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CloudStack Case Studies in Uniadex | ユニアデックスにおけるCloudStack導入事例
- 2. Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved. 1
自己紹介
主な経歴
元エンジニア
2009~2011年 米国駐在
2011年〜現在
プライベートクラウド企画
趣味
フットサル
旅⾏
清水エスパルス
Facebook
Katsuya.tanaka
- 3. 2Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved.
会社紹介
社名 ユニアデックス株式会社
代表者 代表取締役社⻑ 入部 泰(いりべ やすし)
住所 〒135-8560 東京都江東区豊洲1-1-1
設⽴ 1997年3月4日
資本⾦ 7億5,000万円
従業員数 3,130名(2015年4月1日現在)
売上高 1,175億円(2015年3月期)
日本ユニシスグループの
ICTインフラトータルサービスプロバイダー
- 4. 3Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved.
ユニアデックスのテクノロジーカバー領域
クライアント ネットワーク サーバ
OS・ミドルウェア
ソフトウェア開発/保守
業務アプリケーション、業種ソリューション
データセンター / 設備 / 回線
ICTインフラ
アプリケーション
レイヤー
ストレージ
設
計
・
構
築
・
保
守
・
運
用
クラウド
- 5. Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved.
今から1年半前に
当社の1部門でCloudStackによる
プライベートクラウドを導入しました
結果、驚くほど良い効果が⽣まれました
どのように成⻑し、成功したのか
取り組み内容をご紹介します
はじめに
- 8. Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved. 7
導入部門:ソフトウェアサポート部門
プロフィール
主な事業:ソフトウェア製品のサポートサービス提供部門
主な製品:OS/データベース/ミドルウェア/自社製品など
部門数: 10部署/380名
日常業務
お客様から障害コール受付
ログを解析/原因切り分け/障害追求を実施
担当製品の検証
業務の特性
障害がいつ発生するかわからない
障害後は迅速な対応が求められる
お客様ごとに環境がバラバラ
- 9. Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved. 8
業務上の課題
①部署毎に環境を準備
ハードウェア、ソフトウェアが乱⽴
それぞれコストがかかる
②環境整備に時間がかかる
パッチ適用の環境確認
トラブル環境の再現
③個別調整で手間/労⼒がかかる
必要なときには部署間で個別調整
IT部門提供サービスは待ち時間が⻑い
導入前の様子
サーバールーム
部署A 部署B 部署C 部署D
セルフサービス型プライベートクラウドの検討開始
お客様環境と同じ環境 クラスタリング検証
部署間でサーバー貸し借り
- 10. 9Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved.
プロジェクト体制
部門⻑が自ら活動の推進役
「業務時間の5%ルール」を導入
企画責任者
<ソフトウェア事業部統括部⻑>
企画推進~第1期お世話係~
<部門有志 5名>
連絡窓口/部内アカウント管理
<各部1名 x10部署>
- 11. 10Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved.
要件概要
エンジニアによるエンジニアのためのクラウド(通称S-Cloud)
ハードウェアは1社に固定せずマルチベンダ構成とする
設計、運用ノウハウをエンジニアが獲得できる環境とする
コンセプト
やること
SLA保証
課⾦
監視
バックアップ
やらないこと
既存業務の刷新
- 12. 11Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved.
クラウドOSの選定
CloudStack を評価した点(当時)
世の中に実績が多かった
機能がコンパクトにまとまっている
使いやすいGUIがデフォルトで備わっている
当社の取り扱い製品という事情も…
CloudStackは完成されており使いやすいプロダクト
CloudStack/OpenStack/某社製品を比較検討
- 14. Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved. 13
S-Cloud構成概要図
インフラノード2台のスモールスタート
ネットワークはAdvancedモードでマルチテナント
ハードウェアはマルチベンダ構成
iSCSI
(メーカーB)
ゲストネットワーク
CloudStack
管理サーバー
CloudStack
インフラノード
管理者
利用者社内ネットワーク
管理ネットワーク
ブレードサーバ
(メーカーA)
NFS/FC
(メーカーA)
ネットワークスイッチ
(メーカーC)
- 15. 14Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved.
オファリングの設計(初期)
コンピューティング
ストレージ
(2コアx 2G Mem)
Bronze
(NFS)
Silver
(iSCSI)
Gold
(FC)
30GB
初期フェーズからオファリング設計に悩まない
- 16. 15Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved.
運用ルールの策定(初期)
ルールを緩やかにして利用者に触れてもらう
コンセプト
やったこと
リソース制限で適正値の⾒極め
IPアドレス制限(5個/ドメイン)
スナップショット制限(3個/ドメイン)
テンプレート制限(3個/ドメイン)
- 18. Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved. 17
試⾏展開
期間
›2014/3月末〜2014/5月初 まで1ヶ月強
対象
›10部署に暫定リリース
›連絡窓口にDomain Admin割当
方法
›部内のユーザ管理は連絡窓口係が実施
›必要に応じてDomainUserを追加
›利用後、使い勝手などの意⾒を提出
- 19. 18Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved.
試⾏展開の利用者意⾒フィードバック
パブリックIP個数制限をもっと緩やかにしてほしい
VMをエクスポートする手段を提供してほしい
FAQやWikiを利用者全員で作れるようにしてほしい
コンピューターオファリングを自由に変更したい
サポートプロダクトが多いので、ISOを利用できるようにして
パフォーマンス検証をしたいのでスペックをあげて
ハイパーバイザーを直に操作したいので許可して
- 21. 20Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved.
試⾏展開 本番
リソース制限
制限値を多くし、適正⾒極め
連絡手段
メーリングリスト
マニュアル
特になし
初回アカウント登録
部門⻑から各部門へメール連絡
運用ルールの⾒直し
リソース制限
許容量増やし、監視機能を追加
連絡手段
主:CMS(NetCommons)
副:メーリングリスト
マニュアル
操作手順など整備
アカウント申請
CMS上で申請
利用者意⾒を取り入れルール⾒直し
- 22. 21Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved.
オファリングの⾒直し
コンピューティング
ストレージ
Small
(1コアx 2G Mem)
Bronze
(NFS)
Silver
(iSCSI)
Gold
(FC)
Medium
(2コアx 4G Mem)
Large
(4コアx 8G Mem)
利用者意⾒を取り入れメニュー増設
各30GB,50GB,100GB
NEW
NEW
- 25. Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved.
Original Update by Vincepal, One Year later(https://www.flickr.com/photos/vincepal/4424808247/)
1年後
- 26. Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved. 25
SCloud利用状況〜稼働VM数〜
400台
VM数
300台
200台
2015/01/29 2015/8/21
稼働中VM数
停止中VM数
100台
メモリ増設作業 法定停電
※独自Pythonスクリプトから listVirtualMachines API で定期収集
- 28. Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved. 27
運用者が気づいた利用傾向
VM作成から1日後にはほとんど削除される
ストレージはそれほど使われないがメモリ/CPUは結構使う
使う人はめちゃくちゃ使う(1人で20-30台とか)
口コミで利用者が広がる
使い方を教えていない機能もユーザが使い始める
プロジェクト機能とか、部署単位ではなく案件単位でドメイン申請
利用者同⼠の意⾒交換/社内コミュニティが成⻑を促進
- 29. Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved. 28
利用者の声
自己学習用にサーバーが簡単に使えるようになりました
パッチ適用前後のSnapShotで環境保存しておくことで
再現テストが楽になりました
自部署でもっている⽼朽マシンより圧倒的に早いです
検証の作業効率がアップしました
ちょっとした動作確認が気軽にできてうれしい
遠方拠点のSEにテスト環境を簡単に
公開できるようになりました。仕事がはかどります!
圧倒的な⽀持率
- 30. Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved. 29
導入効果
<インフラコストの削減>
1年間で800万円以上コスト削減
<時間削減と俊敏性>
従来型利⽤に⽐べ400倍スピードアップ
※セルフサービス+テンプレート利⽤による1回あたりの平均作業時間
<⼼理的障壁がなくなり業務効率化>
動作確認、テストが気軽に実施可能に
お客様へのサービス提供速度/品質向上
企画者も運用者も利用者もみんながハッピー
- 31. Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved.
今後
Original Update by Sharon Mollerus, Wings of Light (https://www.flickr.com/photos/clairity/167755214/)
- 32. Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved. 31
今後の予定
基盤
›ハードウェア増強、耐障害性向上
›バージョンアップ(現状4.3.0.1)
用途
›機械学習、BigData解析など
›新商材/新サービスの実験場
›ファイル⼀時受渡し、タスク管理、ブログ、Wiki、テンプレート公開
利用者拡⼤
›社内Meetupで利用者の拡⼤
›利用者の使い方/アイデア募集
CloudStackの使い方は無限⼤
- 33. 32Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved.
まとめ
企画 設計構築 試⾏展開 本番
体制作り
利⽤⽤途を明確に
設計の割り切り
欲張らない
• 社内コミュニティ
• ルール改善
• スモールスタート
• ルール作成
プライベートクラウド導入で気をつけたいポイント
プライベートクラウドは作ったら終わりではない
利用者が使いやすい仕組みづくりを続けることが成⻑のポイント
- 34. Copyright©2015 UNIADEX, Ltd. All rights reserved.
CloudStackはプライベートクラウド向けにも
使いやすいクラウドOSです
いくつかのポイントに留意することで
事業推進の⼤きな武器になります
今回の講演内容が
みなさまのCloudStack利用促進の
⼀助になれば幸いです
おわりに