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小学2年生の夏休みの宿題を
 マネジメントしてみた
           @mnagaku
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夏休みを謳歌するチビ




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                                                   2
それは8/12(日)のことでした
     夏休みは21日が経過
     残りは15日(家族旅行3日含む、実質12日)
     宿題の進捗はおおよそ1/3程度

     とうちゃん「このままでは終わらない」と気付く




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                                                   3
かんばん




     宿題をタスクカードに書き出す
     ドリルやプリントは、2ページ程度の粒度で分割
     作業時間見積もりは、本人にヒアリングを基本
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                                                   4
バーンダウンチャート
     初期見積り:74時間
     制約条件:旅行前にドリル、プリントは
      全て終わっていなければならない
      (チビと嫁の約束)
     初期8日で68時間分の作業消化が必要
      8時間強/日
     小学生は毎日忙しいので、
      作業可能な時間が不定
      →前倒し気味に作業しないと速度を守れない

     これは「デスマ」ですね
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                                                   5
バーンダウンチャート
     3日目:計画の修正
     仕様変更:機能の縮小
      読書に予定していた難しい本3冊を
      薄い本(健全)に変更
     工数を劇的に削減w

     旅行2日前に予定を消化

     旅行後、脳みそがリセットされ、
      結局、残作業は最終日に詰め込む形に

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                                                   6
ふりかえり
   取り敢えず、戦いは終わった
  K
         「とうちゃん、線引いて」
         終わりが見えると、調子付く
         小学生の宿題は、コードというよりアセットの性質が強い
          再計画を頻繁には必要としない
  P
         親としてはもうちょっと背伸びして欲しかった部分も
         毎日一定の作業量をこなしてリズムを作りたいが
          イベント事が多く、難しい
  T
              嫁の理解を得る
              一家でプランニングポーカー
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                                                   7
ふりかえり
    P
              俺の夏休みの宿題が終わっていない
          なので、今日は、8/46です
          俺たちの夏休みは、これからだ!
          @mnagaku先生の次回作は、本日17:30からのLT祭りで!
          ご期待下さい!




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種まく人
        @mnagaku
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種まく人
     作者:
      ジャン=フランソワ・ミレー
     原題:Le semeur
     制作:1850年
     所蔵:ボストン美術館




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種まく人
     作者:
      ジャン=フランソワ・ミレー
     原題:Le semeur
     制作:1850年
     所蔵:ボストン美術館




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落穂拾い
     作者:
      ジャン=フランソワ・ミレー
     原題:Les Glaneuses
     制作:1857年
     所蔵:
      オルセー美術館

     落穂拾い(日立)
      失敗事例を分析し
      再発防止策を考える
      →詳しくはSQuBOKで
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種まく人
     作者:
      ジャン=フランソワ・ミレー
     原題:Le semeur
     制作:1850年
     所蔵:ボストン美術館
      (山梨県立美術館)




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我々
     ソフトウェア開発をやってない人はいますか?
     ソフトウェア開発を上手くやるために
              勉強したい
              職場を良くしたい
              考えていることを共有したい




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我々と彼ら




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                                                   15
我々と彼ら
   今や人類全てがソフトウェアを使っている
      開発者よりも、はるかに多くの、開発者じゃない人たちが、ユーザ
   昔:ソフトウェアは、我々が作って、我々が使った
    今:ソフトウェアは、我々が作って、彼らが使う
      オンサイト顧客、開発チームの自律性重視、リリース時のレビュー、
       要求の見える化、など、暗黙的に、我々と彼らを区別し、
       その境界でのインタフェースを議論している
   立場が違うことから生まれる対立がある
      要求と実現可能性のせめぎあい(フォース?)
      良いソフトウェアを作るために必要な緊張感
   相互理解の不足から生まれる対立がある
              呑み屋で収集できる「営業は分かってない」
              不信感は(2chのネタ以外)何も生み出さない
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我々と彼らの相互理解のために
     我々が彼らを理解する
                 ドメイン知識が重要であるという考えが広まりつつある
                 ソフトウェア開発ではなくサービス提供という考えが広まりつつある
                 ユーザ行動の分析に基づくデザインが広まりつつある
                 境界の向こう側を考えることは、始まっている


     彼らが我々を理解する手助けをする
              今できること:一緒にコードを書いて遊ぼう
              未来に向けてできること:子供たちに我々のことを伝えよう




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                                                    17
一緒にコードを書いて遊ぼう
     我々は秘密結社じゃない
     コードを書いて遊ぶ楽しさを、
      みんなに

     我々が未知の存在では
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     我々が神様や魔法使いで
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                                                   18
子供たちに我々のことを伝えよう
     より多くの子供たちに体験を通じて伝えよう




     我々の側に来る人が増える
     我々が未知の存在ではなくなる
     我々が神様や魔法使いでないことが分ってもらえる
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                                                   19
種まく人
     彼らが我々を理解する
      手助けをする
              どこでも芽が出るとは
               限らない
              でも芽が出ることも
               きっとある
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     種をまこう
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  • 1. 小学2年生の夏休みの宿題を マネジメントしてみた @mnagaku Copyright 2012 GRACE Center All Rights Reserved.
  • 3. それは8/12(日)のことでした  夏休みは21日が経過  残りは15日(家族旅行3日含む、実質12日)  宿題の進捗はおおよそ1/3程度  とうちゃん「このままでは終わらない」と気付く Copyright 2012 GRACE Center All Rights Reserved. 3
  • 4. かんばん  宿題をタスクカードに書き出す  ドリルやプリントは、2ページ程度の粒度で分割  作業時間見積もりは、本人にヒアリングを基本 Copyright 2012 GRACE Center All Rights Reserved. 4
  • 5. バーンダウンチャート  初期見積り:74時間  制約条件:旅行前にドリル、プリントは 全て終わっていなければならない (チビと嫁の約束)  初期8日で68時間分の作業消化が必要 8時間強/日  小学生は毎日忙しいので、 作業可能な時間が不定 →前倒し気味に作業しないと速度を守れない  これは「デスマ」ですね Copyright 2012 GRACE Center All Rights Reserved. 5
  • 6. バーンダウンチャート  3日目:計画の修正  仕様変更:機能の縮小 読書に予定していた難しい本3冊を 薄い本(健全)に変更  工数を劇的に削減w  旅行2日前に予定を消化  旅行後、脳みそがリセットされ、 結局、残作業は最終日に詰め込む形に Copyright 2012 GRACE Center All Rights Reserved. 6
  • 7. ふりかえり  取り敢えず、戦いは終わった K  「とうちゃん、線引いて」  終わりが見えると、調子付く  小学生の宿題は、コードというよりアセットの性質が強い 再計画を頻繁には必要としない P  親としてはもうちょっと背伸びして欲しかった部分も  毎日一定の作業量をこなしてリズムを作りたいが イベント事が多く、難しい T  嫁の理解を得る  一家でプランニングポーカー Copyright 2012 GRACE Center All Rights Reserved. 7
  • 8. ふりかえり P  俺の夏休みの宿題が終わっていない  なので、今日は、8/46です  俺たちの夏休みは、これからだ!  @mnagaku先生の次回作は、本日17:30からのLT祭りで!  ご期待下さい! Copyright 2012 GRACE Center All Rights Reserved. 8
  • 9. 種まく人 @mnagaku Copyright 2012 GRACE Center All Rights Reserved.
  • 10. 種まく人  作者: ジャン=フランソワ・ミレー  原題:Le semeur  制作:1850年  所蔵:ボストン美術館 Copyright 2012 GRACE Center All Rights Reserved. 10
  • 11. 種まく人  作者: ジャン=フランソワ・ミレー  原題:Le semeur  制作:1850年  所蔵:ボストン美術館 Copyright 2012 GRACE Center All Rights Reserved. 11
  • 12. 落穂拾い  作者: ジャン=フランソワ・ミレー  原題:Les Glaneuses  制作:1857年  所蔵: オルセー美術館  落穂拾い(日立) 失敗事例を分析し 再発防止策を考える →詳しくはSQuBOKで Copyright 2012 GRACE Center All Rights Reserved. 12
  • 13. 種まく人  作者: ジャン=フランソワ・ミレー  原題:Le semeur  制作:1850年  所蔵:ボストン美術館 (山梨県立美術館) Copyright 2012 GRACE Center All Rights Reserved. 13
  • 14. 我々  ソフトウェア開発をやってない人はいますか?  ソフトウェア開発を上手くやるために  勉強したい  職場を良くしたい  考えていることを共有したい Copyright 2012 GRACE Center All Rights Reserved. 14
  • 15. 我々と彼ら Copyright 2012 GRACE Center All Rights Reserved. 15
  • 16. 我々と彼ら  今や人類全てがソフトウェアを使っている  開発者よりも、はるかに多くの、開発者じゃない人たちが、ユーザ  昔:ソフトウェアは、我々が作って、我々が使った 今:ソフトウェアは、我々が作って、彼らが使う  オンサイト顧客、開発チームの自律性重視、リリース時のレビュー、 要求の見える化、など、暗黙的に、我々と彼らを区別し、 その境界でのインタフェースを議論している  立場が違うことから生まれる対立がある  要求と実現可能性のせめぎあい(フォース?)  良いソフトウェアを作るために必要な緊張感  相互理解の不足から生まれる対立がある  呑み屋で収集できる「営業は分かってない」  不信感は(2chのネタ以外)何も生み出さない Copyright 2012 GRACE Center All Rights Reserved. 16
  • 17. 我々と彼らの相互理解のために  我々が彼らを理解する  ドメイン知識が重要であるという考えが広まりつつある  ソフトウェア開発ではなくサービス提供という考えが広まりつつある  ユーザ行動の分析に基づくデザインが広まりつつある  境界の向こう側を考えることは、始まっている  彼らが我々を理解する手助けをする  今できること:一緒にコードを書いて遊ぼう  未来に向けてできること:子供たちに我々のことを伝えよう Copyright 2012 GRACE Center All Rights Reserved. 17
  • 18. 一緒にコードを書いて遊ぼう  我々は秘密結社じゃない  コードを書いて遊ぶ楽しさを、 みんなに  我々が未知の存在では なくなる  我々が神様や魔法使いで ないことが分ってもらえる Copyright 2012 GRACE Center All Rights Reserved. 18
  • 19. 子供たちに我々のことを伝えよう  より多くの子供たちに体験を通じて伝えよう  我々の側に来る人が増える  我々が未知の存在ではなくなる  我々が神様や魔法使いでないことが分ってもらえる Copyright 2012 GRACE Center All Rights Reserved. 19
  • 20. 種まく人  彼らが我々を理解する 手助けをする  どこでも芽が出るとは 限らない  でも芽が出ることも きっとある  緑がないと 不平を言うよりも すすんで種をまきましょう 刈り取るだけでなく 種をまこう Copyright 2012 GRACE Center All Rights Reserved. 20