長者と
は言わないまでも、ほかの投資家を出し抜いて、良
い思いをしていたかもしれないですね。(ご存じの
とおり、セグウェイは、せいぜい”中“ヒット、それ
に対してiPodについては誰が何を言うまでもないで
すね。)
予測市場について:そのセオリー/2
予測市場の考え方も基本はそれと同じ、新しいアイデアや製品のヒットや議
員候補者の当選などを「予測」することにあります。
“投資家”は予測が正確なら正確なだけその「見返り」を手にします。それが
直感だろうと、知識に基づくものだろうと関係ありません。
そこには「賭け事」のメカニズムがあります。
スコアボードで公表される「持ち点」をにらみながら、かけひきが展開しま
す。 株式市場と同じです。 「これはイケる」と思うものにプレイマネー
を投資、株式を購入するわけですが、どれだけの人が何に投資し、何に投資
していないか?も投資判断の材料になりますね。他の人たちの投資の様子や
その結果をにらみながら、「これはイケそう」「イケなさそう」と予測する
わけです。つまり、人の行動をみながら結果を「予測」するわけで、その人
たちに直接「この株を買いますか?」と聞くわけではありません。
予測市場について:そのセオリー/3
予測市場が、その正確さにおいて、従来型のリサーチに劣るものでは
ないということは、アカデミック分野では数年来の話題となっていて、
その有効性を語る記事が発表されています。 たとえば2009年の研究
論文でこのような記載があります。
MRのエキスパートが、コンジョイント分析と予測市場を併せて
行った結果、両者の間に0.715-0.885の相関が得られた。また、予
測市場で “大勢の人に支持された” 新商品のフィーチャーが、市場
投入後にリアルの世界でも同じように支持され、予測市場の有効
性はさらに検証されることとなった。(*1)
また、最近では、BrainJuicer社が、予測市場とオーソドクスなモナ
ディックテストを同時に行い、両者の相関が0.85であったと発表した
もの(*2)もあります。
それでもなお、このような、かけひきや締切、見返り(投資利得)、
参加者の知識や判断などで成り立つゲーミフィケーションをリサーチ
に取り入れることを警戒する声が多くあることから、我々もこの予測
市場と(従来的)サーベイをガチンコで比較したいと考えていました。
そんなとき、クライアントの某大手飲料メーカーが、絶好の機会を提供してく
れました。それは次のようなプロジェクトです。
• 数か月継続のOnline Community
• N=500. 当該ターゲットの代表性を担保しつつ、当社独自のクリエイティビ
ティ要件(*3)でリクルート。
• アクティビティは、ディスカッション、ブレインストーミング、サーベイ、
マインドマップ、プロジェクティブテクニックなど様々。
• プロセスはざっと以下の通り。
– 当該飲料カテゴリーへの不満やニーズ、ポテンシャルなどのあぶり出し
– そのインサイトをベースに、当社独自の共創システム(”informed
ideation”) (4)でコンセプトメイク
– そこででた30以上のコンセプトを、クライアントがフィージビリティな
ども加味して7つに絞り込み、精緻化。
さあ、検証に向けて、Ready to Go!!
セオリーを検証へ
検証に向け、2つの手法を同時並行させました。
1. 従来型サーベイ
2. ゲーミフィケーションを取り入れた予測市場
1. 従来型サーベイ
 先の(コンセプトメイクをした)コミュニティに参加していない人で、
ターゲットの代表性を担保したN=3776
 質問の仕方: 予測市場と比較しやすくするために
× これまでのコンセプトテストでとられていた質問方法
「これはあなたにとってどの程度魅力的ですか?」
「あなたはどの程度この製品を買いたいと思いますか?」
ではなくて、BrainJuicer社の手法に倣い、次のように。
○ それぞれのコンセプト(≒先物)の株を保有していると見立て、
それぞれについて
株を「増やす?」「売る?」「そのままにしておく?」
さらに、このコンセプトのなかで、以下を1つずつ選ぶ
「持株を2倍に増資したいのは?」「全て売り払うとしたらどれ?」
セオリーを検証へ /2
2. ゲーミフィケーションを取り入れた予測市場
 Prediction Place の立ち上げ(Consensus Point 社のプラット
フォームHuuNuをCommunispace 用にカスタマイズしたもの)
 メンバーは、Communispace社の保有するコミュニティIdea
Spaceからリクルート、N=287
• コンセプトメイクをしたコミュニティとは別
• ターゲットユーザーの代表性を担保しているわけではない
 コミュニティメンバーは、呈示されたコンセプトに対して、
 これがどれくらい”市場で成功しそう“か?
 この類のものを今まで買ったり利用していなかった人の心を
惹きつけることができそうか?
などを「予測」する
• 次ページにて画面をご紹介しましょう。但し、コンセプトはデモ用の
ダミーです。
セオリーを検証へ /3
このようなトピックリストから投資対象を選ぶ。
全てに参加する必要はなく、『投資の血が騒いだ』ものだけでよい。
(訳者注)
説明がないので
確証はないので
すが、右上では、
総資産額や自分
のランク、手持
ちポイントが表
示されているよ
うです。
売買の動きが表示されるため、どのコンセプトで反応が活発かがわかる。
ここに注意を払う人は少ないが、なかには、これをモニターしながら投資戦略をた
てる人も。
トピックをクリックすると、コンセプトがその時点の市場価値(訳者注:株
価に相当するもの)とともに表示される。
ここで予測 (つまり質問に回答)
• まず、このコンセプトが成功しそうか? に Yes/No で回答
• 続いて、賭けるポイントを入れる。
• なぜそれだけのポイントを賭けるか、自信の根拠などをテキスト入力することもで
きる(この画面では確認できないが、そのようになっているらしいです:訳者注)
Prediction Place と従来型サーベイではほぼ同じ結果が得られた
検証結果
Prediction Place と従来型サーベイではほぼ同じ結果が得られた:
勝ち組コンセプトと負け組コンセプトは同じように分かれた
 もっとも高い支持を獲得したのはConcept A
 Prediction Place で最高のConsensus Score (訳者注:『投資す
る』と判断した人の数、および投資ポイント数の双方から算出
しているスコアだと思われます)
 Surveyの、Q:株を「増やす?」「売る?」「そのままにしてお
く?」のdiscrete choice(離散型選択肢)で「増やす」の%が最
も高く、さらにdirect competition (「株を二倍に増やすとしたら
どれにするか?の択一)では2番目に高い%を得た
 同様に、Concept G がどちらでも低い支持
 Prediction Place でConsensus Scoreが最も低く
 Survey のdirect competitionで「(持ち株を)全て売り払うもの
はどれ?」で選ばれた%値が最も高い
検証結果 /2
Prediction Place と従来型サーベイではほぼ同じ結果が得られた
賭けたポイントに注目してみる
 Concept Eは、投資/評価対象となったコンセプトのなかで、唯一子
供をターゲットにしたものだったが・・・・
 Prediction Place のConsensus Score は高くもなく、低くもなく。
 だが、サーベイでは、「株を二倍に増やす」でトップ。
 さらに注目すべきは、Prediction Place で総投資ポイントに占め
るシェアがトップだったということ。
 つまり、このコンセプトが「イケる」と思った人は、その予測
に自信があったし、それよりなにより、このコンセプトにアツ
くなっていたということで、これもサーベイ結果と共通する。
 ここで、サーベイと予測市場との違いのちょっとしたニュアン
スに注目したい。サーベイでは、回答者はすべてのコンセプト
を一様に並べてそのなかから最も「イケそうな」ものを選ぶ。
そもそも興味がなかったり、ターゲットとして非該当だったり
してもだ。だが、予測市場では、自分の血が騒いだものだけに
投資し、その自信/確信の強さに応じてポイントを賭ける。
検証結果 /3
Prediction Place と従来型サーベイではほぼ同じ結果が得られた
賭けたポイントに注目してみる
 同じ見方でConcept F とG を見ると、すぐに目につくことは、投資ポ
イントシェアを表すグラフが負の値で高いことである。
 これは、「これはダメだ」という予測に多くのポイントが賭けら
れたということで、
 サーベイで「全て株を売り払う」と答えた人が多かったことと一
致する。
検証結果 /4
エンゲージメントについて振り返る
結果の比較もさることながら、私たちは、参加者の“エクスペリエンス”に関
心を寄せていました。 これまで株取引などの実体験はおろか、興味すら
持っていなかったような人にとって、予測市場のスタイルで進行するコミュ
ニティは、とっつきにくく居心地が悪いのではないでしょうか?
この心配は、完全に払しょくされたわけではありません。
中には、コミュニティタスクに当惑したり、混乱してわけがわからなかった
という人もいました。 でもそれはごく一部で、おおかたの人たちは、たと
え、ゲインとロスの仕組みが最後まできちんと理解できなくても、それはそ
れで楽しみ、タスクに熱中していたようです。
“ 初めのうちはなんだか訳がわからなかったですね。だけどそのうちに、ア
ツくなって、気づいたらのめり込んでしまっていました。なんだか、本当に
株取引を行っている気分で、しかも本当の損失があるわけではなく(笑)。
楽しかったです。
エンゲージメントについて振り返る /2
また、参加者の中には、それが(“あなた”にとって魅力的かどうかではな
く)どれだけイケそうか、つまり、(不特定多数の)“人々が”、それについ
てどう感じると思うか を聞くことの意図を理解していた人もいました。
“ 面白かったですね。自分自身について考えるだけでなく、ほかの人がどう
感じるだろうか?と客観的に、冷静に判断しようとしました。
しかしながら、メンバーのコメントのなかで、最も耳を傾けるべきは、以下
の批判の声といえるでしょう。このコメントは、伝統的マーケティングリ
サーチの立場からみた懸念点を見事に言い当てています。
“ ほかの人たちがどのように思っているかがわかってとても興味深かったで
す。でも一方で、ほかの人の意見に影響されて、自分の考えがふらつい
てしまったこともありました。大勢の人が同じような意見を唱えている時に
は特にそうでした。
展望
前述の批判的意見は、リアル社会での、いわゆる“ソーシャルインパクト”を
示すものとして示唆深いです。そもそも、“人気”というのは、“人から人に伝
搬して広がっていくこと”を言います。人気商品でしかり、人気銘柄でしかり
です。
予測市場で、プレイヤーが、確信に満ちた他の投資者の動きや意見に左右さ
れながら自らの答えを出していくというプロセスは、ブラインドテストより
も、クリアな展望を見せてくれると考えることもできるのではないでしょう
か?
私たちがコミュニティ上でこだわりたいのは、メンバーのハート、マインド、
クリエイティビティすべてで彼らのエンゲージメントを高めることです。
我々側のニーズ(ビジネスオブジェクティブ)とコミュニティメンバーの気
持ち双方を考慮し、最適なモードとメソッドで彼らの発言の場を提供するこ
とが大事だと思っています。ディスカッションやディベートを重ね、イマジ
ネーションを働かせてもらい、投稿や写真、動画のアップロードなどをして
もらい、そのあとでさらに尺度評価やランキングをしてもらうというのは、
答える側にとっては大変すぎることもあると思います。 このようなことを
考えると、予測市場などを使って、クリエイティビティを働かせ、時には競
いながら楽しんでもらうという方法を、これかもらも積極的に追求していく
べきだと考えます。
展望 /2
今回の試みは、我々に、次のことを示唆してくれたと考えています。
正しいメソッドをとれば、膨大なサンプル数を確保しなくても成果を出せる
この手法から、「どのコンセプトが成功する/少なくとも世に出る」かを
結論付けられるものではもちろんありません。しかし、(決して大サンプ
ルとは言えない)N=287のコミュニティが楽しみながら出した結果が、
N=3776の大規模サーベイの結果とほぼ一致していたということは注目す
べきといえるでしょう。
正しいメソッドをとれば、厳密なサンプリング手続きをとれなくても成果を
出せる
N=287のコミュニティメンバーは、一般的な代表サンプルとはいえども、
ターゲットユーザーの代表性を担保するものではありませんでした。それ
でもこのコミュニティから得られた結果は、(ターゲットの代表性を担保
した)サーベイとほぼ一致したということは、、“あなたがどうするか?”
ではなく、“XXXXXはどうなると思うか?”という質問が有効であったこと
を示唆すると考えています。
ちなみに、(この試みとは別に)社内でグラミー賞についての予測市場を
行いましたが、それぞれの音楽分野やアーティストについてことさらの知
識があったわけではないにも関わらず、8部門中6部門で正解でした。
展望 /3
確信がもてない/興味がないものについて、判断を強要するのは好ましくない
懸案のコンセプトについて、「ユニークさ/差別性」「ブランドとの親和
性」「購入意向」などをひとつひとつ聞いていくのがこれまでの一般的な
コンセプトテストの方法です。この方法では、答える側が意見をもってい
いようがいまいが、判断&評価をすることが求められます。
対して予測市場では、株式市場と同じように、優れた投資家は、投資対象
になるものとならないものを峻別し、さらに、経験を重ねることで、予測
の勘所をつかんでいきます。 それぞれのコンセプトに対し、投資する
(回答する)か否かの判断を、投資者(回答者)自身にゆだねることは、
かえって正確な結果につながるのではないでしょうか。
新製品開発は壮大な旅路です。コンシューマを深く理解し、潜在ニーズに迫
るインサイトをいかに見つけ出すかにかかっています。そのなかで、コンセ
プトの勝ち負けを見極めるコンセプトテストは、大きなパズルのほんの一片、
ケーキでいえば最後のちょっとしたトッピングに過ぎません。
それでも、トッピングはケーキの仕上げの大事な一過程で、
ケーキをさらにステキにすることに間違いありません。コンセ
プトテストも、コンセプトメイク(Ideation – refinement)同様の
熱意をもって進めることで、そんな素敵なケーキトッピングに
なることができるでしょう。
おまけです
http://www.brainjuicer.com/xtra/Predictive_Markets_-_2009.pdf
ついでに、Brainjuicer社によるこのペーパーのConclusionsのみ、日本語に翻
訳したものを最後に載せておきます。
複数の国で、15の異なるプロダクトカテゴリーで、279のコンセプトテストを
行った末の結論であると、力強く説いています。ぜひ上記リンクからオリジ
ナルをお読みください。
1. モナディックテストと同等の正確さを持つ
– ポテンシャルの高いコンセプトとして選ばれた上位1/4は、ゴールデンスタン
ダードであるモナディックテストと同じ結果だった
2. モナディックテストよりも結果が顕著に分かれる
– 強いコンセプトと平均的なコンセプトとの差が従来手法のモナディックよりも
顕著に出た
3. ブレイクするポテンシャルを持つアイデアを識別できる
– 反応が二分するために従来手法では平均的なスコアにおさまる(が、ポテン
シャルがある)ようなコンセプトを見逃さない
4. 市場やカテゴリーを横断して使える
– 異なる国/プロダクトカテゴリーで似通った結果を得た。つまり、国ごとのノー
ム値の必要がない
http://www.brainjuicer.com/xtra/Predictive_Markets_-_2009.pdf より
Conclusions
結論: 予測市場は・・・・
最後まで読んでくださいましてありがとうございました。
Tomoko Yoshida

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