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20191126地域における健康危機管理 災害と被災後のくらし のハンドアウトです
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- 1. 清流の国ぎふ 防災・減災センター 災害と被災後のくらし 岐阜大学流域圏科学研究センター 清流の国ぎふ 防災・減災センター 小山真紀 maki_k@gifu-u.ac.jp 2017/11/21 地域における健康危機管理 1
- 3. 清流の国ぎふ 防災・減災センター 今日のお話 • 地震災害で被災するということについて考えてみたいと思いま す • まず，地震が起きるとどうなるか．地震で亡くなるということ． • 次に，生き残った後，どういう生活になっていくかということ． 3
- 5. 清流の国ぎふ 防災・減災センター 1891年濃尾地震 • 1991年10月28日6時37分 • マグニチュード8.0 • 死者：約7,273人（うち岐阜県4,990人） • 全壊家屋：約142,000戸 5
- 6. 清流の国ぎふ 防災・減災センター 市郡別死亡率 市郡名 総人口 死亡者 死者数 死亡率 圧死 焼死 岐阜県 761,679 4,603 387 4,990 0.66% 岐阜市 28,731 229 16 245 0.85% 厚見郡 41,815 718 3 721 1.72% 各務郡 20,783 73 1 74 0.36% 方県郡 29,346 326 1 327 1.11% 羽栗郡 39,203 691 106 797 2.03% 中島郡 20,483 210 0 210 1.03% 海西郡 10,733 54 0 54 0.50% 下石津郡 15,797 39 0 39 0.25% 多芸郡 28,071 107 2 109 0.39% 上石津郡 10,493 1 0 1 0.01% 不破郡 30,450 30 0 30 0.10% 安八郡 77,037 970 243 1,213 1.57% 大野郡 34,086 116 0 116 0.34% 揖斐郡・池田 郡 29,376 21 0 21 0.07% 本巣郡 32,726 515 0 515 1.57% 席田郡 3,600 19 0 19 0.53% 山県郡 27,872 358 0 358 1.28% 武儀郡 85,285 91 15 106 0.12% 郡上郡 58,282 1 0 1 0.00% 加茂郡 64,522 20 0 20 0.03% 可児郡 34,780 12 0 12 0.03% 土岐郡 38,208 2 0 2 0.01% 0.0% 0.5% 1.0% 1.5% 2.0% 2.5% 岐阜市 厚見郡 各務郡 方県郡 羽栗郡 中島郡 海西郡 下石津郡 多芸郡 上石津郡 不破郡 安八郡 大野郡 揖斐郡・池田郡 本巣郡 席田郡 山県郡 武儀郡 郡上郡 加茂郡 可児郡 土岐郡 6
- 8. 清流の国ぎふ 防災・減災センター 地震からいのちを守ること ＝建物・家具から命を守ること 83% 13% 4% 建物の倒壊・ 家具の転倒による 火災による 不明 1995阪神・淡路大震災の場合 8
- 17. 清流の国ぎふ 防災・減災センター わたしの（避難所の）一日 • 起床 → 好きな時間に起きてもいい？ • ごはん → 避難所のごはんって？ • トイレ → 水流れないかも．．． • 着替え → 持って来た？ • 歯磨き → 持って来た？水はあるかな． • 出勤・通学→ 被災時でも仕事に行かないといけないことも • 娯楽 → 生きる上で娯楽も必要 • テレビ → どこにある？使える？ • 勉強 → 受験を控えてる人，どこで勉強しよう？ • 風呂 → 被災後は自分自身ドロドロになってたり．． • 睡眠 → 明るさ，気配，におい，音，温度・・寝られる？ • 洗濯 → できなければ同じ下着を着続ける？ • ・・・ 17
- 33. 清流の国ぎふ 防災・減災センター 避難所と仮設住宅 • 避難所 • 災害発生後～長くて数ヶ月（一部例外あり） • 集落や町内など，地域のコミュニティは同じ避難所で生活することが 多い • 体育館や集会所など，もともと居住用ではない建物に居住することに なることが多い • オープンスペースでの生活になる事が多い．一人あたりのスペースの 目安は1.5畳（落ち着いてから．荷物置き場込み） • 食事は弁当中心 • 集団生活 • 居住費は無料 • 食費・光熱費も無料 33
- 34. 清流の国ぎふ 防災・減災センター 避難所と仮設住宅 • 応急仮設住宅 • 応急建設住宅（災害発生数ヶ月後～原則入居2年後まで） • スチール製のプレハブタイプが多いが，最近は木造の仮設住宅も増えてきてい る • 建設までに早くて1ヶ月ほどかかる • 1K(20㎡)，2K(30㎡)，3K(40㎡)のタイプが主流（世帯人数に応じて） • 同一敷地内等に概ね５０戸以上設置した場合、集会所が設置される • 空き地に建設されるため，商店などが近くにないことも多い • バリアフリー住宅も建設される • ペットは可とされるケースが多い（話し合いで決定というケースもあり） • まとまって居住しているため，行政からの情報や見守り，支援などが届きやす い • 同じ地域コミュニティ同士で入居するなどの配慮があれば，地域コミュニティ が維持できる 34
- 35. 清流の国ぎふ 防災・減災センター 避難所と仮設住宅 • 応急仮設住宅 • 応急借上げ住宅（災害発生数週間後～原則入居2年後まで） • 民間の賃貸住宅を借り上げるので，すぐ入居できる • 立地はその物件次第 • もともとバリアフリーの物件ならばバリアフリー • もともとペット可の物件ならばペット可 • もともとの地域コミュニティから離れるケースが多いため，コミュニティの関 係を維持することが難しい • 一箇所にまとまって居住しているわけではないので，行政からの情報や見守 り，支援などが届きにくい • 共通 • 家賃は無料 • 水光熱費は居住者負担 • 食費も居住者負担 35
Hinweis der Redaktion
- 避難所といっても，場所によって，いろんなタイプがあるようです
- 自宅がこのスペースに押し込まれるんですよね
- 自主運営してもらう事は，丸投げすることとは違う．要配慮者への配慮など，事前に行政とのしっかりした連携関係を作っておくこと，準備が必要．