20141018 osc tokyo2014講演（配布用）

OSC 2014 Tokyo/Fall
OSSで「脱下請け」のススメ
～成功事例のご紹介～
オープンソース活用研究所
代表取締役所長
寺田雄一
ｔｅｒａ＠ｏｓｓｌａｂｏ．ｃｏｍ
Copyright 2014 Open Source Innovation Labs Ltd. All right reserved.

自己紹介
寺田雄一
(てらだゆういち
/yuichi terada)
1969年8月21日
生まれ45才
・2003年、野村総合研究所に大手で日本初のOSS専門組織オープンソース・ソリューションセンターを設立。
・2006年、オープンソース・ワンストップサービス「OpenStandia（オープンスタンディア）」事業を創業。
・2013年まで野村総合研究所において、オープンソース事業の責任者を務める。
・オープンソースビジネス推進協議会（OBCI）、OpenAMコンソーシアムの発起人。同会の理事、会長や、NPO
法人日本ADempiereの会の理事などを歴任。
・情報サービス産業白書2012年版～2014年版「オープンソースソフトウェアの動向」の執筆を担当。
・「エンジニアの楽園」を目指し、「開発合宿（ハッカソン）」などをプロデュースする活動も行う。
・2013年、IT業界の構造改革を実現するため、野村総合研究所を退社し、株式会社オープンソース活用研
究所を設立。
2 Copyright 2014 Open Source Innovation Labs Ltd. All right reserved.

何がいけないのか？～下請け構造の弊害～
下請け（大規模）直契約（小規模）
・仕様書の通りに開発する。
・良いアイデアでも取り入れられ
ない。
・お客様のやりたいことを理解し
て、いろいろと工夫できる。
・全体感が見えない。
・自分が開発しているものが、お
客様企業や社会にどう役に立つ
のか、イメージしにくい。
・お客様のやりたいことがわかる。
・うまくいっても感謝されない。
・むしろ、効率よく品質の高いコー
ドを書くと、仕事が増える。
・逆に、トラブルがあって、それを
解決すると感謝される。
・お客様の事業に貢献できると、
お客様から直接感謝される。

何がいけないのか？～スクラッチ開発偏重の弊害～
日本では、スクラッチ開発が主流
「システムが安定稼働するかどうか」が最重要課題
優先度が低下
• 企業の事業推進のために、どのような機能が本当に必要な
のか
• 利用部門が十分にシステムを活用できるように、使い勝手
をどうするか
• そもそも何のためのシステムなのか
逆に「いかに機能を削って、安全にシステムをリリース
するか」という発想
開発までに時間がかかるし、変化への対応も難しい
4 Copyright 2013 innvation-ichiba. All right reserved.

本日お話ししたいこと
ＩＴ業界を変えたい！
「３Ｋ」と言われて久しい我々の業界を、
ITエンジニアが楽しく仕事ができて、
若手が「ITエンジニアになりたい！」と思えるよう
な業界にしたい！
ユーザ企業のビジネスに不可欠な存在となり、
本当に感謝されるような業界にしたい！

ITエンジニアは、もっと社会に貢献できる！
IT業界の構造改革を、
ＯＳＳが導く！！

ＩＴ業界の構造改革のシナリオ

新しい事にチャレンジしたいが、、、しかし・・・
ＩＴ業界は、今好景気。目の前の仕事をさばくだけで、精一杯。売上も上がっている。新しいことに挑戦する余裕はない。新しいことに挑戦する必要もないのでは？
（出所）http://ceron.jp/url/www.nikkei.com/article/DGKDZO62545410T11C13A1TJ1000/

「空前の大規模プロジェクト、その宴の後に来るものは」
そこに巨大プロジェクトが舞い降りる。人月商売の需給が少し
でも引き締まれば、プロジェクトに関わるかどうかは別にして、
とりあえず皆が食える。そうすると、ビジネスモデル変革や新規
ビジネス育成の機運は薄れてしまう。そんな中でプロジェクトが
終了し、大量の技術者がリリースされたら・・・。
これまでも大規模プロジェクトが終了したときに、一時的に需
給バランスが崩れたことがあった。ただ、今回は従来とは違う。
2015年にはおそらく、企業などの情報システムのSI案件、受
託ソフト開発案件はかなりジリ貧状態になっているだろう。改
革を怠ったツケは、確実にITサービス会社や技術者に回ってく
る。久しぶりのビッグイベントに浮かれていないで、ITサービス
会社も技術者も次の道を探したほうがよいと思う。
（出所）ＩＴＰｒｏ
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20120731/412922/

このようなシナリオもあるが・・・
受託中心の
中小ＩＴ企業
金融機関の基幹システムや、中央官庁、
超大企業のシステムなどを手がける、
大手ベンダーや大手システムインテグ
中国・ベトナム
のオフショア
２０１５年特需終了
クラウド、ＳａａＳ
ユーザ企業の内製化
コスト削減圧力
レーターは、一定規模存続。
大手ベンダーや大手システム
インテグレーターの内製化シ
フトにより、２次請け、３次請
けの存在意義が低下。
受託中心の中小IT企業は、
中国・ベトナムなどとのオフ
ショアと競合に。

事業部門のＩＴ予算が拡大
件数
情報シス
テム部門
ＩＴ予算
情報システム
部門
ＩＴ予算
２０１６年以降、従来の体制では多様
化する顧客ニーズや事業環境への対
応が困難となり、事業部門主導の案
２０１３年２０１５年２０２０年２０２３年
情報シス
テム部門
ＩＴ予算
情報シス
テム部門
ＩＴ予算
事業
部門
ＩＴ予算
事業
部門
ＩＴ予算
事業
部門
ＩＴ予算
「2017年にはマーケティング部門が行使
できるIT予算が情報システム部門を上回
るようになる。」ガートナー
事業部門主導の予算、売上増に直結するテーマ、
即効性のある案件が中心、効果を確認しながら継
続的に投資
→プロジェクトは、小規模×多数×継続
件が増える
金融機関の基幹システムや、中
央官庁のシステムなど、大規模
開發はなくならない（が減る）

Web系に人材流入、マーケット拡大
エンタープライズ系
市場
Web系市場
Web系市場
エンタープライズ
系人材
人材（エンジニア）
WebWeb系
系
人材
人材

エンタープライズ系市場も、Web系の手法で開発
市場
エンタープライズ
系人材
エンタープライズ系市場が、Web系
の開発手法を取り入れることで、
下請け構造と、スクラッチ開発偏
重の弊害が是正される！
Web系市場
Web系
人材
市場
エンター
プライズ系
人材
Web系人材

エンタープライズ分野で、
OSS/アジャイル的な事例

エンタープライズ分野で、OSS/アジャイル的な事例
システムの概要
大手グローバル企業
の海外拠点における、
業務システム
法人向けビジネスの、
受発注、顧客管理、
情報分析など
（出所）downtown singapore by tacoekkel, on Flickr
http://www.flickr.com/photos/tacoekkel/31656309/

なぜＯＳＳを採用したのか
（出所）Red Arrows By peter pearson
http://www.flickr.com/photos/peterpearson/2682433551/
ｉＤｅｍｐｉｅｒｅ
ＯｐｅｎＡＭ
ＯｐｅｎＩＤＭ
Ａｌｆｒｅｓｃｏ
Ｐｅｎｔａｈｏ

アジャイル的開発
アジャイル的アプローチでプロジェクトを推進。
要件によって、ＯＳＳをカスタマイズ。
（出所）Workshop Patterns of Adopting Agile Development Practices conduzido por Amr Elssamadisy e Ahmed
Elshamy. by Improve It, on Flickr http://www.flickr.com/photos/improveit/1573157244/

システムの概要ｉＤｅｍｐｉｅｒｅ・・・見積書発行、受注管理、発注管理、
契約管理、請求書発行などＰｅｎｔａｈｏ・・・情報分析、レポート作成、データ連携（ＥＴＬ）Ａｌｆｒｅｓｃｏ・・・ドキュメント管理、ワークフローＯｐｅｎＡＭ／ＯｐｅｎＩＤＭ・・・統合ユーザＩＤ管理、
システム間ＩＤ連携、認証、シングルサインオン

（ポイント）事業部門がプロジェクトを主導。ユーザ企業が主体的にシステムのアーキテクチャを
選定。各技術要素（OSS）について、それぞれのOSSが得意
なベンダーを選定。アジャイル的にプロジェクトを推進。動くものを見なが
ら、次を考える。
従来のベンダー／システムインテグレーター（エンター
プライズ系人材）では、対応が難しい案件。文化が違いすぎる。

従来とは異なるスキルが必要、ということもあるが・・・
従来
対客PM アプリインフラネット運用
現在
多能工人材
クラウドやOSSの普及で、生産性が大幅に向上、
「ひとり」でもシステム開発が可能に
これからのＩＴ人材
インターネット（Google、Facebook、Twitter、・・・）に
より、誰にでも、低予算でのマーケティングが可能に
多能工人材（ITエンジニア）お客様の業務、マーケティング
＋
社会に貢献できる、ＩＴエンジニア

マーケティングも重要
例えば、お客様が、
「今度のシステムは、オープンソースの○○で
できないか？」
「今度のシステムは、△△の技術が必要だな。」
と考えた時に、
「そうだ、あそこに聞いてみよう！」
と思われるＩＴ企業になって頂きたい。

オープンソース活用研究所のミッション
ＩＴ業界、このままで良いとお考えですか？
～ＩＴ業界の構造改革、より良い業界に！～
我々は、
ユーザ企業と、「ＯＳＳ」や「アジャイル的開発」
が得意な中小IT企業、地域のＩＴ企業、海外の
ＩＴ企業、とを直接結び、
「多段階の階層構造問題」や「スクラッチ開
発偏重問題」を解決することで、
エンジニアが「誇り」と「喜び」をもって仕事
ができる、ＩＴ業界を創ります。

そのために
プレミアム
特定の分野で
・Webページの作成、コンテンツ更新
貴社を
日本一有名にするための
総合マーケティングサービス
サービスの内容
・Facebookページの作成、
コンテンツ更新
・営業資料、事例紹介資料作成
・プレス・リリース作成、配信代行
・セミナー企画、集客、運営
・広告配信代行、・営業支援
マーケティングを御社に委託することで、
本業に集中できるようになりました。
Facebookマーケティングなど、未経験でし
たが、スムースに立ち上げられました。
成果報酬型で、同じゴールを目指せて
いるところがよいと感じました。

ソリューションHP、Facebookマーケティング
ソリューション
HP
お問合せ
既存のHP
Facebook
ページ
コンテンツ
投稿
投稿
（その他）
・プレス・リリース原稿作成
・プレス・リリース配信代行
・広告配信代行
・営業資料、事例資料作成
ターゲット、メッセージを検討

セミナー企画、集客、運営、フォロー
10/16
10/24
11/05
11/06
11/11
中堅・中小IT企業による
“本気”の情報提供セミナー
【通信業界に関わっている方】公衆無線LANをどう活用するべきか
～公衆無線LANとDiameterに関する勉強会～
オープンソースのOTRSで、ITIL準拠の運用管理ができるって、本当
ですか？どこから始めればよいですか？
2時間でクラウド対応のドキュメント管理ツール「Alfresco」を構築し、
Microsoft Azureでそのまま使える無料トレーニング
（株）アイティテラは、なぜ他社の半額で「受発注・在庫管理システ
ム」の提案ができたのか？オープンソースERP事例紹介
【明日の認証会議】（第4回）いまさら聞けない「シングルサインオン
（SSO）」の基本～１万人大企業におけるOSS活用事例

数値目標の例
貴社の営業活動と平行して実施。
１千ユーザ／月２件／月
Web
月１回２０人５件／月
目標を設定してモニタリング
問合せ初訪受注
２件／月０．５件／月
セミナ
メール
広告
当社マーケティング支援部分
貴社独自部分
Web
問合せ初訪受注
人脈
５～１０件／月

営業フェーズでの役割分担
営業フェーズでは貴社と役割分担
当社
貴社
初訪
ヒアリング
商品説明
営業支援見積り提案クロージング
※基本的に地方案件は極力出張しないように誘導。出張が必要になった場合は、貴社
と相談の上、出張旅費の実費をご請求。
営業同行
商品に関する質問
質問への回答
超概算見積り

効果
サービス開始後、３～６か月で、Webからお問合
せが入り始める。
（例）ピンポイントの技術で、大手企業から問合
せがくるケースも。
セミナーは、即効性あり。多くの商談につながる。
（例）サービス開始後５か月で、１８件の新規商
談を獲得。

最後に
ＩＴ業界の将来と
貴社の将来が
輝かしいものでありますように

おまけ

ＩＴエンジニアの専門知識を活かしたボランティア活動
ＩＴエンジニアの
「やりがい」、「喜び」、「誇り」とはなんですか？
1500g未満で産まれた極小児と
ママ（パパ）を支援するプロジェクト（第１弾プロジェクト）
有志（ボランティア）エンジニア募集中！
ＩＴエンジニアが世界を変える
～Social Change and Developers～

ＯＳＳエンジニア採用支援事業
「優秀な人材が採用できない」という貴社の悩みを解決！ＯＳＳエンジニアは人材不足の傾向にあり、従来の方法（求人広
告、エージェントなど）だけではよい人材を採用するのが難しくなっ
ています。当社は、「ＤＯＤＡ」「マイナビ転職」「＠ｔｙｐｅ」などを活用しつつ、
独自のＯＳＳサイト「ＯＳＳＮｅｗｓ」の購読者や、ＩＴエンジニアによ
るボランティア活動「Social Change and Developers(SCAD)」参
加者などにもリーチすることで、優秀なＯＳＳエンジニアの採用を
ご支援します。
取扱媒体当社独自媒体
×
マイナビ＠Ｔｙｐｅ

営業・マーケティング支援事業
自社の強みを広くアピールしたい中小IT企業様
自社セミナーの集客にお困りの中小IT企業様
月３万円～の
セミナー事務代行＆集客サービス
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「早いタイミングで定員数を集め
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中堅・中小IT企業による
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アンケートへのご協力のお願い
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