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2015年8月28日
ユニアデックス株式会社
プロダクトマーケティング部
マーケティングマネージャー
田中 克弥
社内導入でわかってきた
成⻑するプライベートクラウドの作り方
第24回 CloudStackユーザー会
Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved. 1
自己紹介
主な経歴
 元エンジニア
 2009~2011年 米国駐在
 2011年〜現在
プライベートクラウド企画
趣味
 フットサル
 旅⾏
 清水エスパルス
 Facebook
 Katsuya.tanaka
2Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved.
会社紹介
社名 ユニアデックス株式会社
代表者 代表取締役社⻑ 入部 泰(いりべ やすし)
住所 〒135-8560 東京都江東区豊洲1-1-1
設⽴ 1997年3月4日
資本⾦ 7億5,000万円
従業員数 3,130名(2015年4月1日現在)
売上高 1,175億円(2015年3月期)
日本ユニシスグループの
ICTインフラトータルサービスプロバイダー
3Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved.
ユニアデックスのテクノロジーカバー領域
クライアント ネットワーク サーバ
OS・ミドルウェア
ソフトウェア開発/保守
業務アプリケーション、業種ソリューション
データセンター / 設備 / 回線
ICTインフラ
アプリケーション
レイヤー
ストレージ
設
計
・
構
築
・
保
守
・
運
用
クラウド
Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved.
今から1年半前に
当社の1部門でCloudStackによる
プライベートクラウドを導入しました
結果、驚くほど良い効果が⽣まれました
どのように成⻑し、成功したのか
取り組み内容をご紹介します
はじめに
Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved.
本日のお話
企画 設計構築 試⾏展開 本番
2013/4 2013/10 2014/3 2014/5 2014/9
Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved.
本日のお話
企画 設計構築 試⾏展開 本番
2013/4 2013/10 2014/3 2014/5 2014/9
Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved. 7
導入部門:ソフトウェアサポート部門
プロフィール
主な事業:ソフトウェア製品のサポートサービス提供部門
主な製品:OS/データベース/ミドルウェア/自社製品など
部門数: 10部署/380名
日常業務
 お客様から障害コール受付
 ログを解析/原因切り分け/障害追求を実施
 担当製品の検証
業務の特性
 障害がいつ発生するかわからない
 障害後は迅速な対応が求められる
 お客様ごとに環境がバラバラ
Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved. 8
業務上の課題
①部署毎に環境を準備
 ハードウェア、ソフトウェアが乱⽴
 それぞれコストがかかる
②環境整備に時間がかかる
 パッチ適用の環境確認
 トラブル環境の再現
③個別調整で手間/労⼒がかかる
 必要なときには部署間で個別調整
 IT部門提供サービスは待ち時間が⻑い
導入前の様子
サーバールーム
部署A 部署B 部署C 部署D
セルフサービス型プライベートクラウドの検討開始
お客様環境と同じ環境 クラスタリング検証
部署間でサーバー貸し借り
9Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved.
プロジェクト体制
部門⻑が自ら活動の推進役
「業務時間の5%ルール」を導入
企画責任者
<ソフトウェア事業部統括部⻑>
企画推進~第1期お世話係~
<部門有志 5名>
連絡窓口/部内アカウント管理
<各部1名 x10部署>
10Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved.
要件概要
エンジニアによるエンジニアのためのクラウド(通称S-Cloud)
 ハードウェアは1社に固定せずマルチベンダ構成とする
 設計、運用ノウハウをエンジニアが獲得できる環境とする
コンセプト
やること
 SLA保証
 課⾦
 監視
 バックアップ
やらないこと
 既存業務の刷新
11Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved.
クラウドOSの選定
CloudStack を評価した点(当時)
 世の中に実績が多かった
 機能がコンパクトにまとまっている
 使いやすいGUIがデフォルトで備わっている
 当社の取り扱い製品という事情も…
CloudStackは完成されており使いやすいプロダクト
CloudStack/OpenStack/某社製品を比較検討
Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved.
本日のお話
企画 試⾏展開 本番設計構築
2013/4 2013/10 2014/3 2014/5 2014/9
Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved. 13
S-Cloud構成概要図
 インフラノード2台のスモールスタート
 ネットワークはAdvancedモードでマルチテナント
 ハードウェアはマルチベンダ構成
iSCSI
(メーカーB)
ゲストネットワーク
CloudStack
管理サーバー
CloudStack
インフラノード
管理者
利用者社内ネットワーク
管理ネットワーク
ブレードサーバ
(メーカーA)
NFS/FC
(メーカーA)
ネットワークスイッチ
(メーカーC)
14Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved.
オファリングの設計(初期)
コンピューティング
ストレージ
(2コアx 2G Mem)
Bronze
(NFS)
Silver
(iSCSI)
Gold
(FC)
30GB
初期フェーズからオファリング設計に悩まない
15Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved.
運用ルールの策定(初期)
ルールを緩やかにして利用者に触れてもらう
コンセプト
やったこと
 リソース制限で適正値の⾒極め
 IPアドレス制限(5個/ドメイン)
 スナップショット制限(3個/ドメイン)
 テンプレート制限(3個/ドメイン)
Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved.
本日のお話
企画 試⾏展開 本番設計構築
2013/4 2013/10 2014/3 2014/5 2014/9
Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved. 17
試⾏展開
期間
›2014/3月末〜2014/5月初 まで1ヶ月強
対象
›10部署に暫定リリース
›連絡窓口にDomain Admin割当
方法
›部内のユーザ管理は連絡窓口係が実施
›必要に応じてDomainUserを追加
›利用後、使い勝手などの意⾒を提出
18Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved.
試⾏展開の利用者意⾒フィードバック
パブリックIP個数制限をもっと緩やかにしてほしい
VMをエクスポートする手段を提供してほしい
FAQやWikiを利用者全員で作れるようにしてほしい
コンピューターオファリングを自由に変更したい
サポートプロダクトが多いので、ISOを利用できるようにして
パフォーマンス検証をしたいのでスペックをあげて
ハイパーバイザーを直に操作したいので許可して
19Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved.
フィードバックの分類
 すぐ対応
 ワークアラウンド対応
 将来的に対応
 お断りする
利用者からの意⾒を4つに分けて対応
20Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved.
試⾏展開 本番
 リソース制限
 制限値を多くし、適正⾒極め
 連絡手段
 メーリングリスト
 マニュアル
 特になし
 初回アカウント登録
 部門⻑から各部門へメール連絡
運用ルールの⾒直し
 リソース制限
 許容量増やし、監視機能を追加
 連絡手段
 主:CMS(NetCommons)
 副:メーリングリスト
 マニュアル
 操作手順など整備
 アカウント申請
 CMS上で申請
利用者意⾒を取り入れルール⾒直し
21Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved.
オファリングの⾒直し
コンピューティング
ストレージ
Small
(1コアx 2G Mem)
Bronze
(NFS)
Silver
(iSCSI)
Gold
(FC)
Medium
(2コアx 4G Mem)
Large
(4コアx 8G Mem)
利用者意⾒を取り入れメニュー増設
各30GB,50GB,100GB
NEW
NEW
Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved.
ポータルサイト設⽴
アナウンス/質問/アイデア/マニュアル/など
利用者同⼠が意⾒交換できる場を提供
Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved.
本日のお話
企画 試⾏展開 本番設計構築
2013/4 2013/10 2014/3 2014/5 2014/9
Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved.
Original Update by Vincepal, One Year later(https://www.flickr.com/photos/vincepal/4424808247/)
1年後
Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved. 25
SCloud利用状況〜稼働VM数〜
400台
VM数
300台
200台
2015/01/29 2015/8/21
稼働中VM数
停止中VM数
100台
メモリ増設作業 法定停電
※独自Pythonスクリプトから listVirtualMachines API で定期収集
26Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved.
2位
SCloud利用状況〜インスタンス種類〜
1位
3位
Small x Bronze
Large x Gold
Small x Silver
Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved. 27
運用者が気づいた利用傾向
VM作成から1日後にはほとんど削除される
ストレージはそれほど使われないがメモリ/CPUは結構使う
使う人はめちゃくちゃ使う(1人で20-30台とか)
口コミで利用者が広がる
使い方を教えていない機能もユーザが使い始める
プロジェクト機能とか、部署単位ではなく案件単位でドメイン申請
利用者同⼠の意⾒交換/社内コミュニティが成⻑を促進
Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved. 28
利用者の声
自己学習用にサーバーが簡単に使えるようになりました
パッチ適用前後のSnapShotで環境保存しておくことで
再現テストが楽になりました
自部署でもっている⽼朽マシンより圧倒的に早いです
検証の作業効率がアップしました
ちょっとした動作確認が気軽にできてうれしい
遠方拠点のSEにテスト環境を簡単に
公開できるようになりました。仕事がはかどります!
圧倒的な⽀持率
Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved. 29
導入効果
<インフラコストの削減>
1年間で800万円以上コスト削減
<時間削減と俊敏性>
従来型利⽤に⽐べ400倍スピードアップ
※セルフサービス+テンプレート利⽤による1回あたりの平均作業時間
<⼼理的障壁がなくなり業務効率化>
動作確認、テストが気軽に実施可能に
お客様へのサービス提供速度/品質向上
企画者も運用者も利用者もみんながハッピー
Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved.
今後
Original Update by Sharon Mollerus, Wings of Light (https://www.flickr.com/photos/clairity/167755214/)
Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved. 31
今後の予定
基盤
›ハードウェア増強、耐障害性向上
›バージョンアップ(現状4.3.0.1)
用途
›機械学習、BigData解析など
›新商材/新サービスの実験場
›ファイル⼀時受渡し、タスク管理、ブログ、Wiki、テンプレート公開
利用者拡⼤
›社内Meetupで利用者の拡⼤
›利用者の使い方/アイデア募集
CloudStackの使い方は無限⼤
32Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved.
まとめ
企画 設計構築 試⾏展開 本番
体制作り
利⽤⽤途を明確に
設計の割り切り
欲張らない
• 社内コミュニティ
• ルール改善
• スモールスタート
• ルール作成
プライベートクラウド導入で気をつけたいポイント
プライベートクラウドは作ったら終わりではない
利用者が使いやすい仕組みづくりを続けることが成⻑のポイント
Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved.
CloudStackはプライベートクラウド向けにも
使いやすいクラウドOSです
いくつかのポイントに留意することで
事業推進の⼤きな武器になります
今回の講演内容が
みなさまのCloudStack利用促進の
⼀助になれば幸いです
おわりに
Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved.
プライベートクラウド導入のご検討は
経験豊富なユニアデックスにご相談ください

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CloudStack Case Studies in Uniadex | ユニアデックスにおけるCloudStack導入事例

  • 2. Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved. 1 自己紹介 主な経歴  元エンジニア  2009~2011年 米国駐在  2011年〜現在 プライベートクラウド企画 趣味  フットサル  旅⾏  清水エスパルス  Facebook  Katsuya.tanaka
  • 3. 2Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved. 会社紹介 社名 ユニアデックス株式会社 代表者 代表取締役社⻑ 入部 泰(いりべ やすし) 住所 〒135-8560 東京都江東区豊洲1-1-1 設⽴ 1997年3月4日 資本⾦ 7億5,000万円 従業員数 3,130名(2015年4月1日現在) 売上高 1,175億円(2015年3月期) 日本ユニシスグループの ICTインフラトータルサービスプロバイダー
  • 4. 3Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved. ユニアデックスのテクノロジーカバー領域 クライアント ネットワーク サーバ OS・ミドルウェア ソフトウェア開発/保守 業務アプリケーション、業種ソリューション データセンター / 設備 / 回線 ICTインフラ アプリケーション レイヤー ストレージ 設 計 ・ 構 築 ・ 保 守 ・ 運 用 クラウド
  • 5. Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved. 今から1年半前に 当社の1部門でCloudStackによる プライベートクラウドを導入しました 結果、驚くほど良い効果が⽣まれました どのように成⻑し、成功したのか 取り組み内容をご紹介します はじめに
  • 6. Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved. 本日のお話 企画 設計構築 試⾏展開 本番 2013/4 2013/10 2014/3 2014/5 2014/9
  • 7. Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved. 本日のお話 企画 設計構築 試⾏展開 本番 2013/4 2013/10 2014/3 2014/5 2014/9
  • 8. Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved. 7 導入部門:ソフトウェアサポート部門 プロフィール 主な事業:ソフトウェア製品のサポートサービス提供部門 主な製品:OS/データベース/ミドルウェア/自社製品など 部門数: 10部署/380名 日常業務  お客様から障害コール受付  ログを解析/原因切り分け/障害追求を実施  担当製品の検証 業務の特性  障害がいつ発生するかわからない  障害後は迅速な対応が求められる  お客様ごとに環境がバラバラ
  • 9. Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved. 8 業務上の課題 ①部署毎に環境を準備  ハードウェア、ソフトウェアが乱⽴  それぞれコストがかかる ②環境整備に時間がかかる  パッチ適用の環境確認  トラブル環境の再現 ③個別調整で手間/労⼒がかかる  必要なときには部署間で個別調整  IT部門提供サービスは待ち時間が⻑い 導入前の様子 サーバールーム 部署A 部署B 部署C 部署D セルフサービス型プライベートクラウドの検討開始 お客様環境と同じ環境 クラスタリング検証 部署間でサーバー貸し借り
  • 10. 9Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved. プロジェクト体制 部門⻑が自ら活動の推進役 「業務時間の5%ルール」を導入 企画責任者 <ソフトウェア事業部統括部⻑> 企画推進~第1期お世話係~ <部門有志 5名> 連絡窓口/部内アカウント管理 <各部1名 x10部署>
  • 11. 10Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved. 要件概要 エンジニアによるエンジニアのためのクラウド(通称S-Cloud)  ハードウェアは1社に固定せずマルチベンダ構成とする  設計、運用ノウハウをエンジニアが獲得できる環境とする コンセプト やること  SLA保証  課⾦  監視  バックアップ やらないこと  既存業務の刷新
  • 12. 11Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved. クラウドOSの選定 CloudStack を評価した点(当時)  世の中に実績が多かった  機能がコンパクトにまとまっている  使いやすいGUIがデフォルトで備わっている  当社の取り扱い製品という事情も… CloudStackは完成されており使いやすいプロダクト CloudStack/OpenStack/某社製品を比較検討
  • 13. Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved. 本日のお話 企画 試⾏展開 本番設計構築 2013/4 2013/10 2014/3 2014/5 2014/9
  • 14. Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved. 13 S-Cloud構成概要図  インフラノード2台のスモールスタート  ネットワークはAdvancedモードでマルチテナント  ハードウェアはマルチベンダ構成 iSCSI (メーカーB) ゲストネットワーク CloudStack 管理サーバー CloudStack インフラノード 管理者 利用者社内ネットワーク 管理ネットワーク ブレードサーバ (メーカーA) NFS/FC (メーカーA) ネットワークスイッチ (メーカーC)
  • 15. 14Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved. オファリングの設計(初期) コンピューティング ストレージ (2コアx 2G Mem) Bronze (NFS) Silver (iSCSI) Gold (FC) 30GB 初期フェーズからオファリング設計に悩まない
  • 16. 15Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved. 運用ルールの策定(初期) ルールを緩やかにして利用者に触れてもらう コンセプト やったこと  リソース制限で適正値の⾒極め  IPアドレス制限(5個/ドメイン)  スナップショット制限(3個/ドメイン)  テンプレート制限(3個/ドメイン)
  • 17. Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved. 本日のお話 企画 試⾏展開 本番設計構築 2013/4 2013/10 2014/3 2014/5 2014/9
  • 18. Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved. 17 試⾏展開 期間 ›2014/3月末〜2014/5月初 まで1ヶ月強 対象 ›10部署に暫定リリース ›連絡窓口にDomain Admin割当 方法 ›部内のユーザ管理は連絡窓口係が実施 ›必要に応じてDomainUserを追加 ›利用後、使い勝手などの意⾒を提出
  • 19. 18Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved. 試⾏展開の利用者意⾒フィードバック パブリックIP個数制限をもっと緩やかにしてほしい VMをエクスポートする手段を提供してほしい FAQやWikiを利用者全員で作れるようにしてほしい コンピューターオファリングを自由に変更したい サポートプロダクトが多いので、ISOを利用できるようにして パフォーマンス検証をしたいのでスペックをあげて ハイパーバイザーを直に操作したいので許可して
  • 20. 19Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved. フィードバックの分類  すぐ対応  ワークアラウンド対応  将来的に対応  お断りする 利用者からの意⾒を4つに分けて対応
  • 21. 20Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved. 試⾏展開 本番  リソース制限  制限値を多くし、適正⾒極め  連絡手段  メーリングリスト  マニュアル  特になし  初回アカウント登録  部門⻑から各部門へメール連絡 運用ルールの⾒直し  リソース制限  許容量増やし、監視機能を追加  連絡手段  主:CMS(NetCommons)  副:メーリングリスト  マニュアル  操作手順など整備  アカウント申請  CMS上で申請 利用者意⾒を取り入れルール⾒直し
  • 22. 21Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved. オファリングの⾒直し コンピューティング ストレージ Small (1コアx 2G Mem) Bronze (NFS) Silver (iSCSI) Gold (FC) Medium (2コアx 4G Mem) Large (4コアx 8G Mem) 利用者意⾒を取り入れメニュー増設 各30GB,50GB,100GB NEW NEW
  • 23. Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved. ポータルサイト設⽴ アナウンス/質問/アイデア/マニュアル/など 利用者同⼠が意⾒交換できる場を提供
  • 24. Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved. 本日のお話 企画 試⾏展開 本番設計構築 2013/4 2013/10 2014/3 2014/5 2014/9
  • 25. Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved. Original Update by Vincepal, One Year later(https://www.flickr.com/photos/vincepal/4424808247/) 1年後
  • 26. Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved. 25 SCloud利用状況〜稼働VM数〜 400台 VM数 300台 200台 2015/01/29 2015/8/21 稼働中VM数 停止中VM数 100台 メモリ増設作業 法定停電 ※独自Pythonスクリプトから listVirtualMachines API で定期収集
  • 27. 26Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved. 2位 SCloud利用状況〜インスタンス種類〜 1位 3位 Small x Bronze Large x Gold Small x Silver
  • 28. Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved. 27 運用者が気づいた利用傾向 VM作成から1日後にはほとんど削除される ストレージはそれほど使われないがメモリ/CPUは結構使う 使う人はめちゃくちゃ使う(1人で20-30台とか) 口コミで利用者が広がる 使い方を教えていない機能もユーザが使い始める プロジェクト機能とか、部署単位ではなく案件単位でドメイン申請 利用者同⼠の意⾒交換/社内コミュニティが成⻑を促進
  • 29. Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved. 28 利用者の声 自己学習用にサーバーが簡単に使えるようになりました パッチ適用前後のSnapShotで環境保存しておくことで 再現テストが楽になりました 自部署でもっている⽼朽マシンより圧倒的に早いです 検証の作業効率がアップしました ちょっとした動作確認が気軽にできてうれしい 遠方拠点のSEにテスト環境を簡単に 公開できるようになりました。仕事がはかどります! 圧倒的な⽀持率
  • 30. Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved. 29 導入効果 <インフラコストの削減> 1年間で800万円以上コスト削減 <時間削減と俊敏性> 従来型利⽤に⽐べ400倍スピードアップ ※セルフサービス+テンプレート利⽤による1回あたりの平均作業時間 <⼼理的障壁がなくなり業務効率化> 動作確認、テストが気軽に実施可能に お客様へのサービス提供速度/品質向上 企画者も運用者も利用者もみんながハッピー
  • 31. Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved. 今後 Original Update by Sharon Mollerus, Wings of Light (https://www.flickr.com/photos/clairity/167755214/)
  • 32. Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved. 31 今後の予定 基盤 ›ハードウェア増強、耐障害性向上 ›バージョンアップ(現状4.3.0.1) 用途 ›機械学習、BigData解析など ›新商材/新サービスの実験場 ›ファイル⼀時受渡し、タスク管理、ブログ、Wiki、テンプレート公開 利用者拡⼤ ›社内Meetupで利用者の拡⼤ ›利用者の使い方/アイデア募集 CloudStackの使い方は無限⼤
  • 33. 32Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved. まとめ 企画 設計構築 試⾏展開 本番 体制作り 利⽤⽤途を明確に 設計の割り切り 欲張らない • 社内コミュニティ • ルール改善 • スモールスタート • ルール作成 プライベートクラウド導入で気をつけたいポイント プライベートクラウドは作ったら終わりではない 利用者が使いやすい仕組みづくりを続けることが成⻑のポイント
  • 34. Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved. CloudStackはプライベートクラウド向けにも 使いやすいクラウドOSです いくつかのポイントに留意することで 事業推進の⼤きな武器になります 今回の講演内容が みなさまのCloudStack利用促進の ⼀助になれば幸いです おわりに
  • 35. Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved. プライベートクラウド導入のご検討は 経験豊富なユニアデックスにご相談ください