GrapeCity ECHO2018 セッション資料

1. .NET開発者は、
なぜクロスプラットフォームに
取り組むべきか
Microsoft MVP – Developer Technologies
森 博之

2. 自己紹介
 森 博之（もり ひろゆき）
• MS開発技術を専門としたフリーランスエンジニア
• Microsoft MVP – Developer Technologies
• ブログ：もり ひろゆきの日々是勉強
http://moriblog.kit-eng.com
• Twitter
• Qiita https://qiita.com/hiroyuki_mori

3. Agenda
 変化した.NET と Microsoft
 変化はツールで解決！開発環境のモダン化
• Azure DevOpsによるCI/CD
• AWS CodeStarによるCI/CD

4. .NET and Microsoft has changed
.NETとMicrosoftは変化した

5. Mobile first, Cloud firstからまもなく５年
…
 変化するMicrosoftの開発環境
• Windows 10 2015年7月15日
• Azure DevOps 2018年9月10日
• Visual Studio Code 2015年４月29日
• .NET Core 2014年12月4日
• Xamarin 2011年5月
• .NET Standard 2016年9月26日
• Blazor 2018年2月6日
• Edge!?

6. その時は突然やってきます。
 .NET Frameworkから.NET Coreへ
• .NET Core 3.0がアナウンスされ、Windowsデスクトップアプリ
も開発できるようになる
→.NET Standardにより、多くの資産が活用できる機会が増える
• 新しい技術は古い技術に不足している機能の補完や問題解決など
が含まれる
 既存の資産については
• 無理に移行する必要はないが、陳腐化しないよう早いうちに段階
的にも移行できるよう検討する必要もあるだろう

7. モノリシックからマイクロサービスへ
 陳腐化を防ぐためにはより早い機能追加や改善が必要
• 新しいプラットフォーム
• スマホ/スマートスピーカー/MR/VR/AR
• デスクトップ/Web/Cloud
• デザインの流行
• Fluent Design System
• Material Design
 柔軟なアーキテクチャで素早い保守が特徴的
• マイクロサービス

8. Microsoftプラットフォーム
 ビジネスにフォーカスできるような機能群
• OS-ツール-プラットフォーム間のシームレスな環境
• 低レイヤーのことを気にせず、問題に集中
 セキュリティ
• 多くの問題はMicrosoftがサポート
• Windows Updateが必要
 弱点
• 手厚いサポートによるオーバーヘッド
• 問題が発生した場合はMicrosoftのサポート待ちとなる

9. Linuxプラットフォーム
 軽量で堅牢なプラットフォーム
• Open Source Communityで培われた堅牢なプラットフォー
ム
• 低レイヤーまで細かに制御できる仕組みがある
 セキュリティ
• 高度な知識を持つOpen Sourceの多くのコントリビューター
によって維持されている
 弱点
• シンプルである分、保守にある程度の低レイヤーに関する技
術知識が必要

10. Open Sourceに取り組むMicrosoft
 GitHubにおける年間トップコントリビューター数は
Visual Studio Codeの19,000人
• https://developers.slashdot.org/story/18/11/18/1736216/githubs-annual-report-reveals-this-years-top-contributor-microsoft
 今までのWindowsのみで構成されたエコシステムから
脱却すべく活動が行われている
→近い将来、我々にもこのような活動が必要になる

11. Modernize
development environment
変化はツールで解決！開発環境のモダン化

12. Gitはいかが？
 Open Sourceでは既にデファクトスタンダード
 Gitが前提となっているクラウドサービスも多い
 確かにとっつきにくいが…
• 経験者がいるといないとでは大違い
• 慣れは必要

13. Git-Flow
 ブランチモデル
• Gitのブランチのパターンのひとつ
• ブランチをどのように構成するか
• VS・VSCodeの拡張機能もある

15. Demonstration
Git-Flow

16. MacOS/Linux環境での開発
 ターミナルからのコマンドラインを利用
• WindowsなどのGUIによるサポートがあるツールは少数
• 多くの開発者はコマンドラインによる操作を好む
 VSCodeによるサポート！
• デバッグも行える
• 有用な機能拡張が多数
• VSCode内からターミナルも呼び出せる

17. チーム開発
 ひとりプロジェクトでも有用！
• ある程度の規模の制作にはプロジェクト管理が必要
• 複数人数で構成する場合は必須ともいえる
• 現在のチームの立ち位置を共有する

18. ご紹介するツール
 Azure DevOps
• 最近改名したばかりのチーム開発プラットフォーム
• Microsoftらしく、ツールとの連携も
 AWS CodeStar

19. Azure DevOpsによるCI/CD

20. Azure DevOps
 元はVisual Studio Team Services(VSTS)
 以下のサービス群が統合されている
• Azure Pipelines
• Azure Boards
• Azure Artifacts
• Azure Repos
• Azure TestPlans

21. Demonstration
Azure DevOps

22. AWS CodeStarによるCI/CD

23. AWS CodeStar
 AWSの開発プロジェクトの管理・操作を行うサービス
• 以下のツール群が統合されて利用できる
• CodeCommit
• CodeBuild
• CodeDeploy
• CodePipeline
• Cloud9

24. まとめ
 .NET Coreはいつでもあなたの目の前に！
 Git/CI/CDは開発者の味方
 選択肢を増やして、幸せになりましょう！

25. Thank you!