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Hazop and triz by/of/for the children(2/3)
- 3. A50:一度はすべての単位を
• 大小は,時間(秒)を除くすべての単位系を
– 長さは長い,短い
– 質量(kg)は重い,軽い
– 温度は暑い・寒い,熱い・冷たい
– 光度は明るい・暗い
• 早遅は,時間(秒)を含むすべての単位を
• 速度(距離/時間),加速度(距離/時間^2)のように時
間を含む単位は,早・遅で分析しても大・小で分析し
てもよい。どちらにするかを決めればよい
• 放射線のように普段関係がなさそうでも,いざ事故に
なると急に関係がわかる単位もあります。一度は全
部の単位を検討してください。
1432016年 7月 8日
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安全分析におけるHAZOP-TRIZ連携の試み
- 4. 2.1.5 より詳細な指針
論理回路・ソフトウェア
• 論理回路
– STARC RTL 設計スタイルガイド[58]
• Verilog HDL編
• VHDL編
– SystemC動作合成スタイルガイド[59]
• ソフトウェア
– ISO/IEC TS 17961[60]
– MISRA C, MISRA C++[61]
– CERT C, CERT C++[62]
2016年 7月 8日
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144安全分析におけるHAZOP-TRIZ連携の試み
- 9. 2.2 TRIZ
• 1946 年にロシア人の G.アルトシューラが研究
• 発明を促進するための誘導語類(発明の原理)
• 複数の概念体系を提供し設計・分析が容易
• 知財部門など分析に協力してもらえる資源[63]
• 中川 徹 (大阪学院大学 名誉教授) の資料利用[64]
– http://www.osaka-gu.ac.jp/php/nakagawa/TRIZ/
– 子供むけ資料あり
2016年 7月 8日
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149安全分析におけるHAZOP-TRIZ連携の試み
- 10. 2.2.1 TRIZの40の視点(発明の原理)
1 分割原理
2 分離原理
3 局所性質原理
4 非対称性原理
5 組合せ原理
6 汎用性定理
7 入れ子原理
8 つりあい原理
9 先取り反作用原理
10 先取り作用定理
11 事前保護定理
12 等位性原理
12 逆発想原理
2016年 7月 8日
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150
14 曲面原理
15 可変性原理
16 アバウト原理
17 多次元移行原理
18 機械的振動原理
19 周期的作用原理
20 連続性原理
21 高速実行原理
22 禍転じて福となす原理
23 フィードバック原理
24 仲介原理
25 セルフサービス原理
26 代替原理
27 使い捨て原理
28 メカニズムの代替原理
29 流体作用原理
30 薄膜利用原理
31 多孔質利用原理
32 変色原理
33 均質性原理
34 排除・再生原理
35 パラメータの変更原理
36 相変化原理
37 熱膨張原理
38 高濃度酸素原理
39 不活性雰囲気原理
40 複合材料原理
安全分析におけるHAZOP-TRIZ連携の試み
- 13. 2.3 TRIZ と HAZOP
• 原因,対策を考える際に便利
– 特許・設計時に考慮するとよいことを網羅
– パラメータへのHAZOP対応関係の検討
• すべての対応は設計者・特許検討者以外は困難かもしれない
– 矛盾行列によって対策時の検討項目の洗い出し済
• TRIZの40の発明原理とHAZOPの11の誘導語の対
応関係作成
– 網羅性の確認
– 類(AS well As), 他(Other than)の候補として有望
2016年 7月 8日
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153安全分析におけるHAZOP-TRIZ連携の試み
- 17. 2.3.1 HAZOP TRIZ発明原理対応表(案)1/3
無 逆 他 大 小 類 部 早 遅 前 後
分割 1 1 1 1 2 1 1 1 1
分離 1 1 1 1 2 1 1 1 1
局所性質 1 1 1 2 1 1 1 1
非対称 1 2 1 1 1 1 1 1
組み合わせ 1 1 1 2 1 1 1 1
汎用性 1 1 1 2 1 1 1 1
入れ子 1 1 1 2 1 1 1 1
つりあい 1 1 1 2 1 1 1 1
先取り反作用 1 2 1 1 1 1 2 1
先取り作用 1 1 1 1 1 2 1
事前保護 1 1 1 1 1 2 1
等ポテンシャル 1 1 1 2 1 1 1 1
逆発想 1 2 1 1 1 1 1 1
曲面 1 1 1 2 1 1 1 T
2016年 7月 8日
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1571:対応項目,2:関係性の深い項目 安全分析におけるHAZOP-TRIZ連携の試み
- 20. 2.3.1.1 HAZOP TRIZ発明原理対応表(案)2/3
無 逆 他 大 小 類 部 早 遅 前 後
ダイナミック性 1 1 1 2 1 1 1 1
アバウト 1 1 1 2 1 1 1 1
他次元移行 1 2 1 1 1 1 1 1
機械的振動 1 1 1 2 1 1 1 1
周期的作用 1 1 1 2 1 1 1 1
連続性 1 1 1 2 1 1 1 1
高速実行 1 1 1 2 1 1 1
災い転じて福となす 1 2 1 1 1 1 1 1
フィードバック 1 2 1 1 2 1 1 1 1
仲介 1 2 1 1 1 1 1 1
セルフサービス 1 1 1 2 1 1 1 1
代替 1 2 1 1 1 1 1 1
高価な長寿命より安
価な短寿命 1 1 1 2 1 1 1
2016年 7月 8日
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160
1:対応項目,2:関係性の深い項目 安全分析におけるHAZOP-TRIZ連携の試み
- 21. 2.3.1.2HAZOP TRIZ発明原理対応表(案)3/3
無 逆 他 大 小 類 部 早 遅 前 後
機械的システム代替 1 2 1 1 1 1 1 1
流体利用 1 1 1 2 1 1 1 1
薄膜利用 1 1 1 2 1 1 1 1
多孔質利用 1 1 1 2 1 1 1 1
変色利用 1 2 1 1 1 1 1 1
均質性 1 1 1 2 1 1 1 1
排除/再生 1 2 1 1 1 1 1 1
パラメータ 1 1 1 2 1 1 1 1
相変化 1 1 1 2 1 1 1 1
熱膨張 1 2 1 1 1 1 1
高濃度酸素利用 1 2 1 1 1 1 1
不活性雰囲気利用 1 1 1 2 1 1 1 1
複合材料 1 1 1 2 1 1 1 1
2016年 7月 8日
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1611:対応項目,2:関係性の深い項目 安全分析におけるHAZOP-TRIZ連携の試み
- 24. 2.4 HAZOP-TRIZ連携と課題
• 設計者・特許関係者
– 設計者が用いる場合の連携の度合い
– すべての対応は設計者・特許検討者以外は困難かもしれない
• 発明原理について段階的に取り組む
– 40 X 11=440から30点を目指すときの取り組み案検
– 討設計者以外が用いる場合により簡単な段階
• 子供の場合で検討
• HAZOPとTRIZの関係の深いと想定した項目は表5-8で「2」
– 実作業では表を作成する場合としない場合がある
– パラメータでほとんど対応を取ることも検討2.4.1 表8
2016年 7月 8日
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164安全分析におけるHAZOP-TRIZ連携の試み
- 36. 3.2習得目標案(6歳,12歳,18歳)
• 6歳:
– 「上限6項目」 100点をめざさない。(1つでよい)
• 12歳:小学校教育指導要領に対応した項目を検討
– 「+10項目」30点をめざす。6歳までの項目と合わせて1
2項目に調整可
• 18歳:
– 全部検討してもよい。
– 得意不得意 または 分かる分からないの順番をつけて
みる。
2016年 7月 8日
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176安全分析におけるHAZOP-TRIZ連携の試み
- 40. 3.3 六歳 6項目
2016年 7月 8日
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180
年齢 無 大 小 逆 他 類 部 早 遅 前 後 計
分割 1 1 1 0 0 0 1 1 1 0 0 6
分離 1 1 1 0 0 0 1 1 1 0 0 6
非対称 1 1 1 1 0 0 0 0 0 0 0 4
つりあい 1 1 1 1 0 0 0 1 1 0 0 6
組合せ 1 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 3
アバウト 1 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 3
合計 6 5 5 3 0 0 3 3 3 0 0 28
安全分析におけるHAZOP-TRIZ連携の試み
- 44. 3.4 十二歳 10項目追加(合計16項目)
2016年 7月 8日 (c)@kaizen_nagoya
184
年齢 6 12無 大 小 逆 他 類 部 早 遅 前 後 計
分割 1 1 1 1 1 1 1 1 7
分離 1 1 1 1 1 4
局所性質 1 1 1 1 3
非対称 1 1 1 2
組み合わせ 1 1 1 2
入れ子 1 1 1 1 1 4
つりあい 1 1 1 1 1 4
曲面 1 1 1 1 3
ダイナミック 1 1 1 1 3
アバウト 1 1 1 1 3
周期的作用 1 1 1 1 1 1 5
災い転じて 1 1 1 1 1 4
セルフ 1 1 1 2
長寿命より 1 1 1 1 1 4
事前保護 1 1 1 1 3
高速実行 1 1 1 1 3
合計 6 10 16 6 6 6 0 3 3 5 5 3 3 56
安全分析におけるHAZOP-TRIZ連携の試み
- 48. 3.5 十八歳 40項目全部
• 四十の観点に優先順位をつける
– 大事だと思う順でも
– 分かる順でも
• それぞれに関連するHAZOPの概念に印をつける
• 無,大小,早遅前後を見直す
2016年 7月 8日
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188
分かる順
大事だと思う順
安全分析におけるHAZOP-TRIZ連携の試み
- 49. 3.5.1対応表 (1枚目)
2016年 7月 8日
(c)@kaizen_nagoya
189
無 大 小 逆 他 類 部 早 遅 前 後 計
11分割原理 1 1
12分離原理 1 1
15組合せ原理 1 1
18つりあい原理 1 1
23局所性質原理 1 1 1 3
14非対称性原理 1 1
221高速実行原理 1 1
211事前保護定理 1 1
310先取り作用定理 1 1
214曲面原理 1 1
小計 1 1 1 3 3 1 2 12
安全分析におけるHAZOP-TRIZ連携の試み
- 50. 3.5.1.1対応表(1枚目無追加)
2016年 7月 8日
(c)@kaizen_nagoya
190
無 大 小 逆 他 類 部 早 遅 前 後 計
11分割原理 1 1 2
12分離原理 1 1 2
15組合せ原理 1 1 2
18つりあい原理 1 1 2
23局所性質原理 1 1 1 1 4
14非対称性原理 1 1 2
221高速実行原理 1 1 2
211事前保護定理 1 1 2
310先取り作用定理 1 1 2
214曲面原理 1 1 2
小計 10 1 1 1 3 3 1 2 22
安全分析におけるHAZOP-TRIZ連携の試み
- 51. 3.5.1.2対応表(1枚目大小/早遅前後追加)
2016年 7月 8日
(c)@kaizen_nagoya
191
無 大 小 逆 他 類 部 早 遅 前 後 計
11分割原理 1 1 1 1 1 5
12分離原理 1 1 1 1 1 5
15組合せ原理 1 1 1 1 4
18つりあい原理 1 1 1 1 4
23局所性質原理 1 1 1 1 1 5
14非対称性原理 1 1 1 1 4
221高速実行原理 1 1 1 1 1 5
211事前保護定理 1 1 1 3
310先取り作用定理 1 1 1 3
214曲面原理 1 1 1 1 4
小計 10 7 7 1 6 3 2 2 2 2 42
安全分析におけるHAZOP-TRIZ連携の試み
- 53. A63:TRIZの無大小は
• 分割
– 「無」 分かれる必要があるときにわかれ無い。
– 「大」 分かれる数より大きく分かれた
– 「小」 分かれる数より少なく分かれた
• 非対称
– 「無」 対称のままで非対称になら無い
– 「大」 非対称性が必要より大きい
– 「小」 非対称性が必要より小さい
• 信号機の例のURLが後であります。
• 全て修行です。
193
2016年 7月 8日
(c)@kaizen_nagoya
安全分析におけるHAZOP-TRIZ連携の試み
- 58. 4.1.1 未実施・非公開への対応
• HAZOPの実施率が低い
• 未実施:やり方をうまく説明できる人が少ない
– 設計指針・TRIZと組合せた効率的なやり方を提案
– 子供の頃からやっていれば,うまくできるようになる
• 非公開:機密事項が多すぎて公開できない?
– 現場で参加すると,次々に機密事項が飛び交う。
– 実施前に機密保持契約に署名必須
2016年 7月 8日
(c)@kaizen_nagoya
198
効率的,体系的,網羅的に分析する。
(WHY)
企画,設計,運用のいずれも。(WHEN)
新たな発見があるまで。(How)
安全分析におけるHAZOP-TRIZ連携の試み
- 63. 4.1.2 分析課題対応
• 各分野の専門家を集めていると良い
– 第14回クリティカルソフトウェアワークショップ
– 能力(skill)の管理[69][70]
• システムに対する分析は状態遷移図・時系列
図・刻時図があるとよい
– 関係者へ依頼予定
• 論理回路・計算機のソフトウェアはソースコード
(ソフトウェアの設計書)があるとよい
– OS, 通信規約は航空宇宙用のオープンソースがある
(付録A.5参照)
2016年 7月 8日
(c)@kaizen_nagoya
203安全分析におけるHAZOP-TRIZ連携の試み
- 68. 4.1.5 関連取組み
• JAXA/IPAクリティカルソフトウェアワークショップ
– パネルディスカッション:安全なソフトウェアをつくるためにやるべ
きこと[71]
– 製品設計におけるFTAとその支援システムの開発 Fault Tree
Analysis支援システムの実用性評価及び今後の発展性[72]
– STAMP: ENGINEERING A SAFER WORLD Systems[73]
– CARDION: 概念段階におけるハザード・脅威の抽出手法 [74]
• STAMPがGSN+HAZOPであると言及
• JARI自動車機能安全シンポジウム
– システムアプローチによる機能安全への対応[75]
• STAMPがGSN+HAZOPであると言及
• SWEST
– HAZOP演習3回
2016年 7月 8日
(c)@kaizen_nagoya 208安全分析におけるHAZOP-TRIZ連携の試み
- 71. 4.2 新たな発見
2016年 7月 8日
(c)@kaizen_nagoya
211
• 人によって,無,逆などわかりにくい事がある
– 得意分野の違う三人で班を構成する
– NML(no, more lees) firstまたは三項目
• 50点を目指すのではなく,最初は30点を目指す
• 最初から多くの項目を扱おうとしない
– 新たな発見が重要。発見すればもっとやろうと思う。
• 三回実施するなかで誘導語の充足率があがる
– 毎回新しい発見があることが大切
– 無逆・大小・早遅・前後の組みは両方
– 類は設計指針そのもの。他は詳細化してだす。
大小よりも早遅・前後の方が簡単なことがある
安全分析におけるHAZOP-TRIZ連携の試み
- 74. 4.2.1 失敗しないための指針(改)
• 失敗が次の成功の素。失敗の重要度に応じて記
録を保存する。
• 想定外を洗い出したい(制約)。詳しく説明しない。
• 的外れのようなことが,今回の目標(的)。逆(対
称性)がHAZOPの趣旨
• HAZOP自体が失敗しないための指針。HAZOP分
析作業をHAZOPしておく
• 習うより慣れろ。慣れていない人にも参加してもら
い,慣れによる漏れを防ぐ。
2016年 7月 8日
(c)@kaizen_nagoya
214
最初に30点を目指すことを示す。
安全分析におけるHAZOP-TRIZ連携の試み
- 77. 4.3 全体のまとめ
• 小さい頃から,現象の理解にHAZOPの誘導語を魔
法の言葉として教えるとよい。
• HAZOPの類(as well as)は設計指針を用いるとよい
– 今回は特許・発明のTRIZを用いた
• 6歳,12歳,18歳の段階的なやり方を提案
• 誘導語の理解度または優先順位をつけてもらうと
個人の得意・不得意が明確になる
• 大小より,早遅・前後の方が先に思いつく事あり
2016年 7月 8日
(c)@kaizen_nagoya 217
6歳は楽しいことだけに限定
安全分析におけるHAZOP-TRIZ連携の試み