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1 von 58
P O R T F O L I O
M A Y U K O M I N E
名前:
生年月日:
出身:
連絡先:
小峰 万由
1998 年 8 月 8 日
神奈川県
komimayu2020@gmail.com
Personal Infomation Adbe Illustrator
Adbe Photoshop
Adbe Indesign
Archicad
Microsoft Word
Microsoft Excel
Microsoft Powerpoint
向上心
粘り強さ
好奇心
自己管理能力
Skill
Work Experience
2017. 4
千葉大学工学部
デザインコース入学
2018. 4
食品商社のデザイン部門で
長期インターン
(パッケージ・グラフィック・
WEB デザインなど)
2019.10
デザインコース環境デザ
イン研究室に配属
公共コミュニティ施設に
おける、植物工場を通し
た 環 境 お よ び コ ミ ュ ニ
ティのデザイン
2021. 4
千葉大学大学院 融合理
工学府 デザインコース
入学 環境デザイン研究
室所属
公共コミュニティ施設に
おける、植物工場を通し
た 環 境 お よ び コ ミ ュ ニ
ティのデザイン
2023. 4
千葉大学大学院 
融合理工学府 
デザインコース
卒業予定
2020. 3
店舗デザイン設計事務所で
アシスタント
(BIM オペレーション ,
サイン計画など)
W O R K S
4
家族を自然なかたちで繋げる
組み合わせスツール
トイロ
P44-51
アイデアの共有でクリエイティブ
ワークを活性化させる
Synapse
P52-55
インターン先での
仕事
P56-57
旅をするように白州の
魅力を学ぶ
白州ミュージアム
P6-17
Your Run Saves The Ocean
adidas × parley
ランニングステーション
P18-27
旅の思い出を共有し
そして新たな旅へ
旅カフェ
Von Voyage
P28-37
植物工場で地域交流を生み出す
グリーンズ
P38-43
5
旅
を
す
る
よ
う
に
白
州
の
魅
力
を
学
ぶ
世界でも珍しい森に囲まれた蒸留所で作られるウィス
キーである白州のストーリーを、バーから始まり森か
ら蒸留所まで、まるで旅をするように学べるミュージ
アム。最後には緑豊かな空間で白州を試飲し、
「森薫
る暮らし」を体感してもらう。
視覚・嗅覚・味覚を活用し、五感で白州の世界観に浸っ
てほしい。
6
7
設定条件
敷地:東京都台場 サントリー本社(バーの跡地を想定)
テーマ:白州の魅力を伝える博物館
メインターゲット:ウイスキー初心者
広域図
S=1/2000
サントリービル
お台場海浜公園
敷地
18,000
16,200
S=1/300
敷地図
8
旅をするように白州の魅力を学ぶ
旅をするように白州の魅力を学ぶ
五感で学ぶ
白州の魅力
森から蒸留所までの
ストーリー仕立て
コンセプト
デザインのポイント
指針
9
受け入れる
「ウイスキーって敷居
高そうで手出せない」
「白州って有名だけど、
どんなお酒?」
「ウイスキーって案外
敷居が低いんだ!」
ウイスキーにまつわる
エピソードを展示。敷
居の高さを取り除く。
入口
「白州を日常に取り入れ
てみたい!」
「ウイスキー面白い!」
出口
知る
【森林とウイスキー】
「こんなかっこいい
特徴があるんだ」
「こんなストーリー
あるって面白い!」
「こんなかっこいい
特徴があるんだ」
「こんなストーリー
あるって面白い!」
森林風の空間を歩きな
がら、
仕込み水が作ら
れる過程を知る。
ウィスキーの肝の
原酒の熟成・
ヴァッティングに
ついて知る。
知る
【累積】
試す
「ストーリーを知って
から飲むと楽しい!」
「森薫る暮らしって
素敵!」
白州を試飲。
「森薫る
暮らし」を提案。
期待感が高まる
白州の森に
足を踏み入れる
視覚・足 視覚・嗅覚
味覚
展示の流れと来場者のマインドの変化
下り
下り
見学ルート
❶ 受け入れる
❷ 知る【森林とウイスキー】
❸ 知る【累積】
❹ 試す
1F 3F 2F
❶
❷
❸
❹
ゾーニング
10
18000
20000
5000
9750
2895
10241
3000
下り
9770
1780
1
500
15000
S=1/300 (A4)
1F 2F 3F
平面図
11
展示物
・ウィスキーに関するエピソードを人型パネルにて展示。
・白州のムービーギャラリー
ウィスキーの敷居の高さを取り除くため、
「人」の要素を取り入れることで、親しみやすさを感じてもらうのが目的である。
空間デザインは、バーでいろんな人の身の上話を聞くようなイメージで行い、白州のデザインカラーである白・黒・緑を中心に構成した。
受け
入れる
各部詳細
12
左は山岳の遠景、右は樹木を配置することで、白州の森に入り込んで
行くような感覚になる。螺旋階段にすることで、同時にワクワク感・
非日常感を演出した。
地層
花崗岩
森林
雨
散策しながら各階層へ
くだっていくイメージ
水の流れ
空間構成のイメージ
森に
入り込む
展示物
・森林を散策するイメージで、白州の仕込み水の
できる過程を知る。
・白州の森林を守る活動をする人について知る。
段差と樹木で森林の空間を表現。大理石で作られ
た床のラインは水の流れを表現しており、森林を
流れる水を辿り森を探検しながら、仕込み水につ
いて知れる空間を目指した。
知る
【森林とウイスキー】
13
展示物
・樽の種類ごとに原酒を嗅いで違いを体感してもらう。
・ウィスキーづくりのカギを握るブレンダーについて知る。
樽熟成庫をイメージした空間で、嗅覚も使ってウィスキーについて知ってもらう。
原酒を嗅がせることで、のちの試飲の感動をより深く体験できる。
知る
【累積】
14
展示物
・
「森薫る暮らし」の空間で白州ハイボールの試飲
・
「森薫る暮らし」を実践する人のインタビューや紹介映像を流す
中は木を基調にしたナチュラルな空間を、外は芝生とキャンピングチェアでアーバンピクニックをイメージ。
真似しやすいレベルでの森薫る暮らしを提案する。
また屋内の液晶で「森薫る暮らし」に関する映像を流し、試飲をしながら映像を見てもらうことで、
よりリアルにイメージを持ってもらえるようにした。
試す
15
上:3F 〜2F 展示スペース(知る【累積】
)
展示物
・樽の種類ごとに原酒を嗅いで違いを体感してもらう。
・ウィスキーづくりのカギを握るブレンダーについて知る。
樽熟成庫をイメージした空間で、嗅覚も使ってウィスキーについて知ってもらう。
原酒を嗅がせることで、のちの試飲の感動をより深く体験できる。
ブランディング
16
州
M U S E U M
上:3F 〜2F 展示スペース(知る【累積】
)
展示物
・樽の種類ごとに原酒を嗅いで違いを体感してもらう。
・ウィスキーづくりのカギを握るブレンダーについて知る。
樽熟成庫をイメージした空間で、嗅覚も使ってウィスキーについて知ってもらう。
原酒を嗅がせることで、のちの試飲の感動をより深く体験できる。
17
R U N N I N G S T AT I O N
スポーツ用品メーカー「Adidas」と、海洋保全団体「Parley for the Ocean」
のコラボ商品を使用した汐留駅地下のランニングステーションのデザイン。
東京湾ランナーをターゲットに設定し、このランニングステーションを使い
走ることが海洋保全になることを実感してもらえるようなデザインをした。
YOUR
RUN
SAVES
THE
OCEAN
18
19
設定条件
敷地:東京都汐留駅地下 PLAZA 跡地
テーマ:aidas × Parley 製品のプロモーション
メインターゲット:東京湾ランナー
日本テレビタワー
ロイヤルパーク汐留タワー
店舗
21,300
7,500
広域図
S=1/300
敷地図
20
Your Run Saves the Ocean
コンセプト
デザインのポイント
海洋ゴミの再生素材を
使用し、海に優しい店作り
製品の使用による
海洋保全への貢献度を
見える化
指針
21
1,997
397
3,075
2,032
7,500
2,125 725 8,237 3,205 150 6,707 150
21,300
バックヤード
更衣室(男)
更衣室(女)
レジカウンター
貸出ウェア 貸出
シューズ
貸出
シューズ
貸出ウェア
休憩スペース
S=1:100 (A4)
世界観を知る 商品ストーリーを知る 商品を使う
リサイクルの過程の展示
ウェア一式作るのに使われる
ペットボトルの本数の展示
入り口ショーケース
アプローチ
aidas × parley 製品の
レンタル
東京湾を走ろう!
ゾーニング
1 2 3 YOUR RUN
SAVES THE OCEAN
Parley 製品でのランが
海洋保全に貢献している
実感を持てる
1
2
3
22
上:外観
開放的な空間。外からでも展示や内部の雰囲気が伺える
下:アプローチ
ファサードをオフセットすることで、海に入り込むような
感覚を味わうことを狙った。
各部詳細
世界観を知る
1
23
上:ウェア一式を作るのに何本のペットボトルが使用されているかを展示
右:海洋ゴミが製品になるまでの過程を展示
サイン・什器に使用する再生プラ
スチック。海洋ゴミをリサイクル
してできている。
商品ストーリーを
知る
2
24
商品を使う
3
左:貸し出しウェアコーナー
右:更衣室
25
26
ブランディング
製品の使用による
海洋保全への貢献度を
見える化
貸しウェアについている
タグで、製品に何個分の
ペットボトルが使われて
いるか分かる
ウェアを借りるたびに、
タグに記載のペットボト
ル数に応じて、ポイント
が溜まっていく
P
27
旅の思い出を共有し、そして新たな旅へ
イオンモール幕張新都心の一角の建設を想定した
カフェのデザイン。旅の情報を共有し、それを参考に
お茶を飲みながら新しい旅のプランニングをできる
ようなカフェを目指した。
旅カフェ「Von Voyage!」で、来たる新たな旅への
思いを馳せてほしい。
右:テーマは月ごとに変わり、それに応じて入り口の地図やカフェの装飾も
変わる。写真は「アフリカ」がテーマの月の入り口光景。
VON VOYAGE!
28
29
設定条件
敷地:イオンモール幕張新都心 
(HIS・蔦屋書店の近隣区画)
テーマ:コンセプトカフェ
メインターゲット:近隣店舗に立ち寄る旅行好きの人
蔦屋書店 イオ
ンモール幕張新都心 グラ
ンド
モール
JTB 敷地
豊砂公園
12000
6000
7000
広域図
S=1/150
敷地図
30
旅の思い出を共有し、そして新たな旅へ
旅の思い出を共有し、そして新たな旅へ
コンセプト
デザインのポイント
旅に出たくなる演出
旅の情報を共有する
指針
31
12000
6000
7000
S=1/150
2F
1F
空間は、入り口入ってすぐの「パブリックスペース」と、奥の「プライベートスペース」の 2 つから構成されている。
パブリックスペース
プライベートスペース
平面図
32
パブリックスペース
旅の思い出や情報を共有するスペース。
この店のシグネチャーである、目の前に飛び込む大きな世界地図が心を踊らせる。
来店したお客は、この地図に旅先の思い出の写真を自由に貼ることができる。
他の人の写真を眺めながら次の旅行先を決めるも良し、旅先で出会ったとっておきスポット
を皆に教えてあげることもできる。
プライベートスペース
パブリックスペースで得た情報をもとに、旅の計画をじっくり練るスペース。
本棚にはガイドブックや月のテーマにまつわる本が並んでおり、カフェを楽しみながら自由
に手に取ることができる。
また本・雑貨類や照明に絡まる蔦植物は、月のテーマに合わせて変化するので、世界観に浸
りながら旅に思いを馳せることができる。
各部詳細
33
上:2F からの風景。
右:1F の床に書かれている旅の名言の一例。
床には思わず旅に出たくなるような名言が書かれている。
旅に出たくなる演出
34
上:1F パブリックスペース。
右:パブリックスペースに貼られている写真の一例。
実際に現地に行った人だからこそ紹介できる、ガイドブックに載らないような
場所の写真や、現地の空気感なども知ることができる。
旅の情報を共有する
35
ブランディングデザイン
ロゴはこのカフェのテーマカラーである青をベースに、スッキリとした印象に仕上げた。
Vov Voyage! で過ごす時間を通じて、バカンスに向かう晴れやかな気持ちになってほしいという思いをロゴに込めた。
またグッズもロゴに合わせて、軽やかで爽やかな印象に纏めた。
VON VOYAGE!
ブランディング
36
37
植物工場を通じて、地域交流を生み出す
墨田区の地域コミュニティ施設での植物工場活用を
通じて、地域住民の交流を生み出す取り組みを行った。
ロゴの作成や活動の手引きなどのグラフィック及び、
ハーブの活用を通じて交流を生み出す活動の仕組み
づくりを行った。
38
植物で、住む人と働く人がつながる
植物で、仲間の輪を広げる
・地域拠点と企業拠点の交流会
・地域拠点から企業拠点への苗納品
・地域拠点でのハーブ栽培活動
・育てた植物を用いた地域住民向けワークショップ
39
植物で広がる、地域の輪
ストレス軽減効果
身体能力に関係なく
老若男女栽培に参加できる
なぜ植物?
住む人にも働く人にも、
メリットがあるから
植物のメリット
企業
健康経営
地域
生きがいづくり
仲間づくり
住む人と働く人が良好な
関係を築くことは、まち
全体の良好な雰囲気の
醸成につながります。
なぜ住む人と働く人の
交流が大事?
近年職住近接のまちづくりが
進んでいるから
月 火 水 木 金 土 日
・ 働く人の癒しにつなげる / 住む人の楽しみにつなげる
・ 企業では、 緑にふれる機会が気分転換や社内交流に
・ 地域拠点では、 趣味や仲間づくりのために活動を行う
 週目
5
ステップ1
栽培の基礎を学ぶ
MON TUE WED THU FRI SAT SUN
MON TUE WED THU FRI SAT SUN
MON TUE WED THU FRI SAT SUN
MON TUE WED THU FRI SAT SUN
交流会への
社
内へご招待
交
流
会
目標の
納
品
を
目
標
と
し
た
栽
培
野菜提供
活
用
法研究
パ
ーテーション型
植
物
工
場
テ
ーブル
型
植
物
工
場
ベ
ジテ
ーブル
DIY 植
物
工
場
緑でつながる
職住近接の
健康な関係
都市部において
同じ地域の
住む人 ・ 働く人が
良い関係を築くための
提案です
企業
地 域拠点
交 流 会
仲間
づくり
関係を
深める
趣味の
活動
社内
交流
気分
転換
挿木で
増やした苗
ハーブ
活用法
種から育てた
野菜苗
40
DIC 539S
DIC 2555S
DIC 2581S*
・緑を育み、人がつながる という点
・水耕栽培(水で栽培・屋内でも育てられる)の活動であるという点
ロゴデザインで
表現したポイン
41
グリーンズの毎週の活動を記した週替わりカレンダー。
インフォグラフィックを用いてハーブ栽培・活用を学ぶ
ことができる。
週替わりカレンダーだから
毎週の活動の
ポイントがわかる
インフォグラフィックだから
栽培や活用のコツが
わかりやすい
42
10/11
月
10/12
火
10/13
水
10/14
木
10/15
金
10/16
土
10/17
日
ハーブソースをつくる
・ 自宅でハーブソースをつくる
・ 2週間後の交流会で、 ハーブ料理をふるまう
・ 各自作ったハーブソースを持ち寄り、 交流会用の
 料理をつくります。
・ お好みのハーブでつくってみましょう
 週目
8
グリーンズ
活動日
ステップ2
活用の楽しみを学ぶ
MON TUE WED THU FRI SAT SUN
MON TUE WED THU FRI SAT SUN
MON TUE WED THU FRI SAT SUN
MON TUE WED THU FRI SAT SUN
MON TUE WED THU FRI SAT SUN
ハーブソースのつくりかた
用意するもの
タッパー 油 塩 こしょう ハーブ
葉をみじん切り
油をそそぐ
約2ミリ角〜
ハーブが完全に
ひたるまで
味付け
冷蔵庫で一晩ねかせる
活用法を
考える
1週間
保存可
+
2週間後
交流会
交流会で料理をお披露目
10.15 スイートバジル& オリーブオイル
貼る
2022冬-
春
ハーブ
ご
よ
み
ステップ
1
ステップ
2
ステップ
3
栽培の基礎を学ぶ
0週目
1週目
2週目
3週目
4週目
ハーブを切って増やす
挿し木を植え替える
病害虫を防ぐ
プラネッコを使う
植物を生長させる
活用の楽しみを学ぶ
5週目
6週目
7週目
8週目
9週目
ハーブの香りを知る
住む人と働く人をつなげる
コーディアルをつくる
コーディアルを応用する
植物工場によるつながりを楽しむ
主体的に目標をたてる
10週目
11週目
12週目
13週目
14週目
15週目
活動を周囲に伝える
次周期の苗を選ぶ
播種から育ててみる
ハーブバターをつくる
ハーブバターを応用する
植物工場を清掃する
43
アイデアの共有で
クリエイティブワークを活性化させる
Synapse
チームをよりクリエイティブにすることを目的とした
組み合わせ型什器 <Synapse> と、それらからなる
オフィス空間のデザイン。
質・量共に優れた状態での他者のアイデアとの偶発的な
出会いが生じ、新たな発想を得ることができる
場づくりを目指した。
44
ユニットを組み合わせていくことにより、まるで脳神経のシナプスのように、アイデアが繋がり広がっていく。
45
アイデアの量を上げる空間づくり
この家具はユニットの増殖・入れ替えが容易にできる。個人がシナプスを繋げどんどん
アイデアを展開していくことで、他の人も新たなアイデアに出会うことができ、創造の
刺激につながる。
またシナプスの高さは3サイズあり、しかも腕が3本あり3方向へ展開される。そのため
普通の棚と違って、アイデアが立体的に広がる。そのため一度により多くのアイデアが
目に入るようになる。
46
アイデアの質を上げる空間づくり
シナプスの高さは最大 900mm であり間仕切りになるほど高さがないので、ワーカー
同士は気軽に声かけができる。またあるワーカーのシナプスが他のワーカーのシナプスや
デスクに結合されて広がるという利用が想定されているので、ワーカー同士の境界線は
さらに曖昧になる。
しかしシナプスは腕の角度が120度に振られているので、ワーカー同士の視線が直接
交わらない。これらによりチームの一体感や気軽に話せる距離感を保ちつつ、
気が散らない空間が作られる。
47
700
700
30
156
R
3
0
5
R792
エッジ:ゴム
900
700
500
スタック時
シナプスの組み合わせについて
シナプスの高さは 500mm, 700mm, 900mm
の3種類。横方向だけでなく上下・立体的に
も展開できる。脳のシワのような構造で、
より多くのアイデアを視界に入れることが
できる。
組み合わせは、脚を中央の穴に差し込むか
ツメに引っ掛けることで、簡単に可能。
シナプス同士がズレることもなく、
美しい形を保ったまま展開ができる。
左上:脳のシワは、限りある面積により多くの神経細胞
を詰め込むためにできたと言われる。
右上:シナプスが立体的に展開され、その結果より多く
のアイデアに触れることができる様は、脳のシワを彷彿
とさせる。
S=1/20
天板・脚部:スチール(白塗装)
エッジ:ゴム
48
700
30
714
147
R729 形状について
貫を最小限にし、脚を下に向かうにつれ細く
することで、美しくかつ主張しすぎない
フォルムになっている。
色彩・素材について
シナプスとデスクのボディには白塗装を施した
スチール板を使用した。薄くミニマルな見た目
は特徴的な形状でありながら主張しすぎず、
アイデアを引き立てる。
またエッジにゴムのコーティングを施すことで、
スタック時に音が鳴らない設計になっている。
寸法について
シナプスとデスクの大きさは共に約 700mm
に設定されている。これによりシナプス1つ
に2つのデスクを接続した時に、自然に友人
同士やビジネス時の距離である「社交的距離
(1220mm~3660mm)
」になる。
接続するだけで、近すぎず遠すぎない心地よい
距離を保つことができるのである。
S=1/20
素材:スチール(白塗装)
49
高さ 700mm のシナプスの模型
50
シナプスにより、他者のアイデアとの偶発的な出会いを通して新たな発想を得ることができる。
そしてオフィスはアイデアの <Synapse> に、チームは一つの < ブレイン > になる。
51
家族を自然なかたちで繋げる
組み合わせスツール
トイロ
家族が同じ場にいながらも、それぞれ離れたところで
別々のことをしている光景は、どんな家庭にも
ありふれている。各自の意思を尊重しながらも、
同じ場にいることを生かしてそんな少し寂しい光景を
解決できないだろうか。
そう考えてデザインしたのが、組み合わせスツール
「トイロ」だ。
小動物のような柔らかく愛らしいフォルム。一人でも
みんなとでも使えるかたち。4種類のちょこんと
飛び出たしっぽ。
みんなが集まる場にふさわしい、十人十色の使い方が
できるスツールが生まれた。
*「モクコレ 2019」千葉県ブースに出展。
また協賛企業のご協力により、商品化予定。
4 つまるく繋げると一つの輪になる。
家族でお喋りしたり、カードゲームしたりの団欒のひとときに。
52
4 つ互い違いに繋げれば、長椅子のようになる。
家族の存在を近くに感じながら、干渉しすぎない心地よい形。
2 つ向かい合わせに繋げれば、座ったときに親密な距離感になる。
親子の読み聞かせなどにぴったり。
2 つ互い違いに繋げれば、打って変わって程よい距離感ができる。
二人がそれぞれ違うことをしながらも、同じ時間を共有できる。
53
125
Φ62.5
R375
187.5
R187.5 R50
420
85°
30
205
250
R275
150
80
125
R10
t=30
S=1/10
しっぽについて
ちょこんと飛び出たしっぽは、
「きつね」
「さる」
「ねこ」
「いぬ」の4種類。
スツール購入後に各自「わたしのしっぽ」を選ぶ過程で会話が生まれ、
団欒の場を生み出してくれる。加えてしっぽがあることにより、空間が
和やかで安らげる場所になる。
団欒の場であると同時に、
安らぎの場でもあるリビングにぴったりである。
きつね さる
ねこ いぬ
54
人がさりげなく一緒にいて、無理のないかたちでお互いの存在を感じられる…
「トイロ」を通じてそんな和やかな空間が生まれる。
こんな光景があったら、幸せではないだろうか?
55
インターン先での仕事
食品商社「Wow-Food 株式会社」のデザイン部門で2年間
にわたり長期インターンをしてきた。
(パッケージデザイン
・
グラフィックデザイン・WEB デザインなどを担当)
ここでは関わってきた仕事の一部を紹介する。
1 : 野菜果汁混合飲料「Wow Veggie Cold pressed」パッケージ・販促物デザイン
2 : 果汁100%飲料「Wow Orchard シリーズ」パッケージチーム・販促物デザイン
3 : 混合果汁飲料「Wow Vitamin-C Fruits」LP・販促物デザイン
4 : 混合果汁飲料「Wow Fruits」パッケージチーム・LP・販促物・SNS 広報担当
1
2
3 4
2
4
56
57
さいごに
この度は私のポートフォリオをご覧いただき、ありがとう
ございます。
この機会に学生生活を振り返る中で、
ソフトなどのテクニッ
クだけでなく、困難にも諦めず一歩一歩進んでいく力を身
に付けることができたと感じます。
大なり小なり毎回製作過程で問題点に突き当たりますが、
どのデザインにおいても、手を抜いたつもりは一切ありま
せん。構想段階から仕上げまで、些細なところにも意味を
持たせたきめ細やかなデザインを心がけました。
学生生活で培った粘り強さと持ち前の向上心を生かして、
これからも精進して参ります。
どうぞよろしくお願い致します。

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