2018/08/02に行われた、Google Cloud主催のINEVITABLE ja night 5で発表したプレゼン資料です。 前半は弊社代表の高場が発表し、後半の導入時の知見は松下が発表しました。 https://cloudplatformonline.com/inevitable-ja-night-5.html

2. 高場大樹 / CEO 松下雅和 / CTO
登壇者紹介

3. ビジョン

4. 開発タイトル
累計5000万ダウンロード突破！
（海外利用者比率95％）

5. ● 2018年4月20日リリース
● リアルタイムストラテジー
● 18言語に対応
● 300万ダウンロード突破
● 日本ユーザ10%
Craft Warriorsとは

6. ゲーム紹介

8. クラフト機能で自由にモデル作成

10. ● ゲームの特徴（クラフト機能）をもっと活かしたい
● AR機能でモデル表示すると楽しいかも？
○ ARCoreが発表された翌週には大体出来た
開発に至った経緯

11. Craft WarriorsのAR機能

13. ARCore導入の知見

14. ● ARCore Developer Preview版での導入
○ ARCore導入時（2017年9月）はまだバージョンが付いておらず、Developer
Preview状態
○ 公式サンプル以外の情報が皆無
（Craft Warriorsが利用しているcocos2d-xは特に情報がなかった）
○ ARCore自体もまだ不安定
■ ARCoreが利用できるかどうか判定する関数に不具合があり、Tango
のAPIを利用して回避するような状況
○ 現在はARCore 1.1.0を利用中
ARCore導入時に苦労した点

15. ● セットアップ方法の模索
○ 公式サンプルはActivity#onCreate()で初期化処理
○ Craft WarriorsではARはおまけ機能、必要に応じて後からセットアップする
仕組みに
■ cocos2d-xで通常使用しているrunOnGLThreadではなく、
runOnUiThreadでの実行が必要だった
ARCore導入時に苦労した点

16. ● カメラ画面とゲーム画面による描画
○ ゲーム内の実装をそのまま活用するため、ゲーム画面を透過にして裏にカ
メラ画面を配置する仕組みに
○ GLSurfaceViewを二重に配置する仕組み（透過処理に苦戦）
ARCore導入時に苦労した点
ARのカメラ画面 (GLSurfaceView)
cocos2d-x (Cocos2dxGLSurfaceView)

17. ● ARCore空間とゲーム内空間を同期
○ 異なる空間同士の座標の扱いが難しいため、ARCoreが見つけた最初のア
ンカーの座標をゲーム内空間の(0,0,0)位置となるように行列計算
○ ARCore空間とゲーム内空間の座標や角度の位置ズレをProjectionMatrix
を同期させて調整
ARCore導入時に苦労した点

18. ● ARCore上でレンダリングした場合と比較しても、違和感がない程度までゲーム
内画面の同期が可能に
○ まだ同期がズレておかしくなる場合があるので改善予定
○ cocos2d-xが公式にARKitとARCoreをサポートするかどうかは不明だが、
今回のやり方であれば短期間で導入可能
● 先行してARKit対応していたが、APIが似ていたので実装しやすかった
● ARKitに比べ、ARCoreの方が平面検出が速くて正確な印象
ARCore導入の感想

19. AR利用例