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B : テトリス
会津合宿 2019 Day 3
原案: rsk0315
解説: rodea
問題文: rsk0315
解答: tsutaj, rsk0315, rodea
◼ 問題概要
与えられた 4 つのテトロミノから 3 つ選んで、 𝑁 個の盤面について、
盤面全体にブロックが置かれた状態にできるか判定する。ただし、
・ブロック同士が重なってはいけない。
・与えられたテトロミノを回転させてはいけない。
・各 𝑖 (1 ≤ 𝑖 ≤ 4) について、テトロミノ 𝑡𝑖 を二回以上使ってはいけない。
・テトロミノの各ブロックは盤面の外に出てはいけない。
制約 ・1 ≤ 𝑁 ≤ 105
・各盤面は 4 × 10 マスで表され、 ‘#’ はちょうど 28 個存在する。
◼ 解法
盤面が与えられるたびに 4 つのテトロミノから 3 つ選んで判定する、
という処理をしていくと、TLE してしまいそう。
どうにか高速化できないか考える。
◼ 解法
次のように前処理すると間に合う。
事前に 4 つのテトロミノから 3 つ選んで、どのような盤面だと盤面全体
にブロックが置かれた状態にできるかをすべて求めておく。
set<vector<string>> exist; とし、
exist.emplace(条件を満たす盤面); としていくイメージ。
その後、与えられた盤面について、exist.count() を用いて高速に判定
していく。
◼ Writer 解と統計情報
・tsutaj: 116 行 (C++)
・rsk0315: 83 行 (C++)
・rsk0315_nohash: 105 行 (C++)
・rodea: 130 行 (C++)
Acceptance / Submission
・65.79 % (25 / 38)
First Acceptance
・On-site: ACPC_sakenichia (14:44)
・On-line: face4 (21:03)

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ACPC 2019 Day3 B: パフェ

  • 1. B : テトリス 会津合宿 2019 Day 3 原案: rsk0315 解説: rodea 問題文: rsk0315 解答: tsutaj, rsk0315, rodea
  • 2. ◼ 問題概要 与えられた 4 つのテトロミノから 3 つ選んで、 𝑁 個の盤面について、 盤面全体にブロックが置かれた状態にできるか判定する。ただし、 ・ブロック同士が重なってはいけない。 ・与えられたテトロミノを回転させてはいけない。 ・各 𝑖 (1 ≤ 𝑖 ≤ 4) について、テトロミノ 𝑡𝑖 を二回以上使ってはいけない。 ・テトロミノの各ブロックは盤面の外に出てはいけない。 制約 ・1 ≤ 𝑁 ≤ 105 ・各盤面は 4 × 10 マスで表され、 ‘#’ はちょうど 28 個存在する。
  • 3. ◼ 解法 盤面が与えられるたびに 4 つのテトロミノから 3 つ選んで判定する、 という処理をしていくと、TLE してしまいそう。 どうにか高速化できないか考える。
  • 4. ◼ 解法 次のように前処理すると間に合う。 事前に 4 つのテトロミノから 3 つ選んで、どのような盤面だと盤面全体 にブロックが置かれた状態にできるかをすべて求めておく。 set<vector<string>> exist; とし、 exist.emplace(条件を満たす盤面); としていくイメージ。 その後、与えられた盤面について、exist.count() を用いて高速に判定 していく。
  • 5. ◼ Writer 解と統計情報 ・tsutaj: 116 行 (C++) ・rsk0315: 83 行 (C++) ・rsk0315_nohash: 105 行 (C++) ・rodea: 130 行 (C++) Acceptance / Submission ・65.79 % (25 / 38) First Acceptance ・On-site: ACPC_sakenichia (14:44) ・On-line: face4 (21:03)