SlideShare ist ein Scribd-Unternehmen logo
1 von 11
Downloaden Sie, um offline zu lesen
1. 緒言
人間は,睡眠に1日の3分の1の時間を費やしており,
身体諸機能を保つために睡眠は必要不可欠である1)
.
しかし,先行研究にて実施された満20歳以上の日本人
を対象とした睡眠の疫学調査において,日本人の約5
分の1は睡眠に問題があると報告されている2)
.さらに,
この報告の中では,睡眠不満と加齢に強い関連がある
こと,中年以降では運動習慣の欠如が睡眠不満の原因
になり得ると報告されている.以上のことから,睡眠
不満を解決するためには年齢や運動に着目する必要が
ある2)
.
水野らの報告では,中高年者を対象とし,運動習慣
の有無が,睡眠習慣および睡眠健康度へ与える影響に
ついて主観調査を用いて調査した.結果,運動習慣を
有する対象群では睡眠習慣および睡眠健康度が良好な
状態であると示唆された3)
.これにより,中高年にお
2011年7月31日受付;2012年1月12日受理
連絡先:〒525-0058 滋賀県草津市野路東1-1-1
	 立命館大学大学院理工学研究科創造理工学専攻
	 機械システムコース
	 一色 和慶
Tel: 077-561-1111 Fax:077-561-2665	
	 E-mail:	 rr001071@ed.ritsumei.ac.jp
本研究では若年者と中年者において1日の有酸素運動がその日の睡眠に与える影響について客観的,主観的評価の両
面から基礎検討を行った.実験期間は2週間とし,1週目に普段通りの生活を行い(Control),2週目に高運動強度の運
動(HIE)と中強度の運動(MIE)の運動介入を行った.また睡眠指標には睡眠時体動量,OSA睡眠調査票を用いた.睡眠時
体動量の計測にはアクチグラフを使用した.結果,睡眠体動量において,若年者ではControlと比較してHIEを行った
日では体動量が有意に減少し,睡眠の質の改善傾向が認められた.中年者ではいずれの運動条件においても体動量の減
少はみられなかった.OSA睡眠調査票においては,若年者ではHIEの運動を行った日のみに各因子の得点および総得点の
平均値はControlに比べて高いことが確認された.一方,中年者ではいずれの運動条件でも各因子の得点および総得点
の平均値はControlに比べて低いことが確認された.以上のことから,若年者では睡眠の改善には高強度の運動が有効
な手段であると考えられる.一方,中年者では高強度,中強度の運動ともに睡眠の質の改善に寄与しなかったが,低い
運動強度を設定することによって睡眠の質を改善できる可能性が示唆された.また,中年者では主観や個人に応じた運
動強度の設定が睡眠の質を改善するうえで重要な要素であると示唆された.
キーワード
睡眠,運動,体動,アクチグラフ,OSA睡眠調査票
*	 立命館大学大学院理工学研究科創造理工学専攻
**	 大和ハウス工業(株)総合技術研究所
***	 立命館大学理工学部ロボティクス学科
****	立命館大学スポーツ健康科学部
若年者と中年者における
有酸素運動が睡眠に及ぼす影響
一色和慶*
,福村肇*
,田中紀之**
, 高田昌太**
,
岡田志麻***
,伊坂忠夫****
,牧川方昭***
原 著
— 2 —
ITヘルスケア 第9巻2号,2014:002-012
いては,運動習慣は睡眠に良好な影響を与えると考え
られる.このように主観的な評価を用いた研究では,
運動を継続的に行うことによって睡眠感が改善したと
いう報告がいくつかみられる4-5)
.しかし,客観的評
価には至っておらず,中高年にとってどのような種類,
強度の運動が睡眠に良い影響を与えるのかは明らかに
されていない.
また,睡眠を改善するうえで,有酸素運動が有効で
あるという報告がある4,6)
.子供においては,一過性の
高強度の運動がその日の客観的な睡眠の質を改善させ
るという報告があり6)
,高齢者においては中強度の運
動が主観的な睡眠の質を改善させるという報告がある
4)
.これらの報告から,有酸素運動は運動した日の睡
眠改善に効果的であることは確認できるが,年代によ
り設定する運動が睡眠に与える影響は異なることが考
えられる.このため,年代,運動強度の違いに着目し,
睡眠改善のための運動強度を設定し,これらを客観的
な手法で評価する必要がある.
以上のことから,本研究では,高強度,中強度の2
種類の有酸素運動が運動した日の睡眠に与える影響を
客観的,主観的評価の両面から確認した.また,年代
の違いによりその効果が異なるか検証するために,対
象を若年者と中年者の2つのグループとした.
2. 方法
(1) 実験機器
運動日における睡眠の質を客観的に評価するため
に,計測にアクチグラフ(GT3X Actigraph ,AMI社)
を使用した.このアクチグラフでは,センサが感知し
た約0.05 ~ 2.5Gの加速度から,ある閾値以上の加速
度をこえた回数をActivitycountとしてカウントし,1
分ごとのActivitycountの総和を出力する.なお,本
製品では閾値については公開されていない7)
.機器の
重さは27gと軽量であり,簡便に装着することができる
ため,長期間にわたる終夜のデータ計測に最適であり,
この装置を採用した.
(2) 対象と実験方法
健常成人男性13名(若年者:年齢22.1±1.1歳,身
長175.8±6.7cm ,体重67.0±8.4kg ,8名,中年者:
年齢45.2±4.6歳,身長170.3±4.6cm ,体重67.0±
8.4kg ,5名)を対象として2週間の実験を実施した.被
験者は1週目(Control)に普段通り生活するよう指示
し,2週目に運動介入を行った.被験者に対し,実験期
間においては図1に示した生活パターンを送るように指
示した.実験における注意事項として被験者は0時~ 9
時の間に睡眠を6時間以上取り,入浴は睡眠の1時間前
に行うように指示した.実験期間の2週間すべての日に
おいて,終夜は手首にアクチグラフを装着し,睡眠時
の体動を計測した.また,主観調査として,起床時に
OSA睡眠調査票へ記入させ,起床,就床時間は睡眠日
誌を用いて記録した.
運動介入の週においては,エアロバイクを用いた30
分間の有酸素運動を実施した.このとき,高強度の有
酸素運動(HIE:High-Intensive Exercise:若年者
80% HRmax ,中年者:75% HRmax),中強度の有酸素
運動(MIE:Moderate-Intensive Exercise:若年者
65% HRmax ,中年者:60% HRmax)の2種類の運動強
度の運動を実施した.山本らの報告によると,加齢と
ともに体力の低下がみられる8)
.このため,中年者で
は若年者より5%低い運動強度に設定した.また,2週
《図 1》
0:00 9:00 9:10 22:00 23:00 23:50
睡眠 日常生活 入浴
アンケート 運動介入(2週目)
17:00 19:00
図1.
— 3 —
ITヘルスケア 第9巻2号,2014:002-012
目において運動日に行う運動は1日に1種類とし,運動
日の間隔は2日間空けた.運動強度は運動時の心拍数
と最大酸素摂取量には相関があるために,有酸素運動
は60 ~ 80% HRmaxで効率的に行うことができるといわ
れている8)
.そのため,本研究では有酸素運動を効果
的に行うことのできる最大,最小の範囲で運動を実施
した.設定した運動強度での運動を持続するためには,
目標心拍数を維持した運動を行う必要がある.このた
め,エアロバイクに装備されているハンドセンサによ
る心電図計測装置を利用して,リアルタイムに心拍数
を計測し,エアロバイクに付属している自動プログラ
ムを用いて,目標心拍数に合わせた運動強度の調節を
自動的に行った.目標心拍数を決定するために式(1)に
示す年齢を用いた推定式から各被験者の最大心拍数を
算出し,これからHIE ,MIEの運動強度を設定した.運
動後,表1を用いて運動時の主観的運動強度を記録し
た.また順序効果を考慮して,HIEとMIEの運動介入の
実施はランダムに行った.
最大心拍数=220-年齢  (1)
3. 解析
(1) %最大心拍数_主観
アンケートにより調査した主観的運動強度(RPE ,
ratings of perceived exertion)は運動者自身が運
動時に感じられる運動のつらさである.表1に示すよう
なRPE値で点数化した.なお,RPE値は点数が高いほど
主観的な運動強度が高いことを示す.また,最も運動
強度が高いと感じた場合に最大RPE値となり,値は20
に設定されている.このRPE値は10倍にすると運動時
の心拍数と一致するとされている.そこで,本研究で
実施した運動が主観的にも適当な運動強度であったの
かを検討するために式(2)を用いて%最大心拍数_主観
を算出した9)
.なお,前述の通り,(2)式の最大RPE値
は20である.
%最大心拍数_主観=
(運動後のRPE値/最大RPE値)×100  (2)
(2) データの選定と外れ値の検討
運動が睡眠に及ぼす影響を検討するため,運動介入
以外の睡眠への影響を除外する必要がある.睡眠に影
響すると考えられる項目を表2に示す.表2に該当する
日を外れ値と定義し,データから除外した.外れ値と
した理由を以下に述べる.
睡眠時間については通常よりも長い場合,短い場合
のどちらにおいても睡眠の質の低下に繋がるといわれ
ている10)
.そこで,睡眠時間が正規分布に従うことか
ら11)
,1週目における7日間の睡眠時間の平均,標準偏
差を算出し,信頼区間のほぼ95%(Mean±2S.D.)を通
常の睡眠と判断し,睡眠時間が信頼区間に該当しない
日を外れ値と定義した.
昼寝については,短時間の仮眠であれば日中の眠気
を解消するといわれており,夜間の睡眠にも良好な影
響を与えるが,長時間に渡る仮眠は夜間の眠気を妨げ,
睡眠の質を低下させる.そこで昼寝を行った場合,除
外した.寝る環境については,入眠時の寝つきに影響
を与え,入眠潜時を延長させるため,環境が異なる場
《表 1》
非常にきつい
かなりきつい
きつい
ややきつい
20
RPE値
19
18
17
16
15
14
13
12
11
10
9
8
7
6
楽
かなり楽
非常に楽
つらさ
表1.
RPE値 つらさ
— 4 —
ITヘルスケア 第9巻2号,2014:002-012
合,分析から除外した.介入以外の運動を行った場合は,
2週目以降の運動時のデータとControl時のデータを比
較するため,不適と判断したため除外した.病気につ
いては歯痛,頭痛などの痛みは睡眠を妨げるために睡
眠の質の低下に繋がるためであり,飲酒などは自律神
経を興奮させることで入眠を妨げるため除外した.こ
れらの6項目が睡眠に影響すると考えられる項目である
10-13)
.以上の理由からこれらの6項目を外れ値と定義し
た.ただし,中年者において,週5回以上,飲酒,服用
を行っている被験者はその人の生活に欠かせないもの
とし,外れ値ではないと判断し,データから除外しな
かった.
本来であれば,これらの項目は事前に被験者に指示
すべきであったが,2週間におよぶ長期実験であり,被
験者の負担を軽減する必要がある.そのため,これら
の項目は事前になるべく避けるよう指示を行ったが,
指示以外の行動をとる被験者が数名みられた.
(3) 睡眠時体動量
睡眠時の体動は睡眠ステージごとに体動の頻度が異
なり,睡眠深度が深いほど体動は減少するという報告
がある11,14)
.そのため,終夜の体動の総和を用いて睡
眠の質を評価する手法が報告されている15)
.この研究
によれば,同一被験者内において睡眠時の体動量が増
加した場合,睡眠の質が低下すると報告されている.
このため,本研究においても睡眠時の体動の総和に着
目し,睡眠の質を評価した.
各被験者の1日の睡眠時総体動量は睡眠日誌に記録
された起床, 就床時間の間のActivitycountの総和と
定義して算出した.通常,日々の睡眠時間は異なるため,
睡眠時の総体動量を睡眠時間で正規化したものを睡
眠時体動量と定義し,客観的な睡眠の指標としてこれ
を用いた.また,運動をしない日(Control)と比較し
て,運動日の睡眠時体動量が変化するかを検討するた
め,Controlの睡眠時体動量(7日間の平均,外れ値に
該当する日は除く)で運動日の睡眠時体動量を正規化し
た.正規化したデータは1以下であれば運動をしない
日より相対的に体動量が少なく質の良い睡眠をとった
と判断し,1以上であれば運動をしない日よりも体動量
が多く睡眠の質が低下したことを示す.以上のことを
ふまえて,3つの要素(Control ,HIE ,MIE)について
Boxplotを作成した.さらに,Controlに対してHIE ,
MIEの日の睡眠時体動量に有意差があるかTukey-HSD
法を用いて検討した.有意水準は5%に設定した.
(4) OSA睡眠調査票
OSA睡眠調査票とは起床時の睡眠内省を評価する心
理尺度であり,この調査票は第1因子:起床時の眠気,
第2因子:入眠と睡眠維持,第3因子:夢み,第4因子:
疲労回復,第5因子:睡眠時間の5つの因子を評価する
ことができる.これらの因子は4択形式の16項目の質問
を答えることにより,得点化される16-17)
.また,26 ~
75歳(670名)の集団では,母集団の標準化得点の平均
値を5因子とも50点としている.これらの得点は高いほ
ど睡眠の質が良いと評価することができる.本研究で
はこれらの各因子の標準化得点および合計値の総得点
において,1週目の普段通りの生活と2週目の運動日を
比較検討した.さらに,Controlの因子および総得点
で運動日の因子および総得点を正規化し,Controlに
対してHIE ,MIEの日の睡眠時体動量に有意差があるの
《表 2》
通常の睡眠時間以外の日
昼寝
寝る環境が異なる日
運動を行った日(介入した運動以外)
病気(例:風邪,頭痛)
飲酒,服用,喫煙
1
2
3
4
5
6
睡眠に影響する項目項目番号
表2.
— 5 —
ITヘルスケア 第9巻2号,2014:002-012
かTukey-HSD法を用いて検討した.有意水準は5%に
設定した.
4. 結果
(1) データの選定と外れ値の検討
%最大心拍数_主観,睡眠時体動量,OSA睡眠調査
票のデータに関して,検討から除外したデータについ
て結果を述べる.%最大心拍数_主観では,若年者の
被験者1名についてHIEとMIEを行った日の主観的運動
強度の記入漏れが確認された.睡眠時体動量では,若
年者の被験者1名についてMIEを行った日において外れ
値に該当する日が確認され,中年者の被験者1名につ
いてMIEを行った日においてアクチグラフの取り付けの
忘れがあった.したがって,若年者のデータ数は%最
大心拍数_主観においてHIE : N=7,MIE : N=7,睡眠
時体動量においてControl : N=8,HIE : N=8,MIE :
N=7,OSA睡眠調査票においてControl : N=8, HIE :
N=8, MIE : N=7となった.中年者では%最大心拍数_
主観においてHIE : N=5,MIE : N=5,睡眠時体動量に
おいてControl : N=5,HIE : N=5,MIE : N=4,OSA
睡眠調査票においてControl : N=5,HIE : N=5,MIE
: N=5となった.
(2) 若年者と中年者における
  %最大心拍数_主観の比較
若年者と中年者における%最大心拍数_主観の結果
を図2に示す.図中の実線は若年者の目標%最大心拍
数(HIE:80% HRmax ,MIE:65% HRmax)を示し,点
線は中年者の目標%最大心拍数(HIE:75% HRmax ,
MIE:60% HRmax)を示す.図2から,若年者では,HIE
では目標%最大心拍数と%最大心拍数_主観はほぼ一
致し,MIEでは%最大心拍数_主観は目標%最大心拍数
よりも低かった.中年者においては,HIEとMIEともに
目標%最大心拍数よりも高かった.このとき,中年者
の%最大心拍数_主観は若年者の目標%最大心拍数と
ほぼ一致していた.
(3) 睡眠時体動量
(a) 若年者における睡眠時体動量
若年者における睡眠時体動量の解析結果を図3に示
す.図3からHIE ,MIEを行った日の睡眠時体動量は
Controlに比べて減少傾向が確認された.Tukey-HSD
法により,HIEを行った日では,有意に睡眠時体動量が
減少することが確認された(p<0.05) .
《図 2》
《図 3》
0
5
10
15
20
25
30
35
40
45
50
55
60
65
70
75
80
85
90
95
100
HIE MIE
Factor
%最大心拍数_主観[%HRmax]
若年者
中年者
HIE : 80 %HRmax (若年者)
MIE : 65 %HRmax (若年者)
図2. HIE : 75 %HRmax (中年者)
MIE : 60 %HRmax (中年者)
図3.
— 6 —
ITヘルスケア 第9巻2号,2014:002-012
(b) 中年者における睡眠時体動量
中年者における睡眠時体動の解析結果を図4に示
す.図4からHIE ,MIEを行った日の睡眠時体動量は
Controlに比べて減少傾向が確認された.しかし,い
ずれもControlと比べて統計的に有意な差は確認でき
なかった.
(c) 若年者と中年者における睡眠時体動量の
比較
図3と図4を比較すると,Control ,HIE ,MIE の日
の3つの要素に対して,若年者の被験者では運動強度
がHIEの運動条件において有意差が確認されたが,中
年者の被験者ではいずれの運動条件においても有意差
は確認できなかった.
(4) OSA睡眠調査票
(a) 若年者におけるOSA睡眠調査票
起床時に記録した若年者のOSA睡眠調査票の結果を
表3に示す.表3では,OSA睡眠調査票から算出される5
因子,これらを合計した総得点の全被験者における平
均値と標準偏差を示す.表3より,HIEを行った日では,
睡眠時間の1因子を除いた4因子でControlと比較して
得点が高かった. また,HIEを行った日の総得点にお
いてはControlに比べて得点が高かった.一方,MIE
を行った日の5因子の平均値は起床時眠気を除いたす
べての因子でControlに比べて得点が低かった.また,
MIEを行った日の総得点においてはControlに比べて得
点が低かった.さらに,統計解析を行った結果,いず
れの運動条件においても因子および総得点に有意差は
確認できなかった.
(b) 中年者におけるOSA睡眠調査票
起床時に記録した中年者のOSA睡眠調査票の結果
を表4に示す.表4からHIE ,MIEを行った日の5因子
の平均値ともにすべての因子でControlと比べて得
点が低かった.また,HIE ,MIEを行った日の総得点
もControlと比べて得点が低かった.さらに,Tukey-
HSD法による検定の結果,いずれの運動条件において
も因子および総得点に有意差は確認できなかった.
(c) 若年者と中年者におけるOSA睡眠調査票
の比較
表3,表4を比較すると,HIE ,MIEを行った日の各
因子において,若年者ではControlに比べて得点が高
い因子が確認され,運動強度が高いほど,Controlに
比べて得点の高い因子が多いことが確認できた.一方,
中年者ではどの強度の運動条件においてもControlと
《図 4》
《表 4》
《表 3》
図4.
表4.
平均値 SD 平均値 SD 平均値 SD
起床時眠気 42.3 4.6 39.3 9.0 41.9 6.5
入眠と睡眠維持 49.4 4.5 46.0 13.8 42.6 7.2
夢み 53.5 8.8 48.6 10.4 47.7 10.2
疲労回復 43.5 4.7 38.0 9.3 41.6 7.4
睡眠時間 43.0 5.0 42.4 11.1 39.3 9.0
総得点 231.7 20.8 214.3 36.2 213.1 30.2
Control HIE MIE
表3.
平均値 SD 平均値 SD 平均値 SD
起床時眠気 46.7 6.0 50.2 6.9 47.2 7.1
入眠と睡眠維持 49.3 9.0 49.5 8.5 48.2 8.0
夢み 48.8 6.7 49.1 9.0 47.1 9.7
疲労回復 45.6 4.7 47.2 7.5 43.6 5.9
睡眠時間 52.1 4.4 49.4 9.2 51.3 7.8
総得点 242.6 22.0 245.5 28.1 237.0 33.3
Control HIE MIE
— 7 —
ITヘルスケア 第9巻2号,2014:002-012
比べて得点が高い因子は確認されなかった.また,総
得点ではControl ,HIE ,MIEのすべての条件におい
て若年者は中年者に比べて得点が高かった.さらに,
若年者,中年者ともにいずれの運動条件においても因
子および総得点に有意差は確認できなかった.
5. 考察
本研究では若年者と中年者のグループを対象とし,
中強度と高強度の有酸素運動がその日の睡眠に及ぼす
影響について,客観的,主観的に検討した.
若年者では目標%最大心拍数と比較してMIEでの%
最大心拍数_主観が10%低かったが,HIEの運動では
ほぼ一致した.中年者ではHIEの運動条件において%
最大心拍数_主観の平均値が目標%最大心拍数である
75% HRmaxに比べ10%以上高く,MIEの運動条件にお
いては目標%最大心拍数の60% HRmaxに対して%最大
心拍数_主観の平均値は5%以上も高いことが確認でき
た.中年者については,年齢により一律に設定される(1)
式による運動強度の設定が適切でないことが示唆され
ている8)
.実際に,既存研究では年齢に伴い体力が低
下することが報告されており18)
,これらの原因として,
加齢に伴って変化する臓器機能,特に,呼吸機能,心
臓機能,腎機能,基礎代謝の低下の影響であると報告
されている19)
.本研究ではこれを考慮し,HIE ,MIEと
もに運動強度を若年者よりも5%低く設定した.これに
より,若年者と同強度となる図2の実線を確認すると,
中年者の%最大心拍数_主観は若年者の目標%最大心
拍数とほぼ一致したことがわかる.山本らの設定して
いる運動強度8)
(中強度:最大心拍数の55-69%,高強
度:最大心拍数の70-89%)を考慮に入れると,若年者,
中年者両グループにおいて,主観,客観ともに高強度,
中強度の運動の範囲内であったことがわかる.
次に,睡眠時体動量の結果において,若年者では
HIEの運動強度の運動条件において体動量の減少に有
意差が確認され,睡眠の質の改善傾向が認められた.
これは子供に対して行われた先行研究の結果と一致す
る6)
.一方,中年者ではいずれの運動条件においても
体動量の減少に有意差は確認できず,運動による睡眠
の質の改善はみられなかった.先行研究では,中高年
で中強度の運動が睡眠の質を改善すると主観評価を用
いて結論付けているが4,5)
,本検討では主観,客観と
もにこの結果に至らなかった.若年者と比較して中年
者では目標%最大心拍数と%最大心拍数_主観が大き
く異なり,高強度,中強度の運動ともに主観的には設
定した強度よりも強い運動に感じていたことがわかる.
ただし,%最大心拍数_主観の値をみてみると,若年
者の目標%最大心拍数とほぼ一致し,HIE ,MIEの運
動条件は満たしていた.このことから,中年者では低
い運動強度を設定することによって,睡眠の質を改善
できる可能性がある.また,運動強度の設定において,
中強度,高強度といった大きな枠組みではなく,主観
や被験者の体力に応じた運動強度を設定する必要があ
ると考えられる.また,最大運動負荷を与えることで
得られる最大心拍数を用いて運動設定することも効果
的であると考えられる.ただし,中高年以降の最大運
動負荷試験は心血管系に負担を与え,発作などの危険
が想定できることから,主観的な運動強度による運動
強度の決定が適切であると考えられる.
OSA睡眠調査票の結果において,若年者と中年者
に運動介入を行うと,若年者ではHIEの運動を行った
日のみに因子の標準化得点および総得点の平均値は
Controlに比べて高いことが確認された.一方,中年
者ではいずれの運動条件でも因子の標準化得点および
総得点の平均値はControlに比べて低いことが確認さ
れた.これは若年者では運動強度の高い運動を行うこ
とで入眠,疲労回復が促進したが,中年者では運動を
— 8 —
ITヘルスケア 第9巻2号,2014:002-012
行うことで疲労が蓄積し,起床時の疲労回復感の低下
から主観の低下がみられたと考えられる.
したがって,若年者に限ると主観的には有意差が確
認されなかったが,一部の項目では改善傾向があり,
さらに体動の観点から客観的にも睡眠に良い影響を与
えている可能性がある.そのため,HIEの運動条件が
睡眠を改善するうえで主観的にも客観的にも有効な手
段であることが確認できた.一方,中年者では被験者
にとって運動強度が高い場合,または運動強度が高い
と主観的に感じた場合,客観的な睡眠の質の改善はみ
られないこと,主観的な睡眠の質を悪化させることが
確認された.以上のことから,中年者では主観や体力
に応じた運動強度の設定が必要であると示唆された.
6. 結論
本研究では中強度,高強度の有酸素運動が運動した
日の睡眠に与える影響を客観的,主観的評価の両面か
ら基礎検討を行った.また,加齢により効果が異なる
かを検証するために,対象を若年者と中年者の2つの
グループとした.
その結果,若年者では睡眠の改善には高強度の運動
が有効な手段であり,中年者では運動強度の設定にお
いては,年齢で一律に設定するのではなく,主観や体
力に応じた運動強度の設定が睡眠の質を改善するうえ
で重要な要素であると示唆された.
睡眠と健康とは密接な関係があり,本研究はITヘル
スケアにおいて,運動による睡眠改善の基礎資料とな
る.例えば,このような基礎資料は睡眠センサで日々
の睡眠の質をモニタリングし,それらをネットワーク
により管理することで睡眠の質の低下に対して運動を
促すようなシステムに応用することが可能であると考
えられる.本検討では,基礎的な検討であること,被
験者への睡眠に影響を及ぼす項目の指示がまもられな
かったケースもあり,被験者数が少なくなり,傾向を
示すにとどまった.このことから今後,さらに被験者
数を増やし,睡眠ヘルスケア機器の開発を行いITヘル
スケア分野へ貢献していきたい.
— 9 —
ITヘルスケア 第9巻2号,2014:002-012
参考文献
1) 鳥居鎮夫: 睡眠環境学. 朝倉出版, 東京, 1999, pp.
39.
2 ) K y u j a K i m , M a k o t o U c h i y a m a , M a s a k o
Okawa, Xianchen Liu, Ryuji Ogihara: An
epidemiological study of insomnia among the
Japanese general population. Sleep. 23(1):
41-47, 2000.
3) 水野康, 国井実, 清田隆毅, 小野茂之, 駒田陽子, 白
川修一郎: 中高年女性における運動習慣の有無と睡眠
習慣および睡眠健康度との関係. 体力科学. 53: 527-
536, 2004.
4) Kathryn J. Reid, Kelly Glazer Brandon,
Brandon Lu, Erik Naylor, Lisa Wolfe, Phyllis C.
Zee: Aerobic exercise improves self-reported
sleep and quality of life in older adults
with insomnia. Sleep Medicine. 11(9): 934-
940, 2010.
5) Susan Benloucif, Larry Orbeta, Rosemary
Ortiz, Imke Janssen, Sanford I. Finkel,
Joseph Bleiberg, Phyllis C. Zee: Morning or
evening activity improves neuropsychological
performance and subjective sleep quality in
older adults. Sleep. 27(8): 1542-1551, 2004.
6) 	Markus Dworak, Alfred Wiater , Dirk Alfer,
Egon Stephan, Wildor Hollmann, Heiko K.
Struder: Increased slow wave sleep and
reduced stage 2 sleep in children depending
on exercise intensity. Sleep Medicine. 9(3):
266-272, 2008.
7) Actigraph: Actigraph GT3X Specifications.〈http://
www.theactigraph.com/wp-content/uploads/
GT3X-Specs.pdf〉[accessed November 14, 2011]
8) 山本哲史, 山崎元: 運動処方の最近の考え方. 慶応
義塾大学スポーツ医学研究センター紀要. 33-39,
1999.
9) 進藤宗洋, 田中宏暁, 田中守: 健康づくりトレーニン
グハンドブック. 朝倉書店. 東京, 2010, pp. 37.
10) 井上昌次郎: 眠りを科学する. 朝倉書店, 東京,
2006, pp. 164-167.
11) 日本睡眠学会: 睡眠学. 朝倉書店, 東京, 2009, pp.
411-412.
12) 井上昌次郎, 河野栄子: 眠りと夢. 東京化学同人,
東京, 1991, pp. 173-174.
13) 木暮貴政: 寝具と睡眠. バイオメカニズム学会誌.
29(4): 189-193, 2005.
14) Fiorenza Giganti, Gianluca Ficca, Sara Gor,
Piero Salzarulo: Body movements during
night sleep and their relationship with
sleep stages are further modified in very old
subjects. Brain Research Bulletin. 75(1):
66-69, 2008.
15) Shima Okada, Naruhiro Shiozawa, Masaaki
Makikawa: An approach for sleep assessment
using body movement. Proc. e-Health 2011,
IADIS Multi Conference on Computwr Science
and Informations Systems, Roma, pp. 247-249,
2011.
16) OBS 一般社団法人日本睡眠改善協議会: OSA睡眠調
査票MA版(OSA sleep inventory MA vervion).
〈http://www.jobs.gr.jp/osa_ma.html〉[accessed
July 29, 2011]
17) 小栗貢, 白川修一朗, 阿住一雄: OSA調査票の開発
睡眠感評定のための尺度構成と標準化. 精神医学.
27(7): 791-799, 1985.
18) 李美淑, 松浦義行, 田中喜代次: 中高年男性の体力
年齢の評価. 体力科学. 42: 59-68, 1993.
19) Nathan W. Shock, Baltimore: Physical activity
and the“rate of ageing“. Canadian Medical
Association Journal, Vol. 96. Physical
Acrrvrry and Cardiovascular Health, Toronto,
1967, pp. 836-840.
— 10 —
ITヘルスケア 第9巻2号,2014:002-012
Title
The Effects of Aerobic Exercise on the Sleep between Young Adults and Middle-Age Adults
Authors
Kazunori Isshiki*, Hajime Fukumura*, Noriyuki Tanaka**, Shota Takata**,
Shima Okada***, Tadao Isaka ****, Masaaki Makikawa***
Institutes
* Graduate School of Science and Engineering ,Ritsumeikan University
** Daiwa House Industry Co., Ltd. Central Research Laboratory
*** Department of Robotics, Faculty of Science and Engineering, Ritsumeikan University
**** College of sport and Health Science, Ritsumeikan University
Kazunori Isshiki
Graduate School of Science and Engineering ,Ritsumeikan University
〒525-0058 Kusatsu City, Shiga Nojihigashi 1-1-1, Japan
Tel: +81-077-561-1111 Fax:+81-077-561-2665
E-mail: rr001071@ed.ritsumei.ac.jp
Key Words
Sleep , Exercise, Body movement, Actigraph, OSA
Abstract
The aim of this study was to investigate the effects of aerobic exercise on sleep quality in age-related
changes between young adults and middle-aged adults. Eight healthy young subjects (22.1±1.1 years old) and
five healthy middle-aged subjects (45.2±4.6 years old) were recruited for this study. This present study
examined body movements and self-reported sleep qualities with questionnaire for 2 weeks. Actigraph was set
up on the right wrist to measure the body movements during sleep. During the first week, mean amount of body
movement during sleep was calculated as standard body movement (Control). During the second week, subjects had
high-intensive exercise (80% for young or 75% for middle-aged adults of maximum heart rate, HIE) and moderate-
intensive exercise (65% for young or 60% for middle-aged adults of maximum heart rate, MIE) in the early evening
of two days this week. Body movement during sleep of each exercise day was calculated. Results showed that body
movement in HIE conditions was significantly decreased for young subjects (p<0.05) but the body movements in both
HIE conditions and MIE conditions were not significantly decreased for middle-age subjects. Later, it was found
— 11 —
ITヘルスケア 第9巻2号,2014:002-012
that younger subjects improved in self-reported sleep quality slightly. However, middle-aged subjects did not
improve in self-reported sleep quality at all. Also, seeing the results of objective %HRmax, it is difficult to
decide the exercise intensity in middle-aged adults. Therefore, our study suggests that HIE aerobic exercises
can improve sleep quality for young adults. Also, it is important for middle-age adults to conduct rating of
perceived exertion or physical strength based exercise.
— 12 —
ITヘルスケア 第9巻2号,2014:002-012

Weitere ähnliche Inhalte

Andere mochten auch

MODELOS DE PROBABILIDAD
MODELOS DE PROBABILIDADMODELOS DE PROBABILIDAD
MODELOS DE PROBABILIDADaidelj14
 
Eyewitness testimony evaluation
Eyewitness testimony evaluationEyewitness testimony evaluation
Eyewitness testimony evaluationmpape
 
Mod 3 authoritarian personality
Mod 3 authoritarian personalityMod 3 authoritarian personality
Mod 3 authoritarian personalitympape
 
Reunión de Maestros y Directores rurales 2017
Reunión de Maestros y Directores rurales 2017Reunión de Maestros y Directores rurales 2017
Reunión de Maestros y Directores rurales 2017Laura Madruga
 

Andere mochten auch (8)

Adição palitos 9
Adição palitos 9Adição palitos 9
Adição palitos 9
 
Jet alfabeto 2
Jet alfabeto 2Jet alfabeto 2
Jet alfabeto 2
 
MODELOS DE PROBABILIDAD
MODELOS DE PROBABILIDADMODELOS DE PROBABILIDAD
MODELOS DE PROBABILIDAD
 
Eyewitness testimony evaluation
Eyewitness testimony evaluationEyewitness testimony evaluation
Eyewitness testimony evaluation
 
Mod 3 authoritarian personality
Mod 3 authoritarian personalityMod 3 authoritarian personality
Mod 3 authoritarian personality
 
Medir objetos
Medir objetosMedir objetos
Medir objetos
 
Vogal o pistas
Vogal o pistasVogal o pistas
Vogal o pistas
 
Reunión de Maestros y Directores rurales 2017
Reunión de Maestros y Directores rurales 2017Reunión de Maestros y Directores rurales 2017
Reunión de Maestros y Directores rurales 2017
 

Mehr von hashimoto masayoshi

健康増進施設利用者の運動習慣と健康関連指標の関連
健康増進施設利用者の運動習慣と健康関連指標の関連健康増進施設利用者の運動習慣と健康関連指標の関連
健康増進施設利用者の運動習慣と健康関連指標の関連hashimoto masayoshi
 
身体活動消費エネルギー量の簡易測定法を用いての運動習慣獲得の動機づけ
身体活動消費エネルギー量の簡易測定法を用いての運動習慣獲得の動機づけ身体活動消費エネルギー量の簡易測定法を用いての運動習慣獲得の動機づけ
身体活動消費エネルギー量の簡易測定法を用いての運動習慣獲得の動機づけhashimoto masayoshi
 
低酸素環境の運動療法への応用に関する研究
低酸素環境の運動療法への応用に関する研究低酸素環境の運動療法への応用に関する研究
低酸素環境の運動療法への応用に関する研究hashimoto masayoshi
 
電気刺激が健常骨格筋に及ぼす影響について
電気刺激が健常骨格筋に及ぼす影響について電気刺激が健常骨格筋に及ぼす影響について
電気刺激が健常骨格筋に及ぼす影響についてhashimoto masayoshi
 
筋電気刺激(EMS)を利用した生活習慣病改善の可能性
筋電気刺激(EMS)を利用した生活習慣病改善の可能性筋電気刺激(EMS)を利用した生活習慣病改善の可能性
筋電気刺激(EMS)を利用した生活習慣病改善の可能性hashimoto masayoshi
 
2型糖尿病に対する電気刺激療法 ~インスリン抵抗性改善作用の可能性~
2型糖尿病に対する電気刺激療法 ~インスリン抵抗性改善作用の可能性~2型糖尿病に対する電気刺激療法 ~インスリン抵抗性改善作用の可能性~
2型糖尿病に対する電気刺激療法 ~インスリン抵抗性改善作用の可能性~hashimoto masayoshi
 
健常者に対する有酸素性運動と低周波電気刺激を併用した運動が運動耐容能及び筋力に及ぼす影響
健常者に対する有酸素性運動と低周波電気刺激を併用した運動が運動耐容能及び筋力に及ぼす影響健常者に対する有酸素性運動と低周波電気刺激を併用した運動が運動耐容能及び筋力に及ぼす影響
健常者に対する有酸素性運動と低周波電気刺激を併用した運動が運動耐容能及び筋力に及ぼす影響hashimoto masayoshi
 
大腿四頭筋に対する電気的遠心性収縮の筋力増強効果に関する研究
大腿四頭筋に対する電気的遠心性収縮の筋力増強効果に関する研究大腿四頭筋に対する電気的遠心性収縮の筋力増強効果に関する研究
大腿四頭筋に対する電気的遠心性収縮の筋力増強効果に関する研究hashimoto masayoshi
 
日常運動習慣の変化と身体組成および運動耐容能
日常運動習慣の変化と身体組成および運動耐容能日常運動習慣の変化と身体組成および運動耐容能
日常運動習慣の変化と身体組成および運動耐容能hashimoto masayoshi
 
治療と減量指導の進め方
治療と減量指導の進め方治療と減量指導の進め方
治療と減量指導の進め方hashimoto masayoshi
 
歩行による健康づくりプログラムの事例研究 一日常生活、登山、トレッキングの歩行数から一
歩行による健康づくりプログラムの事例研究 一日常生活、登山、トレッキングの歩行数から一歩行による健康づくりプログラムの事例研究 一日常生活、登山、トレッキングの歩行数から一
歩行による健康づくりプログラムの事例研究 一日常生活、登山、トレッキングの歩行数から一hashimoto masayoshi
 
歩行による健康づくりプログラムの事例研究 一日常生活、登山、トレッキングの歩行数から一
歩行による健康づくりプログラムの事例研究 一日常生活、登山、トレッキングの歩行数から一歩行による健康づくりプログラムの事例研究 一日常生活、登山、トレッキングの歩行数から一
歩行による健康づくりプログラムの事例研究 一日常生活、登山、トレッキングの歩行数から一hashimoto masayoshi
 
歩行による健康づくりプログラムの事例研究 一日常生活、登山、トレッキングの歩行数から一
歩行による健康づくりプログラムの事例研究 一日常生活、登山、トレッキングの歩行数から一歩行による健康づくりプログラムの事例研究 一日常生活、登山、トレッキングの歩行数から一
歩行による健康づくりプログラムの事例研究 一日常生活、登山、トレッキングの歩行数から一hashimoto masayoshi
 
歩行による健康づくりプログラムの事例研究 一日常生活、登山、トレッキングの歩行数から一
歩行による健康づくりプログラムの事例研究 一日常生活、登山、トレッキングの歩行数から一歩行による健康づくりプログラムの事例研究 一日常生活、登山、トレッキングの歩行数から一
歩行による健康づくりプログラムの事例研究 一日常生活、登山、トレッキングの歩行数から一hashimoto masayoshi
 
歩行による健康づくりプログラムの事例研究 一日常生活、登山、トレッキングの歩行数から一
歩行による健康づくりプログラムの事例研究 一日常生活、登山、トレッキングの歩行数から一歩行による健康づくりプログラムの事例研究 一日常生活、登山、トレッキングの歩行数から一
歩行による健康づくりプログラムの事例研究 一日常生活、登山、トレッキングの歩行数から一hashimoto masayoshi
 
ウォーキングに関する予備的考察
ウォーキングに関する予備的考察ウォーキングに関する予備的考察
ウォーキングに関する予備的考察hashimoto masayoshi
 
ウォーキングに関する予備的考察
ウォーキングに関する予備的考察ウォーキングに関する予備的考察
ウォーキングに関する予備的考察hashimoto masayoshi
 
ウォーキングに関する予備的考察
ウォーキングに関する予備的考察ウォーキングに関する予備的考察
ウォーキングに関する予備的考察hashimoto masayoshi
 
女性アスリートにおける栄養摂取と体脂肪の蓄積状況 が性ホルモン及び好中球機能に及ぼす影響について
女性アスリートにおける栄養摂取と体脂肪の蓄積状況 が性ホルモン及び好中球機能に及ぼす影響について女性アスリートにおける栄養摂取と体脂肪の蓄積状況 が性ホルモン及び好中球機能に及ぼす影響について
女性アスリートにおける栄養摂取と体脂肪の蓄積状況 が性ホルモン及び好中球機能に及ぼす影響についてhashimoto masayoshi
 
女子学生アスリートの栄養素等摂取状況の現状把握および 食事摂取基準作成の試み
女子学生アスリートの栄養素等摂取状況の現状把握および 食事摂取基準作成の試み女子学生アスリートの栄養素等摂取状況の現状把握および 食事摂取基準作成の試み
女子学生アスリートの栄養素等摂取状況の現状把握および 食事摂取基準作成の試みhashimoto masayoshi
 

Mehr von hashimoto masayoshi (20)

健康増進施設利用者の運動習慣と健康関連指標の関連
健康増進施設利用者の運動習慣と健康関連指標の関連健康増進施設利用者の運動習慣と健康関連指標の関連
健康増進施設利用者の運動習慣と健康関連指標の関連
 
身体活動消費エネルギー量の簡易測定法を用いての運動習慣獲得の動機づけ
身体活動消費エネルギー量の簡易測定法を用いての運動習慣獲得の動機づけ身体活動消費エネルギー量の簡易測定法を用いての運動習慣獲得の動機づけ
身体活動消費エネルギー量の簡易測定法を用いての運動習慣獲得の動機づけ
 
低酸素環境の運動療法への応用に関する研究
低酸素環境の運動療法への応用に関する研究低酸素環境の運動療法への応用に関する研究
低酸素環境の運動療法への応用に関する研究
 
電気刺激が健常骨格筋に及ぼす影響について
電気刺激が健常骨格筋に及ぼす影響について電気刺激が健常骨格筋に及ぼす影響について
電気刺激が健常骨格筋に及ぼす影響について
 
筋電気刺激(EMS)を利用した生活習慣病改善の可能性
筋電気刺激(EMS)を利用した生活習慣病改善の可能性筋電気刺激(EMS)を利用した生活習慣病改善の可能性
筋電気刺激(EMS)を利用した生活習慣病改善の可能性
 
2型糖尿病に対する電気刺激療法 ~インスリン抵抗性改善作用の可能性~
2型糖尿病に対する電気刺激療法 ~インスリン抵抗性改善作用の可能性~2型糖尿病に対する電気刺激療法 ~インスリン抵抗性改善作用の可能性~
2型糖尿病に対する電気刺激療法 ~インスリン抵抗性改善作用の可能性~
 
健常者に対する有酸素性運動と低周波電気刺激を併用した運動が運動耐容能及び筋力に及ぼす影響
健常者に対する有酸素性運動と低周波電気刺激を併用した運動が運動耐容能及び筋力に及ぼす影響健常者に対する有酸素性運動と低周波電気刺激を併用した運動が運動耐容能及び筋力に及ぼす影響
健常者に対する有酸素性運動と低周波電気刺激を併用した運動が運動耐容能及び筋力に及ぼす影響
 
大腿四頭筋に対する電気的遠心性収縮の筋力増強効果に関する研究
大腿四頭筋に対する電気的遠心性収縮の筋力増強効果に関する研究大腿四頭筋に対する電気的遠心性収縮の筋力増強効果に関する研究
大腿四頭筋に対する電気的遠心性収縮の筋力増強効果に関する研究
 
日常運動習慣の変化と身体組成および運動耐容能
日常運動習慣の変化と身体組成および運動耐容能日常運動習慣の変化と身体組成および運動耐容能
日常運動習慣の変化と身体組成および運動耐容能
 
治療と減量指導の進め方
治療と減量指導の進め方治療と減量指導の進め方
治療と減量指導の進め方
 
歩行による健康づくりプログラムの事例研究 一日常生活、登山、トレッキングの歩行数から一
歩行による健康づくりプログラムの事例研究 一日常生活、登山、トレッキングの歩行数から一歩行による健康づくりプログラムの事例研究 一日常生活、登山、トレッキングの歩行数から一
歩行による健康づくりプログラムの事例研究 一日常生活、登山、トレッキングの歩行数から一
 
歩行による健康づくりプログラムの事例研究 一日常生活、登山、トレッキングの歩行数から一
歩行による健康づくりプログラムの事例研究 一日常生活、登山、トレッキングの歩行数から一歩行による健康づくりプログラムの事例研究 一日常生活、登山、トレッキングの歩行数から一
歩行による健康づくりプログラムの事例研究 一日常生活、登山、トレッキングの歩行数から一
 
歩行による健康づくりプログラムの事例研究 一日常生活、登山、トレッキングの歩行数から一
歩行による健康づくりプログラムの事例研究 一日常生活、登山、トレッキングの歩行数から一歩行による健康づくりプログラムの事例研究 一日常生活、登山、トレッキングの歩行数から一
歩行による健康づくりプログラムの事例研究 一日常生活、登山、トレッキングの歩行数から一
 
歩行による健康づくりプログラムの事例研究 一日常生活、登山、トレッキングの歩行数から一
歩行による健康づくりプログラムの事例研究 一日常生活、登山、トレッキングの歩行数から一歩行による健康づくりプログラムの事例研究 一日常生活、登山、トレッキングの歩行数から一
歩行による健康づくりプログラムの事例研究 一日常生活、登山、トレッキングの歩行数から一
 
歩行による健康づくりプログラムの事例研究 一日常生活、登山、トレッキングの歩行数から一
歩行による健康づくりプログラムの事例研究 一日常生活、登山、トレッキングの歩行数から一歩行による健康づくりプログラムの事例研究 一日常生活、登山、トレッキングの歩行数から一
歩行による健康づくりプログラムの事例研究 一日常生活、登山、トレッキングの歩行数から一
 
ウォーキングに関する予備的考察
ウォーキングに関する予備的考察ウォーキングに関する予備的考察
ウォーキングに関する予備的考察
 
ウォーキングに関する予備的考察
ウォーキングに関する予備的考察ウォーキングに関する予備的考察
ウォーキングに関する予備的考察
 
ウォーキングに関する予備的考察
ウォーキングに関する予備的考察ウォーキングに関する予備的考察
ウォーキングに関する予備的考察
 
女性アスリートにおける栄養摂取と体脂肪の蓄積状況 が性ホルモン及び好中球機能に及ぼす影響について
女性アスリートにおける栄養摂取と体脂肪の蓄積状況 が性ホルモン及び好中球機能に及ぼす影響について女性アスリートにおける栄養摂取と体脂肪の蓄積状況 が性ホルモン及び好中球機能に及ぼす影響について
女性アスリートにおける栄養摂取と体脂肪の蓄積状況 が性ホルモン及び好中球機能に及ぼす影響について
 
女子学生アスリートの栄養素等摂取状況の現状把握および 食事摂取基準作成の試み
女子学生アスリートの栄養素等摂取状況の現状把握および 食事摂取基準作成の試み女子学生アスリートの栄養素等摂取状況の現状把握および 食事摂取基準作成の試み
女子学生アスリートの栄養素等摂取状況の現状把握および 食事摂取基準作成の試み
 

スポーツの理論を健康づくりへ