和光市にはどのような人たちが暮らしているのでしょうか。 日本全体で見ると少子高齢化が進んでいますが、そのことがはっきりと表れてくるタイミングはまちごとに異なっています。 住む人が変わると、そこで求められる市の取組みも変わってきます。まちの未来を考える際の基礎となる「和光市に暮らす人たち」について、将来の予測も含めて確認してみましょう。

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和光市に暮らす人たち
和光市にはどのような人たちが暮らしているのでしょうか。
日本全体で見ると少子高齢化が進んでいますが、そのことがはっきりと表れ
てくるタイミングはまちごとに異なっています。
住む人が変わると、そこで求められる市の取組みも変わってきます。まち
の未来を考える際の基礎となる「和光市に暮らす人たち」について、将来の
予測も含めて確認してみましょう。

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和光市の人口推移
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和光市人口 年少人口（0歳～14歳） 生産年齢人口（15歳～64歳） 老年人口（65歳～ ）
和光市の人口推移縦軸：人口（千人）
和光市の人口は増加傾向にありますが、近年、増加のペースは緩やかになっ
ています。人口のピークは2030年頃となる見込みであり、同時期に人口構
成が変化していくことも予想されています。

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人口構成に注目してみましょう。2015年時点では、30代後半～40代前半を頂点に若い世代が
多く居住していることが分かります。同世代が老年人口に差し掛かる2040年には、年代別人口
の割合の差が少なくなる一方で住民の4人に1人が65歳以上の方とになる見込みです。
和光市の人口ピラミッド
居住者の多い世代が変化
していきます
暮らす人の年齢構成が変わることで、市民が求める行政サービスも変わるでしょうか？

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2005年 2010年 2015年 2020年 2025年 2030年 2035年 2040年
老年人口（65歳～ ） 生産年齢人口（15歳～64歳） 年少人口（0歳～14歳） 75歳以上
年齢別人口割合の推計からも、人口がピークを迎える2030年ごろから老年
人口の増加のペースが速まるなど、人口構成の変化が見込まれていることが
確認できます。
和光市の年齢別人口割合
和光市の年齢別人口割合

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和光市に暮らす人たちに関する気づき
和光市における人口の推移や人口ピラミッドなどを見て感じたことや気づいたことはありますか。
また、そのことが生じた理由（原因）や、そのことから生じることとして考えられることを記入してみ
てください。
気づいたこと／感じたこと 理由／生じること
主な資料の出典
• 和光市「和光市まち・ひと・しごと創生総合戦略」
• RESAS 地域経済分析システム
• 国立社会保障・人口問題研究所 「日本の地域別将来推計人口（平成
25年3月推計及び平成20年12月推計）」

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 まちに暮らす人たちに着目すると様々なことを発見することができます。
一例として、若者の政治参加を考える際の課題として挙げられる「シル
バー民主主義（デモクラシー）」を考えてみましょう。
 「シルバー民主主義」では、有権者に占める高齢者の割合が増加し、高齢
者層の政治への影響力が増大した結果、「少数派である若者」よりも「多
数派である高齢者」に配慮した政策が優先されることになると指摘されて
います。
しかし、和光市の年齢別人口に着目すると、20代の住民（有権者数）は
60代の住民（有権者数）よりも多いことが分かります。
このことは、若者がその気になれば、シルバー民主主義の発生は防ぐこと
ができる状況にあるとも言い換えることができます。
 また、まちに暮らす人たちの構成が変わると、そのまちで多く求められる
行政サービスの内容も変わってきます。行政サービスは検討が始まってか
ら実行されるまでには多くの時間を要します。将来のまちの姿に向けて、
必要とされる行政サービスにはどのようなものがあるでしょうか。
 具体的なまちの状況を基に問いかけていくことで、生徒たちがまちの課題
に気づき、どの課題の解決に取り組む必要があるのかを考えるきっかけを
作り出していくことが期待されます。
和光市に暮らす人たち