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1
Copyright © Masaya Ando
2
Copyright © Masaya Ando
Copyright © Masaya Ando
安藤 昌也
masaya.ando@it-chiba.ac.jp
千葉工業大学 知能メディア工学科
Chiba Institute ofTechnology Departmentof Advanced Media
UXデザインの理論・プロセス・手法の体系とポイント
〜実践ではどこが重要か
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4
『UXデザインの教科書』は教科書である
n UXデザインを学びたい人が、一通りの知識を習得する
ために独習できる教科書。
1章 概要
なぜUXデザインが必要なのか?
UXデザインの背景と歴史を学ぶ
2章 基礎知識
UXデザインの知識を新たに体系化
7つの要素で重要な知識を学ぶ
3章 プロセス
実践する際の包括的なプロセスを整理
各段階での知識とコツ・留意点を学ぶ
4章 手法
プロセスを実践する手法を整理
22の手法とコツを学ぶ
知
識
か
ら
実
践
へ
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5
学問領域としてのUXデザインを扱っている
n UXデザインは、一つの学問領域でもある。知っておくべ
きアカデミックな知識を整理体系化したのも本書の特徴。
図2.1(p.38)より
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6
実践としてのUXデザインを扱っている
n UXデザインはデザインの実践でもある。実践のための手法と結
果、コツや留意点について整理されている点も特徴。
図2.41(p.108)より
7
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UXデザインは、小手先の手法の話ではなく、また、
最近はやりのテクニックでもない。先駆的な人たちが、
ユーザーにとって「良いものを提供したい」という想い
でチャレンジしてきた成果の蓄積によって成り立っている
一つの学問領域でもある。
(p.vii)
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8
本書の想い
n 新入社員、新入生が入ったら買ってもらい読んでもらう。
そして、3年くらいは手元に置いて、メモを書きながら使
い込んでもらう本を作りたい。
自分だけのUXデザインの教科書に育ててもえるように
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9
本書の想い
n 本書を作るにあたり、様々なことを考えていた。
• UXデザインをもっと当たり前のものにしたい
UXデザイナーの独占ではなく、みんなが考えられるようになれ
ば、いいものをつくることができる
• みんながUXデザインをできるようになった時、UXデザイナー
は、もっと専門的にユーザーの心理に迫れる専門家になって
いてほしい
• UXデザインへの考え方は多様でいい。だが、“UXの最適化”と
いってしまうような、本質を理解していない言葉の氾濫が、い
いものをつくる活動を妨げないような環境を作りたい
• 倫理観をもった専門職としてのUXデザイナーが、もっと増えて
活躍できるようにしたい。そして、いい社会をつくりたい
10
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著者としてこだわったところ
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11
こだわったところ①ー基本哲学について言及した
n UXデザインは、基本的に二次的理解に基づくデザイン
である。それゆえ、反復プロセスが重要な意味を持つ。
(Krippendorff, 2006 )
(p.11)
二次的理解の意義と限界を知ることは
UXデザインの学ぶ最も重要な基礎
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12
こだわったところ②ー歴史を書いた(全体)
n UXデザインの歴史はそれなりに古い。背景となる歴史
を知ることは、知識の理解に不可欠。
(p.16)
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13
こだわったところ②ー歴史を書いた(日本)
n 日本におけるHCD/UXDの歴史を改めて書いた。師匠である黒須
正明先生の歴史を辿る、弟子として誇らしい作業だった。
(p.17)
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14
こだわったところ③ー知識を大胆に体系化した
n 実践としてのUXデザインの関係性を用いて知識を体系化。
(p.38)
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15
実践としてのUXデザインの要素と関係性
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16
UXデザインのインプット
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17
UXデザインのアウトプット
仕組みを作るまでが
UXデザイン
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18
こだわったところ④ー“体験価値”を詳しく書いた
n ユーザーの体験価値の構造や考え方を詳しく解説。
(p.61)
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19
こだわったところ⑤ー提供過程まで含めて書いた
n UXデザインプロセスを、単
にプロダクトを作るだけで
なく「提供」過程の考え方
までを含んだものと定義し
書いた。
しかし未だこの辺りは知見が
あまり整理されていない
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20
その他、著者が気に入っているところ
n 構造化シナリオ法のうち、アクティビティシナリオをいか
に描くべきかについて、具体的なアドバイスをしている。
① 利用文脈に沿ったモチベーション:ペルソナの目標と利用文脈に基づい
た、自然な利用のモチベーションが描かれているか(予期的UXに相当)
② 典型的な問題シーン:ペルソナの利用文脈において、典型的な問題とな
るシーンを取り上げて描いているか(エピソード的UXに相当)
③ ペルソナに則った利用の反応:利用に対するペルソナの反応が描かれて
おり、その反応がペルソナの目標や特徴と合致しているか(一時的UXに
相当)
④ 継続利用のモチベーション:利用後の効果に対するペルソナの反応が、
次の利用に対する素直なモチベーションへとつながっているか(次のエ
ピソード的UXへの意欲)
⑤ 製品存在への肯定:ペルソナがその製品やサービスを正しく理解できた
時に、製品やサービスの存在および利用過程に愛着を持てるような反応
を描けているか(累積的UXに相当)
(p.154〜157)
21
Copyright © Masaya Ando
体験価値に基づく
UXデザインの考え方とプロセス
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22
なぜ体験価値に基づくUXデザインなのか
n 人は多くのものに囲まれて生活している。ユーザーに
とって意味や価値を感じないものは、無いのも同然。
使うことでユーザーが構築する価値=体験価値
をまず理解することが新しい製品・サービスを作る近道
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23
体験価値に基づくUXデザインの考え方
n ユーザーモデリングの三階層はUXデザインの基本発想。
(p.132)
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24
様々な調査法や分析法は三階層で対応付けられる
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25
UXデザインの基本ユーザーモデル「UX3点セット」
n ユーザー調査結果は、少なくともこの3つにモデリングし
ておく必要がある。
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そもそも体験価値とは何か?
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る経験的知識に対する概念的な表象。
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28
ニーズではなく体験価値に注目する理由
n 手段にとらわれず、本質的に人が求めるものを把握する。価値を
起点に新たな行為を考えることが体験のデザインである。
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29
どうやって目指す体験価値を選べばよいか?
n どんな体験価値に着目すれば良いかは、様々な方法が
あるが、その具体的例を示した(p.135)。
① インタビューと観察など、異なる観点での調査結果を比較してギャップのある価値
に着目する(事例1)
② ユーザーの体験価値・本質的なニーズに対し、技術や既存サービスのマッピング
を行い、十分充足できていない価値や自社の強みとなりそうな価値に着目する
(事例2)
③ 関係者自身がユーザーと同じ環境でユーザー体験を追体験(共感ワーク)し、そ
の経験から重視して欲しいと思う価値に着目する
④ エクストリームユーザーと一般ユーザーとを対比的に調査し、エクストリームユー
ザーのみに出現する体験価値に着目する
⑤ ユーザー調査から得られた結果から、ユーザーが対象行為に対する理解のモデ
ル(メンタルモデル)を推測し、メンタルモデルの構造で重視される価値に着目す
る
⑥ ユーザーの体験価値を、体験の時間軸に沿って並べ替え、対象行為の前・中・後
それぞれから主要と思われる価値を選択する
30
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理論だけでは上手くいかないところ
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31
「UXデザイン戦略」こそ重要
n UXD戦略はどのレベルでも設定可能だが、組織のDNAと整合し
つつ、時代に合った体験価値を示すのが重要。
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32
東芝デザインセンターのUXデザイン戦略
n 東芝のDNAを基に東芝らしいデザインとしてのUXデザインの方
向性を明確化。同時にデザインプロセス・手法も整備。
UXDコンセプト
UXDプロセス
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33
プロダクトレベルの戦略「UXコンセプト」とは
n 実現する体験価値は、企業の言葉であるが、同時にユーザー
の言葉でもあるような言葉になるはずである。
(p.148)
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34
UXコンセプトツリーの例:パソコン教室の新サービス
n ビジネス戦略が整合した、実現する体験価値を基にすることで、
その企業が提供する意味のある製品を作ることができる。
(p.149)
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35
ビジネスとして実践するUXデザインの難しさ
n 結局のところ、ビジネスでは良いプロセスよりも良い判
断の方が重要。もっと言えば、良いマネジメントが必要。
本書で述べられていないこと
l どの段階で、事業として取り組む判断をするべきか
については述べていない
l 事業性評価をいかに行うべきかについては述べてい
ない
l マーケティングやプロモーションなど、開発後の事
業戦略をどのタイミングで、いかに考えれば良いか
については述べていない。
36
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UXデザインのこれから
Copyright © Masaya Ando
37
“利他的UX”に向けて
n UXデザインは新しい時代を迎えている(はず)。UXの知
見を他者の援助のために使う。それが利他的UXである。
(p. 9)
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38
セミナーご案内 7月13日(水)14:00〜予定
n ITOKI様のシリーズセミナーの一環として実施予定。
働き方の未来をデザインする
「ユーザー体験のその先へ〜利他的UX宣言〜」
• 日時:2016年7月13日 14:00〜(予定)
• 場所:ITOKI “SYNQA”
東京都中央区京橋3-7-1 相互館110タワー
• 主催:株式会社イトーキ オフィス総合研究所
玄正 慎氏
Coaido株式会社/代表取締役
『共助が生まれる利他的UXへの挑戦』
Copyright © Masaya Ando
39
フェイスブックページで情報提供予定
n 関連画像や質問などをフェイスブックページで情報提供
する予定です。(まだ整備できていません。)
https://www.facebook.com/uxdesigntextbook/
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UXデザインの理論・プロセス・手法の体系とポイント

  • 3. Copyright © Masaya Ando 安藤 昌也 masaya.ando@it-chiba.ac.jp 千葉工業大学 知能メディア工学科 Chiba Institute ofTechnology Departmentof Advanced Media UXデザインの理論・プロセス・手法の体系とポイント 〜実践ではどこが重要か
  • 4. Copyright © Masaya Ando 4 『UXデザインの教科書』は教科書である n UXデザインを学びたい人が、一通りの知識を習得する ために独習できる教科書。 1章 概要 なぜUXデザインが必要なのか? UXデザインの背景と歴史を学ぶ 2章 基礎知識 UXデザインの知識を新たに体系化 7つの要素で重要な知識を学ぶ 3章 プロセス 実践する際の包括的なプロセスを整理 各段階での知識とコツ・留意点を学ぶ 4章 手法 プロセスを実践する手法を整理 22の手法とコツを学ぶ 知 識 か ら 実 践 へ
  • 5. Copyright © Masaya Ando 5 学問領域としてのUXデザインを扱っている n UXデザインは、一つの学問領域でもある。知っておくべ きアカデミックな知識を整理体系化したのも本書の特徴。 図2.1(p.38)より
  • 6. Copyright © Masaya Ando 6 実践としてのUXデザインを扱っている n UXデザインはデザインの実践でもある。実践のための手法と結 果、コツや留意点について整理されている点も特徴。 図2.41(p.108)より
  • 7. 7 Copyright © Masaya Ando UXデザインは、小手先の手法の話ではなく、また、 最近はやりのテクニックでもない。先駆的な人たちが、 ユーザーにとって「良いものを提供したい」という想い でチャレンジしてきた成果の蓄積によって成り立っている 一つの学問領域でもある。 (p.vii)
  • 8. Copyright © Masaya Ando 8 本書の想い n 新入社員、新入生が入ったら買ってもらい読んでもらう。 そして、3年くらいは手元に置いて、メモを書きながら使 い込んでもらう本を作りたい。 自分だけのUXデザインの教科書に育ててもえるように
  • 9. Copyright © Masaya Ando 9 本書の想い n 本書を作るにあたり、様々なことを考えていた。 • UXデザインをもっと当たり前のものにしたい UXデザイナーの独占ではなく、みんなが考えられるようになれ ば、いいものをつくることができる • みんながUXデザインをできるようになった時、UXデザイナー は、もっと専門的にユーザーの心理に迫れる専門家になって いてほしい • UXデザインへの考え方は多様でいい。だが、“UXの最適化”と いってしまうような、本質を理解していない言葉の氾濫が、い いものをつくる活動を妨げないような環境を作りたい • 倫理観をもった専門職としてのUXデザイナーが、もっと増えて 活躍できるようにしたい。そして、いい社会をつくりたい
  • 10. 10 Copyright © Masaya Ando 著者としてこだわったところ
  • 11. Copyright © Masaya Ando 11 こだわったところ①ー基本哲学について言及した n UXデザインは、基本的に二次的理解に基づくデザイン である。それゆえ、反復プロセスが重要な意味を持つ。 (Krippendorff, 2006 ) (p.11) 二次的理解の意義と限界を知ることは UXデザインの学ぶ最も重要な基礎
  • 12. Copyright © Masaya Ando 12 こだわったところ②ー歴史を書いた(全体) n UXデザインの歴史はそれなりに古い。背景となる歴史 を知ることは、知識の理解に不可欠。 (p.16)
  • 13. Copyright © Masaya Ando 13 こだわったところ②ー歴史を書いた(日本) n 日本におけるHCD/UXDの歴史を改めて書いた。師匠である黒須 正明先生の歴史を辿る、弟子として誇らしい作業だった。 (p.17)
  • 14. Copyright © Masaya Ando 14 こだわったところ③ー知識を大胆に体系化した n 実践としてのUXデザインの関係性を用いて知識を体系化。 (p.38)
  • 15. Copyright © Masaya Ando 15 実践としてのUXデザインの要素と関係性
  • 16. Copyright © Masaya Ando 16 UXデザインのインプット
  • 17. Copyright © Masaya Ando 17 UXデザインのアウトプット 仕組みを作るまでが UXデザイン
  • 18. Copyright © Masaya Ando 18 こだわったところ④ー“体験価値”を詳しく書いた n ユーザーの体験価値の構造や考え方を詳しく解説。 (p.61)
  • 19. Copyright © Masaya Ando 19 こだわったところ⑤ー提供過程まで含めて書いた n UXデザインプロセスを、単 にプロダクトを作るだけで なく「提供」過程の考え方 までを含んだものと定義し 書いた。 しかし未だこの辺りは知見が あまり整理されていない
  • 20. Copyright © Masaya Ando 20 その他、著者が気に入っているところ n 構造化シナリオ法のうち、アクティビティシナリオをいか に描くべきかについて、具体的なアドバイスをしている。 ① 利用文脈に沿ったモチベーション:ペルソナの目標と利用文脈に基づい た、自然な利用のモチベーションが描かれているか(予期的UXに相当) ② 典型的な問題シーン:ペルソナの利用文脈において、典型的な問題とな るシーンを取り上げて描いているか(エピソード的UXに相当) ③ ペルソナに則った利用の反応:利用に対するペルソナの反応が描かれて おり、その反応がペルソナの目標や特徴と合致しているか(一時的UXに 相当) ④ 継続利用のモチベーション:利用後の効果に対するペルソナの反応が、 次の利用に対する素直なモチベーションへとつながっているか(次のエ ピソード的UXへの意欲) ⑤ 製品存在への肯定:ペルソナがその製品やサービスを正しく理解できた 時に、製品やサービスの存在および利用過程に愛着を持てるような反応 を描けているか(累積的UXに相当) (p.154〜157)
  • 21. 21 Copyright © Masaya Ando 体験価値に基づく UXデザインの考え方とプロセス
  • 22. Copyright © Masaya Ando 22 なぜ体験価値に基づくUXデザインなのか n 人は多くのものに囲まれて生活している。ユーザーに とって意味や価値を感じないものは、無いのも同然。 使うことでユーザーが構築する価値=体験価値 をまず理解することが新しい製品・サービスを作る近道
  • 23. Copyright © Masaya Ando 23 体験価値に基づくUXデザインの考え方 n ユーザーモデリングの三階層はUXデザインの基本発想。 (p.132)
  • 24. Copyright © Masaya Ando 24 様々な調査法や分析法は三階層で対応付けられる (p.134)
  • 25. Copyright © Masaya Ando 25 UXデザインの基本ユーザーモデル「UX3点セット」 n ユーザー調査結果は、少なくともこの3つにモデリングし ておく必要がある。 (p.136)
  • 26. Copyright © Masaya Ando 26 そもそも体験価値とは何か? n 体験価値とは、ユーザーが日常の利用体験から構築す る経験的知識に対する概念的な表象。 (p.61)
  • 27. Copyright © Masaya Ando 27 体験価値はどのように形成されるのか? n 人はモノを使う経験を通して、徐々に体験価値を形成す る。これはメンタルモデルの精緻化の過程とも言える。 (p.63)
  • 28. Copyright © Masaya Ando 28 ニーズではなく体験価値に注目する理由 n 手段にとらわれず、本質的に人が求めるものを把握する。価値を 起点に新たな行為を考えることが体験のデザインである。 (p.64)
  • 29. Copyright © Masaya Ando 29 どうやって目指す体験価値を選べばよいか? n どんな体験価値に着目すれば良いかは、様々な方法が あるが、その具体的例を示した(p.135)。 ① インタビューと観察など、異なる観点での調査結果を比較してギャップのある価値 に着目する(事例1) ② ユーザーの体験価値・本質的なニーズに対し、技術や既存サービスのマッピング を行い、十分充足できていない価値や自社の強みとなりそうな価値に着目する (事例2) ③ 関係者自身がユーザーと同じ環境でユーザー体験を追体験(共感ワーク)し、そ の経験から重視して欲しいと思う価値に着目する ④ エクストリームユーザーと一般ユーザーとを対比的に調査し、エクストリームユー ザーのみに出現する体験価値に着目する ⑤ ユーザー調査から得られた結果から、ユーザーが対象行為に対する理解のモデ ル(メンタルモデル)を推測し、メンタルモデルの構造で重視される価値に着目す る ⑥ ユーザーの体験価値を、体験の時間軸に沿って並べ替え、対象行為の前・中・後 それぞれから主要と思われる価値を選択する
  • 30. 30 Copyright © Masaya Ando 理論だけでは上手くいかないところ
  • 31. Copyright © Masaya Ando 31 「UXデザイン戦略」こそ重要 n UXD戦略はどのレベルでも設定可能だが、組織のDNAと整合し つつ、時代に合った体験価値を示すのが重要。
  • 32. Copyright © Masaya Ando 32 東芝デザインセンターのUXデザイン戦略 n 東芝のDNAを基に東芝らしいデザインとしてのUXデザインの方 向性を明確化。同時にデザインプロセス・手法も整備。 UXDコンセプト UXDプロセス
  • 33. Copyright © Masaya Ando 33 プロダクトレベルの戦略「UXコンセプト」とは n 実現する体験価値は、企業の言葉であるが、同時にユーザー の言葉でもあるような言葉になるはずである。 (p.148)
  • 34. Copyright © Masaya Ando 34 UXコンセプトツリーの例:パソコン教室の新サービス n ビジネス戦略が整合した、実現する体験価値を基にすることで、 その企業が提供する意味のある製品を作ることができる。 (p.149)
  • 35. Copyright © Masaya Ando 35 ビジネスとして実践するUXデザインの難しさ n 結局のところ、ビジネスでは良いプロセスよりも良い判 断の方が重要。もっと言えば、良いマネジメントが必要。 本書で述べられていないこと l どの段階で、事業として取り組む判断をするべきか については述べていない l 事業性評価をいかに行うべきかについては述べてい ない l マーケティングやプロモーションなど、開発後の事 業戦略をどのタイミングで、いかに考えれば良いか については述べていない。
  • 36. 36 Copyright © Masaya Ando UXデザインのこれから
  • 37. Copyright © Masaya Ando 37 “利他的UX”に向けて n UXデザインは新しい時代を迎えている(はず)。UXの知 見を他者の援助のために使う。それが利他的UXである。 (p. 9)
  • 38. Copyright © Masaya Ando 38 セミナーご案内 7月13日(水)14:00〜予定 n ITOKI様のシリーズセミナーの一環として実施予定。 働き方の未来をデザインする 「ユーザー体験のその先へ〜利他的UX宣言〜」 • 日時:2016年7月13日 14:00〜(予定) • 場所:ITOKI “SYNQA” 東京都中央区京橋3-7-1 相互館110タワー • 主催:株式会社イトーキ オフィス総合研究所 玄正 慎氏 Coaido株式会社/代表取締役 『共助が生まれる利他的UXへの挑戦』
  • 39. Copyright © Masaya Ando 39 フェイスブックページで情報提供予定 n 関連画像や質問などをフェイスブックページで情報提供 する予定です。(まだ整備できていません。) https://www.facebook.com/uxdesigntextbook/