https://github.com/kasei-san/quine

1. Rubyで書く! Quine AA!
@kasei_san (小林 誠)

2. 何者
id: kasei_san 小林 誠
株式会社LCL勤務
元株式会社フィードフォース勤務
Railsエンジニア 兼
エンジニアリングマネジャー

3. 広告
あ バス x ITの会社です!

4. 今日のお話
そんな業務とは関係ないお話です

5. 今日のお話
業務だとキモいコード書けない

6. 今日のお話
業務だとキモいコード書けない
キモいコード書きたい欲

7. 今日のお話
業務だとキモいコード書けない
キモいコード書きたい欲
→ そうだ Quine AA 書こう!!

8. 今日のお話
Quine(クワイン) AA

9. 今日のお話
Quine(クワイン) AA
ご存知な方? ✋

10. 今日のお話
まずは見て頂きましょう
(デモ)

11. Quine AA とは
アスキーアートで書かれた
実行されると同じコードを
返すコード

12. 今日のお話
キモいですね?

13. 今日のお話
Quine AAの原理を知って
書けるようになって
帰りましょう!

14. Quine AAの原理
Quine + 実行可能なAA

15. Quine AAの原理
まずは Quineの解説

16. Quineの基礎
シンプルなQuine
eval s="a='eval s='+s.inspect; puts(a)"

17. Quineの基礎
原理ははしょります。興味のある方はいじってみてね!
eval s="a='eval s='+s.inspect; puts(a)"
● s.inspect が ""a='eval s='+s.inspect; puts(a)"" を返す
● 'eval s='+""a='eval s='+s.inspect; puts(a)"" を a に格納して puts
しているので、同じ文字列が返る

18. Quine AAの原理
実行可能なAA

19. 実行可能なAAの基礎
%w'' 記法を使うと、
コードの中に空白と改行を好きに混ぜ込めます!
eval$s=%w'p uts
"hell ow
_wor ld"'.join #=> hellow_world
(代わりにコード内で空白とシングルクォートが使用不可に)

20. QuineAA
まず、%w'' 記法と混ぜたQuineを作ります
eval$s=%w'a="a";o="eval$s=%w"<<39<<$s<<39<<".join";puts(o)'.jo
in
● 39 はasciiでシングルクォート

21. Quine応用編
まず、%w'' 記法と混ぜたQuineを作ります
eval$s=%w'a="a";o="eval$s=%w"<<39<<$s<<39<<".join";puts(o)'.jo
in
● ここでのポイントはa="a"のところ
この部分に任意のコードを仕込むことができます!!!

22. Quine応用編
なので、そこに以下のコードを仕込みます...!
eval$s=%w'a="a";o="eval$s=%w"<<39<<$s<<39<<".join";puts(o)'.jo
in
● AAのbase64のデータ
● base64のデータを元に、AAを複製するジェネレータ
● AA複製時に使用する文字列は自身のコード!

23. QuineAA
具体的にはこんな感じのジェネレータをつくります

24. QuineAA
これを実行すると...(デモ

25. QuineAA 応用編
● base64のデータは当然複数持てる
● ソースコードを文字列として持っているので
実行時コードを加工できる
何ができるかというと... → デモ

26. QuineAA 応用編
キモいですね?

27. まとめ
● QuineAAキモい
● けど楽しい
● 自己複製コードを書くことで普段使わないRubyの
機能を触れて楽しい!

28. 結論
QuineAA たのしい!

29. 結論
コード
https://github.com/kasei-san/quine