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Csis2009
- 5. 地球科学の知識の普及
• 高等学校「地学」-長期的な低迷
– 東京都公立高等学校の地学教員の数は49名.学校数
201校.
– 新規採用は,全国で10名程度.
– 教科書需要数から推定される全国での履修率は8%
• 高等学校「地理」
– 「社会科」から「地歴科」と「公民科」へ('94).「世界史」が
必修.
– 2006年,学習指導要領の無視が問題に.いわゆる「未履
修問題」.必修でさえ履修していない.
– 2007年問題-専門の教員の大量退職
- 6. 地図や統計資料などを活用して,
都道府県の地域的特色を調べる学習
よくわ
無回答 無回答 からな
22.7% 生徒にとっ 26% かった
て理解しに
36.3%
生徒に くい
とって理解 51.3% よくわ
しやすい かった
26.0% 37.6%
教師 生徒
(n=1336) 中学1年生
(n=43406)
無回答
生徒が 無回答
21.3% 嫌い
興味を持 25.5%
ちにくい だった
生徒が 41.2% 45.6%
興味を持 好きだっ
ちやすい た
37.5% 28.8%
平成15年度小中学校教育課程実施状況調査(国立教育政策研究所教育課程研究センター)
- 7. 観察や調査などを通して自分たちの身
近な地域の特色を調べる学習
無回答 生徒に 無回答
28.3% とって理解 26% よくわ
しやすい かった
43.5% 38.2%
生徒にとっ よくわから
て理解しに なかった
くい 34.5%
教師 28.3% 生徒
中学1年生
(n=1323)
(n=42921)
無回答
15.3% 無回答
生徒が 生徒が 25.4% 嫌い
興味を持 興味を持 だった
ちにくい ちやすい 45.7%
18.5% 66.2% 好きだっ
た
28.9%
平成15年度小中学校教育課程実施状況調査(国立教育政策研究所教育課程研究センター)
- 8. 問題はどこに?
「地域の調べ学習では,教員の地図の利用に関す
る理解や地域調査の経験が,子供たちの学習の満
足度に影響するため,教員の地理教育における力
量不足が,生徒の学習への関心度を低下させてい
るとも考えられ,地域の調べ学習を通して科学的態
度を育成することが難しくなっているのである.
(碓井照子,2008「地理歴史科教員の実態と地理的知識低下の問
題」.学術の動向 2008.10, p.13-19)
- 9. 制度の問題?
碓井照子(奈良大学)「地理嫌い教員の増加と(子
供の地理嫌いの)負のスパイラル。」学術の動向
2008年10月
田村糸子(都立若葉総合高校・首都大学東京)「地
学が大学入試科目として軽視されてきた。授業が
削られ、教師も減る悪循環に陥っている。」 読売
新聞2009年6月17日
教育制度の改善は困難
情報発信経路の複線化
- 10. 博物館や科学館に行くことは好きですか?
100%
90%
無回答
80%
好きではない
70% どちらかといえ ば好きでな
60%
い
どちらからといえ ば好きだ
50%
好きだ
40%
30%
20%
100%
10%
90%
80%
0%
小5 小6 中1 中2 中3 70%
60%
50%
40%
30%
20%
(参考) 勉強は好きですか? → 10%
0%
小5 小6 中1 中2 中3
平成15年度小中学校教育課程実施状況調査(国立教育政策研究所教育課程研究センター)
- 11. どこで学ぶか?
Formal 組織・構造
化された 学校 30%
learning 学習
Informal 自然発生 職場 / 博 70%
learning 的な学習 物館
中原(2007)
- 13. 博物館の使命
• 「収集・保存」「調査・研究」「普及・教育」
– 博物館とは「歴史、芸術、民俗、産業、自然科学等に
関する資料を収集し、保管(育成を含む。以下同
じ。)し、展示して教育的配慮の下に一般公衆の利
用に供し、その教養、調査研究、レクリエーション等
に資するために必要な事業を行い、あわせてこれ
らの資料に関する調査研究をすることを目的とする
機関(博物館法)」
• CollectionとCommunication
– 科博
- 14. 研究情報の加工
• 研究成果物としての「5万分の1 地質図幅」
– 地質図至上主義
– 目的に応じた表現方法の改善
– 研究者の情報へのこだわり.インタープリターが必要
• ガイドマップ
– 一般人の認識:景観(地形)>地質
– わかりやすさと科学的な情報の正確さ
– どのような地図が使いやすいのかまじめに検討され
ていない.-今後の課題
- 24. 博物館における地形・地質(地層)の
表現方法
• 時空間的広がりをもち,かつ重層的な地形・地質
(地層)をどのようにみせるか.
1)展示
– Face to faceで解説
2)解説
– アナログモデル実験
– 展示物の三次元化
- 34. 科学の普遍性と権力性
• 科学の進歩・発展=産業の発展.豊かな暮らし「科
学技術立国」
• 科学の巨大化と生活レベルとの乖離
• 科学と政治の問題.科学によって問うことはできる
が,科学によって答えることのできない問題群
– 「トランスサイエンス」Weinberg (1972)
遺伝子組み換え作物,クローン技術,
政治 BSE,エネルギー問題(原子力),
(社会の意 河川管理(ダム問題)・・・
科学
志決定)
トランスサイエンス
- 36. 科学と市民の関係
欠如モデル 対話モデル
科学者
サ
イ
エ
ン
教育者 ス 非
専 コ 専
門 ミ
ュ
門
家
ニ 家
ケ
ー
タ
市民 ー
文脈モデル
- 37. 科学技術の社会的影響
• 市民にとっての科学
– リスクを生み出すもの
– リスクコントロールの手法
• 評価:リスクアセスメント
• 管理:リスクマネジメント
• リスクコミュニケーション
トップダウンの政策決定から
相互信頼型の政策決定へ(平川,2006)
GISの寄与