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高校生・高専生研究者と地域を発展させる研究に挑戦しよう~東北バイオ教育プロジェクト~(協和発酵キリン株式会社)教育CSR大賞2014
- 1. RBE リサー チ・ベ ースド・
部門賞
エデュケーション
高校生・高専生研究者と
地域を発展させる研究に挑戦しよう
~東北バイオ教育プロジェクト~
2014年度
エントリー
番 号10
協和発酵キリン株式会社
対象:東日本大震災で被災した
岩手県・宮城県・福島県からの選定校
- 2. 教育CSR活動の基本情報
実施概要
ノミネート部門
実験教室、連携研究者の招聘などを通じて日々の活動を徹底サポート。東北の6校の
学生研究者とバイオ研究を通じて地域課題の解決に挑戦することで、次世代のリーダ
ーに必要な「考え抜く力」を育てます。(東日本大震災で被災した岩手県・宮城県・福島
県からの選定校)
受賞のポイント
RBE部門
タイトル
高校生・高専生研究者と地域を発展させる研究に挑戦しよう
~東北バイオ教育プロジェクト~
教育目標被災地における次世代リーダー人材の育成
活動に活かす自社技
術・活動への思い
バイオ医薬品の研究開発力と、生命関連企業としていのちを大切にする思い。
継続するための工夫
研究を通じたリーダー人材の育成とともに、学校現場が自立的に研究できる体制の構
築を行っています。具体的には、実験資材の提供のみならず、ノウハウを提供すると
ともに、当該分野の専門家と連携体制を構築し、プロジェクト終了後もアドバイスを
いただきながら研究を進める体制を構築してまいりました。
テーマテーマが身近、日常生活との関連がある
体験探究活動・発表など子どもが主体的な活動に挑戦できる
社員研究部門など、テーマの技術に明るいスタッフがかかわっている
ブランド企業の理念につながる内容
- 3. 活動実施の想い(背景)/活動概要
バイオ医薬のリーディングカンパニーである協和発酵キリン。
バイオテクノロジーを基盤とし、世界の人々の健康と豊かさに貢献する研究開発型の製薬企業として次世代
の子どもたちに伝えられるものとは何か、を考え続けてきました。
折しも、2012年3月11日に東日本大震災が起こり、患者さんのいのちを支える薬を供給するという責任を改
めて強く認識するとともに、復興応援として、キリン絆プロジェクトと一体となって、地元の子どもたちを
対象にした理科教育支援や卓球教室などの取り組みを開始いたしました。(子どもの笑顔づくり支援)
震災から約1年半が経ち、少しずつ現地での生活を取り戻しつつある中、真の復興に向けた活動が必要に
なってきています。特に、思うように勉学の環境を取り戻せない子どもたちの将来に対する不安を解消し、
さらには未来の東北の産業を支える人材を育成することが不可欠です。
そこで、子どもたちに、今後の成長産業の中心となっていくであろうバイオ分野の研究の面白
さや大切さを伝え、まちの産業創出や活性化を担う人材育成へとつなげてくことを目指し、
東北バイオ教育プロジェクトをスタートしました。
キリングループは、「復興応援キリン絆プロジェクト」として、「地域食文
化・食産業の復興支援」「子どもの笑顔づくり支援」「心と体の元気サポート」
の3つの幹で復興支援活動を行ってきました。
協和発酵キリンでは、一日も早く、被災した子どもたちの元気と笑顔を取り戻し
たいとの思いから、理科教育支援、卓球教室の開催などを通じて、「子どもの笑
顔づくり支援」活動を展開しました。
- 4. 活動詳細
バイオ研究を通じて地域の未来づくりに挑む、高校生・高専生研究者たち。
『東北バイオ教育プロジェクト』
東北地域の高校において、今後の地域の発展やバイオ産業を担う次世代を育成するプロジェクトです。
バイオ研究の意義と面白さを知るだけに留まらず、子どもたちが東北の未来に新しい視点での希望や
夢・目標を抱けるきっかけづくりを行いたい。そんな想いからスタートしました。
Mission①次世代を担うリーダーの育成
「教わる」から「知りたい!」へ。研究活動をベースにした新しい科学教育システムResearch Based
Education System によるリーダー人材の育成
中高生が自ら研究課題を設置し、それをひも解いていく本格的な研究体験を通して、幅広い知識と
論理的思考能力、課題解決能力を身につけ、東北の発展に貢献できるような人材に育つことを目指
します。
Mission②地元の先生や研究者とともに継続的な教育の仕組みをつくる
中高生と大学・企業がつながることで、新しい知を生み出し、将来に渡り産業や研究を担う人材を
輩出するためのプラットフォーム作りを。
研究活動に必要な協力者として、地元の大学・研究機関の研究者や全国の専門家を迎え、サポート
体制を構築します。中高生と研究者が密にコミュニケーションを取りながら、まさに研究の流れを
学校教育の中に生み出します。
- 5. 活動実績
福島県、宮城県、岩手県の3県から2校ずつ研究校を募集し、
必要な機材や物品の支援や研究計画・実験計画の立案や設
備導入のサポート、専門家との連携支援、専門家による実
験教室を実施しました。
採択校と研究テーマ
バイオ燃料
植物工場
オリジナル堆肥
慶應義塾大学
伊藤 卓朗 特任助教
岩手県立
高田高等学校
石巻専修大学
角田 出 教授
東京海洋大学
大迫 一史 准教授
水産高等学校
多糖バイオマス
魚醤
バイオフィルム
協和発酵
キリン
株式会社
福島県立
新地高等学校
福島県立
会津学鳳
高等学校
宮城県
宮城県
仙台第二
高等学校
一関工業高等
専門学校
東北大学
渡辺 正夫 教授
横浜国立大学
金子 信博 教授
南谷 幸雄 研究員
東北大学
中井 裕 教授
株式会社アイ・エム・ティー
野原 節雄 氏
協和発酵バイオ株式会社
中川 智 氏
研究体制図
- 6. プロジェクト採択校2年間の歩み
日 付実 施 内 容
2012 年度
10 月30 日宮城県水産高等学校 第1 回実験教室実施
10 月31 日岩手県立高田高等学校 第1 回実験教室実施
12 月12 日福島県立新地高等学校 第1 回実験教室実施
12 月15 日岩手県立高田高等学校 第2 回実験教室実施
1 月21 日宮城県水産高等学校 第2 回実験教室
2 月26 日福島県立新地高等学校 第2 回実験教室
3 月17 日中学生・高校生の学会
「サイエンス・キャッスル」への参加
2013 年度
7 月9 日岩手県立高田高等学校 第3 回実験教室
7 月16 日福島県立新地高等学校 第3 回実験教室
7 月18 日宮城県水産高等学校 第3 回実験教室
7 月21 日福島県立会津学鳳高等学校 第1 回実験教室
8 月6 日宮城県仙台第二高等学校 第1 回実験教室
8 月18 日一関工業高等専門学校 第1 回実験教室
10 月28 日福島県立新地高等学校 第4 回実験教室
日 付実 施 内 容
10 月30 日福島県立会津学鳳高等学校 第2 回実験教室
11 月2 日宮城県仙台第二高等学校 第2 回実験教室
11 月7 日宮城県水産高等学校 第4 回実験教室
11 月14 日一関工業高等専門学校 第2 回実験教室
11 月15 日岩手県立高田高等学校 第4 回実験教室
12 月23 日東北バイオ教育プロジェクト
研究進捗発表会( 1 日目)
12 月24 日東北バイオ教育プロジェクト
研究進捗発表会( 2 日目)
3 月23 日東北バイオ教育プロジェクト 研究成果発表会
2014 年度
4 月30 日一関工業高等専門学校 第3 回実験教室
6 月12 日宮城県水産高等学校 第5 回実験教室
6 月14 日岩手県立高田高等学校 第5 回実験教室
6 月19 日福島県立新地高等学校 第5 回実験教室
6 月21 日福島県立会津学鳳高等学校 第3 回実験教室
6 月28 日宮城県仙台第二高等学校 第3 回実験教室