Pamphlet tarara treasure from ethiopia2
- 5. Sabahar YeFikir Design
© Salima Punjani
© David Johnson
エチオピア在住カナダ人のオー
ナー、キャシーさんが、エチオピ
ア産野蚕などのシルク製品を取
り扱っているお店。コットンに10
∼40%程度のシルクを混ぜた
風合いの違うスカーフなどを製
造・販売しています。糸紡ぎから
機織りまで、生産プロセスのほ
ぼ全てを女性が担っており、そ
のためのトレーニングの場も提
供しています。アニエスベーの
2013年春コレクションに、この
Sabaharのスカーフが取り上げ
られました。
伝統的なエチオピアの衣装に
使われるティレットと呼ばれる幾
何学模様をモチーフに、エチオ
ピア独自のコットンガーゼ素材
やカラフルな手織り模様を使
い、モダントラディショナルなドレ
スやファッション小物のデザイン
と生産・販売を行っているお店。
デザイナーのFekerteさんはパ
リやNYのエシカルファッション
ショーにも参加。最近ではエチ
オピア航空機内誌にもYeFikir
Designのドレスが掲載され、新
進のデザイナーとして注目され
ています。
4
Mekannisa, behind Slem Nursing
(ウェブサイトではNurses)College, Addis Ababa
(Shop open Monday to Friday 9am ‒ 5pm and Saturday 10am to 2pm)
+251-11-321-5112/3
+251-91-121-7948
sabahar@gmail.com
http://www.sabahar.com
Bole k/k, 03/05 k, house no. 2483. Robel plaza,
1st floor, 104
+251-911-210-478
info@yefikirdesign.com
fikirtea@yefikirdesign.com
http://www.yefikirdesign.com
- 8. エチオピアには標高4000メートルにもなる高山帯から海抜300メー
トル以下になる地域まで幅広い植生が混在しており、7000種類も
の花が自生しています。その花々が生み出すエチオピアの名産
品がハチミツ。生産高はアフリカで1位、蜜蝋の生産高も世界で4
位、国民の9割がハチミツづくりに携わっているといわれます。
近年、そのハチミツが欧米のマーケットでオーガニックな食材や
化粧品の材料として注目を集めつつあります。ハチミツや蜜蝋の
製造販売をおこなっているBeza Mar Agro Industryは、2003
年の創業から地域の養蜂農家と生産性と質の向上に取り組
み、5年後にはアフリカで初めてヨーロッパのマーケットにハチミツ
を輸出した会社となりました。
「ハチミツのマーケットはニッチで、その上競争が激しい。それに
海外との取引は、これまで私達が行なってきた国内での取引と
は全く様子が違っていました。」
そう述べる同社のマネージャーHaileさんは、現在、付加価値の
高い製品づくりや品質と生産性の向上のために米国国際開発
庁(USAID)や国内関係機関と共に新しい技術の普及に取り
組んでいます。
「農家の人たちの考え方を変えるのは簡単ではありません。し
かし、ハチミツからの収入が増えれば、家畜を買ったり、子どもた
ちを学校に通わせたりすることができるのです。」
エチオピアでつくられる農作物をつかって、オーガニックな食
材や化粧品を製造販売しているECOPIA。その製品は、エチオ
ピアでスーパーマーケットの棚が空っぽになるほどの人気だとい
います。
ECOPIAの創業者Mitstal博士は、国連で薬物管理に従事
していた時、ジャム製造に必要な化学化合物ペクチンをエチオ
ピア原産の植物「コシェム」で代替できることを発見し、オーガ
ニックジャムの製造販売をスタートさせました。その後「オーガニッ
クであること」「エチオピアで採れるものを使うこと」という二つの
コンセプトのもと、各地で有機栽培に取り組む農家の人々と協力
して製品開発に取り組み、今日では石鹸やフェイスクリーム、各種
栄養素が豊富な栄養補助食品であるモリンガパウダーなど54種
類ものオーガニックコスメや食品を販売しています。
「私達のゴールは、200万人の農家のみなさんにオーガニック
な農作物を育てることで現金収入の機会を持ってもらうこと。そ
して、エチオピアの食の安全と農村の暮らしの向上に参加しても
らうことなのです。」
ECOPIAでは今、インターネットを通して200万人の農家とつ
ながることのできるシステムの構築に取り組んでいます。
アフリカ発のハチミツを世界に広めるために積極的に活動を続け
るHaileさん。クリームはちみつ、フォレストはちみつなど、テイストを
ミックスしたはちみつや、一般的な蜂蜜よりも薬用効果が高いとい
われているハリナシバチのハチミツの製造販売に乗り出していま
す。中でも琥珀色をしたコーヒーはちみつは、日本でも人気が高く
生産が追いつかない状況が続いています。目下の悩みは、欧米や
日本のマーケットで人気が出るようなデザイン性の高いビンやパッ
ケージが、エチオピアでは手に入らないことだそうです。
ドイツにおけるオーガニック認証・フェアトレード認定を取得。
完全無添加無着色にこだわったオーガニックの食品や化粧品の
製造・販売をおこなうECOPIA。農家の人たちに世界のマーケット
に通用する品質を持った農産物を栽培するためのトレーニングプ
ログラムやインキュベーションセンターを開設し、農家の人たちが
自立できるようサポート体制を整えています。また顧客向けには、
製造過程や原材料のデータベースを公開している他、バイヤーの
要望に合わせて商品開発を行うサービスを行っています。
7000種類もの花が咲くエチオピアから届いた、
エシカルな魅力をもつ
高品質オーガニックコスメ&フード
7
Treasure 3Agro-processing
Beza Mar Agro
Industry
Genet Road P.O.Box42787,
Addis Ababa
+251-11-155-05099
Beza_mar@yahoo.com
ECOPIA PLC
Head office
PO Box 1072, Addis Ababa
+251-1-15546140
Ms Rutha Tsegai (Manager)
Rtsegai@ecopia.de
http://www.ecopia.de
- 12. E t h i
「レイダース 失われたアーク」でインディ・ジョーンズが探し求めたアーク
(聖櫃)が眠るとされるのが、ここアクスム。シオン聖マリア教会にあるとさ
れるこのアークは、ただ一人礼拝堂に入ることを許された修道士によって
管理されている。最大のもの(現在は倒壊)で33メートルになるオベリスク
群やシェバの女王の宮殿とされる遺跡など当時の繁栄を偲ばせる遺跡が
点在している。
AXUM(アクスム)
シバの女王が治めたアクスム王国の古都
17世紀、エチオピア帝国のファシリダス帝によって遷都された。街の中心
には、その後の歴代の王たちが美しい城を築いたファシル・ゲビと呼ばれ
る7万m2のコンプレックスがある。また、この街を有名にしているのが、デブ
レ・ブレハン・セラシエ教会。教会の柱と天井に描かれた80もの天使の顔
やキリストの生涯などを描いた壁画は、エチオピアで最も素晴らしい教会
画の一つ。
GONDAR(ゴンダール)
緑に囲まれた石積みの古城が美しい
標高1,830メートル、3,637km2 (琵琶湖の5.4倍)の面積を持つエチオ
ピア最大の湖、タナ湖。この湖には点在する8つの島や半島には修道院
が点在し、神に身をささげる人々が静かに暮らしている。ボートで訪れ、修
道院での生活を見学することも可能だ。湖から流れ出て30キロの地点
に、落差45メートル、400メートル幅の巨大な滝、青ナイル滝がある。
BAHIR DAR
(バハルダール)
青ナイル川の源流タナ湖の島々に
修道士たちが静かに暮らす
アクスム
シミエン国立公園(P9-10)
アディスアベバ
ゴンダール
コンソ
バハルダール
11
Treasure 4Tourism Sector
Treasure 4Tourism Sector
●
●
●
●
●
●
●
エチオピア
見どころマップ
ユネスコ世界遺産
ユネスコ世界遺産
- 13. o p i a
a
標高2,600メートル、アフリカ連合の本部もあるエチオピアの首都。幹線
道路の整備が急速に進み、刻一刻と近代都市へ大きな変化を遂げてい
る。アジスアベバの庶民の胃袋を満たすメルカートには、色彩豊かな野
菜、果物や、香料、コーヒーなど、厳しい自然の中に生きてきたエチオピア
の長い伝統と豊かな食生活をうかがわせる商品が並んでいる。
ADDIS ABABA(アディスアベバ)
アフリカ最大のマーケットがある
エチオピアの首都
19世紀末、エチオピアに住むイスラム教徒にとって聖地のひとつであるこ
の城砦都市に、アルチュール・ランボーは長い放浪の末にたどり着いた。
若くして詩人として名声を得たが、この町で彼は商人として10年を過ごし
た。周囲3.5キロの外壁に囲まれ、アザーンの調べに誘われて迷路のよう
な路地をさまよいながら、彼は何を思ったのだろう。
HARAR(ハラール)
ランボーが暮らしたイスラムの城砦都市
南オモ地方には、赤土とバターを使って美しいドレットヘアーにセットする
女性たちがいるハマル族、下唇に大きなお盆のようなプレートをはめたム
ルシ族をはじめ、さまざまなエスニックグループが暮らす。コンソの民家を訪
れれば、彼らの主食、チャガと呼ばれるビールのような飲み物をふるまって
もらえることも。
KONSO/
SOUTH OMO
(コンソ/南オモ)
伝統的な暮らしを守る少数民族に出会う
12世紀のラリベラ王が建てた11の岩窟教会がある。15メートル近くも一
枚岩を掘り下げて作られたその教会には人々の信仰心の厚さを感じずに
はいられない。人口2万人、普段は静かな山間の町だが、エチオピア暦の
クリスマスやティムカットと呼ばれる祝祭日には、エチオピア中から集まった
信者であふれかえる。町の外にも教会が点在しているので、トレッキングで
訪れるのもよい。
LALIBELA
(ラリベラ)
岩窟教会群はエチオピアの旅のハイライト
ラリベラ
ハラール
12
●
ユネスコ世界遺産
ユネスコ世界遺産
ユネスコ世界遺産
- 15. エチオピアにしかない
独自性
どこの国にも
負けない高品質
“ONLY ONE” “BEST ONE”
エチオピアのライフスタイル、歴史、文化を語るもの
エチオピアのポジティブなイメージを伝えるもの
“COUNTRY IMAGE”
チャンピオン商品
タッフが協力し合い、チャンピオン商品を日本に売り込むための、
エチオピアのタスクフォースが結成されました。それから1年、タスク
フォースのメンバーたちは忙しい本業の合間をぬって議論を重
ね、このTICAD Vのために選りすぐりの11社からのアイテムを取
り揃えました。エリシルク(野蚕)を使ったファッション雑貨、伝統的
な文様をモダンにリデザインしたコットンドレス、エシカルジュエリー、
希少なオパール、ハチミツ加工品やオーガニックコスメ、そしてエ
チオピア人お勧めの旅の楽しみ方がチャンピオン商品として選び
出されました。
チャンピオン商品イニシアティブは、TICAD V終了後も、エチオピ
ア国内でのトレードフェアなどへの出展を計画しています。
今後の活動の様子は、フェイスブックで随時更新していく予定で
す。新しい商品の情報や日本国内での取扱店舗の情報なども
アップしていきますので、公式フェイスブックページ「Tarara
Treasure エチオピアのONLY 1 & BEST 1を世界へ」も是非
ご覧ください。
に知ってもらうために
よる、エチオピアの輸出振興の取組み
東アフリカの各地では、猿人の骨が多く発見されています。
1970年代、エチオピアの北東部ハダールで発見された約
320万年前の猿人の骨は「ルーシー」という名前がつけられ、
最も古い人類、人類の祖先とされてきました。その後、北エチ
オピアのアワシュ川中流域から発見された骨が約440万年前
のものであることが判明し、これまで発見された猿人の骨の中
でも最も古い時代分のものの一つとなりました。このようにエ
チオピアは人類発祥の地の一つであり、それ以降400万年以
上に渡って、人類を育んできた揺りかご=Cradleなのです。今
回エチオピアブースでは、チャンピオン商品に選ばれた製品を
中心に、エチオピアの自然と文化の魅力を感じていただける、
様々なアイテムを展示しております。
エチオピア基本情報
(外務省・世界銀行)
人口 約8,473万人(アフリカで2番目)
面積 1,104,300km2 (日本の3倍)
首都 アディス・アベバ
公用語 アムハラ語、英語
平均寿命:55歳
一人あたりGNI:390USD
主な産業:農業
(コーヒー、メイズ、テフ、ソルガム等)
労働者の8割が農業に従事
主な輸出品:コーヒー、燃料種子
(輸出の70%を占めるアラビカ種の
コーヒーの木はエチオピアが原産)
主な輸入品:石油、穀物・穀類
14
ETHIOPIA
C R A D L E O F M A N K I N D
アフリカンフェア2013
エチオピア連邦民主共和国ブース 展示コンセプト
Ethiopia Cradle of Mankind
「エチオピア人類のゆりかご」
- 16. [展示]
African Fair
パシフィコ横浜
■2013年5月30日(木)∼6月2日(日)10時∼18時
(5月31日(金)∼15時/6月2日(日)∼17時)
www.jetro.go.jp/events/af2013/
[展示・販売]
TEAM GREENS presents Africa is Beautiful!
渋谷駅・東急東横店 西館1階 渋谷スクランブル1 POP UP STAGE B
■5月30日(木)∼6月10日(月)
お問合せ TEL:03(3477)4026(直通)
http://www.team-greens.co.jp/events/2013-6-AFRICA/
https://www.facebook.com/TeamGreens
MUYA Ethiopia,Sabahar,Entoto Beth Artisan,Salem’s Designのみの出品となります。
掲載内容に関するお問い合わせ先
独立行政法人 国際協力機構
TEL:03(5226)8049
www.jica.go.jp
エチオピア連邦民主共和国
大使館
〒108-0074
東京都港区高輪3-4-1 高輪偕成ビル2F
TEL:03(5420)6860
FAX:03(5420)6866
E-mail info@ethiopia-emb.or.jp
一般財団法人 国際開発機構(FASID)
TEL:03(6809)1997
ethiopia@fasid.or.jp
www.fasid.or.jp
◎アンケートにご協力いただいた方に、ノベルティ差し上げます
アフリカンフェア会場エントランス正面、エチオピアブースにて展示に関す
るアンケート調査を行っています。ご協力いただいた方にはエチオピアか
ら届いたばかりのノベルティを差し上げます。是非、ご協力ください!
※数に限りがございます。品切れの際はご容赦ください。