オンラインプロジェクトで作る、プロトタイプで終わらせないものづくり
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8/8 fagora発表資料。 面白いものを作り続けるための方法。
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オンラインプロジェクトで作る、プロトタイプで終わらせないものづくり
- 2. 自己紹介 • 小島有貴 ・本職：電機メーカでソフトウェア開発担当 ・組み込み系開発が得意 ・石川出身の静岡育ち。 ・技術サークル「テクノアルタ」運営 ・Makerイベント「NT金沢」お手伝い 2011年 組み込み開発受託の企業で組込み学習教材「E+」の製品化 2012年 技術商社の製品開発部門にて無線モジュール開発にアルバイトで参加 2013年 金沢大学にてロボットの自己位置推定の研究に従事 2013年 Makerイベント「NT金沢2013」運営 2013年 金沢大学アントレプレナーコンテストにてテクノアルタ発表 最優秀賞受賞 2014年 産業用機器とか健康機器つくってる電機メーカに入社
- 3. 北陸で開催しているMakerイベント NicoTech金沢2013 / 2014 / 2015
- 6. 冷蔵庫にガジェット…？ 冷蔵庫を開けると話しかけてくる ボイス数は数十種類以上 時間・日付にも連動 自分で作ったボイスも追加OK
- 13. モノづくり系作品 31,922個
- 18. でも、世に出すのは難しい。
- 22. 保守/サービス マーケティング 設計 企画 量産購買/調達 ロジスティクス Engineering chain Supply chain 試作 評価 モノづくりのプロセス 市場に出すための開発プロセス
- 23. 保守/サービス マーケティング 設計 企画 量産購買/調達 ロジスティクス Engineering chain Supply chain 試作 評価 モノづくりのプロセス ・部品購買 ・量産品質確保 ・サービススキーム ・物流方法 ・法律 ・評価不足… いたるところに ボトルネックが！ ハードルが高い電子機器
- 28. テクノアルタの運営 • Redmine活用開始、ソーシャルもフル活用 – GitLab – Facebookグループ – DropBox,GoogleDrive – Skype打ち合わせ – Slack導入検討
- 29. テクノアルタを支えるメンバー • 2013年5月に川上と2名で有志組織としてスタート • 多彩なバックグラウンドを持つ十数名で運営 – 大学 学生/教員 – マルツパーツの中の人 – 技術商社の中の人 – 電機メーカの中の人 – 自動車メーカの中の人 などなど 各個人活動をベースに、ゆるく繋がっています。
- 30. 冷えミク販売までの流れ
- 31. 市場？ • 「初音ミク」市場は100億円以上 • 日本経済新聞 (2012/02/02付) 野村総合研究所分析 • 作品/商品数検索の結果 148,831件 40,016件
- 33. 生産について (基板など) • プロトタイプをベースにプリント基板を設計 – プリント基板製造業者（JetPCB） • 部品・材料を調達 – 個人向け部品卸業者(RSなど) プロトタイプ （ユニバーサル基板） プリント基板設計
- 35. 生産について (基板など)
- 36. 生産について (外装など) • 外装(ペーパークラフト)を手配 – デザイナーの設計で印刷業者へ発注
- 37. 「プロトタイプ」から「商品」へ • 信頼性・安全性？ – 基板設計のプロ（テクノアルタメンバー）により レビュー済 – 低温環境下にて連続稼働試験 • 権利・ライセンス？ – キャラクター • 版権元のガイドラインに沿ってライセンス契約 • 版権元は二次創作を奨励 – 特許 • 該当する特許 : 失効・無し
- 43. 台湾メディアによる紹介
- 44. コスプレ×テクノロジー？
- 48. ■ 古川光 技術商社の開発部門エンジニア 住所：石川 NT金沢運営。プリキュアハッカソンの男。 スマホ連動のアプリ開発は本業の案件ともリンク。 ■ 西村大 3Dプリンタエンジニア 住所：福岡 3度の飯よりものづくりが好き。 特殊造形、Webデザインもこなすクリエータ。 DMMの3Dプリント事業部立ち上げメンバーの一人。 ■ ナヲ。 住所：東京 本業でモデル・アイドルもこなすコスプレイヤー。 先月はフランスのJAPANExpoのステージにも。 衣装製作の傍ら、新しい表現には貪欲に挑戦する。
- 50. テクノアルタの目指すところ
- 53. 「作りたい」を実現する • それはつまり、商売したいの？ – 世間一般の売れる商品を狙って開発する – 自分が作りたい（欲しい）商品を開発する ・そもそも好きの延長線の「趣味」として開発する ・作りたいものだから大変でも楽しく達成感がある ・自分が欲しいと思ったものは世界の誰かも欲しい プロジェクト基準は「わくわく」するかどうか
- 54. • 音楽販売は25,000位以下で売上の40% – ロングテール理論 – ニッチでも十分な市場 – 世の中に様々な商品が増えることはユーザの求める こと（多品種少量生産の選択肢） 自分の「欲しい」は世界の誰かも「欲しい」
- 55. “くだらない”ものは不要なのか？ • 無用の用 – 優秀なチームの平均点は高いが ブレークスルーは多様性あるチームから生まれる 人、モノ、色々な多様なモノがあってこそイノベーションが生じる。 (Harvard Business Review, Vol.82, No.9, pp.22-24 (2004))
- 57. 副業的、モノづくりの意味 • 本業と趣味の間を。 – 「作りたい」と「欲しい」人のマッチング – 利益も重視する意味 → 利益が次の製作の投資へ – 持続的投資可能 → 多くのプレイヤーが参加 – 起業しないからこそできる本当のMake： • 趣味開発の可能性 – ヤマハ eVY1 の B to C化 「彼らにワークライフバランスなんてない。 仕事で作る人より、よっぽど凄いものが出来上がってくる」
- 58. 副業的、モノづくりの意味 • 「組織型」から「プロジェクト型」モノづくりへ – UP PERFORMAさんの例 • 経産省指定フロンティアメーカー • 社長以外は全員本業が別で参加。 • オンラインワークそれを支える。
- 59. テクノアルタの目指すところ • １．ニッチでも需要のある作品を実現し続ける – 副業スタイルでのプロダクトアウトを相互に支援。 – 個人での適量生産→物流→販売の最適解を。 – オンラインベースの開発手法を模索。 • ２．コミュニティとしてノウハウ蓄積 – 少数生産ノウハウと仕組みを形に。 • ３．多様なプロダクトにあふれる世の中に。 – 人の趣味と楽しみは本来もっと自由で多様なはず。 作る側も、買う側も楽しめる世界に。
Hinweis der Redaktion
- 自己紹介
- 北陸のMakerのための展示会イベント「NicoTech金沢2013」を主催、開催しました。 金沢芸術村で去年の8月に開催。今年は金沢駅地下開催。
- テクノアルタは 「作りたい」を「実現する」 「作品」を「世に出す」 組織
- 電飾衣装の制作や冷えミクなどのガジェットの開発をしてきました
- そもそも冷えミクとは ・冷蔵庫に入れるキャラガジェット ・開けると色々なボイスでおしゃべり
- ・そんなメンバーと共に作った製品が冷えミク
- ・コミケで頒布まで実現。完売。
- 自己紹介
- ニコニコ動画には「ニコニコ技術部」を中心に、数多くのものづくり系動画。
- こうやって、商品化にあと一歩まで行く作品は沢山生まれています。 「プロタイプ」は増え続ける一方で、欲しい人も確かにいます。
- テクノアルタのメンバーが作った冷えミクも同様です。
- 動画公開後ほしいって言葉を沢山頂きました
- こうやって「欲しい」って声を沢山頂くからこそ
- こうやって、商品化にあと一歩まで行く作品は沢山生まれています。 「プロタイプ」は増え続ける一方で、欲しい人も確かにいます。
- 従来、個人のクリエータが何か商品をつくろうと思うと、 企画から評価といった商品化のノウハウがなく開発に苦労しますし、 デザインとか外注しようにもどうやって見つけていいかも難しい。 さらに、プロジェクト組んだわいいけれど結局事務とマネジメントに追われてしまうという本末転倒なことがよくありました。
- しかし実際売るとなるといろいろな問題が発生します。
- ・テクノアルタをハブとしてデザイナ、プログラマ、組み込みエンジニアなどクリエータが繋がり ・オンラインベースで作品制作のプロジェクトに取り組みます ・開発ノウハウの共有、相互に人材の斡旋、アイディアインキュベーション
- ・それぞれヨコ型でプロジェクト ・Aのプロジェクトでは開発、Bのプロジェクトではアドバイス役など、相互に自由に役割を担当 ・必要に応じてデザイナ・モデルなど知り合いにお願いすることも
- ・現状はFacebookグループでオンラインで行っている ・企画フォーラムは作ってみたいネタなどの議論
- ・ネタが固まればブレークダウンしてプロジェクトごとにサブグループを作って進める
- ・有志組織としてスタート ・それぞれ色々なバックグランドのメンバが集まってやってる
- ・そんなメンバーと共に作った製品が冷えミク
- 外装についてもデザイナーさんのデザインを印刷業者へ発注し、見た目にも品質の高い商品にすべく準備しています。
- ・コミケで頒布まで実現。完売。
- 自己紹介
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